2019/10/05 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──くーぁぁぁ……」
大口開けて欠伸をぶっかましながら、のそりと緩慢な動きでタオル片手に露天風呂に足を踏み入れる金髪の男が一人。
いかにも寝起きです、といった面を下げながら、ぺたしぺたしと湯船まで近づくと、手慣れた動作で桶を拾ってさっと掛け湯をし、
湯煙の立つ熱い湯にゆっくりと身を浸していって。
「──……ゥァア゛ー……しみるぜぃ……」
湯の熱さが身体に浸透するような感覚に変な声を漏らしつつ、やがて肩まで浸かればぶはぁ、と息を吐きだし。
そのままぐでりと、湯船の縁に背を預けて。湯で濡らしたタオルをギュッと絞れば、軽く畳んで頭の上にポンと載せ。
そうしてのんびりと、湯を一人堪能し始める。
「あぁー……いい湯じゃい……」
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「……んんむ……」
やがて熱さが体に馴染んでくると、未だ覚めきらない眠気が鎌首をもたげてくる。
そのままうつらうつらと船を漕ぎ始め、ずるずると背が滑って男はそのまま湯の中に沈み込み……
「………、………、……──ぶはっ!!」
数十秒後、勢いよく水柱を立てながら顔を出した。
「あ、あぶねえあぶねえ……危うくフロで溺死するところだったわい。まああおかげですっかり目は覚めたが……」
ゲホゲホ、としばしむせた後、ハフ、と疲れたような吐息を漏らし。
タオルで顔をぐいっと拭い、すっかり冴えた目で夜空を見上げる。
■エレイ > 「さて、上がるか……」
充分に身体を温め、やがて湯から上がるとふらりと場を後にした。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 九頭龍の水浴び場、大浴場。
宿の誇る檜風呂につかり、鼻歌を歌う男が一人。
「あぁ~。仕事の後のこの湯ってのは、サイコーだぜぇ……」
極楽極楽、などと言いつつ上機嫌全開の男。
日頃の仕事の疲れを湯に溶かすが如く。
男は、バスタイムを満喫中。
幸いにも、この宿の大浴場にしては珍しく。
乱交してる客もいないし、他の入浴客もゼロ。
まさに貸切状態。ゆったりと羽を伸ばせる、というものであった。
■セイン=ディバン > 「ふむ……そういえば」
ゆったりと風呂に浸かっていた男であるが。
ふと、首をかしげ、思案モード。
「……考えれば、この宿でメシってあまり食ったこと無かったな」
いっつも風呂に入って寝て、朝になったら出て行く感じで利用していた。
それはそれでもったいないか? と考え。
「ふむ。今日は食事も堪能させてもらおうかな?」
たまには、贅沢も悪くないよなぁ。
男はそう考え、湯船のなかで、ぐ~、っと体を伸ばす。
■セイン=ディバン > そうして、男は体をしっかり温め終えると。
宴会場へ向かっていった……。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 「おぉ、冷えてきたなァ。」
宵の口、さすがにそろそろ冷えてきた。
湯気がもうもうと立ち上る露天風呂、ざばーと扉を開けて入ってくる大男が、一人。
湯を浴びるのもほどほどに、ざば、ん。
ざばーと湯を溢れさせながら、大きな大きなそのお湯に身体をつからせた。
「う、あ”あ”あ”ぁあ…。」
酷く野太い声。完全にこれ、野獣のソレである。
そんなのが響いて、湯気の奥からまるで、大きな獣が唸ってるようだった。