2019/09/04 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 月が天頂へと向かう頃合い。
月光に照らされた岩風呂の中を一人貸し切り、
ゆっくりと体を伸ばす男の姿が有る。
一度体を伸ばした後、ゆっくりと力を抜いて目を細め。

「はぁ…こうやって一日の締めくくりに湯に浸かると、何というか生き返るって感じがするな。
 最近はあんまり風呂に入るってコト自体が出来ない旅ぐらしだったし、
 暫くのんびりと街で過ごすのもいいかもしれないな」

街道をゆく商人たちの護衛やら、
大海をゆく船の護衛やらと、正直な所あまり落ち着ける仕事をしてない昨今である。
ここまでのんびりとした時間を取れるのは久方ぶりだとひとりごちながら肩を叩く。
それなりに長く生きてるせいか、どうにも所作がおっさん臭い。

カイン > 「しかしこうなると、酒の一つも用意しておいたほうが良かったな。
 …呼べば持ってきては貰えるんだろうが…」

今の余韻をどうするかが考えものだと息を吐き、
ゆっくりと目を閉じる。

「今日はこのまま家にかえるつもりだったが、
 折角だし部屋を取るとするかね。言えば融通はしてくれるだろうし」

それなりに常連である。その程度の融通はきかせてもらえる自負は有るだけに、
どうせならと後のことも考えながら空を見上げる。
綺麗な月の様子にほうっと自然吐息漏れ。