2019/09/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ふぃぃー……今日も一日お疲れチャン、と……」

夜。
露店の岩風呂で熱い湯に身を浸し、大きく吐息とともに独り言を吐き出しながら寛ぐ金髪の男が一人。
今日はいつになくこなさねばならない仕事が多かったため、さすがの男も少々疲れを感じていた。
まあ、体力的には全く問題はないのだが。

ともかく、男はそんな疲れを癒やすべく、こうして馴染みの湯に浸かっている次第であった。

「ウム……やはりここのフロはエエなあ、圧倒的に流石って感じ。だが……もう一つぐらい、何かが欲しい所なんだが……」

湯の心地よさにそれなりに癒やされてはいるが、やはり少し物足りぬ。
そんな事を考えつつ、チラリと何かを期待するような視線を、時折出入り口の方に投げてみたりして。

エレイ > 「……ほむ。露骨な視線を送って見るだけでは埒が明かんか」

しばらくそうしていたものの、特に誰かやってきそうな気配もなく。
フンスと鼻を鳴らしながらそう呟くと、ゆっくりと湯から上がってのしのしと大股で歩き、場を後にした。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリトさんが現れました。
リト > 程よい風が吹く露天に一人、貸切のような形で湯に浸かる姿が一人。
実際は貸切でも何でもないので、いつ誰が入ってくるかもわからない状況なのだが。
そんな中、悠々と両脚を伸ばして、その体躯に見合わず豊かな乳房を湯面に浮かべながら…

「はぁ………やっぱいいなー」

魔族の国、自分の城からちょくちょく人間の都にやってきている吸血鬼の少女。
最近じゃ誰に咎められるでもなく、第二の故郷とでも言うように足繁く通っている。
今日もまた、こうして温泉を堪能しているのだ。

リト > 「いっそ、うちにも作っちゃおうかな」

そんな言葉も飛び出す始末。
それは冗談として、ちゃぷ、と片手を湯の中から出す。
濡れた白い肌は、相変わらずどこか人間離れしているような様相。

ふぁ、と小さく欠伸を漏らす。
許されればこのまま寝てしまうような、そんなふわふわとした表情だ。