2019/07/20 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシスター・マルレーンさんが現れました。
■シスター・マルレーン > ………ぅー。
小さく呻き声が漏れて、目を細めるシスター。
露天風呂に併設された足湯に足を突っ込んだまま、くってりとした様子を見せる金髪の女。
右の拳を痛めている時点で充分に気分は凹んでいるのだが。
証拠は無いが、格上の神父に罠にハメられ、売り飛ばされそうになった。
禁止されているであろう薬物を身体に入れられ、すっかり調子が悪いシスター。
今日は依頼もほとんど断って、療養がてら、宿で一日寝て過ごしている。
「……この時間は、露天風呂も人は少ないですし、丁度いいんですよね。」
んー、っと伸びをする金髪の女。一人静かに足を温める。
■シスター・マルレーン > 暖かい、心地よい感覚にハッとする。
……気を抜いたら、このまま足湯で眠ってしまいそうだ。
「………いやいや、早いところ治しておかないと、ですね。」
拳をきゅ、っと握って微笑み。
つきり、っと痛みが走るけれど、それをあえて考えないようにして。
「……にしても、まさか薬を打たれるとは不覚でした。」
まだ少しだけくらんくらんする。
湯気の中で足を延ばして。 ふわ……っとあくびをして。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
■ジード > 「暖かくなってきたとはいえ、まだまだこの暖かさがが体に染み渡るな」
どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに近くに立ち寄ったので風呂だけでもと入りに来たものの、
一度風呂に入ってすぐに宿泊の手続きを終えたのがつい先程。部屋でくつろいで
従業員にこっそりあまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。
「どうせなら店でも構えるかなあ。貧民地区だと色々危ないんだが。」
露天商などという身の上をやっているのはそれが少なからず関係している。
押し入りなどよくある話で、そういう意味では身一つの方が気楽ではあった。