2019/07/11 のログ
■ランバルディア > 程なく風呂から上がった男は誰を引っ掛けるでも無かった分、贅沢に腹を満たして帰路につくこととした。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からランバルディアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクルトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクルトさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクルトさんが現れました。
■クルト > 少人数用の小さな露天風呂にゆったりと肩まで浸かりほぅっと心地よさげな吐息を吐き出す。
人が来ないゆっくり使える場所を、と番頭にお願いしたところこの小さく落ち着いた場所を紹介してくれた。
なお何故かどの子にしますか?と湯女を付けてくれようとしたが、いや一人で入るから……と返すと不思議そうな顔をしていたがなぜだろうか。
まあ貸切りではないので誰かがここを選べば共用する事になってしまうが、色々と豪華な風呂がある中に来る奴は居ないだろうと思い切り気を抜いていた。
「なるほど疲れが溶け出す……」
お盆に浮かべた氷で割った蜂蜜酒、それも加水とベリーだけで造った古式の甘いものを口にして目を細める。
ギルドで冒険者仲間の知人が自分は稼ぎのほとんどを風呂屋に突っ込んでしまうと言っていたがなるほど納得である。
とはいえ毎日入っても稼ぎを使い尽くすなんて出来そうにないがどんな豪華な風呂に入ってるんだろうかあいつは。
■クルト > 「風呂屋はなかなか難しい……」
しかし風呂と言えば組織時代にあった備え付けの共用風呂か拠点にしている宿の桶のような風呂しか入った事がなく。
こうして金を払って入る大浴場というのは初めての事で戸惑う事も多い。
リンスという物をはじめて使ってみたがなるほど毛艶も良くなりこれは良い物だと思ったが上手くいったのはそこまでだった。
ミレー族が尻尾を通すためにあるのであろう凹型の椅子はミレー族を知らない職人が作ったのかどうにも座り心地が悪く
身体用のリンスかと思った透明なボトルはひたっすらヌルヌルするだけであまり良いものではなかった。
謎の透明なマットは空気が入っているらしく湯船に浮かべれば水の上に寝ているような気分になれたが、風呂屋に来て湯に浸からず浮いてどうすると今では陸揚げされている。
初心者用に取り説でも付けてくれればよいのに。
■クルト > そうして風呂をゆっくり堪能し、湯上りのコーヒー牛乳という新たな文化を体験したそうな。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクルトさんが去りました。