2019/05/30 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > ひたひたと濡れた床を裸足が歩む音をたてて浴場へ訪れる薬師の少年。
体を清めた後、入浴するお湯を選ぶべく細い足の先をちょん…と湯面につけては

「…わ、あついっ…むりむり」

と、早々にギブアップする。
その後もいくつかの浴槽や天然温泉の区画を回って、同じように最適の温度を探るが

「う~っ…どれもちょっと、熱すぎ… オトナのひとって、これ普通なの?……わひゃ!?」

次に引き当てたのは水風呂で。
熱さがくるものと思っていたところに不意打ちの冷たさにびくっと体を跳ねさせて後ずさる。


「う~、なんていうかこう、人肌?くらいでちょうど良いんだけど…」

自分に適した温泉をさがして、ひたひたと浴場内をさまよっていく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 「ふぅ。生き返る、仕事で遠出した後はなお身に染みるな」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
血糊や垢を落とし終わった直後のふろとなれば格別だ。

「護衛は楽でいいんだが、変なところで襲われると処理がな。
 いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」

そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、熱を強く感じるように湯の中で腕を伸ばし。

カイン > 「これで酒でもあれば最高なんだが…ま、それは一旦やめとこう」

今からお願いに行くのも面倒だと笑って漏らしながら大きく体を伸ばせば緩く息を吐く。
首を鳴らして肩を揉めばふうっと息を吐き出し。

「とはいえそろそろ春も通り越して夏…の前に雨季か。
 仕事もやりにくくなるし、露天も入りにくくなるなあ」

それは困ると小さなボヤキ混じりに軽く腕を回し。