2019/04/21 のログ
イグナス > ――ま、どtりあにしてもここで唸り続けても変わるまい。諦めて、その場を去っていったとか。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 「ふぅ。生き返る、仕事で遠出した後はなお身に染みるな」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
血糊や垢を落とし終わった直後のふろとなれば格別だ。

「護衛は楽でいいんだが、変なところで襲われると処理がな。
 いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」

そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、
大きく吐息を吐きつつ湯船に浮かべた盆にのせた酒のコップを一口煽る。

「あー…温泉で酒は格別だなあ」

上機嫌に声を漏らしながらゆっくりと目を細め。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイチカさんが現れました。
イチカ > 「とうっ!!」

突如上から、クルクルと回りながら、上から落ちてくる影が見え、
その影は、そのまま、どぼーん! とカインの目の前に着水した。酒の入ったコップは一回転して、カインの頭上に無事着地した。

「ぷはー、あれ、カインどうしたの? 覗きにしてはダイナミックだねぇ もっと忍ばないと」

けらけらと無邪気に笑う少女はイチカ。先ほどまでの護衛任務でシーフとして同行していた少女である。
当然一糸まとわぬ姿であり、裸体を男性にさらしているにもかかわらず、特に恥ずかしがる様子もなくけらけらと、笑い続けていた。

カイン > 「うお…!?」

のんびりと時間を過ごしていた所に突然の闖入者。
あまりのことに酒を逃がす余裕もなく、苦々しい表情でコップを脇にどければ息を吐き出し。

「それはこっちのセリフだ、全く何をやってるんだお前は。
 ……はあ、俺の方が先に居たんだがな?」

生ぬるい表情で言いながらとりあえず割られてはかなわんと酒を避難させながら相手をみやって方をすくめてみせる。

「もう少し危機感を持ったほうが良いとは思うがな、お前この国だと居心地が悪い種族だろうに」