2019/04/06 のログ
キュリオ > その後、部屋から嬌声が響くまでそう時間はかからずに―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 「ふぅ。生き返る、仕事で遠出した後はなお身に染みるな」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
血糊や垢を落とし終わった直後のふろとなれば格別だ。

「護衛は楽でいいんだが、変なところで襲われると処理がな。
 いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」

そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、
大きく吐息を吐きつつ湯船に浮かべた盆にのせた酒のコップを一口煽る。

「あー…温泉で酒は格別だなあ」

上機嫌に声を漏らしながらゆっくりと目を細め。

カイン > 「風呂で酒を呑むのは本当は良くないという話なんだが、
 死ぬ危険がある程度でやめられる物なら最初からやってないからな。
 こう言うときばかりは体が頑丈なことに感謝しないと」

くつくつと喉を鳴らしがてらコップの中の酒を全て空にし、
次の酒を注ぎこむ。なみなみと琥珀色の液体がコップの8割ほどを占めたのを横目に、
空を見上げて肩を揺らしながら目を細める。

「単純に温泉って話なら九頭龍山脈にもあるが、
 わざわざそこまで酒を持って行けるかっていうと別だから困ったもんだ」

流石に襲われる危険のある場所でほろ酔いになる気はあまりない。
だからこそ安全な状況でのめるこの場所に感謝しながら一口酒を煽り。

カイン > 「商隊の護衛とかでたまに通るが、あの辺りは未だに物騒だからな。
 それだけくい詰め物が出るのはずっと戦争してると言うのは大きいだろうが」

困ったものだともう一度漏らしながら酒を煽りながら、
酒気を帯びた熱っぽい息を吐きだして方を揺らす。
体が温まっているからかいつも以上に上機嫌。

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 当てもなく彷徨うのにも飽いて、日常というものに戻る。
ゆっくりと身体の疲れを癒せば、心も解けていくものがある。

「あまり気が長いほうではないんだが。
 急いてはことを仕損じるということかね……」

他に人影はない。混浴を狙ってきてみたが、遊び相手はまだいなさそうだ。

グスタフ > 鼻歌を諳んじながら、思う。
そういえば居たな歌を武器にするやつらが。
奇妙な奴らだった。音よりもリズムを重視する。

「あんな奴らもいるんだな……」

世界は広い。想像もしないものがたくさんある。

グスタフ > 一つ所にいるのも飽いて、立ち上がると別の湯浴びに動く。
他に人影がいないか物見遊山も兼ねてぶらりと全裸で歩き回る。
単なる養生で終わるのも味気のない夜だ。

こんな解放感もある場所であるし、愉しみたいこともある。

グスタフ > 騒がしい事件はそこかしこでは起こっているが
人間同士の揉め事が多いのは、それだけ幅をきかせているということか。
闇に怯えて光に感謝していたことも忘れて、我が物顔で世界を歩き回る。

「天罰が落ちなきゃいいがね……」

グスタフ > 「まあ、全人類を愛せなんて教義はないがね……汝の隣人を、程度さ」

歌を諳んじるように唱えながら歩く。
辺りの変化がないために考えに没頭してしまったらしい。
薬物適正がある人物の特徴だ。没入しやすい。

グスタフ > 「さぁてと、狩りにでも出かけるか」

肩を回しながら、諦めて出ていく。
水音だけ残して。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からグスタフさんが去りました。