2019/03/30 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にプリミオさんが現れました。
■プリミオ > 九頭龍の水浴び場。
男湯と表示されている浴場に一人の少女が入ってきた。
彼女は学生である。
学生らしく皆と遊び、賭けをして、負けたのである。
今回の罰ゲームはこれ。
『男湯に全裸で入って来い』と言う物であった。
幸い今は客はいない……と少女は思っている。
「ど、どなたかいらっしゃいますの……?」
恥ずかしげに体を両手で隠しつつ、きょろきょろしながら浴場へ。
ここで他の客に見つかってしまったら、あるお願いをしなければいけないのだが、果たして。
■プリミオ > どうやらまだ見つかってはいないらしい。
とりあえずはかけ湯をして、体を清める。
変な噂のある温泉ではあるが、見た感じは特に問題なさそうだった。
洗い場のお湯は綺麗だし、湯船の白い濁り湯は熱めで少しとろりとしているが、心地良さそうである。
「まぁ……これなら楽しまないと損、ですわね?」
楽しげに呟いて湯船に浸かった。
んー、などと言いながら伸びをすれば、大きく張りのある乳房が粘度のある白い湯を纏いながら浮き上がる。
■プリミオ > これは何の湯なのだろうか。
あまりいい香りとは言えないが、妙に肌に馴染む気がする。
腕や肩に塗り込めば、すべすべとして。
「世の殿方も肌には気をつけてらっしゃるのね……」
暢気な事をつぶやきながらほう、と溜息をついた。
そんな日頃の疲れを溶かす様なお湯の熱さではあったが、長く浸かっていると流石に堪えて来る。
幸い外気温はまだ高くは無い。
ここが男湯だという事を忘れてはいないが、誰も来ないので油断してしまっているらしい。
一度立ち上がり、湯船に腰掛ける。
火照った体を冷まそうと、背中側に手を付いて軽く空を見上げるようにしながら座った。
なんだかどきどきしているのはお湯の熱さのせいだろうか。
それとも何か他に原因があるのだろうか。
そんな風に感じながらも、今はそこまで気にならない。
涼やかな風を楽しむ。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフェルマーさんが現れました。
■フェルマー > 新規の取引先との帰り道。久しぶりの大型の案件の上、取引条件も予想以上に良いものとなった。相手にとってもそれは同様だったらしく、互いに意気投合し、祝杯を挙げた。
仕事以外でも趣味は合うようで、すっかり酒が過ぎてしまった。このまま城に帰っても仕事になるまいと、たまたま帰途に著名な浴場があることを思いだし、そこによることにした。
供のものには城へ帰って明日の準備して、明日の朝迎えに来るように伝えると、早速浴場へ。
「ふむ。他には一人だけですか...」
脱衣場で衣服の入ったかごを横目に見ると、自らも服を脱ぎ、タオル一つで浴室へと入っていく。冷えた空気にブルリと体を震わせ、浴室を見渡せば湯船の縁に腰掛けている人影が一つ。
「良い星空ですね...酒でも持ってくれば良かったですかね?」
相手が女性だとは気づかず、世間話でもしようかと声を掛けながら、洗い場に腰掛け、湯を浴び始める。
■プリミオ > 「へっ!?」
すっかり気を抜いていて男の接近には気付かなかった様である。
声をかけられれば慌てて胸を両手で隠す。
「は、はいっ、良い星空で……お酒は私、持っておりませんけれど!」
とりあえず相手の言葉に返事をした。
突然の事で湯に入るなどという事は思いつかなかったらしい。
身長は高めだが、顔を見なくても声や口調で女である事は分かるだろう。
■フェルマー > 返ってきた声にピタと動きが止まるが、すぐにまた何事もなかったように湯を浴びつつける。
「それは残念。よろしければ宿のものに持ってきてもらいましょうか?」
返ってきた少女の声とは対照的に、のんびりと落ち着いた声でそう返すと、ゆっくりと立ち上がる。そのまま前を隠すこともなく、ゆったりと大股で声の主の元へと近づいていく。
「となり失礼しますよ?」
相手の返事も待たずに、湯船に入ると静かに体を沈めていく。ザブリと湯を両手で掬って顔を洗うと、湯船から少女を見上げる。
「女湯と間違って入ったわけではなさそうですね?個々がどういう所がご存知の上で入ってきたのでしょう?」
口元には笑みを浮かべ、ゆっくりと低い声で話しかける