2019/01/30 のログ
カイン > 「ま、あまり暗いことばっかり考えてもな。
 酒と景色と温泉があって足りないものは…美人の酌くらいか」

流石に望めそうにないものである。笑い飛ばして見せながら、
肩をすくめて酒を一口更に煽ってほぅと息を吐き出し。

「ん。やっぱり美味いなこれ」

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 相変わらずで毎日冷える。雪が、ほんのちらりと見えた瞬間もあった。
――で、そういう日だからこそ、お風呂がいいんだ。
大きな大きな露天風呂、たっぷりと湯気が上がる混浴風呂だ。
他に人もいない中で、ざぶん、と巨躯の男が湯に浸かっていた。

「あー………やばい、溶けるこれ。」

ふへーって相変わらず口元をだらんと緩めて、頭にタオルを乗っけてその温さを味わってた。
男の傍には湯に浮かぶ桶がひとつ、どうやら、酒なとを同伴させてるようだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジーグルーンさんが現れました。
ジーグルーン > 屋外とはいえ、あたたかな湯気にあふれた露天風呂。ある意味で冬の醍醐味ともいえるその一角に通じる扉がからりとひらき、姿を現したのは背の低いひとりの女だった。くるりくるりと巻いた白銀の巻き毛に、細い体に反してでるところは出た豊かな身体を、恥じるでもなく胸を張って露天風呂に入れば、先に入る男のとろけた声が聞こえてきて

「ぶはっ、ちょ、にいちゃんとろけすぎやん?」

からからとあかるくからかうような声を男の背にかけながら、男の顔を覗き込み、にぃ、と人懐こい笑顔を向けて、よろしゅうなー、とどこか訛った口調で話しかけた

イグナス > 「あぁ?」

声に、ぐるりと首だけ振り向かせる。声はまあ、やっぱりとろーんって感じだ。
見れば、女だ。実に人懐こい笑顔と声に、おう?とこちらもつられて笑う。

「いやあ、ほら、あれだ。
 風呂ン入って、こんなきもちいーのに入って、とろけンなんてのは、むしろ、うそだ。」

誰だって間違いなくそうなるし、それが礼儀だとすら言う勢い。
くくくと楽しそうに喉を鳴らしていうならば、ぐいと桶に徳利引き寄せて、ぐびり。

「は、……うまい。お前もどうだ、いっぱい。
 東の方の、地酒とか、なんとか。」

酒の入った猪口を傾けながら、新たな来訪者を歓迎するように。

ジーグルーン > 「やっほー」

とろんとした視線にくすくすと笑いながら、かけ湯をして風呂の縁に手をかけ、むっちりした太ももを男の視線から隠そうともせずに縁をまたいで男の隣へ。似たように、ふへー、と緩んだ吐息を漏らしてから、改めて、へらりとゆるい笑顔を向けて

「わかるわかる。けど、からかいたくなる気持ちもわかってーな。」

あ゛あ゛〜、とろけるぅ、なんてわざとらしく湯の中で手足を伸ばしてから、勧められたお酒に、おお、と歓声をあげて

「あははは、実はお相伴に預かれたらええなぁ、なんて思っとたんよ。ごちになりまーす」

悪びれずに嬉しげに体の前で手を合わせれば、筋肉の薄い割に豊かな胸がむにゅりと形を変えて湯の中から姿を表して。おちょこを受け取れば、それを捧げ持つようにしながら

「ああ、忘れるところやった。私、ジーグルーン、いうんよ。商人やっとんのよ。儲け話あったらよろしゅーな?」

ふふふー、と注がれる酒を楽しそうに見ながら、気安く男に向かってウィンクして

イグナス > 挨拶にこちらも挨拶を返そうとするが、むしろそれより相手の身体に目線が行く。
おお、とそのむっちしりとした太ももだとかに視線。
じぃって無遠慮に、欲望を隠す様子もなく視線を向ける。眼福。

「やっかまし、——おうおう、飲め、飲め。
 一人よか、二人、三人だ。」

軽口には軽口を返しながら、やっぱり酒はみんなで飲む方が楽しいのだと言い切って。
酒を渡しながらも、視線はこう、相手の体躯に。やはり眼福。
むふー、と鼻息が少し荒くなる。

「ジーグルーンね、商人か。おれァイグナス。冒険者だ
 なにかと世話になることもあるかもしれンなァ。よろしくだ。」

気安い様子にこちらも気安く。酒を注ぎ切って、軽くこつん、乾杯、と。
ぐびり、とまた喉に通す。
――何気に風呂の際に置かれたとっくりの量は結構な数で、どうやらだいぶ前から、飲んでる様子。

ジーグルーン > 「いやん、にーちゃん視線がえっちやわ。」

お代とるで、なんてけらけらと笑いながら胸を隠すように自らの腕を抱き体をひねると、やわらかい曲線を描く肢体がとろみのある湯に余計に強調されて。

「ええねええね。金の使い方わかっとるわ。私にーちゃん好きやわー。」

ああ、ええ酒やねぇ、なんて、おちょこをくいっと傾けながら楽しげに笑って、名乗りを聞いてふんふんふん、とご機嫌で頷いて

「イグナスやね。冒険者とはもちつもたれつやもんね。いーっぱい稼がせてや」

こっちもサービスするけん、とウィンクしながら、鼻息の荒くなるイグナスに、むふ、と笑って、その腕を抱くように体を寄せ

「もしかして、こういうサービスの方が好きだったりするん?」

たっくさん稼がせてくれるんやったら、私はべつにそっちでもえーんやけど?なんて、からかう様子もあからさまに、耳元に吐息を吹きかけるように囁いてみたりして

イグナス > 「ん?おう、やば、ばれた。」

からからと笑いながら、でもすけべな視線はあんまり変わらない。
いっそうお代でも払いそうな勢いだ。

「っかか、そりゃありがてェな。
 おうとも、なにせおれぁ凄腕だからな、稼げるぞゥ。」

なんて冗談めかして言い切った。イグナス、なんて冒険者としてはあまり聞かないかもしれないが。
ともあれ、鼻息荒いのは即バレたらしい。隠してないから当たり前だが。
問いかけに、んん、と一度咳払い、ちらと相手のの方を一瞬伺うが。

「――そりゃあ、もちろんだ。」

囁き声に、ぞくぞくぞくーって背筋が震えた。
控え目もいいが、ストレートなのも、よい。…いやさ我慢できない。
相手が本気か冗談か、からかう様も気にせずに掌伸ばして――ぐい、肩に手を置いて引き寄せようとして。

ジーグルーン > 「あっはっは、イグニスはしゃあないなぁ」

楽しげに笑いながら酒を酌み交わし、凄腕だという相手に、ほんとにぃ?などとからかいの声かけながら

「ふふ、じゃあ、まいどありー…なんて言うたほうがええんやろか?」

肩の手に引き寄せられればほとんど抵抗も見せずにその身を寄せて、ほとんどふれんばかりの至近距離から男の顔を覗き込んで

「私よわよわなんやから、やーさしくしてくれんと、壊れてまうからな?」

気ぃつけてや、なんてささやきながら、その柔らかい体を擦り付けるように、するりと滑らせて…

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジーグルーンさんが去りました。