2019/01/09 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカンナさんが現れました。
■カンナ > ちゃぽん、と水が跳ねる音。
内風呂の一つに肩まで浸かりながら、一人の少女がぼんやりと天井を見上げていた。
本当にここは色んなお風呂があるなぁ、と感心しつつ…
「うーん……」
ぶくぶく、と口元を湯に沈める。
最近、商売やら何やらが上手くいってない。焦ってドツボにハマるのも…という思いで、
一旦リフレッシュする為にこの温泉にやってきていた。
どうしよう、と小さな呟きが誰もいない空間に響く。
■カンナ > 「……まぁ。今から心配してても仕方ないかしらね…」
本来の趣旨通り、ここはのんびり羽を休めることにしよう。
幸い、生活に支障が出る程行き詰まっているわけではないし。
ざばぁ、と沈めていた顔を上げ、悠々と伸ばしていた両足を湯の中で緩々と揺らしてみる。
温泉の温度は、万人に向けたものというように丁度よく、とても気持ち良い。
■カンナ > しばらく温泉を独り占めして楽しんだ後、ゆっくりと腰を上げて湯船から出た。
「また来よう…」
時たまの癒しを求め、次に来るのはいつになるか……
わからぬままに少女は浴場を後にする。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカンナさんが去りました。