2019/01/04 のログ
紅葉 > 「そうですね…主人がいなくなったりしなければいいんですけれど…。それはそれで、ハクさんと知り合えなかったから複雑だけれど…」

えへへ…と照れくさそうに微笑む少女。
話すのが楽しい、と言う様子で身を乗り出すように彼女に触れそうな距離まで体を近づけていき。

「売春婦…わ…ぁう…。
そういうことはしたこと無いけれど、エッチなことは…
ん、ハクさんとせっかく知り合えたのに離れるなんて、嫌です…ハクさんが迷惑でなければ、ですけれど。」

話してる間にも湯の効能か明らかに火照り始めた体。
何も知らない少女ではないから自分の状態がどういう感じなのかは自覚してはいたけれど、お湯から上がること無く…離れたくない、と口にしてから両腕を伸ばし、ぎゅ、っと体を重ねていった

「わ、私…じゃあ、お客様です。
このままお風呂に上がらないで、…ハクさんとこのまま側にいさせてくれませんか?」

立ち上がる彼女を追いかけるように自分も湯から上がり、年齢相応に無毛の下腹部と淫紋、そして幼い少女らしからぬ淫らに糸を引いて開いた秘裂が晒されていく
きゅ、っと彼女の手を握ろうと手を伸ばしつつ、潤んだ瞳で彼女を見つめて彼女にねだり続けていた

ハク > 「む、そう言われると少し照れるにござるな。
 もしよければ後でその主人殿のことを少々教えてほしいでござるよ。
 それがしも時間があれば探してみるにござるゆえ」

次第に距離を縮めてくる少女の体。
特に拒絶もしないので近づいてきたなら、そのまま彼女の体が湯の中で触れ合うことだろう。

「そういうことをしたくないのであれば、この宿には来るべきではないでござる。
 欲を言えばさらに平民地区の、安全な場所にいるだけにすべきでござるが……
 ん、んん……まぁその、それがしが離れたいというわけではないのでそこは心配しないでいいでござるよ」

頬を火照らせつつもやや不安そうな表情を浮かべる紅葉の頭を、ぬるつく湯に濡れた手で頭をなでようとし、撫でれるようであればそのまま耳を指先で軽くくすぐってみようとする。
それも嫌がるようであればすぐに辞めるつもりで。

「きゃ、客でござるか!?……むう……そういうのは多分、紅葉殿はできぬでござる。
 ……もしそれがしの客がきたら一緒に、というのであればまぁ……」

湯から上がった二人の少女。お互いに湯で濡れて火照った体であるのは見てとれて。
片手を紅葉にとられながら、女性相手はあまり慣れていないのだがと思いつつもう片手で紅葉の体を抱き寄せようとする。
その際つかむのは、彼女の尻。嫌がるようであればそれもまたアリかと考え、少し乱暴に尻をもみつつ人差し指を彼女の尻穴を探るように割れ目に忍ばせていこうとして。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」に紅葉さんが現れました。
紅葉 > 「本当ですか…?私がいろんな目に合うのを楽しんでる節があるので…ハクが見つけてくれるなら嬉しいですっ」

ぐい、ぐい…と乳房同士を押し付け合うように湯の中で体を絡ませ始める少女。
子供らしく甘えているようにも、淫らに肌を擦り合わせるようにも見えて

「決まった家がないから、主人がいないとお金が減っちゃう一方なのです…ぁ、んっ…どきどきします、ハクに触れられると…」

耳に触れられれば白濁にぬるついた背中がぞくぞく…と震え、掌に頭を擦りつけ、たがが外れたかのように体を寄せ、ぎゅう、と強く体を重ねるのだった。

「それでもいい、の…――んぁああ…は、ぁ…ハクに、抱かれたい、です。
こんな風にその、エッチにされてる体ですけれど…」

抱き寄せられればぴったりと体をくっつけ、抱きつけば尖りきった乳首が彼女の肌を擦りつけ、お互いの柔らかな乳房同士がこねられるようにその形を変えていく
そして、お尻に手が伸びると明らかに強く反応し…その窄まりへと触れられると、明らかに過剰なほどに淫らな反応を返し、ぐい、っとお尻を開いて開き始めていたあ尻穴を見せつけていった。

ハク > 「うむ、困った人を助けるくらいの度量はそれがしにもあるにござるゆえな」

にこ、と笑みをうかべて体を擦り寄せてくる紅葉の頭を更になでる。
そのまま胸に胸をこすりつけるように抱きついてくると、尖った乳首同士が擦れてお互いの胸に快感が走るだろうか。
ハクの場合はそのまま紅葉が胸を押し付けてくると、魔力のせいで溜まった母乳がその先からぷしゅ、っとあふれることだろう。

「お金が足りないのは困るにござるよな……よく、よくわかるにござるよ……」

自分も自分にかけられた魔族の呪いを解くために金がいつまで立ってもたまらない。
その苦労は理解できるので、頭をなでながらもしみじみとうなずいてしまい。

「……と、うむ。紅葉殿がこう発情しているのであれば、仕方ないでござるなぁ……
 エッチ、なのは大丈夫でござる。それがしも魔族の刻印のせいとはいえ、尻穴が性器になってしまっているにござる。
 紅葉殿よりそれがしのほうが、おそらくエッチ、でござるよ」

ふふ、と少し困ったように笑みを浮かべてから抵抗がなければそのまま尻穴に人差し指をゆっくり挿入していく。
そして彼女の肛門で感じる場所を指先で探りながら、入り口そばにあるマットを取り出し床に敷く。
本来は男性相手にマットプレイをするためのものだが、特に女性同士であっても問題なかろうと紅葉をそこに寝かせようとして。
そのまま寝てくれたなら、尻穴に2本めの指を挿入できるかためそうとし。

紅葉 > 「嬉しいです…えへへ、暫くハクさんと主人が見つかるまで一緒に過ごしたくなっちゃいそう…」

自分の胸にもハクの母乳がかかり、自分とハクの乳房に塗り拡げるように乳房を押し付けあって、甘えるように首筋に頬を寄せていく。
びりびり…と乳首同士が擦れれば快楽が小さな体に広がっていくけれど、今はハクとこうしてくっついていたくて無遠慮に肌を重ね続けていた。

「うん…ぅ、ハクみたいにお仕事でお金稼げればいいのかも、だけど…私は今は主人が渡したお金だけ、だから…」

お互いにお金がない辛さを分かち合って、ハクと視線が重なると普段の苦労が思い浮かんで思わずため息を付いてしまう。
頭を撫でられながらそっと目を閉じ、今だけでも忘れてしまおうと…

「私は…少し違う、の。
この刻印で、し、尻穴が性器になったのだけど…この刻印は魔力で体を好きに変えられちゃう、みたい。
治すのはできないから、エッチにしかできないけれど…」

そういうと、自分の尻穴を淫らに変えた刻印にハクの余った指を触れさせてみる。
自分もハクの体を確かめるように背中に回してた両腕をハクの刻印やピアスに恐る恐る触れようとする。
もちろん嫌がるならすぐに辞めるつもりだけれど。
普段なら恥ずかしくてできないだろう好意も、尻穴を弄られれば気がつけば幼い顔が快楽で蕩け、みっともなく口元を開いてしまっていた。
いい所に当たれば背中を弓なりに反らし、ふらつく体をマットへと横たえ、ハクにお尻を突き出すような格好で後ろを振り返るように見つめていて

ハク > 「それがしも家はあるようなないような、といったものでござるからな……
 よく宿にしているのはここと、あとは娼館にござるから連れていくのも新人娼婦と思われてしまいそうにござるなぁ」

火照った顔をごまかすように、うーん、と悩むようにしながら胸をこすりつける。
時折乳首の柔らかさだけでなく、ピアスの端である金のボール部分も紅葉の乳首にあたり、冷たい刺激を与えるかもしれない。

「もし紅葉が同じような仕事をする、のであればいいのでござるが。
 流石にいきなりそのような仕事に誘うのも、であるし……
 最低限であるなら、冒険者としての仕事だけで生きていけるので、それもよいかもしれぬ」

マットに寝かせ、片手で紅葉の尻穴を……そしてもう片手で彼女の刻印を撫でつつ、呟き。
伸びて来た手が刻印にふれる分には問題ないが、それがクリトリスのリングピアスに触れたなら。

「ん、ぃぅっっ……♪」

敏感な場所への刺激に、甘い声をあげてしまい。
むぅ、と少し唇をとがらせると、ベッドに寝転がり尻を突き出すポーズになった紅葉の尻穴に入れた指を、ごりゅっ、と回すと。

「……そんな所いじると、反撃されるにござるよ?」

もう片手をその下に。割れ目を指先でつぅ、と撫でたのちクリトリスを探り指先で転がそうとして。

紅葉 > 「知らない相手に襲われちゃうくらいなら…ハクの側にいて新人娼婦…の方がいいなっ
その…ハクが迷惑じゃなくて、側にいてもいいなら、だけど」

ひんやりとした感触に目を見開いて、ちょん…とそのピアスにも触れてみる。
上目遣いでハクのことを見つめつつ、乳房を腕で寄せて、小刻みに乳首をピアスやハクの乳首に擦りつけ、赤い舌を伸ばして悶えてしまって。

「冒険者、…ぅ、魔力…とかはあるはずなんだけど、何もまだ知らなくって。
冒険者も、その、娼婦も、覚えたらハクといられるなら、それもいいかな…?
――ひゃ、ぁああ♪ハクは優しいんですね、…ここ、よく使われてたから…」

刻印に触れても何もしないハクに笑みを浮かべつつも、尻穴は撫でられてるだけでもまるでクリトリスを弄られてるかのように敏感に反応してしまう。
甘い声を上げてしまっては、ピアスに触れてる指先も力がこもり、きゅう、と強くクリトリスのピアスをひねってしまって。

「は、ぁあんっ、して、欲しい…っ。ぁう、ピアスも、ハクに付けられたい、の。」

尻穴の刺激で軽く達して、ぷしゃぁぁ、と蜜が秘裂から溢れ出してしまう。
絶頂を迎えても尻は突き出されたまま、クリトリスも赤く充血し、小刻みに尻肉を揺らしながら真っ赤な顔でハクへと淫らなおねだりを口にしていた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からハクさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」から紅葉さんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 旅籠内の宿泊用の一室。
趣のある異国の造りの中、床に直接座す高さとなるテーブルの上に並ぶは、趣向を凝らした料理の数々。
新鮮な魚の切り身である刺身とやらは、初めて食べる際には忌避感を抱いたものだが、今はそれも過去の事。

「くひっひ、おぉ、これだこれだ。これを味わわねば来た意味も無いというものよ。」

喜悦交じりの声が零れるのは、勿論理由がある。
料理の美味さは勿論の事、それが盛られている器がそれ以上に素晴らしい。
所謂、女体盛りと呼ばれるその手法。
テーブルの上には裸体の女が仰向けに寝そべり、その肢体を器に見立てて刺身の数々が盛られていた。
箸を伸ばし瑞々しい肌の上から刺身を剥がし、それを口に運んで味わい、食す。

キュリオ > しかして、それだけでも面白くは無い。
従者に、その辺の女を此処へと連れてこい、と命じてからもう幾何かの時間が経つ。
部屋の隅で静々と待機するメイドへと視線を向けると、軽く顎をしゃくり。
確認をしてこい、と無言の内に伝えると了承の意を返したメイドが、部屋を出て行った。

「ふんっ。さて…くく、なんだなんだ、確りと反応をしおって。」

改めて目の前の器に視線を移すと、刺身を剥がした先にある乳首が、自己主張するように勃起しているのが見て取れた。
嗤い、刺身の脂でぬらりと光る乳首を箸で摘まみ捏ねてから、臍の窪みに堪る醤油へと刺身を浸し。
口に運ぶと、にちゃ、にちゃ、と刺身を無作法に噛みしめ飲み込んだ。
興奮の度合いを示す様に勃起する乳首や、蕩けを見せる膣の様相がまた、嗤いを誘った。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセリルさんが現れました。
セリル > 少女が一人、冬の休暇を利用しての旅行の途中温泉が有名と真偽の分からない噂を聞いた旅館に宿泊していた。
小さな少女はすることも無く、観光のついでにフラフラと廊下を歩いている。

(この旅館も随分賑わっているみたい…従業員が忙しく動いてる)

時々廊下ですれ違い、笑みを浮かべながら会釈をしていく従業員を見て、そんなことを考える。
接客業どころかまだ働くことすら理解していない少女にはそれ以上のことは伺えないだろう。

両親が仕事で来れなかった為少女は一人で宿泊しているが、時間を潰して楽しめるような娯楽は持って来ておらず、持ち前の好奇心と探究心で旅館を調べようと歩き回っているわけで。

キュリオ > 男が一人、部屋にて変態的な料理に舌鼓を打っている頃。
外を回る従者は困り果てた様に周囲を見渡していた。

宿の何処も予想以上に賑わっている様で、女性従業員の空きが無い。
それで納得する主ではない事も判っているが故、悲壮感を漂わせながら何とかならない物かと廊下の真ん中で、男性従業員に懇願していた。

――お願いします…!このままでは私は…!この際どのような女性でも良いのです…!

――そう仰られましても何分、今は女性の空きが…。

声が廊下へと響く。
人目を憚らずに懇願してくる従者に対し、従業員も困惑気味だ。

セリル > 廊下を歩いていると、男女の会話が聞こえてきた。
興味本位でちらりと覗くと、どこか良いところの使用人か従者のような姿の女性が見える。
会話の内容から、手の空いている女性を探しているようだと察する。

(女性にしか頼めない悩みなのかな…)

数秒考えた後、女性特有の悩みか何かで男性には頼れないことなのだろうと納得する。

「すみません、えっと…メイドさん?かな。女性をお探しなのですか?
 ここの従業員さんたちは忙しそうですし、もし良ければ私が話を聞きますよ」

二人の背後から声を掛け、少しでも役に立てるならと意見を述べる。
ちょうど退屈していたところなので、時間は有り余っている。

キュリオ > 従者と、途中で加わるのはメイド。
2人に詰め寄られ、困窮している従業員に救いの手が差し伸べられた。
自らの身を差し出す意味を、正しく認識しているとは間違っても言えぬ提案は、素晴らしく善意に満ちている。

何かを言いかけた従者であったが、それを遮る様にメイドが花の咲く様な笑顔を浮かべて相手の手を取り。

『まぁ!ありがとうございます。貴女の様な可愛らしいお嬢様であれば非常に助かります。』

身なりから、平民ではないだろう。
であればこそ、年かさは小さくとも主の趣向には合う筈だ。
メイドのその態度を見て従者は女の怖さを垣間見た様に目を瞑り、ただ黙って感謝の意を示す様に頭を下げた。

相手への説明は、主が晩餐中であるのだが華が足りぬと注文を付けてきた。
その点、貴女様であれば問題はないとにこやかな笑顔を浮かべ。
申し訳ないのだが少し相手をして欲しい、と最後の言葉には謝意を込めた振りをして。
純粋そうな相手とは不釣り合いな部屋にたどり着くまで、もうあと少し。
 

セリル > 声を掛けると、詰め寄られていた従業員はほんの少し安堵の表情を見せ、その様子に少女もまた満足した。

従者が何か言いかけるのを遮って言ったメイドの言葉に驚きと少しの照れを見せながら軽く首を横に振り

「私にはそのような言葉似合いませんよ。
 それでも、お役に立てるなら幸いです」

メイドや従者の服装から見て自分より上の方かも知れないと思い、手助けをして少しでも家の名を知って貰えたらという邪念は胸の奥にしまい込む。
その邪念があるため素直に感謝は受け取れず苦笑した。

「大変な思いをしてるのですね…少しでもお二人の苦労が和らぐならば誠心誠意お相手致します。
 …私の家の使用人はそのような思いをしてなければ良いのですが」

メイドについて部屋に行く途中、説明を聞いてそんなことを言う。
最後の呟きはただの独り言のようなものだ。

キュリオ > 道中の会話内容から、相手もやはり貴族の娘であるという事が確信できた。
浮かべる笑みは心からの物。
――それが何処から来る笑顔であるかはまた別の話であるけれど。

男の従者は一応他にも当たってくると途中で別れ、さて、問題の部屋の前に辿り着く。

『申し遅れましたが、我が主の名はキュリオ=バッセンブルクで御座います。
 では、宜しくお願い致します。お嬢様。』

貴族であればその悪名を知っている可能性は十分にある。
故にこそ、名を出すのはもう後戻りが出来ぬ場所に来た時点で。
何処か悦の入った声色で主の名を告げてから、戸を開き相手を部屋の中へと。

部屋に足を踏み入れた途端、鼻腔を擽るのは僅かな熱気と、雌の淫臭。
その根源たるテーブルの上には、肌を料理で淫らに飾る女性の肢体が投げ出され。
その身に口で直接しゃぶりつき、乳を舐りながらくちゃくちゃと口の中の物を咀嚼している男の姿。

『お待たせ致しました。此方のお嬢様がお相手頂けるそうです。さぁ、お嬢様。よしなに。』

この場に合わぬ、清楚とも呼べる柔らかな笑みを浮かべながらの主への報告。
そっと主の隣へと相手の身を押すと、入り口の前へと戻り逃げ道を塞ぐように佇んだ。

「ほう。歳はちと若いが…ふむ。まぁ良かろう。まぁ座れ。それで、名は何と申す?」

貴族としての品格等微塵も無い。
或いは、この国の貴族としては非常に正しい姿なのかもしれないが。
くひ、と喉を鳴らし嗤いながら名を問うと、汗ばむ女性の肌に張り付く刺身を一つ指でつまみ、剥がし取ると口の中へと放り込んだ。

セリル > メイドに連れられて、その主が居るであろう部屋の前に着く。
バッセンブルクという名は、昔どこかで耳にした記憶がある。
しかし自分には関係無いとよく覚えて居ないが、何か悪い噂であった気がしなくもない。

「失礼します、バッセンブルク様」

部屋に入るなり、背がぞくりとするようなにおいに現実離れした光景。
現状を理解するのに数秒考えた挙句、理解は出来ずに笑みを浮かべるメイドを困ったような顔で見る。

「な、えっ…聞いてない…」

明らかに戸惑うが相手の横へと背を押され、退路を塞がれては逃げることは出来ないと覚悟を決めるしかない。

「セリル=二フリートと申します。
バッセンブルク様とは違い名も知られぬ弱小貴族ではございますが、精一杯お相手致します」

相手の横で跪き、名を告げる。
あくまで平然を装ってはいるが女性の裸体は視界に入れられず、キュリオからは視線がそれて目が泳いでいた。

キュリオ > 虚偽の内容で相手を連れてきた訳でもない。
ただ、著しく言葉が足りなかっただけだ。
戸惑う相手の態度など何処吹く風で、メイドはただ入り口で静かに佇み待機するのみ。

名乗る相手を値踏みするように視線を這わせ、くちゃくちゃと音を立てて口の中の物を咀嚼。
小動物の様な存在の相手に笑みを深めると、手慰みに乳を捏ねていた女――ミレー族の女だ――の乳首をぎちりと抓り。
ひぃんっ♥と甘さ孕む悲鳴と共に女の体がテーブルの上で跳ね。雌の匂いが一段と濃くなった。

「聞き覚えは無い、が。まぁ良かろう。覚えていたら便宜を図ってやらぬでもない。
 そら、セリル。自分で取るのも面倒だ。貴様がそこの器から取って、儂に食わせろ。」

同じ貴族とはいえ、自身の方が立場が上となれば何処までも尊大になるのがこの男の矮小な所。
視線を向けようともしない相手に対し命じるのは、虚ろな目をして明らかに発情の反応を占めている目の前の器への手出し。
食い荒らさられているとは言え、その肌を彩る様に刺身は様々な場所へとまだまだ散っている。

「何、その辺を歩いていたミレー族だ。気にする必要も無い。どうだ、中々に凝った皿であろう?くぁっはっは!」

セリル > 少女は自分をここに連れてきたメイドに何かを訴えるような視線を送りつつ、改めてキュリオを見る。
こちらを見る相手の値踏みするような視線に不思議そうな顔をするが、毅然とした態度を取ろうとする。

俗に言う“にょたいもり”の器となっているミレー族の女性の声にビクッと肩を揺らすが、それが苦痛から来る声ではないことは分かった。

「ありがとうございます、その言葉だけで満足です。
 ――私が、ですか?…分かりました」

決心したように頷くとなるべく肌を傷付けないようにゆっくり刺身を取ると、キュリオに食べさせるために口元へ運ぶ。
ミレー族は痛みに強いのか、この人が特殊なのかは分からないが、キュリオもこの人も特殊な趣味を持っているな、と頭の片隅で考える。

「ええ、さすがバッセンブルク様。ご趣味がとても良いです。
 しかし私は例えミレー族でも辱めることは苦手でして…」

キュリオ > 送られる視線を受け、静かに目礼を返すメイドの態度は、その視線の意味を知ってか知らずか。
何にせよ、ここに相手を助ける存在など無い。

手ずから差し出される刺身を口にし、くちゃ、と音を立て。
物を知らぬような少女に器として扱われたミレー族は、羞恥にか、屈辱にか、身悶える様に体を震わせていた。
どちらにせよ、その表情はどうみても発情しており、悲壮さの欠片も無いのだが。

「ふんっ、貴族の癖にそれではこの国では勤まらぬぞ?
 まぁ、良い。辱めるのが苦手というのであれば貴様、代わってみるか。
 貴様の行動如何でこの哀れなミレーの辱めとやらが終わる訳だ―――そら、脱いで寝そべれ。」

メイドへと目配せをすると、テーブルの上にてまだ息を荒げるミレーの女の片づけが始まる。
デザートだとでも言う様にフルーツや生クリームの準備も同時に行う手際は素晴らしいが、相手にとっては余計なお世話だろう。
ふらつくミレーの女はそのまま部屋の外へと連れ出され、テーブルには十分なスペースが復活した。
さっさとやれと言わんばかりに視線を送り、酒の残りを啜り相手の動向をじっくりと観察を。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセリルさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセリルさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセリルさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセリルさんが去りました。
キュリオ > そのまま旅籠の夜は更けてゆく―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。