2018/12/05 のログ
■ジーヴァ > ジーヴァとて身体と心を休めに来たのに、無用なトラブルに巻き込まれたくはない。
触手は残さないというのなら、おそらく従業員に気づかれることもないだろう。
群体触手から腕が解放され、後はゆっくり湯を楽しむだけ……少年はそのつもりだった。
「……まぁ触手は見慣れてるからな。好戦的かそうでないかぐらいは見分けがつく。
そして俺が魔術師かどうかという話だが……」
鼻を鳴らして顔が触れ合うほどに近づいてくる彼女から視線を必死に逸らし、
湯気が浮かぶ天井を指さす。
「もちろん、その通りだ。俺は空の向こう、星々が住む場所を目指す魔術師のジーヴァ。
こう見えてもギルドじゃ結構評価されてるんだぜ?」
『すごい魔術師』という言葉にプライドが反応したのか、
ふふんと誇るように自らを紹介する。
魔力の量には自信があるのだ。それこそ一晩中とはいかずとも、
数時間は連続して戦い続けられるほどの。現実は身体がついてこないかもしれないが、
そこは若者故の根拠なき自信。
「匂いで魔力が分かる辺り、あんたもただの人間じゃないだろ。
魔族か魔物が混じってるのか?それともシェンヤンから来た妖怪の類か?」
ふと視線を戻せば、柔らかそうな身体がちらりと湯の中に見えてしまう。
体の奥底で何かが疼きだすのを感じながら、質問を重ねていった。
■カシマール > カシマールは旅人である、で、あるならば彼のその夢はとてもとても素晴らしいように思えてならない。
何しろ空の向こう! 地平線よりもずっと先、水平線が見えなくなるほどの彼方、虹の橋の根元よりも遠く。
だからこそ、いっそ興奮気味に乗り出していたその身を更に乗り出した。
彼がこう、困ったように上を見上げていたことだなんて目にも入っていなかったのである
「凄い! 凄い目標だねジーヴァ!! 僕、空の向こうだなんて考えた事もなかったよ! 魔術師ってやっぱすごいよ!
星のところか、行けたらきっと綺麗だよね!ナビガトリアから旅人をながめて、こんにちは、なんて素敵だろうね!」
新しいものに触れるのは好きだ、大好きだ。
これだから旅は止められないのだ、星の先を目指している人なんて初めて見た。
興奮は冷め遣ることはなく…
「あ、ごめんごめん。僕はカシマール。キミの言うとおり、愉快で素敵なエロ触手さんだよ…混じってるっていうより、そのもの、だね」
さっきまでの警戒はどこへやら、同じように赤色の目を合わせて笑顔で言って。
そしてそう、丁度彼の股の間あたりに置いていた手を動かして…
横によけようとしたのだが、その手が彼のペニスに丁度触れてしまったのは許していただきたい。誓って、わざとではないのだ、多分…
■ジーヴァ > ギルドの者以外で彼の夢を真剣に聞く者は少なく、
こうして褒めてくれる者はさらに少ない。
彼女はさらに興奮して身を乗り出せば、身体のどこかがぶつかることは避けられない。
「カ、カシマールね……知性を持った触手の類だったか。
その……身体も触手で構成を――ひぁっ!?」
湯気の中からほのかに漂う彼女の匂いに思考を乱されつつも、
やはり人間ではなかったかと気づく。しかしギルドには人間でありながら
人の身を捨てることを躊躇わない者が数多くいる以上やはりこれも驚くことはなく、
むしろどういった生態なのか知識欲から質問しようとして、甘く半勃起していた年相応の大きさを持った男根が小さく跳ねる。
彼女の柔らかな手がちょうど亀頭を撫でるように動いてしまったのだ。
「へ、変な声出させるなよ!
……まったく、ナビガトリアなら至った魔術師がいるって聞いたことはあるけどよ。
あまりに眩しい光に全身を焼かれて帰れなかったって話だ」
エロ、と自分で名乗るからにはそういった行為を好んでいるのかもしれない。
実際ここ最近は自慰すらすることなく、ちょっとした刺激ですぐさま勃起してしまうぐらいには溜め込んでいる。
それを悟られぬように、本から得た知識で適当な雑談をすることにした。
■カシマール > 今まで少し熱いけれども、理知的に言葉を紡いでいた彼がひびかせた上ずった声。
随分と可愛らしい、触手の食指が触診したくなるのも無理なからぬ事であった。
手に感触が残っている、とても可愛らしい少年のペニス、硬さから言って半熟というところだろうか。
「そうそう、身体は触手でできている…ってヤツ! でも幾らなんでも、星まで行ったら焼かれちゃうかなー…頑丈さには自信あるんだけど」
手の当たった所がムズムズとする。食欲と一緒になった性欲の衝動は強い。それが、素敵な相手であれば尚更だ。
だからだろうか、カシマールはちょっとからかってお茶を濁す事にしたようで…
「それにしても、キミって存外敏感なんだね、さっきの声かわいかったぞーぉう!」
この触手からのがれるならば、逃れてみるがよい。
今度は意図的であった、真正面から首に腕を回してかじりつくようにして抱きつこうとする。
真正面である、未発達な胸は少年の胸との間で柔らかく潰れて、密着すればはっきりと形の分かる秘部が押し当てられるのは股間あたりだろう。
これで勃起してなかったら、けらけら笑って逃げていくのだろう
■ジーヴァ > 雑談の途中で意表を突くように真正面から迫ってくる彼女に、
少年は思わず身体を硬直させてしまう。
首に回された手も柔らかい感触を伝える胸も、彼女の身体が余すところなく抱きついてくる。
互いの性器が湯の中で口づければ、もはや耐えることなどできない。
「カッ……カシマール!
これ以上はもう……無理だっ!」
彼の華奢な身体がカシマールの柔らかな身体に包み込まれるようにしがみつき、
秘所に硬く勃起してしまった肉棒を押しつけ、前戯もなしににゅるりと挿入していく。
彼女の首元に顔を埋めて、匂いをたっぷりと吸い込んで。両手は肢体の上から下までその感触を味わう。
先程までの理性を保った態度は消え失せ、一匹の雄が彼女にしがみついて腰を振る。
「んっ……はふっ……抱きつく方が悪いんだからなっ……!
あうっ……やわらかい……ふぅっ……」
余裕などなく、荒い呼吸を繰り返したまま彼女の身体に次第に溺れていく。
もし彼女が何かを企めば、そのまま受け入れてしまうほどに。
■カシマール > 「ダイジョーブ、ダイジョーブ、僕はエロ触手だから大丈夫なんだって。
こんなに一生懸命腰振ってくれて、触手冥利につきるってもんだよ…一杯サービスしてあげるから、下、見ちゃだめだよ?」
彼が抱きついてくれば、微かに身体をこわばらせた。
だってこんなに可愛らしいちんちんの子が、いきなり襲い掛かってくるだなんて思ってもみなかったからだ。
首元に当たる息がほんのりとくすぐったい、身体の中で彼のペニスが脈打っているのが分かる。
ぎゅ、っと彼のほうに体重をかけるようにして、腰の動きを制限するようにしたかと思えば、そのまま体重をかけ…ではなく、明らかに重量が増していた。
彼女の下半身は解けるようにして溶け、そこにあったのは触手の塊で…一匹の雄を蕩けさせずして、何が触手か。
「ジーヴァ、っ、ホント可愛いっ…ちんちんも、顔も、声も…君の夢も僕、全部、好きぃ…」
とろん、と蕩けたような表情をしながらも彼のペニスを包んだ触手は既に動き出していた。
オナホールのようなひだで彼の子供のままのペニスを飲み込み、剥きあげようとする。
剥ければ幸いだろう、まだ責めがマシだったのだから。
剥けなければ無理に剥こうとはせず、ブラシのような触手が皮の先端から入り込んで皮の内側の亀頭をかわいがりだすだろう…
熱と、幾重にも重なった肉が彼の腰から下を覆いつくしながらも、上半身は彼に甘えさせる柔らかな身体のままに、ぎゅっと抱きしめて…
■ジーヴァ > 膣内とおぼしき感触は肉ひだが意志を持っているかのように動いて、
皮被りの男根を剥き上げようと蠢く。
下半身にまとわりつく触手に構わず腰を振り、彼女に言われるがままに、下は見ないままに彼女の顔だけを見つめる。
その表情はいきなりの挿入にも驚かずにとろんとした優しい顔。
「しょく、しゅ……でも……
好きって言ってくれるなら……俺は……っ!」
快楽に踊らされるままではまともに話すことは叶わず、
必死に歯を食いしばって剥かれる感触に耐え、中途半端になった皮被りに容赦なく
細かい毛が生えた触手が潜り込み、亀頭をあらゆる方向から撫でてかわいがる。
人外の快楽に耐えることなどできず、ジーヴァはあっさりと理性と我慢を手放していった。
「あ、ああっ……カシマール……
とける……からだも……こころも……」
執拗な亀頭へのブラッシングは性欲に溢れた身体には刺激が強すぎたのか、
お漏らしという形で精液をどぴゅどぴゅと吐き出していく。
何層にも重なった触手が下半身を覆い、上半身は彼女に甘えるがまま。
最初の射精でありながら、その射精は己が全てを吐き出すように濃く、長いものとなっただろう……
■カシマール > 「んっ、ふっ…はぁ……ジーヴァの、快感、美味し…良いよ、素敵な夢に蕩けよう?
一晩だけ、今晩だけ…星にだって、焼かせないから、さ」
一瞬だけ、彼のペニスが太くなった、と思えば跳ねるようにして放たれる彼の子種。
身体の中が熱い、風呂の湯なんて目ではないくらい、熱い熱い精液が触手の一本一本に喜悦を満たらす。
とても濃い快感が流れ込んでくる、偉大なる魔術師の卵の魔力、とても素敵だ。
甘いキスをその額に落とし、髪の間からのぞいた瞳は、人とかわらぬ色をしているようにも…
「夜はまだまだ、長いから、さ…ね?」
彼の幼いペニスを、宝物のように触手は抱えたまま。
今だけは、この瞬間だけは、星の光にすら焼かせないとばかりに彼の身体にもたれかかり覆うようにして…
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカシマールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジーヴァさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
■カイン > 「ふぅ。生き返る、仕事で遠出した後はなお身に染みるな」
宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
血糊や垢を落とし終わった直後のふろとなれば格別だ。
「護衛は楽でいいんだが、変なところで襲われると処理がな。
いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」
そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、
大きく吐息を吐きつつ湯船に浮かべた盆にのせた酒のコップを一口煽る。
「あー…温泉で酒は格別だなあ」
上機嫌に声を漏らしながらゆっくりと目を細め。
■カイン > 「あんまり体には良くないという話なんだが、
だあからと言ってやめられるもんでもないからな。
…ま、こう言うときばかりは体が頑丈なことに感謝しないとな」
くつくつと喉を鳴らしがてらコップの中の酒を全て空にし、
次の酒を注ぎこむ。なみなみと琥珀色の液体がコップの8割ほどを占めたのを横目に、
空を見上げて肩を揺らしながら目を細める。
「単純に温泉って話なら九頭龍山脈にもあるが、
わざわざそこまで酒を持って行けるかっていうと別だから困ったもんだ」
流石に襲われる危険のある場所でほろ酔いになる気はあまりない。
だからこそ安全な状況でのめるこの場所に感謝しながら一口酒を煽り。
■カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
また明日、目が覚めた後に入るとするか」
体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > いつもならお金に余裕がある時だけ寛ぎにくる温泉宿。今月はなにかと出費が増えたから自重しようと思っていた。我慢と自分に言い聞かせたら、かえって気になってしまうのが人というもので、帳簿と睨めっこしては溜息をつく日々をすごしていた。
しかし今日、馴染みのお客さんから宿泊券を譲ってもらって、たまにはゆっくりしてくるといいなんて労いの言葉までいただいてしまった。
そんなに疲れた顔をしていたか不安になるけど、厚意にはありがたく甘えさせてもらおうと宿へやってきた。
それなりに通っているつもりだけど、普段は足湯に浸かるくらいで、ちゃんと泊まった経験は数えるほど。まったくのはじめてではなくても、少々ひさしぶりとなる外泊に浮き足だってしまいそう。
「…っ」
浮かれ気分をいきなり崩されたのは、ロビー近くの売店で簡単なものを買って、部屋へ戻ろうとした廊下の途中。角を曲がろうとして、ぴたりと足を止めた。
進みたい側から聞こえてくるのは男女の声。聞き耳を立てようとしなくても、大体なにをしているかくらいは察せてしまった。
お取り込み中らしい男女から隠れるように、曲がり角の手前で壁に背をつける。この道を通らずに部屋へ戻る方法もあるだろうけど、宿の内部構造にはあまり詳しくない。
しかし堂々と通りすぎるのも躊躇われるくらいの小心者。買い物袋を抱きながら、どうしようと困り顔になる。