2018/11/10 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエルツさんが現れました。
■エルツ > 「誰もいない…よね?」
秋が深まり、朝夕と特に寒さを強く感じるようになってきた昨今。
同時に、冬を前にして冒険者として稼ぎ時でもあるこの時期は昼間汗だくになるまで働くのが常であり、寝る前に汗を流さないと体臭が気になる…
ここまで条件が揃えば、安くで使える浴場を利用しない手が無かった。タオルで一応前を隠しながらも周囲を見回し…誰の気配も感じないとしれば、さっさと湯を浴びに行った。
埃を流し終え、ゆったりと浴槽に浸かれば、自然と気の抜けたため息が漏れて
「はぁぁ……きもちいい」
■エルツ > こういう広い浴槽に浸かる事なんて、ここ以外ではまず体験出来ないこと。堪能するようにしっかり肩まで浸かる。湯に入って初めて手足が冷え切っていたことに気が付いた。お湯が跳ねない程度に手足を大きく伸ばして
「いいなあ、広いお風呂…いつか内風呂がある部屋、借りたいなぁ……」
素泊まりの安宿に泊まるのが精一杯な現状からすれば、遠すぎる夢。はぁ…とため息を零した。内風呂付の部屋ともなれば、それなりの価格。ゴブリンやコボルト相手にギリギリな戦いをするようなレベルでは、手が届くはずもない。
差しあたっては、この秋で越冬用の資金を貯めて、余った金で装備の質を上げるくらいが、現実的な夢だろうか
■エルツ > 「今の装備って皮鎧だもんね…全身鎧は冒険者向きじゃないけど、せめて鎧下を何とかしないと」
斥候として動くこともあるので、金属鎧は難しい。が、皮鎧だけでは防御に不安が残るし、軽いというのも魅力の一つだ。となれば、鎧の下にチェインメイルを仕込むのが一番だろうか。服の上につけないのは、やはり鎖というだけあって銀色のそれは、やたらと目立ってしまうから。
湯に浸かり過ぎたせいかややのぼせた頭。出来たらいいなと思いながらも、具体的な思考に移らないのもそのせいだろう。
「はふ…そろそろ上がろう…」