2018/10/15 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアーシェさんが現れました。
アーシェ > 滞在して何日か目の事、施設の案内板を眺めていたら
施設より離れた場所に目を引く効能の温泉がある事に気が付いたので
足を運ぶことにした。
効能は女性ならば気にするであろう【美肌】を重視した効能だった。
施設から離れている所為か人は居らず、のんびりと入浴する事にした。

「効能に美肌...たしかに気にはなるわよね....私も良い年になったし...でも不思議なお湯質」

とっぷりと浸かりながら腕にお湯をかけてみるも
どうもぬるっとした質感が不思議に思えたが、今まで入ってきた温泉も多種多様な物だった為あまり深く考えない事にした。

「ふぅ....良いお湯、もっと近場にあれば定期的に来れるのに」

アーシェ > 女性に嬉しい効能の温泉、立て看板にはその効能が書いてあるが
下の方には男性用の効能も記載されていた。
だがその効能は掠れていて読み取るのは難しいだろう。
まさに知る人ぞ知ると言った内容なのは確かだ。

「こう...ぬるぬるするお湯って不思議な感じよね......
 お湯に浸かっているって感じじゃないのよねぇ」

ほぅっと溜息を漏らしながら木々の隙間から見える満天の星々を見上げる。

アーシェ > それからどれ位の時間が経ったか、お湯の温度は高い訳では無いが
流石に逆上せてはいけないと思い、先日と同様に手頃な岩へ腰を掛ける。
白い肌はほんのりと桜色に染まっていた。

「こう、なんて言うのかしら
 ぬるぬる?トロトロ?したお湯だと熱もあまり逃げないのかしらね」

手で顔をパタパタと仰ぎながら足先はお湯につけたままで
水面をパシャパシャと音を立てながらかき混ぜてみる。

「ここに居れるのも後数日、沢山温泉に入って楽しもう」

その女の顔は火照った顔をしていたが表情は穏やかだった。

アーシェ > そして夜も深まり時間を忘れる程温泉を堪能した女は
すべすべになった肌を撫でながら満足そうにその場を後にした。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアーシェさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 旅籠内、部屋の連なる廊下にて意気揚々と足を進める。
その手にはリードが握られており、直ぐ背後にはミレー族の女が素肌を晒し連れられていた。
ペットか何かの様に引き連れられるその女の足取りは、酷く遅い。
リードを引かれると足を進めるも、その度に身を震わせ、背筋を反らして嬌声とも悲鳴ともつかぬ声を零し。

その理由は、この廊下の一角に張られている荒縄。
幾つもの結び目が続くその荒縄は、丁度その女の股間に食い込むかどうかの高さ。
爪先立ちになれば何とか避けられはするものの、リードを引かれて体勢を崩せばすぐさま、股間へと縄が食い込み摩擦を与える有様だ。

「そら、きりきり歩かんかっ!
 折角散歩をしてやっているのだから、畜生らしく尻尾でも振って感謝をせよ。そら、歩け歩けぃ♥」

そのミレー族に何も非は無い。
ただ、目に留まり、散歩でもしたら愉しそうだと強引に引き連れているだけだ。
ずりゅ、とリードを引くと股座を擦る縄の刺激が女を襲い、媚薬が塗られた荒縄の責め苦に、ひぃ♥と女のか細い鳴き声が廊下へと鳴り響いた。

キュリオ > 「態々、貴様の散歩の為に拵えさせたのだぞ?存分に愉しむが良い。」

旅籠を利用する客が幾度か通り過ぎるが、誰もが見て見ぬ振りをする。
ミレー族を態々身を挺してまで救おうと考える輩は、この国では少数だ。
毛並みの美しい尻尾を逆立てながら、必死に歩こうとする相手のリードを引きこみ。
またも股座に縄を食い込ませれば鳴く声に酷く愉しそうに笑いを零す。

とは言え、思い付きで行った事であるが故に、飽きるまでの時間もまた早くなるだろう。
上気した顔や肌を汗で濡らし、息も絶え絶えに喘ぐ女を尻目に。
もっと別の獲物――もうミレー族であろうがなかろうが構わない――を探すべく、視線は廊下を見渡している。

キュリオ > 新たな獲物を探しながらの散歩は続く。
荒縄に雌の淫水が滴る程になるまでに、そう時間がかかる事も無く―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアシュリーさんが現れました。
アシュリー > とぷん、と肩まで湯に浸かってふーと一息。
手でお湯を掬っては肩に掛け、日頃の疲れを洗い落とす。
お前は疲れるような仕事をしていないだろうって? 失礼ですわね。
わたくしだって日々頑張ってるのですわ、と見えない誰かに内心で文句を垂れながら、温かさに身を任せる。

「それにしても、平民地区にこんなよいところが在るのですわね。
 富裕地区にも作ってくださればよいのに」

日中の仕事の合間に先輩騎士から平民地区によい温泉宿があると聞いてやってきたのだが、これが思ったより素晴らしい。
貴族の身でも十分満足できる異国情緒の中での入浴に、満足げに深いため息。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリクィスさんが現れました。
リクィス > 令嬢とは反対側のずっと向こう側から、小さな影が大の字になって、すいーーーーーーーと流れてくる。
体にはタオルをおもいり巻いて。

「ぁ゛ーーーー~~~…………」

幼い声でじじむさい声をあげて、どうやらお湯を堪能しているようだった。
入浴マナーがどうのこうの以前に、果たしてコレは入浴といえる形態なのだろうか。

「いー……………湯だぁーー………」

声は実に実に気持ちよさそうである。
川上からどんぶらしてきた土左衛門よりも変なものだが。

アシュリー > 「ぴぇっ!?」

突然聴こえた声に飛び上がりそうなくらい驚く。
一体何事ですの!? お化け? お化けですわね!?
と怯えていれば、無効から水面を流れてくる少女の影。

「い、生きてますの…………?」

ぷるぷる。温かいお湯の中で肝と背筋はキンキンに凍りついてしまった。

リクィス > 「んあ?」

突然聞こえる悲鳴。なんか怖がりそーなやつの声だなあ。
んだよもー、こっちゃお湯楽しんでるのに。
そのままその場にどっかりと胡座をかくように。

「んだよねーさん。おばけってこんなはっきり喋るもんなのか?」

いや、あたしもゴーストのたぐいはダンジョンでちょろっとあっただけだけど。
少なくともあいつら念だけのこってたしなー…………
あ。このねーさん本気で怖がってる…………なんかまじいことしたかな……?

「そ、そうこわがんなよ。子供の水遊びくらい普通だろ?」

こいつがしていたのは浮木のような人影ぐるぐるという不気味なものであり水遊びでは断じてない。

アシュリー > 「み、見たことありませんから知りませんけれど……」

でも、怪奇小説なんかだと割とお化けは喋る。
壁の中で夜な夜な協会の聖句をぶつぶつ唱えてみたり、耳元で囁いてみたり、叫んでみたり。
そういう小説を友人に勧められて読んで、何度夜中のお手洗いが恐ろしくなって侍女騎士を起こしたことか。
閑話休題。

「お、お化けじゃありませんのね? もー……お風呂で泳いではいけませんのよ!」

相手が生きてる人間で、自分より年下なら怖くない。
お姉さん風を吹かせてめっと注意。

リクィス > 「じゃあ実物みにいこーぜ。そのへんのダンジョンにフラフラしてると思うし」

百聞は一見にしかず。ワイトやリッチのような上位死霊ならともかく
ただのゴースト程度がぺらぺら喋るなら、元人間のよしみで戦いにならねえ。
はーん?いいとこっぽいねーさんだし、そういう劇だの本だの見て育ったな?

「ああ。あたしはけんこーな十歳女性だ。透けてねーし浮いたりもしねーよ
……えー?人いなかったんだからいーじゃん……
ねーさんとあったのは事故だよ事故
テンションくらいあがるだろ?」

口をとがらせて、子供だって言う自覚があるからできる口八丁をしてみる
……ふつーに注意って、なんか新鮮でわるかないけど。
…………ていうかこのねーさんでかいから、あんまり近づくのはまずい……
すーーっと後ろに、距離を取る。

アシュリー > 「え゛っ」

今から? お化けを? 見に行きますの??

「だだっだだめですわよー、ご家族も心配しますからね? ね? 
 いい子でお家に帰りましょう?? そうしましょう??」

面白いくらい震える声でどうどうと少女を抑え、湯上がり肝試し回避を試みる。
こんな深夜に外を歩くだけでも怖いのにダンジョンなんて絶対淑女にあるまじきことになっちゃいますわ!!

「た、たとえ人が居なくとも優雅にしないと淑女になれませんわよっ。
 こらっ、逃げないでじっとお座りなさいませ!」

お説教から逃げようとしているのか、すーっと下がっていく少女を見て、
むっと頬を膨らませてすすすっとその後を追う。

リクィス > 「表層の散歩くらい、混紡の一本でももってりゃ大人ならだいじょーぶだよ。いや、まじで」

それくらいに、程度の低いものしかおらず
それくらいに、実入りは本当に見込めない。
だからなんかぶっ倒してスッキリしたいときにはもってこいなんだ。
………………………何いってんだこのねーさん。

「しつもーん。村ごと5年前になんもなくなった子はどこへ帰ればいいですかー」

びびりなのに正論ばっかりいってくるねーさんに、なんかちょっとだけ、いじわるしてやりたくなった。
深夜に外を歩くとかあたしの得意すぎるからなんにも心配ねーんだけど。

「そういうのはそういう人達でやってくれれってば
おすわりって、あたしゃ犬じゃねえっ!」

がるるるっ、とするその様は小型犬そのもので。

アシュリー > 「で、でも怖い魔物とか出ますわよー? がおーって頭から食べられちゃうかも」

がおー、と両手を掲げて「こわいまもの」のポーズをしてみれば、大きな胸がぷかりと水面に浮かぶ。
とはいえ同性の、それも子供相手。気にせずがおーがおーと脅かして。

「がお……あっ…………えっと、ごめんなさい。
 で、でもだからって小さい子が夜出歩いているのは騎士として見過ごせませんし……」

家が無い子。そんな可能性、思ってもみなかった。
こんなに小さいのに、本来守り育んでくれるはずの家族や知り合いを失ってしまったのだろうか。
そう思うと、勝手だが同情と悲しさを禁じ得ない。
目を伏せて、水面で揺れる月明かりに視線を落とし

「でも、今お世話になっている人とかいらっしゃるんじゃありませんの?」

そういう人に心配掛けちゃ駄目ですわよ、少なくとも今知りあったわたくしは心配するんですからね、とぷんぷん。

「犬扱いなんてしてませんわっ! いいからいい子になさってくださいませ!
 女の子がそんなお行儀の悪いの、わたくし許しませんわよ!」

がるがる唸る少女を捕まえて座らせようと追い回す。

リクィス > 「魔物は出るけどちっこいコボルドやぼんやりしたゴーストくらいだよ。
そういうのがでるのはちゃんと下降りてから。
オーガとかたまに表層側にもでるから、あれならよわっちーのなら食われちまうなー」

だっ!?やっべえって、だから、離れようとしたのにっ!
無駄にでっけーなこのねーさん!!

…………素直だな。全部、善意か……いいすぎたかな。

「………大丈夫だよ。あたし、ちゃんとした冒険者だから。結構強いほうなんだぜ?」

家も家族もご近所も家畜も全部全部全部、5年前に殺されたか売られた。
小さくとも、これが世にある「不幸の1つ」。それに行き当たった。
深く思い出すと殺意が満ちるし、助けに来てくれなかった「母親」への怒りも募る。
けれど、このねーさんにこれ以上なんかいうのは、ただの八つ当たりだ。

「いねーですよ。アタシはもう独り立ちしてるから。……ギルドに世話になってるっちゃそうだし
冒険者仲間にも、そういえるけど、そこはお互い様だし……?」

……今あったただのガキに心配か。この人、底抜けにお人好しなんだな。そんで、嘘のにおいがない。
いい人、か。そりゃ周囲にも居るけどさ。
って!?

「ちょっ!まてよねーさん!あんまり無理矢理させるもんじゃねーぞ!?
そういうの子供は変に覚えて恨むからなー!?」

捕まえられたら…………ぽよんぽよんに挟まれてえらいことになる!!
だー!もう!お湯の抵抗すげー!

卓越した敏捷性をもつ足でも、浴槽の中で思いっきり走ることには慣れていないので、思いっきりすっころんで、ばっしゃーん。

アシュリー >   「コボルトは知ってますわ! ちっちゃいわんちゃんみたいな獣人ですわよね!」

可愛いって先輩が言ってましたわー、なんてぽやぽや。

「い゛。ゴースト……オーガ……! こ、怖いの居るじゃあありませんの。駄目ですわ、絶対駄目ですわよ!」

そんな恐ろしいところにこんな子供を行かせる訳にはいかない。
あくまでこの子の心配であって、私自身が行くの怖いからとかではありませんわ断じて!!
――それに、もしかしたら強いのかも知れませんけど、小さい子が一人で危険を犯すのは気に入らない。
そういう子供が危険な仕事をしないで済む世の中にしたいな、と未来への希望がまた一つ確かな形を持つ。

「ちゃんとした冒険者でも、結構強くても、子供は子供ですわ。
 大人の言うことはちょっとくらい聞くべきではなくって? 万が一のことがあれば、仲間の方だって心配しますわよ」

お互い様なら、あなたも気持ちはわかるんじゃなくって? と声を掛けながら少女の肩に手を掛けようとしたところで、

少女がコケた。

捕まえようと手を伸ばしたわたくしもコケた。

二つの水柱が盛大に、深夜の湯船に立った。

リクィス > 「おう。わんころのようでいて、ダンジョンにいるやつは可愛くねえ
ふつーは家妖精なのにな。そっちは可愛い」

こっちもかわいいわんころを思ってぽやぽや。

「表層に居るゴーストはゆらゆらしてるし、オーガでてくんのも表層に近いだけだから、調子こいて階段3つも4つも降りなきゃへーき」

んー。すっごい心配されてるみたいだけど……んー。
証明する手段がねえーー……
まいったな。ねーさんはこう、うん。真っ当過ぎるな。悪いんじゃないし、いい人だって普通に思うし……
そう思いながら追いかけっ子だ

「も、もうっ!あたしもソロ探索は趣味じゃないから5,6人のパーティーで潜るんだけど!
年かさもあってあたしが経験低いから!言うことは聞く側!
いちおー、なんだ……がんばってるぜ!?」

2人で仲良く、風雅もくそもない湯柱をばーーーんとあげて。

「……なんだ……うん……ねーさんが子供は守られて学ぶもの、っていう、その、優しくてちゃんとした感性の人なのはよくわかった……」

鼻にはいったお湯が痛くておもいっきり咳き込みながら。
これで自分のアレやソレやの危機は去ったのだろうか……!