2018/10/11 のログ
■ざくろ > 「……でも可愛い女の子が、見てて綺麗でぽかぽかするのは……事実なのよねえ」
女性「ざくろ」としても、それは事実。
だから全否定出来るわけでもなく。困ったものである……。
やや内心困りながら、ゆったりと湯に浸かり、景色と酒を味わうのだ。
■ざくろ > 「さて、と……そろそろあがりましょ……」
湯と酒で赤くなった肌。月を仰ぎ「いいものをありがとう」というように。
しずしずと、浴場から去っていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からざくろさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 深夜の露天温泉
広大な温泉を独り占めしてる、幼い小さな天使がいる。
滑らかな岩肌の遠浅な温泉に、お腹の当たりまで浸かって、半身浴のように足を伸ばす天使。明るく人懐っこそうな顔を、ふにゃふにゃに緩ませて、気持ちよさそう
■シャルティア > 「おーんせん♪おーんせん♪おーんせんたーまごー♪」
ソプラノボイスが岩肌に響く。気持ちよさそうにゆらゆら、ちゃぷちゃぷ
暖かい温泉は大好き、長湯の出来るぬるめのこの温泉は少年のお気に入りで
■シャルティア > しばしの半身浴、十二分にあたたまると、少年は温泉から出て、裸のまま脱衣所へと駆け出していく
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフォークさんが現れました。
■フォーク > 「う゛……う゛うううぅ」
おっさんのような唸り声をあげて露天風呂の湯船に巨躯を沈める男。
前文でおっさんのようなと表記したがフォーク・ルースはもうすぐ四十になる人間だ。
すなわちどこに出しても恥ずかしくないおっさんだ。
「やっぱ陸上はいいもんだ。ひっくり返って海に落ちることがねえもんな」
男はつい先日まで冒険者の仕事で船に乗っていた。そこで巨大な亀に激突して海に放り出されたのだが
そこからの記憶がまるでない。気がつけば海上を板切れ一枚の上で漂流していたのだ。
なんとか陸地の近くまでたどりついた所を救助されて今に至る。
「ま、生きてりゃいろいろあるからな」
顔を湯で洗いながら男は頷く。
戦場以外ではあまり難しいことは考えない主義なのだ。
■フォーク > 「ふぅ……」
温泉を楽しんでいる男は、胡座を組み両手を腹の前で組んだ。
そして静かに目を瞑り呼吸を整える。
少しずつ身体の中心から、温泉とは別の『熱』が生まれた。
この『熱』が気功術によって生み出された『気』というものだ。
気功術は達人レベルになると肉体の代謝を極限にまで抑え、長寿を得ることができるという。
男も達人ではないが、十日ほどなら空腹や喉の渇きを抑えることが可能だった。
海を漂流しても生き延びることができたのは、この気功術の鍛錬の賜物でもあった。
■フォーク > 「ぐう……」
いつしか男は眠ってしまう。
そのまま湯の中に頭まで浸かってしまい、陸上で溺れる羽目になってしまうのであった。
どっとはらい。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフォークさんが去りました。