2018/09/30 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にボブさんが現れました。
ボブ > (風呂上がりに休憩室へとやって来た褐色肌の男。
この宿名物らしき良く冷えた牛の乳を腰に片手を当てながら立ち飲みしていけば)

「くぅ~~~っ、風呂上がりの酒っていうんだったら良く分かるんだが、何で風呂上がりの牛の乳がこんなに美味いんかね?
理解の範疇を大きく外れた美味さだよな」

(立ち飲みで一気に牛の乳を飲み干した男は空になった器を所定の置き場に置いていけば、休憩室の畳の上にゴロリと寝転ぶ)

「ああぁ……、思いっきりだらけるよな……この畳の感触…人をダメにする何かがどこかにあるんだよな…」

(風呂上がりで気持ち良くなっている男は寝転ぶ畳の感触にも気持ち良くなり上げ、寝転びながら思いっきり背伸びをしていくか)

ボブ > Zzzzz……… Zzzzz…… Zzzzz……

(畳の上で寝転がっていたはずの男は風呂上がりの気持ち良さに身を委ねて、寝息を立てて眠ってしまっていて……

その後、宿の従業員に声を掛けられるまで男は休憩室で眠り続けていたとか)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からボブさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 大浴場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 話が旨すぎる、とは思っていた。
風呂に入るだけで金が手に入る。そんな便利なバイトが、王都で募集されていた。それにホイホイ乗ってしまった我が不覚ではあった。

「……」

大浴場の中、ただ一人、浴室にあぐらを掻いて座っている男。
いつもは、「ああ、いい湯だな」とリラックスして湯を楽しんでいるのだが、今の男にその余裕はまるで無かった。
まるで、憤懣やるかたないというかの様に、顔を顰め、そこに親の仇が居るかの様に、中空を睨んでいた。

そんな男の心はただ一つであった。

「(……ム ラ ム ラ し て し か た な い !)」

いや、男とてバカではない。予め、温泉が媚薬温泉なるものに変わることがあるというのは知っていた。そして、それもまた良しと思って受けたのは確かだ。

しかし、それはあくまで他の女性客が居ればの話だ。
一人ではムラムラをどうすることもできない。いや、オナニーすればいいだけの話なのだろうが、もしそれを他の人に見られたらお互いが微妙な気持ちになりそうだ。

「(いや、でも此処で風呂から上がったら結局金は貰えずじまいだしな……!)」

此処まで来たら金は貰いたい。そんな微妙な葛藤が、クレスを湯船の中に縛り付けていた。

クレス・ローベルク > 奇しくも、一人性欲我慢大会になってしまった浴場内で、男は必死に性欲と戦っていた。ぐつぐつと頭の中が茹でられている感覚と。反り立ちすぎてちぎれてしまうんじゃないかという程に怒張した肉棒からは、寧ろ痛みすら感じ始めていた。

「もしかして、この旅籠で売ってる女を使えって事じゃないだろうな……?」

そうだとしたら商売上手が過ぎる。自分が撒いた金を自分で回収するというのは、確かに効率は良いだろうが。

「くっそ、負けてたまるか。こうなったら女性客が来るまで我慢比べだ……!」

最早これは戦いであった。敵はこの旅籠の――クレスの脳内にしか存在しない――悪意。
何としても、妥協はしないと、目を瞑り自らの性欲に耐える。