2018/09/22 のログ
キュリオ > 歩みが遅くなる度に叱責を飛ばし、リードを引く手に力を籠める。
他の利用客へと見せつける様に、淫らな散歩が続くのだった―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
ジード > 「はー。ゴクラクゴクラク…っていうんだっけ?東国では」

どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに近くに立ち寄ったので風呂だけでもと入りに来たものの、
一度風呂に入ってすぐに宿泊の手続きを終えたのがつい先程。部屋でくつろいで
従業員にこっそりあまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。

「良い湯加減ではあるんだけどこうも居心地がいいと罠みたいに思えるね。
 上がらせずに長期滞在させようっていう気すらする」

完全に被害妄想そのものの言葉を漏らしながら大きく息を吐き出し心地よさを堪能する。

ジード > 「だからといって仕事に行かないわけにも行かないしなあ。
 今度は港の方に一度薬の材料仕入れに行って王都を離れるかどうかだね」

先のことをなんとなしに頭に浮かべるものの考えがまとまらない。
ハァッと熱っぽい吐息を吐き出すに任せてゆっくりと目を閉じ。

「このまま寝たら流石にのぼせそうだね。
 人間よりは頑丈な方とは言え流石にそんな無茶な体してる覚えはないし」

ジード > 「ん、倒れる前に風呂からあがろうか。このまま体調崩したら笑い話だよ」

眠り込んだが最後目が覚めないまであり得そうな心地に体に鞭打って立ち上がる。
のぼせないうちにと脱衣所の方向へと足を向けるのだった。
最後に一つ強めに吹いた風にくしゃみが漏れたとか。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 「偶にはこういう休息も悪くないよね」

魔王としての役割は半ば開店休業な現在、やる事と言えば王都での傭兵まがいの仕事や冒険者まがいの事。
もしくはこうして薬草を求めて山に入った帰りの温泉である。
今日は薬草の採取も順調に進み、儲けが期待できるために少しの贅沢と一日の滞在を決めていて。

「んー……今度はみんな連れてくるのもいいかもね」

頭に浮かぶのは屋敷で待つ家族たち。
そう言えばこういう贅沢はさせていないと思えば連れてくるのもと考え…。
そんなことを思いながら温泉に身を浸けてゆったりとくつろぐ。

クロイツ > 「さてっと…ほかの所も堪能してくるかな」

十分にあったまったと一度湯船から出て体を大きく伸ばし。
他の温泉も楽しむべきだと考え、そちらへと足を向けていく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクロイツさんが去りました。