2018/06/14 のログ
イグナス > 暫くの間、その湯の心地よさに身を任せていって――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクウィンさんが現れました。
クウィン > 大浴場へ至る扉を開くと、熱気がむわりと肌に纏わりつく感触を覚えた。
一瞬にして曇った眼鏡を棚に置き、男はひたひたと裸足で浴室を進む。

沐浴程度であれば嗜むが、温泉というものはこれが初めてだった。
透明な湯舟に腰を下ろすと、緩んだ肺から無意識に長い息が漏れる。
はじめは熱すぎるのではと思ったが、肩まで浸かるうちに程よく馴染んでくるようだ。

「うん…、これはなかなか素晴らしい…」

大きな唇に笑みを浮かべると、隙間から先割れの舌が覗いた。
湯を掻き分けるように軽く伸びをしれみれば、両腕と一緒に尾がピンと伸びきった。
褐色の肌がじわじわと赤みを増し、背中に彫られたタトゥの黒が映える。

クウィン > そうしてしばらく温泉を堪能すると、火照った体を鎮めるべく浴場を出ていった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクウィンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 「ふぅ。体が冷えてるは酔いが抜けきらないわで散々だったからな…」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
深酒の結果酔っぱらって宿の近くで朝まで熟睡するという醜態をさらしたのが今朝の事。
そのまま仕事に出ていつもよりハードな労働を散々こなした後、思い至って湯に浸かっているのだった。
文句交じりに心底心地よさそうに大きく息を吐き出し。

カイン > 「何より素晴らしいのは泊まれるって所だな。
 一日使わせる環境を完備してるってあたりが実に商売上手だ」

風呂だけでもいいが折角ならばと泊まりたくなるのは人の性。
大体訪れた際には宿をとっている程度には常連の男は、
まんまとハメられている格好である。
それでも文句を言う必要はない程度には満足しているのだが。

カイン > 「風呂入り終わった後に飯と酒がないと中々つらい物があるからな。
 …風呂の中で酒をのむのが一番つごうがいいんだけども」

中々そうもいかないのが困りものだといいながら、
湯の中で肩をもむ。固くなっているのが解るその様子に渋い顔になり。

「しばらく休みでも取るかな。旅行でも、といいたいところだが当てもないな」

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 九頭竜の旅館から少しだけ石畳を歩き、茂みをくぐると、広々とした温泉がある。広く、湯けむりで視界が見えない程の温泉にむかって、すっぽんぽんの、小さな少年が走る。スキップするようにはしって、ぴょん、と軽く飛ぶと、そのまま温泉に上がる水柱。
顔を出すのは、まだ幼い天使。人懐っこそうな、明るい雰囲気の少年である。誰も居ないのを見渡してから、気持ちよさげに伸びをして、ゆっくり温泉に浸かる