2018/03/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエリシスさんが現れました。
エリシス > 「……ふにゃー……」

浴場ではなんか少女が酔いどれていた。
お酒を片手に、豊満な乳肉を湯船の縁にのせたまま。
幸せそうに蕩けた笑顔を浮かべて。

「……ふぇぁ?」

誰か来た事に気づいたのか。
翡翠の瞳を細めたまま、こてん、と首を傾げて見やり。

「こんばんはです~」

のほほん、とのんびり挨拶一つ。

リス > 「……あら?」

 誰もいないと思っていたが、湯船に近づいて初めて誰かいることに気がついた。
 先に風呂の中に入っていた相手は……ものすごく酔っ払っている様子。
 近くにお酒があるし、今も目の前で飲んでいる。
 赤くなっている顔は、お湯で温まっているという理由だけではないのだろう。

「こんばんは。」

 のほほんとしている相手、お酒の匂いが温泉の匂いに混じっているのを感じつつ挨拶に対しては、挨拶を。
 少女は、自分の体をタオルで隠さずに、ぶらんとしている肉棒を見せながら彼女のことを見る。

「ええと、ご一緒しても?」

 相手の体は、浴槽の縁で隠れているし、ふたなりに危機感を持つ女性もいないわけではない。
 なので、まずは大丈夫かどうかの許可をもらうために問いかけた。

エリシス > 「大丈夫ですよー……」

のほほん、としたまま、のんべんだらり。
ふにゃー、と笑ったまま、目を細めて。

幼気にすら見える少女ではあるが。
育つところはたぷん、と育ち、引っ込むところはくい、とくびれている。
背丈はともかく、女としての体としては完成していて。

「おねーさんは浸かりにー?」

こてん、と首を傾げて見やり。

リス > 「ありがとうございます。」

 彼女の許可を貰えば、改めて己の体にタオルを巻いてみせる。
 あまり湯面を揺らさぬように気をつけながら、静かに温泉の中に入っていく。
 肩まで浸かり、全身を包み込む暖かさに息を大きく吐き出して、んーっと、伸びをしてみせる。

「ええ、まあ。
 後は、綺麗な人がいれば仲良くなれたらなぁ、と思いまして。」

 彼女の質問に、少女は目を細めて首肯して返答をしてみせる。
 はぁふ、と大きく息を吐き出してお湯の暖かさを楽しむように、体にかけ湯をする。

「お風呂でお酒を飲んだら、良いが早く回るので注意が必要ですよ?」

 何処か幼さが残る顔立ちの相手だからだろう。
 なんとはなくだが注意をしておこう。

エリシス > 「だいじょーぶですよー」

ふにゃー、と笑いながら、こてん、と首を傾げ。
頭の上の金色の竜角が見えて。

「ドラゴンはうわばみですからー」

のへーん、としてる様はどっからどう見ても酔いどれにしか見えないけれど。
人とは違う立派な部位がある以上は人とは違うイキモノなのだろう。

「きれーなひとですか? 見覚えはないですねー……」

くぴ、とまた一口お酒を口にしながら、怪訝そうにまた首を傾げて。

リス > 「まあ、貴女が大丈夫というのなら、私はこれ以上は何も言いませんけど。」

 本人がそういうのなら、知り合いでもない彼女にそれ以上言っても意味がないだろうと、少女は判断して頷いてみせた。
 竜の角を眺め、目を瞬く。

「みたいねえ、私の嫁もお酒にはすごく強いみたいだし。」

 ドラゴンという種族、身近にいるというか、嫁と娘がそうである。
 この国はドラゴン沢山いるのかしらと、今この場にはいない嫁を思い出しながら呟く。
 娘と同じぐらいのドラゴンとなると、性欲よりも保護欲の方が強く出てしまうもので。

「人とは美意識とか違うでしょうし、仕方ないのではないかしら?
 綺麗と一言に行っても、人間でも好みは違うしね?」

 見覚えなくても良いのではないだろうかと、彼女にいいやって笑ってみせる。

エリシス > 「ふぇ。嫁。……竜の花嫁もらったのです?」

こてん、と首を傾げてから。
じー……と見やってから。

「…………んー……性的に強い感じ……?」

もう一度こてん、と首を傾げ直して。
そういえばふたなりだったなーと思いながら。

「ですかー? おねーさんの好みな感じの人は今日は見た覚えはないですねー……。
 と言うかここ私しかいないですし……」

リス > 「ええ、私の嫁は竜、古龍……って言ってたかしら。」

 質問には、顎に指を当てて思い出しながら。
 残念ながら一般人の知識では、竜は竜であり、細かい違いが詳しく分からない。
 古龍というものの意味も、ピンとは来ていないがすごいことができるという認識。

「性的に……?
 そうね……嫁とエッチするときは三日三晩とか、長いと一週間とか……。激しいわ。」

 彼女の質問の意図が読めず、性生活の一部を切り取って。
 流石に、一週間ぶっ続けをしたときは、死ぬかと思ったのは秘密である。
 最近体力ついて、嫁の欲求に答えられるようになってきたのは喜んでいるけれど。

「あはは、私の好みとかわかるの?
 竜って、すごいのね。」

 たしかに、この湯船には、相手と自分しかいないわねと、彼女の言葉に同意してみせた。

エリシス > 「……こりゅー……こりゅー。母様と知り合いかな……」

ぽそ、と呟きながら。
こてん、と首を傾げて。

「なるほど……なるほど。
 私のとこはなんらかの手段で屈服させないとだめだったりしたので」

こくこく、と頷きつつ。
いいなーとか思いながら、ふにゃ、と笑い。
この娘を娶る場合はどうやら何らかの手段で倒さねばならない模様。

「んうー……? いえー……どうでしょう。
 ただここで見た覚えはないってだけなので……。
 それにお嫁さんがいるのなら、好みはお嫁さんそのものなのではー?」

リス > 呟きは独白なのだろう、自分に問いかけている様子もないのでスルーすることにした。
 聞かれても、判らない、竜には詳しくないのだ。

「乱暴なのね。」

 屈服?
 馴れ初めはお仕事で、そのまま想いを重ねてという関係だった。
 屈服とかなんとかそういうのは……全くなかったと思う。
 喧嘩とかそういうのは一切ダメな一般人には竜=災害=屈服=戦闘という図式での連想ゲームの一言が転がった。

「ええ、そうよ?
 でも、人間って欲張りだから。」

 お嫁さんそのものが好み、という質問には同意。
 でも、好みはそれひとつで収まらないのよ、と、にこやかに。
 多淫、多情なの、と。

エリシス > 「……? 乱暴? ……うーん……乱暴なのでしょーか……。
 お酒でも喧嘩でも決闘でもえっちでも」

ふにゃり、と笑いながらお酒の瓶を軽く揺らしてから。
少なくとも酒飲み勝負では並みのは相手にならなさそうではあった。

「強欲は竜の十八番ですのにー。」

むにむに、と自身の頬をいじってから。
そっちにいってもー? と問いかけながら首を傾げて。

リス > 「え?でも、竜って、そういうものでは?」

 嫁が特別と思っているフシもある。
 一般的な認識とすれば間違っていないと思うのだけれども。
 軽く瓶を振る相手に、うーん、とうなって返答を。

「欲の深い種族は別に一つではないのよ。」

 そういうものです、と言いながらも、近くに来たいという言葉にどうぞ、と。
 ふー。と長く温まった息を吐き出してから、肩にお湯を掛ける。
 肩に触れると、少し凝ってるわと、上がったらマッサージしてもらおうとか考える。

エリシス > 「んー……竜にもよるですねー。大半はそういうものな気はするですけど。
 母様はどっちかって言うと飲ん兵衛な人で……。
 父様とも酒飲み勝負で負けたから付き合って私が出来たらしーですし。」

そして、その親に育てられたこの娘。
価値観なぞ一般的な竜とは違うようで、至極怪訝そうにして。

「なので、お嫁さんとゆー方と同じで特殊な部類かもしれないですー」

近くにざばざば、と寄りながら、肩を見やり。
こてん、と首を傾げてから。

「肩こりさんですか?」

リス > 「へー。色々と居るのねぇ。
 とはいえ、大半が私の考えてるのと同じなら、そういうもの、じゃない。」

 自分の母親は特殊だと、彼女は言う。
 彼女は自分の娘と同じように、竜と人のあいの子なのだろう。
 そして娘を思う、竜としての性格が強く、めっぽう手が早い。あれをどうにかして欲しいのだけどなぁ、と。

「ええ、事務仕事が多いからよけいにね。
 さて、とそろそろ上がるわ。
 店員さんにマッサージしてもらってから帰る事にするわ。」

 竜の好意で、マッサージしてくれると言われたら、か弱い女の子、ポッキリ折れてしまうかもしれない。
 それに、長湯して少しのぼせ気味でもあるし、今日は上がろう。

「では、ごゆっくり。」

 じゃあね、と軽く挨拶し、ザバリ、と立ち上がって、そのまま脱衣所へ。
 脱衣所でお湯を拭って服を着て、マッサージを受けて帰るのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリスさんが去りました。
エリシス > 「そーゆーものですねー」

ふにゃ、と笑いつつ、手をひらひら、と振って。
あがるのならば見送る姿勢で。

「私はもうちょっとお酒飲んでのんびりするですよー」

またですー、と挨拶をすれば、またお酒を嗜む体勢に戻り。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエリシスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 「ああ……こいつは生き返るな…」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
檜作りの大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
つい先ごろまで外で駆けずり回っていただけに、
湯の温かさが文字通り身に染みて手足がピリピリとしびれるような感覚を心地よく受け入れ。

「久しぶりに酒を飲みすぎてひどい目にあった。
 何事もほどほどに、とは言うけどなあ」

色々と加減の利きにくいものではある。
酒を完全に抜くのに温泉がいいと常宿の店主に勧められ、
やってきたのがこの宿だった。
勧めに従って正解だったと大きく体を伸ばし。

カイン > 「かといって酒をやめる気になるかというと、ならないんだが。
 しばらくは多少控えたほうがいいかもなあ」

天上に浮かぶ月を見上げてほうと息を吐き。
パシャリと水音を響かせながら体をほぐすと、
節々が固くなっていることが実感できる。
それを自覚しがてら、首を鳴らした所で。

「…いかんな、酒が欲しくなってくる」

ぼそっとつぶやいて、思わずかぶりを振って自重する。
さすがにその程度の自制はまだ聞く範疇だ。
おそらく現物があったらあっという間に決壊する程度の理性だが。

カイン > 「それにしても街中で温泉は入れるってのは素晴らしいが、
 あんまりあの街道を使わなくなるのが難点だな。
 依頼で仕事に行くことはままあれど、温泉目当てに通うことはなくなったな」

随分と昔はそんなこともやっていた気がする。
それこそ数十年単位で昔のことを思い返しながら、
軽く顔を湯で流い流して目を細め。

「…酒はやめとくにしてもなんかこう、つまみくらいはあってもよかったな」

若干未練がましく小さくぼやく。

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。