2018/01/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフラストさんが現れました。
フラスト > 少し肌寒い天気。
そのためなのか、空は青く透き通っているかのような青空。
その真下に露天風呂、中央の岩場に腰掛けながら、足だけ湯につかる褐色の男。
鍛え上げた裸体。股間すら隠す気はなく、タオル一枚つけていない。
上体を伸ばしながら軽くこぶしを作って。
「んん~ちょっと上せた。
 っとと、こいつをちょっと一杯」
湯の上にお盆をのせ、その上に小さなお猪口と徳利。
コメから作られた酒という珍しいものを仕入れた男は、アツカンと呼ばれる風習をまねてみた。
「しっかし酒を風呂でしかもあっためるってすごい国だな。
 こんどいつか行ってみたいわ。
 きっと全裸が当たり前の国なんだろうなぁ」
お猪口を持ち上げ、唇を近づけながら一杯飲む。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアイゼンブルームさんが現れました。
フラスト > 「んん~飲みすぎたかな?」
体がほてり、顔が熱く赤くなるのを感じながら、再び湯の中に入る。
そしてお盆を持ったまま立ち上がり、よたよたする足を何とか支えながら、出口へと向かっていく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフラストさんが去りました。
アイゼンブルーム > 「こんな寒くては鍛錬も侭ならぬ」

真冬でも鍛錬を欠かすわけにはいかないと雪の積もる場所でやせ我慢をしたのがいけなかった。
鍛錬をしている間は良かったのだが、一通りメニューを終えれば忽ちのうちに襲ってくる寒さ。
どこか暖まる場所はと探し回ったあげく見つけたのは、一件の宿。
なんでも湯浴みが出来るらしい、とにかく湯浴みをとほとんど透けて見えるバスローブを借りれば、一目散に湯浴みに向かった。

彼の顔を見たとたんヒクヒクと引きつる顔。
それはそうだ、この間酒場で大変な目に遭わされたのだ、あの後足腰が立たずしばらく鍛錬を控えたのはついこの間の事だった。
警戒しながら、フラストと距離を取って湯船の隅にゆっくりと浸かり気持ちよさそうに目を閉じた。
そして、彼に気づかれる事も無く湯に浸かって十分暖まった身体で帰って行った。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアイゼンブルームさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 冷たい空気に湯気がけぶる露天風呂。ツァリエルは療養の名目で湯治に来ていた。
妊娠していた腹は一日で元通りにへこみ、まるで何事もなかったかのように平和な日常が戻ってくる。
ただし性別だけは女性と男性の間で止まり、今もまだ体に変化は起きていなかった。

湯でしばらく温まっていた体を縁に乗せ、はぁ、と熱のこもった吐息を零す。
腹の奥、子宮が絶え間なく疼きここにまた熱い精を受けたいと無意識に望んでしまう。
幼いペニスは緩やかに血を巡らせ、最近いじられていない尻穴もひくついていた。
どうしてこんないやらしい体になってしまったのかと嘆くも状況は変わらず、
ただただ犯されたいと願ってしまう。
まるで物狂いにでもなってしまったかのようだ。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」にレナーテさんが現れました。
レナーテ > 新年のお祭り騒ぎだった集落を離れ、静かに派出所での仕事に戻ろうとしていたところだったが、年明けに騒ぐのは城の一部も変わらないらしい。
特に急な仕事もなく、城で暇をつぶすよりはと大分慣れてきた混浴風呂へ。
可愛らしい見た目の割に頑丈な戦闘衣を脱ぐと、少し大人びた白地に黒レースの上下を脱いでいく。
背中のホックを外し、僅かに揺れる胸元と、動き回ることで靭やかで綺麗な曲線を描く臀部が顕になる。
メガネを外すと、最後に髪をまとめているヘアゴムを解く。
長い髪がふわっと広がっていき、色の交じり合うロングヘアになれば、濡らさないように頭の後ろで綺麗にまとめてアップに。
それが終われば、タオルを片手に申し訳程度に身体の前に垂らして隠し、湯煙へと繋がる戸を開いた。

「~♪」

鼻歌を奏でながら上機嫌に歩くと、背中の後ろで茶色の尻尾もゆらゆらと機嫌良さそうに踊っていた。
そして、煙の中から少しずつ浮かび上がる人影にわずかながら警戒しつつ、片手を胸元に寄せ湯船の方へ。
そこにいたのは見知った顔の彼であり、安堵の表情で顔を緩ませたものの、少しだけ笑みがぎこちなくなる。

「こんばんわ……あの夜以来、ですね」

彼を狂わせてしまったかもしれない交わりの日を思い出せば、勢いとは言え、彼処までしてしまったことを恥じらう。
苦笑いを浮かべながらも、頬は薄っすらと赤色に染まりながら、彼の隣へと腰を下ろそうとする。

ツァリエル > 背後から人の気配が近づいてくるのに気づけば慌てて隠れようと腰を浮かせるも体が自由に動かない。
もたもたしている内にその人影が湯けむりを裂いて現れたのなら、そこには見知った顔の少女が立っていた。
慌ててタオルで下半身を隠し、苦笑いをする彼女にこちらもあやふやな笑みを浮かべる。

「こ、こんばんは……レナさん……」

あの夜、ツァリエルをまるごと変えてしまったかのような刺激の強すぎる夜。
それを思い出して体に熱がじりじりと灯っていく。
レナーテがそっと腰を隣に下ろそうとすると、緊張したように肩が震え
拳一個分だけ間をあけて座り直す。

ちらちらと横目で落ち着き無くレナーテを見ながら、無意識に心臓が高鳴っていく。
あぁ、犯して欲しい……あの夜と同じぐらいに、いやそれ以上にもっと激しく……。
ごくりとつばを飲み込むと、とろんと熱に浮かされたように彼女を見つめた。

レナーテ > 怖がられたらどうしようか、否定されたらどうしようかと、不安に思いながらのご挨拶に、彼もぎこちないが笑みで答えてくれた。
嫌われてはいないようだと、安心を覚えながら腰をおろすも、彼が僅かに距離を置いたことに気づく。
やはり、最初に彼と肌を重ねた時のように、穏やかな関係はもう築けないのだろうか。
そう思うと、胸の奥に突き刺さっていく棘のような痛みが、喉を引きつらせた。
涙が出ないように小さく咳払い、落ち着いて喋ろうと彼に振り返った。

「……ツァリさん?」

彼の様子が妙だと気づくと、怪訝そうに眉をひそめた。
まるで熱病にでもかかったような、虚ろに見える瞳。
それが欲に蕩けているとは思いもせず、少しだけ前のめりになって彼に身体を近づければ、タオルが少しだけずれていき、小さな膨らみとそのくすんだ桜色の頂点が晒されていく。
そして、白い手を伸ばせば、ぺちっと彼の額に触れていく。

「……大丈夫ですか? 何か、熱とか…病気とか……?」

もしくはのぼせてしまったか、朦朧としていると正常な判断もできまいと思えば、体の具合を確かめようと額に触れた掌を滑らせ、頬へ、首筋へと触れようとしていく。
体に蓄えた熱を確かめようとしながら、間隔を狭める互いの身体が、彼を煽るかもしれないことを考えもせずに。

ツァリエル > 怪訝そうに見つめるレナーテにツァリエルは慌てて何か言葉を紡がなければと口を開くも犬のように荒い息しか出ない。
そうこうするうちに、彼女のタオルがはだけて白い肌と柔らかな胸、ピンク色の頂きが目に飛び込んでくる。
あっ、と息を飲めば彼女の柔らかな細い手が額に触れて。
体温が一気に上る、顔に血が上り情欲に浮かされた熱が彼女の手のひらを伝っていく。

「あ、あぁ……っらめ、っんん……」

その手が頬と首筋へ滑らせられれば
肌に触れられただけだと言うのに大きく背筋を震わせ軽い絶頂に至ってしまう。

「ひゃ、ぁああんんっ…………!」

ひくん、ひくんと痙攣し、タオルに隠された幼いペニスがぴゅく、と潮を吹くように白濁を零して汚す。
はぁーはぁー、と大きく息を吐き、くったりとレナーテへしなだれかかる。
もう我慢の限界だった、相手が女性だろうと構うまい。
自分を犯して辱めて、そして内側に因子を残して欲しい。
潤んだ瞳でレナーテを見つめると、小さな唇が戦慄いた。

「犯してぇ……レナさん……」

レナーテ > 早くなっていく呼吸は荒く、問いかける言葉に返事はない。
本当に危ういかもしれない、不安そうにしながらも胸元がさらされていることに気づきもせず、身体を確かめようとする。
額に感じる熱は高く、やはり何かあったのかと頬に触れた瞬間、跳ね上がる悲鳴にびくっと身体を震わせた。

「ツァリさん…っ!?」

やはりなにかおかしい、首筋にふれて脈を図ろうとした瞬間、腹部に熱の迸りが打つかっていく。
タオル越しに僅かに溢れたそれは、自分ともお湯とも違う熱、何事かと腹部を確かめようと俯くと、肩に掛かる彼の華奢な体重。
片腕を背中に回して抱き寄せるようにして支えれば、耳元に濡れたオネダリが響いた。

「……」

言葉はなく、体が震えることもない。
代わりに背中に回した掌が淡く背筋をなぞり、擽ると、その身体をぎゅっと抱き寄せていく。
彼の胸板に柔らかな房を押し当てるようにして密着すれば、互いのタオルが崩れ落ちるのも気にせず、引き寄せていた。

「……女の子にいうセリフじゃないですよ?」

何があったのか、それを問おうにもこの熱を収めねば答えはわからないだろう。
彼女なりに考えた結果は、まず熱を沈めること。
囁く声はあの夜を思わせるような、丁寧ながらに冷たく静かな嗜虐性に満ちた響き。
血のめぐる男根に掌を重ねると、ぎゅっと握り込むようにして茎を捕まえれば、親指と人差し指の間に先端を捕まえる。
ぐにぐにと上下に揺らすようにして捏ね回して、少し乱暴な愛撫をしながら、じっとその顔を見つめる。

ツァリエル > 抱きしめられれば一層大きく肩が震え、レナーテにすがるように腕を首に回してしまう。
白濁で濡れたペニスを彼女の腹や腿にこすり付けて、カクカクと腰を揺らす。

「ふぅ……ん、うぅ……んん……」

もはや心配そうなレナーテの声も届いていないように夢中で快楽に耽る。
密着した胸と胸が擦れ合えば、尖った乳首がつんつんとレナーテの肌にぶつかっては淡く乳を滴らせる。

「は、ぁ……っごめ、なさい……っごめん、なさっ……
 とまんな、……っんぁ……もっとぉ……」

一体何に対して謝っているのか、体を揺すって刺激を求める。
と、嗜虐的なレナーテの声音に大きく体が震え、屹立した皮かむりのペニスに彼女の手がかかる。
柔らかな手指で包まれ、先端を摘まれば精液で濡れるピンクの粘膜がひくついた。

「きもちぃ……きもちぃよぉ……」

目尻に涙が溜まり、頬を真っ赤に染めて快感を訴える。
レナーテの視線から逃れるように顔をそむけ、恥ずかしそうにまぶたを震わせた。

レナーテ > 腰を揺らすのも、痙攣か何かかと思いきや、囁かれた言葉から照らし合わせていけば、下世話な踊りだった事がわかる。
ぶつかり合う胸元は、肌の感触に心地よさこそ覚えるも、彼を気遣う心情から快楽に繋がることはなかった。
何に謝っているのか、それが全て繋がったときには、僅かに目を伏せながら、冷たい視線を差し向ける。
ぞわりと身体を走った痺れにも似た淡い悪寒と、それを言葉にする嗜虐心に吐息を震わせながら口角を上げる。

「変態さんですね、ツァリさんが壊れてしまったんじゃないかとか、嫌われてしまったんじゃないかって心配してたのに…腰、カクカクさせて……最低ですね、本当に」

罵る言葉が淡々と冷たく連なっていき、最後の一言はゆっくりと心の底から侮蔑するように感情を殺した音で届けていく。
本当に嫌ったりはしていないし、狂ってしまった彼を哀れみもする。
しかし、彼が望む欲望は自分に突き刺さるような冷たさで、雄としての尊厳を粉微塵に踏み潰されること。
そして、それを認めて可愛がる極振りな飴と鞭。
あの夜を思い起こしながら先端を捏ね回すと、雁首をぎゅっと人差し指と親指の輪っかの間で締め付ける。
小銃で戦い、握り込む力も強まった掌、快楽よりも痛みを覚えるほどの力で。

「そうやって女の子におねだりして、種付け先を漁るんですね……私、さっきまで本当に心配してたんですよ? ツァリさんが壊れてしまってたらどうしようって、心配して損しました。だから……悪いこと出来ないように、壊しきってあげますね。これを」

雁首から掌を解くと、代わりに肉棒の付け根を掌が弄る。
そこに袋の感触が見つかれば、垂れ下がる袋の根本を搾るようにして握り、副睾丸をごりっと抉るようにして痛みを交えた責め苦を与えるだろう。
なければそのまま、柔肌を撫でながら、指先は菊座に向かい、前立腺を狂わせるがために菊座を撫でることになる。

ツァリエル > 「やぁああ……いわ、いわないでぇ……ごめ、ごめんなさ……っ」

冷たく突き放される物言いに、ツァリエルはいやいやと頭を振る。
だが体は逆に火照りが高まりレナーテの言葉一つ一つに大仰に反応していく。
小ぶりのペニスがぴくぴくとレナーテの手のひらの中で震え、今にも精液をその手の中に吐きかけようとしたその時
彼女の手がぎゅう、と射精を封じるように握り込まれた。強く痛むほどに。

「ひっ、ぎぃいっ……!やだぁ、レナさっ……んぎっ……」

涙を零して痛みに身を縮こませる。
まるで悪い子に罰を与えるようにレナーテが侮蔑の瞳でこちらを見下ろしながら。
それがたまらなく寂しく恐ろしく、そしてとても心地が良い。
レナーテの手指が副睾丸を抉り、菊座を指先で穿てば前立腺を押された痛みと睾丸を握りしめられる苦痛で涙を零す。

「やぁ、やぁああ……!レナ、さ……きら、わないでぇ……ゆるしてぇ
 ごめんなさいぃ……っごめんなさいっ……ツァリ、変態でごめんなさぃい」

自分でもどうしようもない熱と昂りに翻弄されながら少女の手によって仕置を受ける。
とろとろとペニスの先端から透明な先走りがこぼれ落ち、股の割れ目からは愛液が滴り落ち、
尻のすぼまりへと垂れればひくひくとすぼまりがひくついた。

レナーテ > 「事実ですよ、ツァリさんが変態で盛り付いた最低な男の人なのは」

クスクスと静かに微笑みながら、ゆっくりと目を細めていく。
三日月のように弧を描く目元のラインと、静かな嘲笑が彼の尊厳をえぐろうと向けられていった。
射精を封じるような掌に、痛みの悲鳴が上がっても暫くはそのまま握り、開放しても、罰は止まらない。
見つけた袋の粒を逃げられないように握り込み、裏側にある精液のタンクを押しつぶす。
ぐり、ごり、と左右に弾くと、捻れるような鈍く響き続ける痛みが生まれ、バチッと指先で強めのデコピンの様に弾けば、僅かな力で蹴り潰されるような痛みを味わえるだろう。

「嫌わないですよ? でも許さないです……ツァリさんはやっぱり男の人じゃなくて、男の人になりきれない女の子にしてあげます」

肉棒や袋、その中にある雄の礫を取り除いてしまうよりも屈辱的な堕ち方。
あの夜に囁いた男のまま女にさせられる羞恥を囁やけば、菊座に指を押し当て、遠慮なくねじ込む。
摩擦の強い状態で行えば、痛みのほうが強いかもしれないが、気にせずに奥にある前立腺の辺りを押し込んでいく。
ぐりぐりと指の腹で擦り付けるように押し込むと、同時に背中ら腕を回し、指先が胸板の先端を捉える。
小さな粒をぎゅっと挟み潰すようにして捉えると、何度か引っ張るようにして愛撫を繰り返し、強く、弱く挟み潰す力を不規則にコントロールする。
充血を促しながら固さが現れれば、指の腹で優しく円を描くように転がしていく。
右回り、左回りと動きを変えつつ、神経が強く擦れる角度を探るように速度を落とし、少しでも過敏な反応を示せば、そこを幾度も弾くように執拗に責めるだろう。
雄ではなく、牝の快楽を深めさせるために。

ツァリエル > 冷たい微笑に見つめられたまま、反論することすら許されない。
股間の痛みで身を竦ませながら次なる仕置はどんなことなのだろうかと不安と怯えと期待が入り交じった目でレナーテを見た。
と、握り込まれた性器が開放され、今度は袋に責めが移される。
ぐり、ごり、と粒が強く押され指先で弾かれれば一際甲高い悲鳴が浴場に響く。

「きゃ、ぁああああっ……!いだ、っ……ゆるしてぇ……ぎぃいいいっ!」

慈悲を求めるようにレナーテに縋り付き、許さない、と言われて愕然と瞳が見開かれる。
ずぷ、と指先が菊座に埋まりひぃ、とツァリエルが悲鳴をあげた。
レナーテの指先を迎えたのは熱くうねるような肉壁の締め付け。
たとえ指先だけの異物でも嬉しそうに迎え入れ引き込む。
と、前立腺のこりこりとした感触を指先に伝え、
それと同時に胸の頂きが指先で捏ねられればきゃあん、と女のような声がツァリエルから漏れた。

「やぁ、むね、だめぇ……!おしりと、いっしょ、したらぁ……っ
 いくっぼく、いっちゃうぅう……、おんにゃのこに、なっちゃうよぉ……!」

先端が尖りきり捏ねれば捏ねるほど、ツァリエルの胸から母乳が溢れてぴゅくぴゅくとレナーテの胸元にかかる。
やがて、一際強く弾かれればびくんと体を揺らして絶頂を訴えた。
きゅん、と秘部と尻穴がすぼまり締め付け、胸から大きく弧を描くように射乳する。
だが痛みに襲われた男根からは透明なカウパーしか溢れない。
女のようにイキながら、ぶるぶるとツァリエルは震えた。

レナーテ > 「本当に痛いだけですか? 痛いと言いながら……男の子の大切な部分が壊れるのを、期待してたり…してないですよね?」

壊れてしまえば男としては終わりに近く、女として生きる区切りぐらいにはなるだろう。
しかし、それを許さないというように痛みは与えても、壊すまではしない。
彼が恥ずかしい存在のまま堕ちる為に必要だからと、袋から掌を離すと、責めが変わっていく。

「そうですね…女の子みたいに、入れられて、捏ね回されて喘ぐ、厭らしい子になりますね? でも、女の子になれない残念な子ですよ……これは絶対、残しますから」

前立腺をいじる合間も、ろくな潤滑油がないのに指をしゃぶる菊座は、排泄口というよりは、最早性器に近い。
ぐりぐりと、指に押し返す感触を押し込むようにして捏ね回すと、乳首から溢れるミルクに何度か瞳を瞬かせた。
しかし、クスッと微笑めば、付け根の肉ごとをつまみ上げるように親指と人差し指の合間にはさんで、ぎゅっと前へ絞り出していく。
まるで乳搾りの様な愛撫を繰り返せば、溢れるミルクを全て絞り出さん勢いで愛撫が繰り返される。

「……ツァリさんは、ここが暖かくなりすぎると、精液が作れなくなるのは知ってますか?」

前立腺をいじっていた指を引き抜くと、溢れる蜜の様な雄汁を指に絡め取り、にちゃにちゃと音を立てながらそれを袋の方へ塗りつけていく。
体温より数度低く保つために外へ曝け出された睾丸は、熱を与えすぎると子種の生成に害をなすらしい。
そんな事、知っても知らずともどうでも良さそうだが、勿論意味合ってのことだ。
変わらず年上の女性らしく静かな笑みだけを浮かべていると、自身の胸元を軽く撫でた。
契約によって刻まれた燃え盛る炎を象るような翼の紋が薄っすらと赤色を帯びて白く浮かぶと、同じような色合いをした小さな魔力の羽毛が指先に宿る。

「これを押し当てて宿したところに、暖かな熱を与えることができます……」

彼の小さな粒を使い物にならなくさせるための責め苦だと、遠回しに囁やけば、その羽根を彼の掌へと落とした。
ふわっと柔らかな感触とともに、囲炉裏から浮かぶような緩やかに心地よい熱さが掌に広がる。
そして耳元に唇を寄せれば、二人にしか聞こえない程小さなソプラノの音が鼓膜を揺さぶる。

「自分の手で……押し当ててください。続きはそれからです」

自ら破滅を選ぶような命令を囁くと、するっと身体を抱き寄せる。
わざと腕の力を誇張するように、女体のような彼の身体を腕力だけで抱え上げた。
抱え上げた瞬間、柔らかな腕の下で、靭やかな筋が硬く引き締まり、彼を膝の上へと運んでいく。
男女がするには逆な行動、首筋に顔をうずめるようにして抱きしめて密着すれば、再度囁く。
早くしてください、と。
足先で彼の足を絡め取りながら、くぱっと開脚させていけば、湿った外気がそこを撫でていくだろう。

ツァリエル > 「しょんにゃことぉ……ちが、ぼくぅ……ぼくぅ……」

ぷるぷると快感の余韻に浸りながら首を振る力は弱々しい。
自分は本当に男を止めてしまうのを期待していないと言えるのだろうか。
原因不明でもはや男とも女ともつかぬ体になってしまったのなら
いっそそれにふさわしく堕ちてしまうのもいいかもしれない。
ふと、そんなことが頭をよぎる。が、それをレナーテの前でさらけ出す勇気はなかった。

男根は残されると知って怯えていた心がほっと安堵に揺らぐ。
が、いっそ壊してくれてもかまわないと思っていたのもあって、喜んでいいのか悲しんでいいのかわからなかった。
ぎゅ、ぎゅぅと絞られる乳は枯れることを知らないように白濁液を吹き出し、もはや射精のような勢いだった。

「はー♥はー♥……んぁ、っあぁ……うぅ……?」

前立腺から指が引き抜かれ、ぼんやりとしていたツァリエルの意識がレナーテの言葉に向けられる。
魔法のように指先に現れる温かな熱を浮かべる羽毛、それがふわりと自分の手のひらに乗る。
耳元でささやかれるレナーテの蠱惑的な声。

「あっ……え、……ぅう……」

戸惑っている内にするりと持ち上げられる体。
抱えられるようにレナーテの膝に乗り、絡めた白い足が褐色の細い足をかぱ、と開かせた。
あられもない開脚、冷気が熱を帯びた性器に降りかかればぶるるっと背筋を震わせた。
手のひらの羽根をじっと見つめ、戸惑うようにレナーテの顔と羽根を交互に見比べる。
彼女の命令は絶対、自分には嫌という権利もためらう権利も無いのだ。

震える指先で羽根を摘み、おそるおそる小さな袋へそれを押し付けた。

「ひ、ぎぅっ……!やぁあ、っんぁああっ♥」

温かな熱が睾丸に押し付けられ、まるで焼印を捺されるような行為に
ツァリエルは被虐的な快感の声をあげる。
ぐいぐいと羽毛を睾丸に押し当て、自らで子種を焼いていくように……。

レナーテ > 「……いっそ女の子にして、壊しきってしまいましょうか」

組合長から聞く城内に渦巻く継承権の争いは、彼のような存在が生きていくには難しい世界。
いっそ、男としてだめになってしまえば、誰も彼を敵と見ず、自由に生きられるようになるだろうとも思う。
シガラミから解き放ちたいのか、そんなことを少しだけ自問自答しつつも、なんでもないですとごまかす言葉と共に、彼の首筋にキスをする。
そして、囁いた命令は彼の雄の証をダメにする命令。
戸惑う身体を膝の上へ載せていけば、華奢な身体はある意味自分よりも女性らしい作り。
褐色の肌と白い肌を重ね合わせながら、彼の様子を見守っていると、ためらうような視線が此方に向かう。

「……出来たら、ご褒美あげますよ」

追い打ちの一言は、彼の躊躇いを崩すための飴。
そして羽毛がとうとう子種袋へ押し当てられると、赤い光を溢しながら羽が解けるように袋へ吸い込まれていく。
薄っすらと赤色が交じる白い光で一対の翼を思わせる紋が一時的に浮かぶも、そこに刻まれれば、まるで淫猥な焼き印の様に思えるかもしれない。
同時に体温よりも暖かな熱が袋へと宿っていき、子種の生成を阻害してしまう。
お湯に使ったような心地よい温度感は、安堵すら覚えるかもしれないが、同時に雄を破壊していく。
麻薬のように身体を心地よさで蝕みつつ、子種の生成が阻害され、出来た種も焼け焦げていくような中、ご褒美に応えるように彼のスリットへ掌を伸ばす。
細い中指をずるりと蜜まみれの肉壷に埋没させれば、指先で奥底を弾くように弄っていく。
子宮口を探り当て、そこの窪みに爪先を引っ掛けるように愛撫すれば、快楽と興奮に埋め尽くされた身体には、強烈な快楽が走り抜けるはず。

「……男の子として完全に駄目になって、ドマゾなことでしか興奮できなくなったら、私が責任を取ってあげます。ツァリさんが嫌でなければ…ですけど」

王族のような豊かなものは与えられないが、人並みの世界なら見せられるだろう。
いつもの穏やかで暖かな、年相応の響きで囁きかけると、ぐちゅぐちゅと蜜を泡立てるように指はウネリ、中を掻き回しながら肉塊を弾き続ける。
搾る度に溢れる彼のミルクも、掌に零すように絞っていけば、口元を白く汚しながらこくりと飲み込んで見せた。
それに何が入っているかも問うことなく、彼の全てを飲み込むと言わんばかりに。