2017/12/31 のログ
■カイン > 「ずいぶん昔はこんな所に宿なんてなかった気がするが、
ゆっくりできるようになってるってのは良いこったな。
正直マメさに関しては人間の真似事ができる気がしないが」
こんな所にわざわざ宿を作って運営するなんて早々に空きそうである。
埒もない事を考えながら酒を煽り、熱っぽい息を吐く。
と、手元のグラスが空になったのに気が付いて渋い顔で脇に置き。
「替えを持ってきてもらうか、それとも取りに行くか…
どっちもしたくなくなるくらいに居心地がいいってのも考え物だが…そろそろか」
あまりに長湯しすぎても後に差支えるのは明白だ。
名残惜しそうに湯船から上がり去っていく。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 昼下がりの午後、とはいえ雨が降っている空はどことなく重い。
内風呂から使えない外の露天を見ながら、ため息を一つ。
「雨なら仕方ないかぁ……別に雨でぬれてもいいんだけど」
というわけにはいかないかとため息をつきながら、ふちに座り込み膝下だけを湯で浸かる。
「まぁ、今更だけど内湯ってあんまり使わなかったからいい機会だし制覇してみるかなっと」
ほてり湯で濡れた体を手で拭いながら、あたりをきょろきょろと見渡して。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエウロペさんが現れました。
■エウロペ > 今日は珍しく、昼間からの温泉。
年の瀬を迎えるにあたり自宅の掃除を済ませ、汗をかいたこともありそれを流そうとここにやってきた。
それほど人も多くないのは天候のせいだろうか、あまり身体をちらちら見られるよりはましなのだが。
「ふぅ~…」
内湯の湯船に浸かりぐぐっと背筋を伸ばすエウロペ。
その豊満な胸がぷるぷると揺れ動いて、少ない客たちの視線を集めたりしている。
そうしてのんびりしていると、何かきょろきょろしている、湯船のふちに腰掛けた男性と目が合って、軽く手を振り笑みを向ける。
■フラスト > 「ん?」
ふと目があった女性。自分と同じぐらいの背丈に驚くほどの乳房。
さすがの自分もここまでのは初めて見た、と口を思わずぽかんと開けてしまう。
そして手を振られていることに気づき、慌てて口を閉じながら手を振り返して。
「こんにちはお姉さん。雨だと露天が使えなくてさみしいもんだね」
笑みを浮かべながら、両足で胡坐をかいて見せて、ぴんと背筋を張って見せる。
「お姉さんはここら辺の人?
っていうか初対面でよかったよね?
フラストです。冒険者やってるから、もしよければ使ってくれると嬉しいっす」
片手を差し出して、握手を求める。
■エウロペ > 「そうねぇ、雪だったらよかったのだけれど」
自分を見た男性の表情が少し面白かったようで、くすくすと笑みを浮かべる。
外の景色を眺めながら、あまりよろしくない天候に小さく吐息を漏らして同意。
もう一度改めて男性を見てみれば、鍛えられた肉体を惜しげもなく晒すその姿にちょっとだけどぎまぎ。
「ええ、初めまして…エウロペよ、よろしくねフラスト君。
使うっていうのは…お仕事の依頼とか?」
差し出された逞しい手を、柔らかな手の平で取って握手をする。
小さな動作だけで大きく揺れるエウロペのおっぱいはやはり視線が集中しがち。
おそらく年下であろう男性と挨拶を交わせば、使ってという言葉。
あまり冒険者との馴染みがないので、小首を傾げてみた。
■フラスト > 「雪は困るなぁ。
服を着こまないといけない。
万年貧乏稼業には厳しい話ですわ」
大げさに肩をすくめて見せれば、クスクスと笑って見せる。
放しやすい彼女に、リラックスしたように体を弛緩してみせて。
「まぁ力仕事しかできない馬鹿ですけど。
荷運びから掃除まで、何でもやりまっせ。
年の瀬は特に仕事が来ないし、贅沢言えないんで」
目の前でぶるんぶるん揺れる乳房に思わずびっくりしながら、軽く彼女の手を握り返して見せる。
「それとも、エウロペさん、何か商売とかしてる人っすかい?
何となくだけど、何ていうか、オーラが出てるって感じっすわ。
金持ち、っていうのとはまた別の、なんだろうなぁ?」
目の前の女性をどう形用すべきか。こんな事今までなかったが、少なくとも今の自分の直感から、敬語を使うべき相手。
そんなことが頭をよぎる。
「貴族……のような?気品、というのとはまた違うなんかを感じますわ。
なんていうか偉人って感じっすかね?」
鼻の頭を指でかきながら照れ臭そうに笑みを浮かべる。
■エウロペ > 「ふふっ、そうかぁ…じゃあフラスト君のために何か仕事を見繕ってあげなくちゃね」
貧乏、と言われてしまえば何かしらの手助けをしてあげたくなってしまう。
といってもほいとお金をあげるのもまた違うし、彼も誇りある冒険者なら納得しないかもしれない。
冗談ではなく、本気で何か仕事を与えようかと考えている。
「いいえ、商売…って呼べるようなものじゃないから、基本的にはのんびりしているわね。
何かきちんとした商売を始めたいなとはおもっているのだけれど、冒険者をやるのも面白いかもしれないわね」
子作り依頼を受けたりはするものの、頻繁にあるものではないし何より商売という表現にはしたくなかったのでそこら辺は濁して話す。
それに何か仕事らしいものを始めたくもあったので、その選択肢に冒険者も良いかなと思っていた。
「いっ…偉人~?そんな大それたものじゃないわよ~、それに貴族でも無いし」
フラストからそんな評価をされてしまうと、頬を赤くしながらふるふると首を横に振って否定する。
気品があるとはたまに言われたりもするが、偉人とまで言われればさすがに困った表情をしてしまって。
■フラスト > 「そういってもらえると嬉しいっすわ」
湯を両手ですくいながら、濡れた髪をかき上げて見せる。
そして彼女の言葉に手を振りながら。
「いやいや、こんなアコギな商売はおすすめできんっすよさすがに。
貴族とはまた違うとはいえ、エウロペさんがやるような仕事じゃないっす。
っていうか本当に有名な方じゃないんで?
俺結構当たるんだけどなぁ」
頭をかきながら、首をかしげて見せる。
「まぁ、とりあえず今年の冬は越せられるだけの金は何とか稼げましたんで。
ちょっとした討伐依頼があったんすよ。
大型の魔獣の。
山あり谷ありの道中のほうが大変だったっすわ。
途中で保存食も切れちまったし
どうしたもんかとは思ったんすけど。まぁ運がよかったんすかね?」
肩をすくめながら、にっこりと微笑んで見せる。
■エウロペ > 「そうねぇ…そういうものよね。
それに有名冒険者になっちゃってフラスト君のお仕事奪っちゃうことになったら大変だものね」
あまり冒険者を勧めないのは、やはりその大変さを身にしみて理解しているからなのだろう。
エウロペは子供に会いに行くために険しい山や危険な森に入ってはケロッとした顔で出たりするの。冒険者より冒険してるようなことは言わないほうがいいかもしれない。
冗談を言いつつ、フラストににまっと笑みを向ける。
「有名…じゃないと思うけどな…」
エウロペの名前は実のところ知る人ぞ知る孕み仕事をする女。
フラストがそういった類の噂や話を聞いていなければ知らないだろう。
「やっぱり冒険者となるとその手の話が尽きないのでしょうね。
時間の許す限り、もっと聞かせてもらいたいわね」
冒険者となれば武勇伝も多かろうし、何より自信の冒険談を誰かに聞かせてこそ。
彼の話を聞き入れば、彼女は表情豊かに反応を返してくれるだろう。
■フラスト > 「おぉう、そいつは豪儀な
まぁエウロペさんに職を奪われちゃうようだったら、それこそ引退っすね。
そんときには猫でも飼いますよ」
彼女の言葉、その本位が見えないからこそ言える軽口。
笑みに笑みを返すように大げさに肩をすくめて見せる
「はは。俺みたいなのですと討伐もんしかえばれるものはないっすけどね。
さっきも言った通り、そんなに仕事がたくさん来るわけじゃないんで、普段は荷物運びや土方のバイト三昧っすよ。
護衛や用心棒なんかは、もっと有名な奴がやっちまいますし。
それこそ買い物の手伝いだってしますぜ?」
とはいえ、と言いながらふと頭をかいて見せて。
「一番でかかったのは、あの人食い魔獣の群れを討伐する話だったかな?
相手は人間大、それも複数だったんで、初めて部隊ってもんに入れてもらったんですが、運悪く俺がはぐれちまいましてね……」
彼女の聞き上手に合わせるように、湯の中で手ぶりをつけながら話し始める。
■エウロペ > 「ふふっ、わたしのせいで引退したら面倒見てあげなくちゃいけないわね」
彼の軽口に合わせるようにくすくすと笑い、彼に肩を当てる。
それでまた豊満な胸が揺れるが、今回は湯船が濁り湯だったこともあり、谷間は見えれどその下までは見えなかった。
「お買い物の手伝いならお願いしたいものがあるわねぇ、家具とかまだ大きいものがなくて買おうと思っていたの、頼まれてくれるかしら?」
さすがに魔物の討伐依頼などエウロペには無いし、護衛や用心棒を必要とする状況でもない、だが買い物の手伝いや荷物運びといったことなら、ちょうどいいかもしれないと頼んでみる。御礼はちゃんとしてくれそうだ。
「こうして貴方が無事でいるだけで、どんな危険な話も安心して聞けるわね」
それもまた冒険談が面白い理由の一つ。
彼が身振り手振りを使い話を盛り上げてくれれば、気を使うわけでもなくついつい楽しく聞き入ってしまう。
■フラスト > 「あはは。それじゃまんまヒモですわ」
頭をぽりぽりと書きながらも楽し気に笑いながら、彼女の言葉におどけて見せる。
あえて彼女の豊満な谷間は見ないようにし、あくまで紳士を気取って。
「あぁそれぐらい。ただでやったっていいっすよ。なんでしたらついでに掃除でもしますか?
この時期ですし来年に向けて掃除は終わらせたいでしょう?」
彼女の提案に軽く手を振りながら立ち上がる。
「ま、結果的には無事でしたよ。
後から仲間が駆けつけてくれて。
ついでに討伐数が多かったってことで分け前も多く貰っちまったからかえって悪いことをしちまったかも?」
ほかにも、と言って話す事は、廃墟の捜索事件。
おどろおどろしい冒険活劇を彼女に披露して見せて。
■エウロペ > 「掃除は済ませてきたの、それで汗をかいたからここにね。
それにタダなんてダメよ、お手伝いでもボランティアじゃないのだから、対価を受け取ることも礼儀の一つよ」
ただでやってもいいという彼に対し、毅然とした、妙に母親っぽい態度で注意してくる。
依頼をした以上そこには対価が発生し、タダでやろうとすればどんな仕事だろうと手を抜いたものになってもおかしくないと。
「仲間が来るまで一人で戦っていたのだもの、報酬が多いのも当然だと思うわ、フラスト君は優しいのね」
正当な対価だと思うものの、それでも遠慮しがちなフラストに対し心の優しい人物なのだろうと感じる。
次の恐ろしい廃墟の捜索事件の話が始まれば、彼の話し方が上手いのか、はてはエウロペがその手の話が苦手なのか、暖かい風呂の中なのにぶるっと身震いをしてしまったり。
■フラスト > 「あぁそうだったんすか。
っていうか俺のほうが終わってねぇかも?
まぁ宿だから、適当でもいいかな?なんてね」
ぺろっと舌を出しながら、まるで母親に怒られる感覚に妙に懐かしさを思えて。
「そうか。母性っていうことなのかな?
エウロペさんに感じるものって、そういうものなのかもしれない。
なんか絶対頭上がんないっすよ」
ふと言葉が出た単語に、自分で納得してしまう。
彼女から感じる母性という言葉に思わず納得してしまって。
「さてっと。俺はせっかくだし、あっちの薬効湯っていうのを試そうかと思うけど、エウロペさんはどうします?」
立ち上がりながら、奥にあった薬草臭い湯を指さして彼女に振り返りながら首をかしげて。
■エウロペ > 「まぁ、子供はいるから間違いではないわね。
フラスト君みたいな優しい子なら、親はきっと鼻が高いでしょう」
もし自分の子供ならそう思うと微笑みながら彼の顔を見つめる。
エウロペの見た目は子供がいてもおかしくなく、他人から見ても母性に溢れているかもしれない。
「私はのぼせちゃいそうだから上がることにするわ、湯冷めして風邪を引かないように気をつけてね」
立ち上がるフラストを見上げながら、エウロペも風呂から出ようとする。
彼の楽しい会話のおかげですっかり身体も温まり、上がることにした。
また母親っぽいセリフを言いながら、露わになった身体を手ぬぐいで一部だけ隠す。
「お手伝いの依頼はギルドのほうに、指名して出しておこうかしらね。
それじゃあ…またね」
そう言って仕事の約束を取り付けつつ、彼女は小さく手を振りながら脱衣所のほうへと向かっていった。
■フラスト > 「どうなんすかねぇ。親不孝者ですから」
彼女の言葉に照れ笑いを浮かべながら手を振って見せる。
「ありがとう。気を付けますよ、母さん」
彼女の言葉にクスクスと笑いながら合わせるように言った、母のセリフ。
ふと懐かしさを思い出させるもので
「ういっす。ちゃんと見てますんで。
いつでも呼んでくださいですよ」
彼女を手を振りながら脱衣所に消えるまで見続ける。
ふと思い出したように。
「あぁ、故郷に帰るのもいいかもなぁ」
そして薬草湯に向かって歩き出す
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエウロペさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフラストさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 「うーお。すっごかったなこの薬草湯。まだ体が薬臭い」
夕暮れに近い時間帯。雨が少し止んだころ。
体の匂いを確かめるように脇を上げ、足を上げ、体のあちこちを見直す男。
「次はどの湯にしようかな?
っていうか、まじめにこれじゃ口説きにも行けない」
取り急ぎ見つけた透明な湯の中にざばんと入ると、湯の中で体をごしごしと手で拭う
■フラスト > 「さてと、いくか」
そのまま立ち上がると、脱衣所へと後にする。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフラストさんが去りました。