2017/12/25 のログ
■イグナス > そうしてしばらく、獣だか、アンデットだかわからん声が響き続けた。
長風呂やって、冬の露天風呂を満喫するのだった――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 「んんぅっ!はぁぁぁ……いやぁ疲れた」
脱衣所から現れたのは、褐色の肌。鍛え上げられた裸体を存分に晒す青年。
夕暮れに沈む光景をバックに、露天にやってくると、両手を大きく伸ばしながらゆっくりと湯舟の中へと入っていく。
「いやぁ、やっぱりこの時間だとちょうど人がいないから貸し切りだよね?
ちょっと寂しいけどうれしい限り」
湯の中で足を延ばし、片足を膝を曲げて腰をねじる。
「くぅぅ……温泉大好き。温泉で老後を過ごしたい」
大きくため息を吐くと、お湯の中でストレッチを続けて。
■フラスト > 「んん!さて、出るか」
都合1時間。風呂に入りながらのストレッチを楽しみ
男は湯船から立ち上がり悠々と出口に向かう。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフラストさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイヌ/ネコさんが現れました。
■イヌ/ネコ > 自分たちのご主人様がよく行く宿。たまには休暇でもどうだ、と言われ。
メイド二人はその宿へと骨休めに来て、早速大浴場へと。
「うわぁぁ……広い……!」
その光景に思わず驚くイヌ。様々な種類のお風呂があり、ちょっとした娯楽施設の様相である。
想像以上の設備だったのだろう。どのお風呂に入ろうかとそわそわきょろきょろ。
『おっほぉ~。これはこれは。すんごいニャア』
同じく、ネコも感心したように言いながら周りを見る。だが、ネコの視線はイヌのそれとは幾分違うようで。
『でもイヌちゃん。気をつけないと。ご主人曰く、ここ……。
乱交やらなんやらの聖地らしいからニャ』
自分はそういうのもキライじゃないけど、と笑いつつ。身体を洗うネコ。
イヌは顔を赤面させながらネコに近づき。同じように身体を洗う。
「う、うぅぅ。そう言われると……男性と女性が、お風呂いっしょなんだね……」
周りを見れば、男性客は普通に入浴しているが。時折、いやらしい視線を確かに感じる。
裸身を晒す羞恥に、イヌは俯いてしまうが。ネコはむしろ、男を物色する余裕がある。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にオルティニアさんが現れました。
■オルティニア > 「―――う゛、男も結構いるんじゃないの……。」
稚気を色濃く残した気の強そうな美貌、頭部と同程度という圧倒的なボリュームを持つ魔乳、そして太ったなんて言い訳が通用しないレベルの妊娠腹。
そんな非常に目立つミルク色の裸身を豊乳を押さえる小さなタオル一枚で隠したエルフ少女は、その浴場に複数の男性客がいる事に少々怯む。
普段であれば、獣欲混じりの視線にたいしても、「ふふん、エルフ様の美しさにひれ伏すがいいわっ!」みたいなノリで堂々と闊歩するエルフ娘も、妊娠後期の大きくプロポーションを崩した姿ではそんな自信を保つことが出来ないのだ。
傲慢そうな容貌をかぁぁ…っと羞恥に染めつつも、手近な掘り風呂へと進む姿が背筋を伸ばして顎を持ち上げた物となっているのは、エルフとしてのなけなしのプライドをかき集めた結果である。
それでも、己よりも少し先に訪れたと思しき2人の獣娘の影に入り込む様に歩調を早めたのは、浴びせられる好奇の視線にどうしようもなくいたたまれなさを覚えてしまうからこそ。
そしてその際、チラリと横目を使って、彼女達二人の裸身をチェックしてしまうのは、自身では決して認めようとしない同性好きの性癖持ち故。
■イヌ/ネコ > 「で、でも。いきなり襲われたりはしないんだね……」
おどおどびくびく。周りを気にしながら身体を洗い終えたイヌ。
どうにも、やっぱりそういう宿だと意識してしまうと落ち着かないらしい。
『そりゃそーニャ。いくら無法無体なこの国の中でも。
衆人環視の中での強姦とかはそうそう……ニャッ?』
同じく身体を洗い終えたネコは、周りの男性を観察している。
なかなか様々なタイプの男性はいるものの。どうにもピンとこないようで、うにゃにゃにゃにゃ、と呻いていたが。
なにやら気配を察し、くるりん、と周りを見回し。
『……ちょいとちょいとそこのお嬢さん。
こんな宿でアナタみたいな美人さんが一人じゃ危ないニャ?』
ネコは、視界の端に止まった人物へと声をかけた。
エルフの女性。美人と言って間違いない。スタイル、美貌。素晴らしい女性だ。
『ここはアタシたちにエスコートさせてくださいニャ。
ぜひ。ぜひに。ニャフフッ』
揉み手しながら相手に近寄るネコ。イヌはそれを引き止めようとネコの肩を掴むが。
■オルティニア > 犬と猫。
獣耳やら尻尾の形は異なるものの、髪の長さも身長も似通った二人の獣人は、どこか双子めいた仲の良さ―――2人で1セットと言った印象を漂わせている。
大人しげで少し気弱そうな犬と、好奇心旺盛で気の強そうな猫のコンビは、タイプは違えどどちらも愛らしく、常ならばオルティニアの方から声を掛けていたであろう可愛らしさを振りまいていた。
そんな二人組の一人が、猫特有の唐突さ―――いきなり壁の一点をじっと見つめ始める様な所作にて真っ直ぐこちらに目を向けて来て、妊娠エルフは思わずビクリと華奢な肩を竦めてしまう。
「――――……へぁうっ!?」
普段であれば、美人=自分という図式を当たり前の様に受け止めて得意げな顔を見せたであろうエルフなれど、現状の崩れきったプロポーションに気恥ずかしさを感じるオルティニアは思わず己の背後を確かめて、それっぽい人物が居ないことを確認して
「――――ぅあ、あたし……?」
なんて自信なさ気な表情で、切れ長の双眸を幾度か瞬かせつつ、己の顔を指差してしまうのだ。
現状の妙に心細い気分―――雄の群に全裸で放り込まれた雌の心地も彼女たちと一緒にいれば大いに減じる事だろう。
その為、愛らしい猫娘の申し出は非常にありがたいものなのだが、悪戯っぽい表情やら、いやらしい感じの揉み手やらには本能的な危機感故に少々後ずさってしまう。
■イヌ/ネコ > 『そう、そこの美人で。オーラの出てるアナタ様ですニャッ!』
まるで獲物を見つけた時の猫のように。ネコは相手へとすばやく近寄り。
のみならず、どこで覚えたのやら、まるで商売人が行うセールストークのような芝居がかった言葉で媚びる始末。
『よくよく見させていただけば、身重なお体のご様子。
そんな方がこの宿で一人では! 毒牙に掛かるのを待つだけニャ!
ご安心くださいニャ。アタシたち、こう見えても腕はある程度自信ありますニャよ。
最悪、肉の盾として使っていただければ……』
ぺこぺこと頭を下げつつ揉み手を続けるネコ。相棒の暴走が止まらないのを察したイヌは、ネコの後頭部に勢いよくゲンコツを落とす。
『げふぉっ!?』
「いきなり申し訳ございません……。ですが、その。
私たちもこの宿は初めてなんです。噂ですと、ちょっと危ない宿ということでしたし。
よろしければ、ご一緒させていただけませんか? そうすれば、多少は安全だと思うんです」
ネコとは違い、相手に敬意を払いつつ話しかけるイヌ。一度深く頭を下げたかと思えば。
「申し遅れました。私、メイドをやっております、イヌ、と申します。
こちらの無礼な相棒は、同じくネコと。
私たち、冒険者のセイン=ディバン様に仕えておりまして。
主人の名を貶める様なことはせぬよう申し付けられております。
なので、ご安心していただけるのではないかと」
完璧なる従者対応を見せるイヌ。全裸ではあるが、仕事モードに入れば周りの視線など気にならないらしい。
自身たちの身元を信頼してもらうため、主人の名前を出すが。
……さてさて。それは吉とでるか凶とでるか。
■オルティニア > 「―――ぉ、オーラ……って、ひゃあっ!?」
獣人の俊敏を活かした接近に、思わず小さく悲鳴を漏らす妊娠エルフ。
手を伸ばせば触れられそうな距離で頭を下げて揉み手を続ける可愛らしくも怪しい猫娘に、瞬きしきりでじりじり…と後ずさっていたエルフだったが、相棒と思しき犬娘の意外にも力強いツッコミに翠の瞳が丸くなる。
「―――っぷ、ふふふふっ。」
恐らくは普段からこういった調子なのだろう。
人懐っこい猫娘が悪戯心たっぷりに距離を詰め、落ち着いた様子の犬娘がそんな猫の不躾を咎めてバランスを取っている。
そんな二人の慣れた様子についつい忍び笑いを漏らしてしまいながら
「そうね、そういう事なら、ありが―――んんっ、……う、受け入れてあげてもいいわ。安心なさい。あたし、お腹はこんなだけど、魔法はいつもどおり使えるから、あいつらが妙な事でもしようもんなら建物もろともぶっ飛ばしてやるわ!」
同性と伴が出来て気が大きくなったのか、普段通りの傲慢さを言葉に載せて周囲を睥睨するエルフ。
「ふぅん、イヌとネコ……って、まんまじゃない。あ、あんたらご主人様にいじめられてんじゃ……て、んんぅ? い、今、セインっていった?」
ふんふんと犬娘の丁寧な挨拶に頷きを返し、こちらからも名乗りを返そうとしていたエルフだったが、その中に聞き覚えのある名を聞き取れば長耳をぴくんっと震わせて問い返す。
■イヌ/ネコ > 『そうですニャ~。エルフの方の持つ、気品? 優雅さ?
とか……何かそんなん……? を? アナタ様は……。
特に強く持って……そうな……そうでないような……』
後ずさる相手に、更にそんなことを言いながら接近するネコ。
だが、思いつきで相手を褒め、あわよくばエロエロいことをしようという浅い考えのせいで。
その褒め言葉に微妙にキレがなくなっていき。
最後には、相棒に昏倒させられるに至った。
「その、本当に申し訳ございません。私の相棒は、少し……。
いえ、かなりその。自由なもので……」
笑う相手に、イヌは困ったような笑顔を浮かべつつ謝罪する。
当たり所こそ良かったものの。慣れているのだろう。ネコもむっくり立ち上がり。
「そう言って頂けると幸いです。……魔法……。
私も使えるのですが。アナタ様は私のような経験の浅い者とは違い。
荒事にも慣れていらっしゃるのでしょうね……」
それまでとは様子が違い、自信満々、という振る舞いを見せる相手。
イヌは、その言動に、うっとりとしたような表情を見せる。
主人、そして目の前の女性。強く、自信を持ち、自立している。
イヌが憧れる。そんな輝きを相手が持っているからこその、尊敬、憧憬であった。
「その。本名は二人ともあるのですが。なにぶん奴隷としての身分なので。
身分を買い戻したら、本名を名乗ろうと思っているのです。
……えぇ、言いました。私たちの主人は、冒険者セイン=ディバン。
少なくとも、そこそこ名の売れている冒険者のはずですから。
私たちの身分を信じていただけるかと思いますが」
相手の聞き返す言葉に、イヌは首を傾げつつ、もう一度主人の名を語る。
セイン=ディバン。冒険者。いいところ、ベテラン中堅冒険者というレベル。
だが、幅広く仕事をしているので名はそこそこ売れている。イコール、イヌとネコの身柄が、怪しいものではないという証明になる、と。
イヌはそう考えている。
一方蘇ったネコは、相手の胸を凝視しながら、にゃふふふふ、とか笑っていた。
明らかに、その感触を楽しんでやるにゃー、とか考えているのはバレバレであろう。
■オルティニア > 「―――ん……、た、たしかにそうみたい、ね。でも、あたし、嫌いじゃないわ、こういうバカっぽい子も。」
サラリと相手をバカ呼ばわりする失礼を晒すのは、妊娠状態で多少自信を喪失していても、傲慢エルフの本質自体は変わらぬという証拠。
それでも、言葉を重ねる毎に自分でも何を言っているのか分からなくなってきている様子の猫娘に可愛らしさを感じたのも確かな事実。
苛烈なツッコミにぶっ倒れたネコの裸身を見つめる瞳には、柔らかな親愛の情が滲んでしまう。
「ふふん、あたし、見ての通りのエルフ様だからね。ニンゲンが使う程度の魔法とはレベルが違うのよ、レベルが。」
ここ最近萎れつつあった自信が、犬娘の他愛のない持ち上げに見る間に元気を取り戻していく。
そして、大魔導師みたいな事を言っているものの、オルティニアも精霊との親和性こそ常識外れなレベルとは言え、それ程派手な大魔法が使えるわけではないのだが、自信過剰な物言いが朴訥そうな犬娘に妙な憧れを抱かせてしまったかも知れない。
「え、っと……セインってアレよね? あんたらみたいな狐っぽい尻尾とか耳付けた女の子で、本当は男だとかよくわかんない事言ってる冒険者、よね……? もしそのセインなら、あたし、知ってるわよ。一緒に仕事したこともあるし。」
へぇ~、世の中って狭いもんなのねー。なんて漏らしつつ、猫娘の凝視に気付いたエルフ娘は何気ない所作を装って胸元のタオルを幾分か引き上げる。
その動きに合わせてたわわな柔肉がふにゅんっと持ち上げられ、膨らみの始端が鏡餅の如く拉げる様を見せつけた。
■イヌ/ネコ > 「……やっぱり、そう見えますよね……。
そうなんです……ネコちゃんは、とってもお馬鹿なんです……」
初対面の人間にバカ呼ばわりされる相棒。そして、そんなのを相棒にしている自分。
イヌは微妙にそれらが悲しくなったらしく、しゅ~ん、と落ち込んだ様子を見せる。
「はい、羨ましいです……。ご主人様も、アナタ様も。
とても格好良くて……」
イヌは、相手の自信に満ちた言葉に、更に憧れの視線を向ける。
何も、イヌは冒険者になりたい、という訳ではない。
ただ……自分たちを養ってくれている主人や、目の前の相手のように。
強くなって、旅をしたり、人を助けたりしたい、という夢があるのだ。
「……はい。そう、ですね。その、呪われてミレー族みたいな見た目になっておりまして。
で、最近呪いが消滅して、男性に戻った……。
武器が、輪胴式拳銃の、冒険者です。
……まぁ、そうなのですね。失礼ですが、お名前をお聞きしてもよろしいですか?
もしかしたら、主人よりアナタ様のお話をお聞きしているかもしれませんし」
まさかの知り合いかもしれない、という相手の言葉に。イヌは主人の容姿などを説明する。
思わぬ出会いに喜んだような様子を見せるイヌとは裏腹に。
ネコはじ~~~~~、っと胸を凝視していたのだが。
相手の動作により、豊満なバストが実に柔らかそうに揺れるのを見れば。
『ふ、ふっおおぉぉぉぉ……なんっつー、なんっつーけしからん乳だにゃ……!
た、たまんねぇ……吸いたいニャ揉みたいニャ甘えさせて欲しいニャ……!』
興奮隠さず、小声とはいえ欲望駄々洩れの呟きを漏らすネコ。
眼は爛々と輝き、口から溢れたよだれを拭うようにするその姿は。
相手側から見たらさぞ滑稽な姿だろう。
■オルティニア > 「――――はぁぁあっ!? も、戻ったぁっ!? え、え、えぇえっ? お、男、に……なっちゃったの? あの狐っ子がぁ……!?」
彼女の言葉の中、さらりと流された一部分に仰天しつつ食いつくエルフ。
バカでっかいちんぽを持ってはいても、元々は男だなんて物言いを、ニンゲン特有の諧謔か何かだと思っていたエルフ娘としては驚かざるを得ない情報である。
「はわぁぁ……な、なんか想像出来ないわね。あたしにとってはあの狐っ子がセインだから、いきなり男の姿で出てこられてたら変質者扱いして魔法でぶっ飛ばしてたかも……。あ、あぁ……あたしの名前はオルティニアよ。よろしくね、ワンコちゃん。」
未だ困惑の抜け切らない顔で、しかし、遅くなった名乗りを返し、妙に懐っこい視線を向けてくる彼女の頭部を撫で撫でと数度撫でる。
どうも彼女の所作というか雰囲気は、こちらをじっと見上げて『撫でて撫でて!』と尻尾を振る仔犬の様なのだ。
そして対する相棒の方はと言えば―――。
「……………………………………………。」
敏感なエルフ耳がぴくぴくっと動いて彼女の小声をきっちり聞き取る。
その内容は、思わず切れ長の翠瞳がジト目を形作るような代物である。
犬娘の苦労も伺い知れるという物なのだが、そのバカっぽさがまた可愛らしいのだから、なんとも不思議な子といえた。
「ふふん、まぁいいわ。セインのメイドって事はあたしのペットも同様って事だし、一緒にお風呂入りましょ。あんた達の事は、このあたしが責任持って守ったげるから、おーぶねに乗った気分でどーんっと構えてなさい、どーんっと。」
実の所、幾度か肌を重ね、命を救われた経緯もあれど、彼女とは未だそれほど親しい間柄という訳でもない。
もっと仲良くなりたいとは思う物の、互いにあれこれ忙しい冒険者の身の上である。
すれ違いが多いのも仕方はないのだ。
そんな相手のメイドを己のペットと宣言したどさくさエルフは、ついてらっしゃいなとか言いながら大浴場の片隅、植えられた観葉植物が衝立のような目隠しを作る濁り湯の方へと歩を進める。
タオルによる心許無いガードに覆われた前面とは異なり、その背面は白く華奢な背筋や、肉付きこそ薄い物の形よくツンと跳ね上がった尻肉、そして脇からはみ出す圧倒的ボリュームの乳端やら、妊娠腹の側面やらを無防備に晒していた。
■イヌ/ネコ > 「は、はい? えぇ、戻られました。私たちにとっても懐かしい……。
そうですね……どんな容姿かと言いますと……」
驚く相手に、イヌもびっくり、という様子で。そのままおずおずと離し始めるが。
さて主人の姿をどう形容したものか、と思案しつつ。
「……背が高くて、いつも執事服を着てますね。メガネを付けていて……」
『どっからどうみても胡散臭い笑みをずっと浮かべてるニャ。
ほんで、どこでも細巻をスーパッパ吸ってるニャ?』
容姿を丁寧に説明しようとするイヌ。ざっくりと失礼なことを言うネコ。
こんなところでも二人の差はハッキリとわかってしまう。
「あぁ、オルティニア様……。お名前はお聞きしております。
主人のセイン曰く、『素質と才能に溢れている原石。磨けば超一流になれる素質がある』。
と。……そんな新進気鋭の冒険者の方と知り合えるなんて、光栄です」
『あれ、でもご主人確か……『フタナリのエロエロエルフで、自信の割りにまだまだ未熟』とも言ってたようニャ?』
相手の名乗りに、キラキラと目を輝かせ尊敬のまなざし向け。
頭を撫でられれば嬉しそうにするイヌ。
対してネコは、主人の言っていた酷評を口にしてしまうという遠慮の無さ。
そのままじろり、と睨まれれば。まんま媚売りモードな首傾げから、『にゃ♪』と笑顔で誤魔化そうとしたり。
「はい、よろしくお願いいたします、オルティニア様」
『にゃふん? ナフッ、ニャフフンナフフン♪
オルティニア様、今、アタシたちのことペットって仰いましたにゃ?』
メイドらしく、相手の傍につき従うイヌ。対してネコは、何か企むような笑顔と声。
相手の背中からスタイルを目で堪能しつつ。なんとも下品に笑い。
『と、にゃるとぉ……。オルティニア様には、ペットを可愛がってもらいたいですニャア。
……ご主人の言ってた、フタナリ、ってのがウソでないにゃら~。
アタシのマンコに~♪ オルティニア様のチンポをジュポジュポと♪』
ついに欲望を隠すことしなくなり。濁り湯の近く、衝立の陰に隠れた瞬間、ネコはそんなことを言い始める。
イヌは瞬間、窘めようと左右のジャブを連打するが。ネコは上半身の動きだけでそれを回避し、にゃはははは、と楽しそうに笑う。
■オルティニア > 「あー……胡散臭い笑み……それはなんとなくイメージ通りかも……。眼鏡で執事で細巻………。」
二人のメイドの言葉にもやもやと想像力を羽ばたかせるも、浮かんでくるのは執事服を着てタバコをふかす狐娘の姿ばかり。
やはり、男の姿など想像もつかない。
まぁ、最初に出会ったのも女のセインであり、肌を重ねたのも女のセイン。
唯一男を感じさせる部分といえば、あのとんでもサイズのデカちんぽくらいなので、どれ程言葉を重ねられた所で小首を傾げざるを得ないのだ。
そんな中、犬娘が続いて漏らした言葉には
「―――――っっ!!?」
エルフ耳もぴょこんっ! とおっ立たせて丸くした翠瞳を向けた。
「へ、へぇぇぇええ? あいつ、あたしの事そんなふーに言ってたんだぁ? へぇぇえ……ふぅううん……♪ ―――って、ふざけんなっ!? だ、誰がエロエルフよっ!!?」
思わず身悶えしてしまうような褒め言葉からの急転直下。
ふぎぃぃいーっ!! なんて奇声を上げた妊娠エルフは、怒りのままに手を伸ばし、可愛らしい声音と笑顔で誤魔化そうとする彼女の尻尾をむぎゅりとつかもうとするのである。
そんなじゃれ合いを終え、名乗りも終えた3人娘は
「―――んぅ? そーよ、あんたら、今日からあたしのペットだわ。嬉しいでしょう? 高貴なエルフ様のペットとして可愛がってもらえるんだか、ら………て、えぇぇぇえぇえっ!?」
移動の最中、猫娘の零すあまりに赤裸々な欲望に、高貴なエルフ様も流石に驚きの声音を響かせる事となる。
「あ、あんた……ホントにお馬鹿なエロにゃんこなのね……。」
なんとも味のある表情で屈託なく笑う猫娘を見、ついで「あんたも大変ね…」という視線で犬娘を見たエルフだったが
「…………………………。」
改めてじぃ…と彼女達の裸身に切れ長のエメラルドを向け始める。
■イヌ/ネコ > 「……そ、その。笑顔を絶やさない……主人です」
ネコの言葉に、流石にイヌの笑顔も引き攣る。しかも、否定しない辺り胡散臭いとは思っていたらしい。
そして、実際胡散臭いのだからもうフォローは出来ない。
続いて、相手が耳を動かし、反応を示せば。
「え? えぇ、言っておりました。『精霊にあそこまで愛される存在は見たことが無い』とか。
『荒削りだが、機敏さは一級品』だとか……」
主人の言葉を思い返し、それを告げるイヌだったが。ネコの失言には顔を覆い絶句する。
ネコは、尻尾をつかまれれば、ふぎゃぎゃぎゃぎゃ、と楽しそうに笑い、じゃれ付くようなそぶり。
そうして濁り湯へとたどり着けば。
「ふふ。光栄です。主人の知人とは、メイドにとって主人にも等しい方。
本日より、しっかりご奉仕させていただきますね」
と。イヌが言うのを見計らってからネコは下品なおねだりをし……。
『心外ニャ? バカではなく欲望に忠実と言って欲しいにゃ。
それに~……』
見事なスウェーでイヌのラッシュを回避しながらネコは言い。
一瞬のスキを突き、イヌの背後に回ると。なんとも器用にイヌの両足を広げ、腕を回し。相手に、イヌのクレパスを広げて見せる。
『どうやらイヌちゃんは本当にオルティニア様に憧れて、尊敬しちゃってるようだにゃ~♪
ほら、オルティニア様、見てくださいニャ。イヌちゃんのここ……。
もう、涎垂らして、ヒクヒクしてますにゃ♪』
そんなことを言いながら、二指でイヌのヴァギナを広げて見せるネコ。
イヌは、恥ずかしさのあまり顔を隠すが、筋力ではややネコに分があるのか。拘束を振りほどけないでいる。
ネコの指摘通り。イヌの秘所は蜜を溢れさせ、挿入を待ち望むかの様に、ひくついていた。
『オルティニア様がフタナリだってのは前もって聞いてたからにゃ~♪
イヌちゃん、オルティニア様に犯されて、種付けされたくて期待しちゃってたにゃ♪』
「違っ、違うよネコちゃん……! あぁ、オルティニア様……。
恥ずかしいです……見ないで、私のはしたない部分を、見ないでくださいまし……!」
ネコの指摘に、顔隠しながら首を振るイヌ。しかし、見られている興奮からか。
イヌのふくよかな胸の先端は身を硬くし。更に、溢れる愛蜜の量は増していく。