2017/12/17 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
■カイン > 周囲を木の柵で整えられた共用の露天の岩風呂の中只、
身を切る様な寒さの中でにつかり体を温めている男の姿があった。
機嫌が良さそうな様子を隠しもせずに湯の中で手を伸ばし。
「ふぅ。仕事が終わった後の風呂は格別だな。
わざわざ寒い中こっちまで出向いた甲斐があるってものだ」
峠に出る山賊の討伐などという依頼をわざわざ受けたのは、
半ば以上この湯に浸かりに来たと言っても過言ではない。
熱っぽい息を吐きながら硬くなった体がほぐれていく感触を楽しんでいる。
■カイン > 「ずいぶん昔はこんな所に宿なんてなかった気がするが、
ゆっくりできるようになってるってのは良いこったな。
正直マメさに関しては人間の真似事ができる気がしないが」
こんな所にわざわざ宿を作って運営するなんて早々に空きそうである。
埒もない事を考えながら酒を煽り、熱っぽい息を吐く。
と、手元のグラスが空になったのに気が付いて渋い顔で脇に置き。
「替えを持ってきてもらうか、それとも取りに行くか…
どっちもしたくなくなるくらいに居心地がいいってのも考え物だが…そろそろか」
あまりに長湯しすぎても後に差支えるのは明白だ。
名残惜しそうに湯船から上がり去っていく。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「………」
とある山中、黒の外套に身を包んだ青年は困っていた
「…いやまさかこんな所でも道に迷うとは」
一度王都から港湾都市へと向かい
そこからそのまま帰る…予定だったのだが
どういう訳だか途中の山道で道に迷ってしまったらしい
「せめてもの救いなのはこんなところで温泉宿を見つけたことではあるが、なんか妖しい雰囲気もする……
かと言って流石ににこの暗さで山道に行くのは危険だよなぁ…」
辺りは既に暗くなっており当然明かりは月明かりのみ迂闊に山に足を踏み込めば遭難はほぼ間違いないだろう
青年は意を決して温泉宿に入ることにした
■ジュン > 「余りにもすんなり行けた…ふぅ」
温泉宿に入った後はかなりスムースだった
受付を済ませ部屋を取った後、多少の荷物を置いた後はそのまま温泉へ
そして今はゆっくりと湯に浸かっている
「しかし混浴とはね人いないけど…まー来たら来たらで嬉しくはあるし来ないなら貸し切り、十分十分」
そんな独り言を零しながら湯を満喫する
しかし彼は気付いていない、この湯に既に怪しげな薬を入れられていることに