2017/11/30 のログ
ゼナ > 勢い任せの挿入は流石に激しい痛みを伴って、それこそ強姦の様相を強めていた事だろう。
それでもどろどろに蕩けた膣肉は多量の蜜液を潤滑油として彼女の巨根を咥え込み、繰り返しのピストン運動にて程なく甘声を上げさせていたかもしれない。
とはいえ、初めてをその様な形で奪われなかった事は、ゼナにとってありがたい事である。
だからこそ、代わりに何かしてあげたいという想いは、色々とずれてはいても誠実な物と言えただろう。

「あ、えと……た、たしかにそれは……その、ぷっ、くくく……っ。」

こんな状況なのに思わず噴き出してしまったのは、こちらの準備が整うまで、巨根をいきり立たせたまま律儀に立ち尽くす狐娘を想像してしまったせい。
悶々としつつも苛立たしげにふさふさの尻尾を揺らす様子が脳裏に描かれ、こらえきれずに忍び笑いが漏れてしまった。
しかし、続いてやけくそめいて発せられた言葉には蒼眼を真ん丸に見開いて、更にどこか恥ずかしげに零された呟きに

「~~~~~っ。」

かぁぁぁっと再び頬を染めあげた。
きゅんと疼いた胸の内、処女の代わりに精一杯を彼女に捧げようと決意する。
―――まぁ、そんな決意もじっと見つめられつつの浣腸という拷問めいた辱めにあっさりと霧散して

「み、みみみみないでくださいっ、あっちいっててくださいっ、お、音も聞いちゃだめですっ、耳塞いでてくださいいぃぃいいっ!!!」

なんて叫びで再び彼女を呆れさせる事になったかも知れないけれど。

―――ともあれ準備は整った。
整ってしまった。
時間を掛けて念入りに洗浄した排泄孔は、奥の奥までぴっかぴか。
繰り返しの浣腸に麻痺した括約筋は、もはや締めているのか緩んでいるのか、それすらも曖昧な有様で、今ならば規格外れの巨根の受け入れも多少はスムーズに行えるだろうと思えた。
そして、洗浄中の全てを見ていたならば、既に彼女も気付いているはず。
排泄行為を年下の同性に見られるという倒錯的な状況に、ドMな処女が興奮し、秘所をどろどろに蕩けさせている事を。
両手で覆った乳肉の先端が、今も痛々しい程に尖りきっている事を。

「………………。」

俯いた顔が、困ったように持ち上げる上目遣いは、ここからどうすればいいですか……? と、年下としか思えない獣娘に教えを請う。
そこは未だにトイレの個室内。
場所を移動し二人きりで愉しむのか、誰が来るとも知れぬ状況で、狭苦しい個室内で声を殺して倒錯的なプレイに勤しむのか、そうした選択も全て狐娘に丸投げする。

セイン=ディバン > 少女も、もう少し若いころは、がっついて、自分本位のセックスをしていたが。
さすがに最近は歳を取ったせいか。ある程度、落ち着いて行為に及ぶことが増えてきている。
後々、縁があるかもしれない、と思えば。やはり無理矢理抱かなくて良かった、というものだろう。

「……何がおかしいのよー」

噴き出した相手に、少女はふてくされた様に言う。無論、本気で怒ってなどいない。
少なくとも、先ほどまでのあたふたしている表情よりは、遥かにらしいし、やはり魅力的だったからだが。

そうして、トイレに付くと相手をゆっくりと降ろすのだが。なぜか、相手が赤面しており。少女は、その真意に気づくことなく。
あぁ、これから排泄だから恥ずかしいよね。などという勘違いをするに至ったのであった。

「ハイハイ!! 見ない見ない!! 音も聞きませんよー!
 ……とはいっても、ね。少しくらいはねー……」

見ない、聞かない、などと言っておきながら。少女はちらり、と相手の排泄行為を覗き見たり。もちろん、耳を塞ぐなんてありえない。

そうして、いよいよ相手の準備が整えば。
場所はトイレ個室内。狭さゆえ、若干の密着がある中。
少女は、無言で見上げられ、さぁどうしようか、と頬を掻く。
ロケーションとしてはあまりロマンチックではないが。
ここからお手手つないで連れ立って歩く、のもまたマヌケ。
何よりも。排泄行為を覗いていた少女は知っている。
相手が、秘所をこれ以上無いほどに蕩けさせていたことを。
そして、相手のバストの先端。桜色の乳首が、張ったままだということも。

「……とりあえず、後ろ向きなさいな。
 あるいは。前からがいいなら、このまましちゃうけど」

どうやら。少女はこの場での行為を選択したようで。
相手に、後ろを向くように、と命令する。
あるいは別の選択肢。対面状態でのアナルセックス。
どちらにせよ、個室内を出るつもりはないらしい。

ゼナ > 思わず漏らした忍び笑いに、ふてくされた様にむくれる彼女は年相応の可愛らしさを見せてくれて、そこにどうしようもなく好意を抱く。
状況を見れば強姦魔とその被害者と言ってもおかしくないのに、朴訥な生娘はそんな風には思っていない。
この後、友達になれると嬉しいなぁ……なんて長閑な感想すら抱いているのだ。

そうしてトイレに辿りつけば、羞恥に塗れた時間に晒される事となる。
下品極まる排泄音と、臓腑に溜め込まれた不浄の臭い。
更には、そんな羞恥拷問に晒されているにも関わらず、甘ったるい発情蜜に濡れる淫乱な恥部を見せつけて、ようやく準備を終えるのだ。
キスの経験も、デートの経験もない処女が、いきなりのアナルセックスに挑むのである。
そんな背徳さえ妖しい愉悦として受け止めてしまう淫乱娘は、この場で開始するという彼女の命令にぞくぞくっと背筋を震わせて

「――――は、はい……。」

最新型の便座に両手を付いて、その爆乳にも引けを取らぬ尻の丸みを彼女に捧げる。
小麦色の肉付きは柔らかな稜線を描く谷間を形成し、その下端にてヒク付く窄まりは、今や緩みきって臓腑の肉色を―――白濁の腸液を滴らせるオナホールを見せつけていた。
排泄物を全て吐き出し、繰り返しの浣腸にて爛れて感度を増した肉孔は、当然ながら子作りのための物ではない。
膣の代わりに雄の欲望を受け入れて、更には排泄快楽と疑似的なセックスの喜悦を享受するだけの淫孔。

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……。」

肩越しに振り返る蒼眼は、どろどろの興奮に塗れていた。
尻孔のヒク付きに合わせて蠢く雌華が零すのは、先程と同様に白く濁った本気汁。
肩幅に開いたむちむちの小麦腿を白濁がねっとりと汚しながら垂れ落ちていく。

セイン=ディバン > 見た目こそ若い少女だが。その中身は、いい歳のオッサン冒険者。
の、はずなのだが。少女のふてくされ方は、歳相応と言ってもおかしくない。
少女の精神に、何があったのかはわからないが。どうやらずいぶんと肉体に引っ張られているようで。

「……」

そろりそろり、ちらり、と覗いたその行為。
当然といえば当然だが。他人の排泄行為。特に、女性が大便を排泄しているところなど、見た経験の無い少女。
自身だって行う行為ではあるのだが。音、匂い、姿。それらは、汚らわしいといわれる行為でありながら。
どこか、少女を興奮させていく。思わず、ごくり、と生唾を飲んでしまう少女。

「……ん。まぁ、楽にしてなさいね。
 気張ると痛いから。……じゃ。いくわよ」

指示に従い、そのふくよか、かつ実に柔らかそうな肉感を持つ尻を少女に向ける相手。
正直内心興奮は最高潮なのだが。そこは年長者らしく、落ち着いた振る舞いを演じる。
目の前で開き、腸液を垂らす相手のアナル。見える腸壁の色は、美しく。
これから、少女自身を受け入れてくれるのだと思えば。少女の男根は、触れてもいないのにドロドロと先走りを溢れさせた。

「……~~ッッ♪」

期待に濡れたかのような。興奮が見て取れる瞳。
それに誘われるかのように。少女は相手の腰を掴み。
ペニスの先端をアナルに宛がったかと思えば、一気に相手の尻を引き寄せ。
自慢の一物を、根元まで相手の肉体の中へと埋め込んだ。
熱く、ぬめり、包み込むような感覚の腸を一気に貫き、そのまま、深くつながったままで動きを止める。
気持ちよかった。実に気持ちよかった。待ちに待った挿入ということもあるが。その快楽は。
あわや、少女が挿入だけで射精してしまいそうなほどだった。

ゼナ > 先刻まで、ほんのりと消え残っていた据えた汚臭が、今はむぁりと立ち上る雌の発情臭に塗りつぶされていた。
興奮に火照る体躯が醸すのは、柑橘めいた若い娘の爽やかな汗の匂い。

―――うぁぁ……、わたし、処女なのに、ちゅーもしたこと無いのに、あんなおっきくてぶっといおちんぽ、お、お尻の孔に入れちゃうんだ……、お尻、う、ううん、あ、あなるせっくすっていうんだよね……。わたし、あなるせっくす、経験しちゃうんだ……っ。

皆無に近い性経験の癖に、蓄えた性知識だけは豊富な耳年増。
誰に聞かれる事もない頭の中で、あえて卑猥な淫語を用いて興奮を強める。
そんな淫らな処女は、排泄孔での疑似交尾への期待にぽたりぽたりと蜜を滴らせる。
生きるための身売りではなく、生粋の淫乱気質故に身を堕とした娼婦の如き有様。
しかし、緩んだ尻穴同様に綻んだ狭々しい膣孔の奥には、処女の証たる銀膜がはっきりと確認出来るはず。
楽にしろと言われるまでもなく、震える呼吸を吐き出すまでもなく、数多の浣腸に麻痺した排泄孔は開きっぱなし。

彼女の小さな手が、まるで異性の様な力強さで腰を掴む。
火照った体温が、肌理細かな肌触りと共に彼女の指を受け入れて、不浄の肉穴に密着した熱にブルリと震えたその直後

「――――きゃふぅぅううぅぅうう……ッッ!!?」

丸太で腹を突かれたのかと錯覚する程の衝撃と圧迫感が、長大な肉棒にて肺まで潰されたかの様に呼気を吐き出させた。
爛れて過敏になった腸壁を、先走りと多量の腸液を纏わりつかせつつ抉る膨大な異物感。
その背徳と得も言われぬ異様な肉悦に、淫乱処女はあっけなく絶頂していた。

流石に多少窮屈なれど、裂ける事もなくずにゅるるるっとスムーズに剛直を咥え込んだ排泄穴が、今更ながらにその狭さを思い出した様に万力の如き力強さで括約筋を締め付けた。
そして、繰り返し息み続けた結果、入り口近くまで下降していた結腸弁が、第二の肛門の如くきゅっと締め付けを加えつつ、にゅぶりゅんっと腸奥へと引き戻される。
アナルセックスに精通する肉奴隷の如き二段締めが、絶頂の痙攣によってむぎゅっ、ぎゅにゅるっ、ぎゅむぅうっと繰り返し怒張を扱く。

己の腕よりもよほどに太い剛直は、尻穴の真下に位置する秘所をも歪ませ、排泄口同様に収縮を繰り返す歪穴からぴゅっ、ぴゅるるっと射精の如く本気汁を吐き出させた。

セイン=ディバン > トイレの個室内という生活に根ざした空間。そこで行為に及ぶ。
これもまた、少女にとって経験の無いことだ。

相手と対照的に、少女は今まで数多くの女性を抱いてきた。
最近この肉体になってからは、男性に抱かれることも増えてきたが。
その経験の中には、当然。アナルセックスでの経験もある。
とはいえ。処女だ、という相手にいきなり、というのは経験が無い。
準備は入念にしたが。どうなるか、というのはさながら神のみぞ知る、である。

「んっ、くっ……♪」

挿入、奥までたどり着く。と、同時に。相手の喉から甘い叫びが響き。
同時に、達したのであろう。少女の物を括約筋が締め付け。
しかし、少女もまた、その締め付けに快楽を得ていた。

「んふっ、はぁ……すご……ここまで名器なアナルは、はじめてかも……。
 ゼナちゃん、こっちは経験、抱負なのかしら?
 じゃあ、動くわよ……!」

単純なる、女性器の絶頂時の締め付けとは大きく異なる。複雑な構造の腸ゆえの締め付け。
中を一杯に犯している肉槍が、キツく、しかし変化に富んだ締め付けを味わうことになり、少女も息を荒げさせる。
だが、目の前で絶頂しつつ、本気汁をまるで射精のごとく噴き出させている相手を見て。
少女は、ガマンの限界だ、といわんばかりに、腰を振り始める。
いや、それは振る、というよりはまさに叩きつけると言った方がいいだろう。
尻肉に、自身の腹部を打ちつけ、個室内に、肉打つ音を響かせる。
ばつんっ、ばちゅっ、ぱんっ。一突きごとに角度と深さを変え、抉るように腸内を犯す少女。
さらに激しく腰を振るためなのか。相手の腰を抑えていた両手を相手の胸へと移動させ、密着するように抱きつくと。
腰を叩きつけながら、その胸をも揉みしだいていく。
まさに名器、というアナルを犯すペニスは、すでにビクビクと痙攣していて。いつ射精してもおかしくないだろう。

ゼナ > 排泄穴を蹂躙する異様な絶頂に晒されている生娘には、狐娘の問いかけに答える余裕など欠片もなく、そもそも問いかけの意味を読み取るだけの思考すら失われていた。
男性器を見たのも先日が初めてという初心な娘は、その身に秘めた淫乱気質を持ってしても、せいぜいがクリオナに浸る程度の初々しい性経験しか持ち合わせていない。
まぁ、頻繁に弄くられたせいで、敏感な肉芽は他の娘よりも若干大きくなっているけど、ともあれ排泄穴を弄って快楽を貪った事など一度もない。
先刻、処女孔の代わりに後孔を捧げた宣言も、長期に渡った便秘の際にひり出した汚物が、丁度彼女の剛直と同じくらいあったかも……なんてぼんやりとした記憶が言わせた無理矢理な物に過ぎぬのだ。

しかし、戦慄く肉穴の締め付けは、偶然とはいえ行為になれた狐娘をもうならせる物となっていて、「経験豊富?」なんて問い掛けも納得の卑猥さを見せていた。
人の身に溜め込まれる様々な老廃物、その不浄の汚泥をひり出すためだけに存在する肉管を、子作りのための肉棒で犯される愉悦は、禁忌の背徳を伴って淫らな処女の脳髄をぐずぐずに蕩けさせた。

「はひっ、はっ、ひんぅ…っ、あっ、はぅっ、んはっ、は、あぁぅう……っ。」

絶頂の震えに合わせて漏れる吐息は、泣きじゃくる少女の嗚咽にもにて、しかし、そこに含まれるのは爛れた甘声。
ただの一突きで白く染まった頭の中は、誰か来るかも、声を漏らしちゃダメ、なんて常識的な思考が抜け落ちて、アナルセックスがもたらした想像以上の肉悦にただただ歓喜するばかり。

かくっ、かくかくんっと面白いくらいに震える下肢は、太棒にて貫かれていなければあっさりとその場に崩れて落ちていただろう。
そんな、抵抗力など欠片も残っていない処女の肉が、本格的な律動にて貪られる。

「んあ゛ぁあ―――ッ! あうっ、あんっ、あっ、あんぅっ、んひっ、ひっ、はひぅっ、んぉ゛あっ、えぅっ、えっ、ぅうう……っ!」

狭い個室に満ちる荒々しい腰音は、たわむ尻肉の震えもあってスパンキングめいて高らかに響いた。
小気味良い尻叩きの音とは裏腹に、どぢゅっ、どぢゅんっと繰り返し揺さぶられる処女の臓腑は、横隔膜を歪ませて、淫猥な喘ぎを絞り出させた。
たぽんたぽんっと揺れる巨乳の動きに追従し、舌を突き出し喘ぐ唇から溢れた唾液が銀糸を揺らしつつ滴り落ちる。
彼女の乳房が背に押し付けられ、揺れる乳房が揉み潰される。
それに合わせて締め付けを繰り返す腸壁が、同時に処女肉をも締め付けて、プシッ、プシャッと噴き慣れていない控えめな潮を後方に吐き散らす。

セイン=ディバン > 問いかけへの返答は無かった。少女も、おそらくそうなるだろうと思って声をかけてはいたのだが。
挿入のみで達してしまうほどの相手の様子を見れば、少女は当然、経験豊富。
あるいは、十分な開発が行われた後なのだろうと勘違いをする。
そもそも、相手からアナルセックスを提案してきたのだし。そういう勘違いをしたとしても、まぁ仕方ないだろう。

少女が呻き、名器とまで言った腸内は、時にきつく、時に繊細に蠢き。
さらに、並のサイズではない少女のペニスだからだろうか。
奥まで届くことにより、二段締め、さらに、根元と先端の締め付けのリズム、キツさの違い。
まさに卓越した娼婦の、いや、それ以上の快楽の肉穴であった。

「んっ、キツ……♪
 あぁ、やっぱり。ゼナちゃん、いい声……♪」

甘く。短い吐息。その声を聞くだけで、少女の支配欲がゾクゾクと背筋を駆け上がる。
ちらと見れば、相手の下肢は震え。その力無さが、快楽に蕩けてしまっているという事実を少女に如実に伝えてしまう。

「んあっ、はっ。くっ……んんっ!
 これ、いいっ♪ ゼナのアナル、サイコー……♪」

遠慮など無い突き入れ。相手の声を聞きながら、少女は深く、無慈悲な一撃を繰り返し繰り返し腸内へと叩き込む。
相手が舌を出し、唾液を垂らすのを見れば、少女はさらに腰を深く突き入れ、密着すると。無理矢理にその唇を奪う。
舌を絡ませ、唾液を交換し。アナル、バストだけではなく、口すらも犯す。
潮を吹かれれば、それが内腿にかかり、相手が感じている、ということを少女が実感する。
そうしていれば、やはり名器なのだろう。少女の射精欲は一気に高まり……。

「あっ♪ も、だめっ♪ でちゃう……♪
 ゼナ、出すね♪ ゼナの淫乱アナルに、ザー汁種付けしちゃうね♪」

一方的な宣言と同時に、少女の腰のスピードが更に増していく。
当然、深さも、荒々しさもだ。
それまではリズミカルだった肉のぶつかる音は、一気に不規則に。
ぱんっ、ぱんっ、ぱちゅんっ。そんな軽やかな音はもうしなくなっていた。
ばちゅ、ばんっ。パンッパンパンッ! まさにスパンキングなのではないか、という音を個室どころか、トイレ中に響かせ。その時が訪れる。

「くっ♪ んんんんんんんんんんんんん~~~~~~っっ♪」

一際強い挿入。ぢゅぼおっ! という音と同時に。少女が達し。
まだ穢れを知らなかった相手の腸内に、大量の精液が注がれる。
一般的な男性の射精量など比べ物にならないほどの勢い、濃さ、そして量。特濃の子種が、本来注がれるべきではない、排泄孔へと注がれていく。
少女は、射精の快楽に蕩けたのだろう。アヘ顔を晒しながら、マヌケにも、射精しながら、かくかくと腰を振り続けている。

ゼナ > 「あぅんんぅううっ、んちゅる、れりゅっ、れりょるっ、あむぅ……はひんぅっ、あぁぅっ、わらひ、ちゅーも、あっ、ちゅーもしちゃってましゅぅううっ、あふぅっ、せいんっ、せい、んんぅう……っ。」

突き出した舌に絡みつく濡れた感触。
快楽漬けの脳が感じる他人の唾液の甘い味わい。
ともすれば生娘の意識を蹴散らしかねない尻穴絶頂の愉悦に耐えようとしてなのか、唾液まみれのレズキスにすがるように舌を絡め、ぬちゃ、にちゃぁと卑猥な水音を響かせ、口腔に流し込まれる彼女の体液を喉を鳴らして嚥下する。

「おしっ、おしりぃっ、気持ち、きも、ちっ、いいれすぅう……っ、こんにゃ、あっ、あひんぅっ、ばかに、にゃっちゃうぅうっ、わたし、あにゃる、あっ、好きぃっ、あにゃるせっくしゅ、気持ち、いいよぉお……っっ!」

自分が何を口走っているか理解せぬまま、背徳の肛虐に咽び泣く。
びっくんびっくん痙攣し続ける排泄穴は、初体験とは到底思えぬイキッぱなしの様相を見せており、止まること無く繰り返す重い絶頂の波は、処女の脳を麻薬めいて犯す危険な代物となっていた。

「しぇいんっ、しぇいんんぅううっ、も、もぉ、らめぇっ、わらひ、あぅっ、んあぁああううぅっ、らめ、なんれすぅううっ、おひり、あっ、あんぅううっ、あっ、ひんぅううっ、またイくっ、イッ、……っくぅううっ! ら……らしてぇえっ、はぅんっ、は、早くぅっ、はやくらしてぇっ、ざーじる、らしてくらさいぃい―――っっ!!」

今にも気絶しかねない苛烈な悦楽から逃れようと、淫乱処女は狐娘の語彙を用いて着床することのない種付けをせがむ。
更に激しくなる律動が、暴風の如き肉悦でゼナを狂わせる。
強すぎる悦楽から逃れようとする体躯は、腹腔を満たす圧迫感をひり出そうとして強く息む。
剛直を締め付けて奥へと引きずり込んでいた結腸弁が、ディープスロートから反転して異物を押し出しに掛かる。
先刻まで強い締め付けを見せていた二箇所の肉冠が緩み、代わりにまったりとした圧だけを与えていた腸壁がぷくりと膨らみ肉棒全体を柔らかく押し潰す。
そうした息みは当然ながら雌穴をも緩ませて、開ききった肉穴が白濁塗れの銀膜を指先でいじれるくらいに押し下げる。
ぶしゃぁぁあああっと勢い良く噴き出したのは、潮ともおしっことも付かぬ生暖かな液体。

そんな激しい肛虐のクライマックスに、充血しきった腸壁へと浴びせられる灼熱粘液。

「んっふぁああっ、あっ、あぁああっ! あ゛ぁ゛あ゛ぁあああぁあ―――――っっ!!」

その衝撃に、ゼナはもちろん絶頂した。
息んで強制的に緩められていた身体がきゅううううっと収縮し、おそらくは本日最後となるであろう二段締めにて多量のザーメンを飲み下す。
先刻繰り返した浣腸にも似た、しかし、比べ物にならぬほどに淫猥な粘液の圧迫感が腹腔を膨らませていく。
息苦しささえ覚えるそれは、しかし、薄肉を挟んだ子宮に種付けを注ぎ込まれる様な錯覚を生じさせ、生娘の身体を雌の多幸感で包み込む。
長々と続く射精の間も抽送を繰り返す剛直への締め付けが不意に緩み、先程まで噴き散らしていた潮とは異なる可愛らしい水音と共に琥珀の液体が垂れ流しにされた。
一時的に意識を手放し、便座に突っ伏した生娘の横顔は、汗と唾液と涙に塗れて蕩けきったはしたない代物となっていた。

セイン=ディバン > 「はむっ、ちゅっ……はぁ……!
 かわいい、可愛いわ、ゼナ……!」

勢いでしてしまったキスではあったが。激しく、求め合うように舌が絡んでいく。
唾を流し込めば、それを相手が飲み干していき。
おおよそ、若い少女たちが吟遊詩人の歌や、御伽噺で聞いたような、ピュアなキスではない。酷く、淫猥な口付けだった。

「ふっ、んうぅっ! く、ひぃっ……!」

酷く呂律の回っていない言葉を口にする相手とは対照的に。少女は、息を吐き、歯を食いしばり、絶頂をこらえるので精一杯だ。
経験豊富な少女でも、このアナルの快楽は耐え難いらしく。余裕など無い。
だが、一瞬でも長く、この極上の肉穴を味わっていたい。その思いだけが、少女の射精を押し止めている。

「んっ! ふ、ひっ……! イイのよ、ゼナ……! イっちゃって、イイのよ!
 ほら、ほらぁ! イキ狂いなさい……! ああぁぁぁ、もう、ダメぇ♪」

限界まで。限界の限界まで。溜めて溜めて。そんな脳内の気合とか根性だけが思考を埋め尽くし。相手のおねだりに、腰の動きで応える少女。
何度も達しているであろう相手に、もっとイけと言い。さらに貫くも。
肉体がさすがに限界を察したのだろう。それまで相手を貫いていたペニスが、強く押される感触。
締め付けは変化に富み、キツかったものから、柔らかく、暖かな締め付けに。
その変化がまた、絶妙なタイミングだったからだろう。
相手が生暖かな液体を漏らしてしまうのと同時に、少女も達してしまい。

「っ♪ っっ♪ ふへっ♪ 種付けっ♪ アクメ娘に、腸内種付けっ♪」

相手が最大級の絶頂に達していたことなど、もはや意識の外なのだろう。
溢れんばかりの精を注ぎながら、うわごとのように言い、少女は未だ、ヘコヘコと腰を振っている。
当然、その度に結合部たる尻穴からは、ボタボタと白濁が洩れ。
相手の漏らした黄金水と、床で交じり合っていく。個室内に精とアンモニアの混合した匂いが溢れる中。

少女は、たっぷり二分間の射精の後。意識を失った相手を見て焦り。
その身体を綺麗にしてあげると、宿の部屋に寝かしつけ、逃げるように立ち去ったんだとか。

ゼナ > 「はへ……はへぇ…………。」

後から聞けば、それだけで逃げ出したくなる程の蕩け声を、便座の蓋を舐めるかに舌を伸ばした唇から溢れさせ、ぴくっ、ぴくんっと爛れた余韻に総身を震わせる。
意識を手放した排泄穴は、緩みきっているものの、野太い剛直がアナルプラグの役割を果たして注ぎ込まれる白濁の殆どを生娘の体内に残していた。
抽送のさなかに溢れた分を除いても、十分過ぎるくらいに多量の粘液である。
引き抜かれれば、さぞや盛大なザーメン噴水を披露することとなるだろう。
そして体内の灼熱の殆どを噴き散らし、白濁の汚池にへたり込む生娘は、絶頂の紅潮にて赤みを帯びた小麦色の体躯を汗とザーメンにて妖しく照り光らせつつ、肉薔薇を形作る腸壁の連なりの隙間から、ぶぴっ、ぷぴぴっとかすかな放屁音を漏らして小さな泡を形成するのだ。

幸いにしてそんな醜態を晒した事を、失神のまどろみにて身を休めていた生娘は知らずにすんだ。
目覚めたのは異国情緒あふれる東方風の個室内。
隣に誰もいなかった事を少しだけ残念に思いつつ、しかし、眠っている間に尻穴から漏れたのだろうザーメンの残滓に気付いて、あの淫猥な記憶がただの夢で無かった事を知るのである。
真っ赤な顔を枕に埋めて、「ふにぃぃぃぃぃい~~っっ!!」なんて奇声を上げつつ一頻り下肢をばたつかせた娘は、改めて顔を上げて

「――――せいん、さん………冒険者って、いってたよね。うん、だったら、多分また会えますよね……?」

と小さく呟くのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からゼナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
チェシャ=ベルベット > 多くの旅客が使う混浴の露天風呂。
乳白色の温泉が湧くそこにチェシャの姿はあった。
今日は九頭龍の水浴び場の宿からチェシャを直々にご指名してきた貴族の相手をしてきたのだ。
数々の変態プレイをチェシャに強いる割に、自分勝手に満足されてしまって
挙句その貴族は事が終わるとぐーすかと眠りこけてしまった。
報酬につられてノコノコ出てきたもののこれではあまりにひどい仕打ちである。
頭にきて、勝手にその貴族のツケとして温泉に入っているのだ。

風呂嫌いのチェシャにしては珍しく今日はミレーの特徴を隠すこと無く
夜色の耳と尻尾を露わにしてゆっくりと浸かっている。
だが微妙に欲求不満だ……。まだやりたりない。
一度点けられた火は中々消えず、じわじわとチェシャをなぶる。
そろそろ発情期が近いのかもしれない。

混浴だし、宿もあるし、誰か手頃な相手でも引っ掛けて
この欲求不満を解消してしまったほうが良さそうだ。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」にレナーテさんが現れました。
レナーテ > 王城に出向いての業務も終わると、大分日が暮れていた。
今はもう馬車に頼らずとも集落まで戻れるのだが、夜風の中で飛んで行くのは凍えるような心地になる。
ともすれば、今宵はここで一休みしてから戻ることに決め、こうして温泉へとやってきたのだ。
混浴なのが少々玉に瑕だが、多少見られるぐらいは仕方ないと割り切りつつ、脱衣所で戦闘衣を解いていく。
ベレー帽を籠に入れ、刺繍飾りが施されたケープの紐を解くと、するりと肩を滑り落ちていく。
ハイウェストのスカートのボタンを外し、すとんと落ちていくと、今度は白いブラウスのボタンを解く。
白地に黒いレース飾りが施されたブラのホックを外せば、小ぶりの房が零れ落ち、同デザインのショーツを下ろせば、そこそこに丸みを帯びた臀部が顕になる。
鼻歌交じりに衣類を綺麗に畳んで籠に納めれば、フェイスタオルを体の前に掛けるようにして手にし、湯煙を隔てる引き戸を開いた。
ひたひたと湿った足音を立てて洗い場へと進み、掛け湯を済ませると、そのまま湯船の方へ。

「……! えっと、こんばんわ……」

白いモヤを抜けた先には先客の姿、それだけなら別段なんともないのだが、目の前にいたのが先日お世話になった顔見知りとなると少々目を丸くして驚き、ぴくっと尻尾が跳ねる。
一瞬、言葉に詰まるものの、当たり障りない挨拶を笑みを浮かべて紡げば、胸元から掛けていたタオルを解きつつ、湯に浸かっていく。
普段なら直ぐ終わるタオル畳みも、指先が縺れて少々不格好になってしまう。
崩れたようにたたまれたタオルを縁へ置くと、こつっと背を縁に預けていく。

チェシャ=ベルベット > 脱衣所から誰かがやってくる気配を感じてそちらを見れば
先日貧民街で出会った少女だった。
これには少々チェシャも驚いたような顔をするがすぐにその表情はツンとしたものに戻ってしまう。
少女がタオルを外し、湯船へ入っていくのをジロジロ眺めながら
ムスッとしたような不満顔でぶくぶくと湯の中に息を吹き込んだ。

「ねぇ……今暇?」

唐突にポツリとチェシャがレナーテへ話しかける。

「……暇なら遊んでくれない? 安くするからさ」

などと言ってみるものの少女相手では期待するような結果は残せまい。
先日貧民街で見た少女の性格からしてこんな売春行為を受け入れてくれるわけがないのだ。
真面目でお堅いいいんちょー。それがチェシャのレナーテに対する評価だった。

レナーテ > 遠慮のない視線は、赤の他人と違い、多少知っている相手となれば恥じらいを煽られ、視線を向けられる度に頬が赤くなっていく。
ただ、その視線を嫌だと言わないのは、ここがそういう場所だと多少は理解した上で来ているということだ。

(「……なんだか、凄い不機嫌そうですね」)

此方を見てから見せる表情は、不服という言葉をそのまま貼り付けたかの様。
時折、こちらも彼の様子を伺い見るも、明らかに不満げな様子に、少々居た堪れない心地になりながらも、なんと声をかけようかと俯きながら思考を巡らせた。

「……ぇ、暇…といえば、そうですけど」

仕事も終わり、リフレッシュに寄ったのがここだ。
暇かどうかと言われれば、暇なのだろうと真面目に答えながらも、意味深な問いにキョトンとしながら首を軽くかしげる。

「遊ぶ、ですか。でも何をして……って――」

暇潰しの相手になれと言われれば、彼と共通するような趣味など無さそうだと、真面目な答えが浮かびつつ、どうしたものかと反対側に首を傾げたところで、続く言葉に静止した。
娼婦が口にするようなフレーズ、そういえば男娼というのもいたことを思い出せば、唇が狼狽するように蠢く。

「ぇ、ぁ、あの……っ、そ、ういうのはある程度仲が……、ぁ、えっと、そういうのだから、そう…ですよね」

言葉が言葉になりきらず、意味不明に自身で納得する言葉だけ。
瞳がぐるぐると回りそうな心地の中、ふと仲間内の少女達の言葉が脳裏をよぎる。
レナちゃんは固すぎる、もう少し色々楽しんだら? どーせお見合いして結婚とか考えてるんでしょ? 等など。
真面目で堅い、彼が抱くイメージは的を得ている。
しかし、真面目な分に拗れるときは拗れる。
胸に手のひらを当て、高鳴る心音を押さえ込みながら、大きく深呼吸すると、ちらりと彼を見やる。

「……わかり、ました。こういうのは初めてですが…よろしく、お願いします」

ならば多少なり遊びを覚えねば、年頃の少女らしくないのだと、真面目に遊びをしようとこじれた。
頬は相変わらず赤いまま、緊張した面立ちでじっと彼を見つめる。

チェシャ=ベルベット > 少女の困ったような戸惑っているような様子は傍目から見ても分かる通り、
ますますチェシャの中の何かを苛つかせてしまう。
どうせ売春の言葉にも初な答えか、あるいはお説教でもって返してくるのだろうと高をくくっていた。
だがその想像とはかけ離れた答えが返ってくると思わず目を丸くした。

「……ねぇ? 遊ぶの意味、わかってる? 大丈夫?」

思わず心配になり、そんなことを尋ねてみる。
無論彼女はもうわかっているのだろう。初な割に頭の回転は早いらしい。
了承は得た、が未だチェシャは少し迷っていた。
まるで正反対の性格をして、初心で汚れが無さそうなこの少女を自分が汚してもいいものか。
あるいはそれはミレーという同族の括りだからためらっているのか。
結局軽く頭を振ると、意を決してざはざはと湯をかき分けレナーテへ近づく。
そっと、相手の顔に顔を近づけ鼻先がくっつきそうになるほどの距離にたどり着くとそっと囁く。

「本当にいいんだね? 僕、どうなっても知らないからね。
 じゃあ、まずはどうして欲しいか、言ってみて。
 今日はサービスしちゃうから……。
 何もわからないなら、僕が勝手に進めるけど」

そう言ってそっと相手の頭に唇をずらし、折れた猫耳へふっと息を吹きかける。

レナーテ > 真面目で良い子、けれど真面目過ぎて自滅する。
その裏側には、それを全て踏みにじる過去が隠れていた。
心が昔のように真面目に戻り、こうして恥じらう仕草を見せども、それは消えない。
驚く彼の様子に、ほんの少しだけしてやったりと、勝利を得たような妙な感覚を覚え、少しうれしくなる。

「わかってます、娼館の経理もしたことがありますし……」

少々ズレた答えになるのも、緊張がまだ抜けていないからか。
小さく頷くものの、何処か躊躇う様子に先日の冗談と同じだろうかと思い始めると、表情が曇る。
また真面目に答えすぎて彼を困らせてしまった、と。
冗談ならと言葉を切り出そうと口を開いた瞬間、勢い良く近づく姿に、びくりと身体を跳ね上がらせる。

「……はい、大丈夫、です。ど、どうして欲しいか、ですか…?」

相手が求めるがままに身を任せるか、求められたことに答えていく。
それが自分にとっての経験だったが故に、強請るという経験がなかった。
欲が疼いているわけでもない今、こういう時にどう求めればよいのか、思考を遮るかのように猫耳に掛かる吐息に、掠れた嬌声を溢しながら、体がピクリと跳ねる。

「んんっ……!? 私が……欲しい、もの…」

彼に求めるなら何がほしいか、そう考えれば浮かぶ答え。
恐らく、彼が問変えた言葉の答えにならないだろうと思うも、欲しいのだから仕方ない。
お返しというように、此方も少し背伸びするようにして彼の耳元に唇を寄せると、同じように吐息を吹きかけていく。

「……チェシャさんの不機嫌顔を、消したいです」

あの夜も今も、彼は不機嫌そうに見える。
自分が好きなようにしていいなら、そのモヤを取り払いたかった。
もっと積極的に、もっと艷やかに。
彼が求める姿を想像しながら、それに沿うように身体を彼へ方向け、上目遣いに覗き込むと、するりと掌が彼の太腿を這い上がろうとする。
心身に刻まれた傷跡を糧に伸びる掌が届くなら、彼の分身を強すぎず弱すぎず、程よい圧力でぎゅっと握ろうとするだろう。

チェシャ=ベルベット > 何故かしてやったりと嬉しそうな顔をするレナーテに妙に悔しいものを感じる。
それはともかく、レナーテはちゃんと物事をわかっていて答えていることに少し安堵した。
息を吹きかけ、掠れた喘ぎを零した相手に満足そうにふっと笑う。
そのままするするとまぶた、頬、唇、首筋へと唇を滑らせその白い肌に吸い付こうとしたところで意外な答えを聞いた。

「……へ?」

思わずマヌケな顔をしてぽかんとしてしまう。
不機嫌顔を消したい、と。
いや、そういう答えを聞いているんじゃなくて……と言いかけたところで
ふいに少女の唇が猫耳へと寄せられ、同じように熱い吐息を吹きかけられる。
ひくん、と体をよじらせ甘いため息を漏らす。

「……んぁ……っ、ちょっと……」

敏感になった耳先へ刺激を与えられればすぐに体が火照ってしまう。
彼女が望むもの、自分の不機嫌顔以外の表情。
確かに客の前で不満を露わにしているような娼妓は三流だ。
ひとつ深呼吸して気持ちを入れ替えると、小綺麗な顔に蕩けるような甘い笑みを浮かべて見せてみる。

「いいよ、それがお嬢様の望みなら」

そう言えば相手の名前をまだ知らない。
まぁいいか、事をすすめるのに問題はないし聞かされたとしても自分には覚えていられないのだ。
と、レナーテの手指が自身の股のあいだへと伸びてきて、少年らしい大きさの性器を優しく包み込む。
思わずうっとりと目を細め、はぁ、と喘ぎが漏れた。

「……意外にえっちなんだね……ん、気持ちいい……」

嬉しそうにほのかに笑い、相手の手を上から握るとそっと一緒になって上下にゆっくりと動かし始める。
すでに硬くなりつつある肉槍の刺激に、んっ、んっ、と押し殺した声を上げて。
合間にレナーテの頬にキスを落とし、首筋、鎖骨と吸い付いていく。

レナーテ > 顔のいたるところへ重なる唇にくすぐったそうに、身体を小さく跳ね上がらせながら、唇が淡く開いていく。

「ひぁ……っ」

首筋に重なった瞬間、甲高い悲鳴が小さくこぼれ、くん、と喉をのけぞらす。
こそばゆさに交じる淡い快楽は、徐々に心の傷口を広げるかのようにジクジクと胸の奥を苦しめる。

「……私みたいに、融通の効かない娘は…嫌いかもですけど、そういう顔にずっとさせたくないです」

堅苦しい感じが嫌だと顔を歪めるなら、そうでない事を伝えたい。
欲しいと望むものが、結果として与えるものになってしまうのは、言葉の捉え方次第といったところで、紡がれかけた言葉も気にせず、太腿をなであげた。

「レナーテ…です、それと……お顔、無理しなくていいですからね?」

嫌なことを目の前に仕事をする時、自分も深呼吸をしてから望むことが有る。
彼が仕事だと顔を変えるなら、望みと違うと緩く頭を振って見つめ続ける。
掌に重なる肉棒は見た目に適う大きさであり、白い指の間で掴まえたそれに心臓が高鳴っていく。
程よい圧力のまま、くびれた部分を中心に茎を上下にしごいていきながら、時折人差し指の腹が裏雁の溝をこすっていった。

「っ……そうかも、ですね」

身体が小さく跳ね上がり、吐息が震える。
肯定の言葉と共に微笑めば、重なった掌の感触を問うようにそちらへ視線を向けた。
彼の手が一緒になって動き始めれば、圧力と速度を彼の手に合わせながらしごいていき、白い肌が柔らかに優しく粘膜を撫でるだろう。
じゃれつくようなキスに、ふるふると何度か震えつつも受け入れて、更に前へ崩れるようになれば、彼の胸元に発育途中な房が重なっていく。
固くなった蕾が肌を撫ぜ、独特の感触を与えながら、掌は動き、握り方を変えていくことで刺激に波を着け始めた。

チェシャ=ベルベット > 少女の可憐な喘ぎ声に情欲を煽られる。
白くのけぞらせた喉にちゅう、と吸い付いて赤い跡をつけてみる。

「ん……っ、さいしょは……融通きかなさそうだったけどね……
 今は……、どうかな……あっ、わかんない……」

太ももと、性器を撫であげられながら正直なところを伝えてみる。
案外、お堅くて真面目なのは外見だけで、こういうことに慣れている娘だったのかな、などと考えて。

「レナーテ、ね……ん、無理は……してない……
 はぁっ、指、きもちぃ……」

表情を切り替えたことを見透かされたあたり、やはりこの相手は聡いのだ。
それならばもう、繕うのも止めて今はただ与えられる快楽に従順になろうと腹をくくった。
レナーテの指や手のひらが敏感な場所を的確にこすっていくから、実際にとても気持ちがいい。
ただ与えられるだけは性に合わないので、この快感を相手にもお返ししたい思いで
首筋を中心に執拗にキスを落としていく。
やがて湯船から、風呂場の床へと体を滑らせゆっくりと少女を抱きかかえるようにして背中を床面へ預ける。
あまり大きくない乳房が今は好ましいし、可憐な先端と己の先端がくっつきあえばそこからも刺激を感じられる。

「んっ、んっ……ぁ、ん……レナーテ、きもちいぃ……
 上手……うれしい……
 っそろそろ、でちゃう……いい? だしていい?」

まるで優しい教師が教え子を褒めるように穏やかに耳元へ言葉を紡いでゆく。
すっかり先程の不満顔はなりを潜め、嬉しそうに目を細めながら顔を蕩けさせる。
緩急のついた刺激がことさらチェシャを追い詰めて、そろそろ近くなる絶頂に相手の許可を求めた。

レナーテ > 「っ……ん、ぁと……つい、ちゃう…」

喉元に吸い付く唇は、変わらず擽ったさを与えてくるものの、同時に淡い痛みを交える。
顔をしかめるような鋭さはなく、心地よさすら覚えるそれが何を齎すかも知っていた。
かぁっと頬を再び紅潮させながらも、咎める言葉より先に、恥じらいの声が溢れ、薄っすらと瞳が潤んでいく。

「真面目なだけ……ですよ、見た目よりもずっと……知ってますから」

苦笑いを浮かべながら紡ぐ声の音は変わらない。
見た目に隠れた卑猥な娘と、彼には見えるだろうか?
そう考えながらも、そのフリを辞めないのは、そうあることを求められたと真面目に考えてしまうから。
相手の表情には偽りを求めない癖に、自分は偽りを重ねる。

「こういうところ……弱いって、教えてもらいましたから……、んんっ……ぁ、ふ……っ、擽ったい…」

首筋にこれでもかと重なるキスに、瞳を細めていき、時折首をすくめそうになるものの、ぐっと堪えて曝け出す。
こそばゆい刺激は徐々に快楽へとすり替わっていき、声が掠れて甘く甘く、高い音となって響く。
その度に、スリットからサラサラとした蜜が滴り始め、彼の太腿にお湯とは違う液体の感触を伝えてしまう。
湯船から抱きかかえられ、床へと横たわる彼に覆い被さると、身体の半分を彼へ重ねていき、横向きに傾けて寄り添う。
片方の胸元は彼の胸板に挟まれ、ビーズクッションのような感触と、軟質のゴムのような感触を与えていき、反対側の房は曝け出され、手コキの度にふるふると小さく揺れていく。

「……駄目です」

心地よさそうに、オネダリをする言葉を何故か優しく拒否する。
しかし、手の動きは変わらず、彼の肉棒を扱き続け、指に絡む湯と体液を潤滑油に亀頭全体をも優しく撫で回す。
彼を見上げる表情は、過去に覚え込まされた性欲に蕩けた妖艶な微笑み方だった。

「ぐっと我慢して……ギリギリまで、我慢して……出してください」

その方が気持ちよくなると教えられた。
それを優しく、ソプラノを思わせる高い音でゆっくりと囁きかけ、呼吸混じりの音が耳元を擽る。
彼の顔のすぐそばに、此方の顔を寄せて緩慢に目を細めながら丁寧にお願いすると、至極動きの波が大きくなる。
脈動が早まれば遅く、遅くなれば早く、繰り返すほどに一度に吐き出す欲望の量を膨らませようと。
じっくりと煮込むように手淫を繰り返すと、ギリギリだと見える瞬間に、耳元に唇を重ねる。

「……どうぞ。ゆっくり力を抜いて……出してください」

溢れさせるような射精をねだるような許可。
貯めに貯めた一度の射精で、彼の心身を満たそうと囁やく。
きゅうっと痛くない程度、暖かな掌で亀頭を包み込んで小刻みに撫で回す。
胎内を思わせるような扱き方と共に、例え溢れても手の動きは止めない。
一滴残らず、心地よく出させるために…緩やかに速度を落としながら扱き、脈動が止まるとともに手の動きも止まるだろう。

チェシャ=ベルベット > 「跡、つけるの……だめ? だめならつけないよ……」

もう一点赤みを点けてしまった後だが、嫌ならしないと唇を離す。
実際、跡が残るのを嫌がる客もいるのだ。外面にこだわる人なら大抵そうだ。

へぇ、と意外そうな返事をしながらじっとレナーテを見つめる。
もしやこういういやらしいことも真面目に取り組む性根だったりするのだろうか。
ならば、この手淫の巧みさもなんとなく納得する。
実際彼女が性経験があろうがなかろうが、チェシャは別にどっちでも良かったのだから。

自分が与える刺激で彼女が感じている事を、秘所からの愛液の滴り具合で判断すればくすりと笑う。
もっと感じてほしくて、空いている手で震える乳房をこね回し、先端を軽くつまんで転がす。
柔らかな張りのある若い乳房の感触が、チェシャの胸の頂きをますます尖らせる。

「えっ……や、んんぅ……っ」

ねだる言葉に当然出させてくれると期待していたのに優しく否定されれば驚いて目を見開く。
駄目だと言ったのに、少女の手は一向にペースを緩めない。
先走りはすでにだらだらと溢れ、もう痛いくらいにペニスが張り詰めているのに。

「んんぅ……レナーテ、いじわるぅ……んぁ……んんっ」

こちらを見上げてくる妖艶な微笑みに背筋をゾクリと震わせながら、
言われたとおりにギリギリまで射精を我慢する。
こんな表情もできるのだと、少女の底知れなさにぞくぞくと被虐の心が揺さぶられた。
足をもじつかせ、腹に力を込めて本当にダメになるまでおあずけを食らう。
少女のソプラノの声が甘く耳元に響き、それが一層チェシャを蕩けさせる。

「あっ、も、だめっ!……でるっでちゃうっ、んんぁああっ……!」

ようやく許されれば、一度少女の手のひらの中で堅く膨らみ、ビクビクと打ち震えながら精を吐き出した。
がくがくと腰を突き出し、足をつっぱらせ、彼女の手を性器ごとぎゅうと握りしめながら絶頂する。
たっぷりとレナーテの手のひらの中に精液を吐きかけ、それでも手の動きが止むことがなければ悲鳴にも似た嬌声を上げた。

「ひぃ、ぃんんっ……んぁ、あふっ……やぁ……」

やがてペニスの脈動は止まり、股とお互いの手のひらを汚したままぐったりと浅く呼吸を繰り返す。
薄くまぶたを閉じて、射精の余韻に浸ればどうしてこんなことになっているのかと自問し始める。
本来ならば、自分が彼女を気持ちよくさせなければならないのに、すっかりペースを握られてしまっていた。