2017/11/10 のログ
■レア > ザラザラと足裏に感じる岩場の感触に時折吹く風に揺らぐ湯煙。さながら九頭龍山脈の秘湯を模して作られたような屋外の浴場にて一人女性は浸かり、ゆったりと手足を伸ばしていた。
「んん〜ッ!やっぱりここに来ると入っちゃうわねぇ…」
商人として、魔導具の納品の為に訪れたこの宿屋。時折入るオーダーには禁制品や呪物等が混じりそれを何も知らなそうな従業員が受け入れする。
金払い自体は非常に良い物の、常に得体の知れなさが付き纏うこの店は女にとってこの宿は苦手な、極力深くは拘りたくない取引先であった。
ただし、それはあくまでも取引先として、の話。このお店で浸れる湯はまた別の話だ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリスさんが現れました。
■レア > 「……さてっと」
キョロキョロと周囲に人影がないか辺りを見渡すと女性は徐に胸元の魔法陣を指でなぞる。淡い光が微かに湯煙を照らせば、次の瞬間現れたのは液体の入った小さな瓶。
「ふふっ……ちょ〜っと気が引けるけどやっぱりこれがないとね〜」
呼び出した瓶の中身に入っているものはお酒。ダイラス経由で輸入した東方製の穀物酒だ。
外で秘湯に浸かり、ゆっくりと酒を頂く。近辺に危険な遺跡や魔物が多数存在する実際の秘湯では危険過ぎて出来ない行い。
その背徳感がアルコールとお湯によって火照った身体を更に高揚させ、多幸感とも言える感覚を女性は得ていた。
■リス > 今宵の仕事は少し遅くまでかかった。
理由としては、棚卸をしていたのだが、予想以上に時間がかかってしまった。
倉庫の中を歩き回ったおかげで誇りも体にそれなりについてしまっている。
なので、足繁く通っている温泉に一日の疲れを癒しに、ホコリを落としにやって来た。
何時もの様に受付でお金を支払い、タオルと、洗面具を借りてから脱衣所に移動する。
東方の様式なのだろう、このへんではあまり見ない脱衣所で服を落とし、タオルを体に巻いてから、浴場へと足を運ぶ。
「失礼します。」
広い浴場故に、湯けむりで見えなくても人がいないとも限らない。
自分の肉体は特殊でもあるので、声をかけてから浴場に移動する。
先ずは洗い場へと移動し、己の体に降りかかったほこりや汗を流し始める。
■レア > 入室を伺う凛とした声が浴場に反響すれば視線は自ずとその声の先を辿る。
「あら…?この時間に人と鉢合うなんて珍しいわね…」
少なくともここ数回の納品で従業員以外のものと会った記憶はない。若干の興味が湧き、浴場入口に近い浴槽の縁に移動して見れば湯煙の中に小柄な人影が見えた。
立ち振る舞いを見る限りどこかの上流階級の出のものだろうか。背丈は小さいが肉付はよく、湯浴みをする際の立ち振る舞いも慎みが見える。
「てっきり従業員さんかとおもったけど珍しいこともあるものね…」
小さく総つぶやきながら女性はふたたび瓶を煽る。このままでいれば彼女はこちらの存在に気付くのだろうかなどと内心考えながら。
■リス > お湯をまず掛けて、己の体を洗い、身を清めていく。
髪の毛を、体を丁寧に磨き上げるように洗い、ホコリとかも全部きれいに落としていくことができた。
満足したようにうなづいてから、少女は立ち上がり、湯船の方へと歩いていく。
ふと上を見れば露天風呂のようであら?と首をかしいだ。
室内だとばかり思っていたので、夜空が見えて驚いた……思い込みというのは怖いものである。
足元を見れば外のような感じに作られていて、それでも足とかは怪我をしないようにされていた。
それはそれでいい場所なので、気を取り直して湯船に近づき、湯けむりに人の姿を認めた。
「あ、こんばんは。
ご一緒、失礼しますね?」
少女は、お湯で濡れた肌にタオルを巻きつかせたまま近づいて問いかける。
ほほ笑みを浮かべて、瓶を煽る姿を眺めながら少しばかり遠巻きに移動し、ちゃぷり、と湯船に足を入れて入っていく。
距離的には遠くもなく近くもなく、会話には不都合がないぐらいのところにしておいた。
先にいた女性が気になるので、思わずチラチラと見てしまうのは若さゆえかも知れない。
■レア > 「ふふ気になるかしら?…従業員さん達には秘密でお願いね?持ち込み飲酒なんて怒られちゃうから」
視界に入る位置に陣取っていたのもあって少女はこちらの様子がきになるようで。
瓶口を親指と人差し指で挟み揺らすように瓶を掲げて笑みを返し、また一口酒を含む。
「家族と一緒の旅行かしら?それともお忍び?」
浴槽の距離を開けたまま逆に質問を投げかける。向こうどうよう女性も目の前の少女に対する興味は尽きず。
■リス > 彼女の発言に,少女は小さく照れてみせる。
確かに気にはなっていたが自分から如何声をかけたものかと思案してもいたもので。
彼女の言葉と仕草に、笑みを返して、ほぐれた緊張に息を大きく吐き出した。
「ええ、気になりましたけども……そこの飲み物よりも、お姉様の方が気になります。
だってとても素敵なんですもの。」
お酒は別段気にはなっていないことを改めて言葉として放って。
自分のことを興味深く見ている相手に対して、質問に対しては軽く首を横に振る。
「この近くに住んでますわ。
これでも独り立ちしてますから。」
そう言ってから、少し視線を外して、夜空を見上げる。
自分を見ている相手に視線を戻して、じぃ、と見よう。
「私、ふたなりなんですけども、近寄っても大丈夫です?」
タオルが張り付いて彼女から見える肉体は確かに女性の膨らみが見えるだろう。
股間はタオルで隠れているから見えないので、あえて言おう。
ふたなりというのは特殊であるし、嫌がる人は嫌がるので、先に言っておく。
■レア > 少女の言葉に一瞬呆気に取られた表情をせるがそれは次の瞬間カラカラとした笑い声と共に笑顔へと代わり
「あら、ふふっ…。貴女みたいな人にそう言って貰えるなんてそれは光栄だわ。独立…というと商売でもしているのかし」
ひとしきり笑った後、リラックスした表情で少女を見つめる。しがない商人である以上少女の独り立ちという言葉は興味を引くワードで。
「あら、別にいいわよ?なんならこちらから近くに行きましょうか?」
ミングアウトに別段驚いた様子もなくリラックスした笑みを崩さずに湯船からわざとらしく立ち上がる素振りまで見せ。
■リス > 「あら、そうですか?
その黒い髪の毛も、肌もとても麗しくて。
男の人から、毎日のように告白されてるように見えますわ。
ええ、商売してます。
まだまだ半人前ですけれど。」
一応分店という形にはなりますけれど、と少女は軽く言葉を放って見せて。
立ち上がろうとする相手、少女はふふ、と笑って立ち上がってみせる。
別にいいという相手に見せるようにタオルを落として、そそり立ってしまっているそれを見せつけるように。
「それには及びませんわ。
私から行きます。
お姉様のような素敵な女性とセックスして孕ませるのが好きなんです。
だから、お嫌なら逃げてもいいのですよ?」
少女は楽しそうに、冗談を零すように、妖しく濡れた声で言葉を放つ。
一歩、一歩、ゆっくりと彼女の目を見て近づいていく。
「それとも、初対面の女性に、子作りセックス求めるような変態な小娘を受け入れてくださいますか?」
少女は、濡れた目で相手をみやり、問いかける。
口元を見せつけるようにぺろり、と舌なめずりをしつつ。
■リス > ご返答が無いようなので、失礼いたします。
では、お疲れ様でした。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にレナーテさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > レナーテの微笑みがじんわりと胸に広がっていく。
嫌な気分になっていないのならよかったと、安堵に胸をなでおろす。
だが自分の指先が相手の指先に重なると相手の体に訪れた変化に気づいた。
微かに震えたレナーテの体に、肉体的接触が嫌だったのかと慌てて手を引っ込める。
「……?」
女の変化に疎いツァリエルが鋭くレナーテの変調の意味に気づくことはない。
だが、例えば湯あたりで調子が悪くなったとか、立ちくらみを起こしたとか
そういったものだったりするならと心配になって
立ち上がり、服を探しに行くレナーテに声をかける。
「あ……あの、大丈夫ですか?
調子とか、悪くなっていませんか?
その、少し休んでからでも……」
確かに服が早く見つかるに越したことはないが、
それよりはレナーテの体調のほうがずっと大事である。
自分がいる前では落ち着いて休むなんてこともできないだろうが
少しでも体調に不安があるなら休んでほしいと思っての声掛けだった。
■レナーテ > 自分以外の体温が強く感じ、肌が触れるだけでも淡い痺れを覚える。
それがほっそりとした彼だと、肌の感触に嫌なものが混じらない分、一層強くなった結果だ。
慌てて手を引っ込めるのが見えると、笑みの裏側では、淡い罪悪感に胸がじくりと痛む。
「……悪くは、なってないですけど」
よろよろと歩くと、後ろから掛けられる声に苦笑いを返す。
とはいえ、このまま出ていった先、悪党にでも見つかれば上手く振り払える自信はない。
少しの合間に色々と思考がめぐり、それから彼へと振り返る。
「……そうします」
この熱が気付かれないようにしないととは思うものの、湯の中にいたらのぼせそうだ。
軽く辺りを見渡すと、Closeの看板がかかった一角を見つけ、ひたひたとそちらへ向かう。
カーテンを捲り、中を覗き込めば、前かがみになった格好で臀部を突き出すようになってしまうも、あまり恥がどうだのという事を今は忘れていた。
「こっちに……」
身体を起こし、彼へ振り向くと小さく手招きをした。
カーテンを捲り、中に入ればそこには革張りのマットが敷かれ、薬瓶が詰まった棚が置かれている。
ここを利用する客へマッサージをするのだろう。
部屋の中に入ると、適当なところにべしゃっと座り込み、ゆっくりと息を吐き出す。
■ツァリエル > よろよろと歩く姿にやはりどこか調子が悪くなっていたのだろうかと心配になり
普段なら手を差し伸べて支えるところを、両者とも全裸な今は
それをするのもためらわれた。
自分の前で、強がっていたなら申し訳ないとも。
レナーテが看板とカーテンのかかった一角に歩いていくのを不思議そうに目で追っていく。
手招きをされれば湯から上がり、軽く洗ったタオルで腰のあたりを巻いて下半身が見えないようにした。
トコトコと後を追って、カーテンのかかったマッサージエリアに入る。
革張りのマットと薬瓶の棚、内部を物珍しそうに眺めた。
そういえばマッサージなんてしたことがないからここに入るのは初めてだ。
部屋の一角に座り込んだレナーテがゆっくりと息を吐き出すのを見て
心配そうにその隣、人ひとり分開けたところへ座る。
「レナーテさん、大丈夫ですか? お水とか、飲みますか?」
心配そうに彼女の顔を覗き込む。
■レナーテ > マットの上へ座り込むと、スリットから溢れる蜜がマットの上へ伝い落ち、臀部の方へ少しだけ伸びていく。
どれだけ濡れているか、知らしめるようなそれに吐き出す呼吸が震えた。
ローションや香油の詰まった瓶も多いが、明らかに濃い色をした瓶からは、僅かに媚薬の甘ったるい香りが漏れている。
「……お風呂に入った人に、マッサージとかする場所…ですね。普通じゃないことも、するみたいですけど」
辺りを見渡す様子に、力なくほほえみながら彼を見上げた。
腰にタオルを巻いた格好に、そういえばタオルを置きてきたままだったと思い出すも、取りに行く気力もない。
少し離れて座る彼から掛けられる言葉に、緩やかに頭を振る。
「のぼせたわけではない……ですから」
覗き込む表情は、男らしい顔立ちではなく、嫋やかさすら感じる。
そのせいか、最初から自分の守りも緩かった様な気がした。
何を言うわけでもなく、ぼぅっとその顔を見つめると、何故か薄っすらと笑う。
「ツァリエルさんは……されたの、初めてですか? 口とか……そういうこと」
自分の中にある箍を解くために…妙な問いを囁く。
自分にとっては遠い話になったが、男の人にとっても初めては大切なはず。
熱に浮かされたようにつぶやくと、自ら彼へ身体を傾けるようにして顔を近づけ、二人の合間にあった空白に手をつき、身体を支える。
■ツァリエル > くん、と鼻を鳴らして嗅いだ慣れない甘ったるい匂いにやや眉をしかめる。
薬瓶から漂うそれになにか良からぬものを感じて努めて香りを嗅がないようにした。
レナーテが説明する、普通じゃないことの意味もなんとなくわかった。
のぼせたわけではない、と言われれば安堵したように微笑んだ。
「よかった、もし体調が辛かったりしたら言ってくださいね」
なんとなく、ぼんやりとしたレナーテの薄い微笑に熱っぽいものを感じて
少しドキドキしながらツァリエルもかすかな笑みを返す。
色っぽい、というのはこういうことを言うのだろう。
ついで、尋ねられたことにびくりと肩が跳ねた。みるみるうちにまた羞恥で顔が赤くなる。
「っ……、は、初めてじゃないです……触られたのも、口でされたのも……」
自分の方へ距離を縮めてくるレナーテに心臓が早鐘を打つ。
ただその艶っぽい表情に、目が離せなくなり、小さく呟くように答えた。
いつの間にか、先程抜いた性器がまた固く立ち上がり始め
慌ててタオルを引っ張って誤魔化したが、薄い生地ゆえすぐに気づかれてしまうかも知れず。
■レナーテ > 辛かったらといわれるも、辛いといえば辛い。
けれど、どう辛いかを言えば、全て壊れてしまう気がした。
一歩踏み出して顔を近づければ、ウブに恥じらう様にクスッと笑う。
耳にかけていた髪が再び解けて頬に掛かり、水気に頬へ張り付いていく。
「……じゃあ」
それなら深くは傷つけないだろうと、自分へ言い聞かせた。
言葉にしては紡がず、途切れた言葉のまま、反対の手を伸ばして彼の肩に触れると、ぐっと押し倒そうとする。
マットが敷かれているとは言え、更にその下は石畳。
頭からぶつからないように、身体を崩すときにだけ押す力を、後は細腕がしっかりと身体を支えつつマットの上へ押し倒す。
「……きれいな人は、気遣う人を襲ったり……しませんよ」
触れるとやはり心地よさに、身体が小さく跳ねる。
タオルの下で膨らみ始めたそれをみると、タオルの結び目に手をかけて解いてしまう。
ゆっくりと目を細めながら微笑むと、実際の年よりも上な妙齢な微笑みに見えるかもしれない。
そのまま彼の身体を跨ぐと、馬乗りになったような格好で彼を見下ろす。
「心だけじゃなくて、身体も……昔、性奴隷に…されてましたから」
だから、恥知らずにも疼くのだと、言い訳じみた言葉を重ねる。
彼が綺麗だと言った自分に残った爪痕と、疼く理由を一緒くたにしてしまえば、傷つかずに済むと。
互いに近づいた股座、スリットから溢れる熱い蜜が彼の肉棒へ滴り落ちる。
水飴のように重たく、そしてゆっくりと広がるそれは、たっぷりと体温を溜め込み、熱い。
膝立ちのまま彼を見つめながら求めるのは、突き放すか嘲笑うか、そんな予測しか浮かばぬ答えだった。
■ツァリエル > 「あ……」
なすがまま、されるがままレナーテにマットの上へ柔らかく押し倒される。
目を丸くして驚いたままレナーテを見つめるが、抵抗はしなかった。
あっさりとタオルの結び目は解け、起ち上がったペニスがぴょこんと跳ねた。
事ここに至った今でも、襲われているという実感は薄く
ただ辛そうなレナーテの理由がようやくわかって自分の鈍さに激しく反省した。
「……レナーテさん……
その、辛かったっていったらきっとそんな言葉じゃ足りないでしょうけど……
辛かったですよね……ごめんなさい、気づかなくて。
ぼ、僕、嫌じゃないですから……僕で良ければ、使ってください……」
レナーテの蜜壺から垂れる蜜が、自分の肉棒へまぶされる。
その熱さに、彼女がとても苦しかったのを思ってそっと彼女の背を抱きしめた。
いやらしい手つきではなく、受け入れるような。
「レナーテさん、……やっぱり、きれい……」
そう言ってぎゅっと目をつぶり、そっと彼女の唇へ自分の唇を重ねようとする。
■レナーテ > 抵抗なく倒れていく身体と、少し間の抜けた声。
見た目といい、このスレのなさといい、貴族か何かの子供だろうとも思う。
どこまでも可愛い人だと思いつつも、抑えきれなくなった欲望に流れる自分を見ないようにしていた。
「……ツァリエルさんが、謝ることじゃ…ないですから」
彼が悪いわけではないと、緩く頭を振るも、心の痛みが込み上る前にしてしまおうと腰を下ろそうとする。
しかし、背中に重なる掌に驚き、目を丸くしたまま、身体は引き寄せられていく。
それでも尚、綺麗といわれた現状に、思考が白く焼けて止まていき、柔らかな感触に現実に戻る。
「ん…ぅ…」
此方からも重ね合わせ、何度も重ね合わせながら、じゃれるようにキスを繰り返す。
やはり変わった人だと思いながらも、唇が離れると、先程までと異なり、困ったように眉をひそめながら視線をそむける。
かぁっと真っ赤になった頬を隠すように、片手を口元に添えながら。
「……舌、入れますよ」
視線を戻し、ためらいがちに何度か彼を見つめた後、小さくつぶやく。
答えの有無を言わさぬように改めて唇を重ねると、啄むようなキスを繰り返し、そこを広げようとする。
僅かに隙間が開けば、そこへそっと小さな舌を滑り込ませ、彼の舌を探すようにうねらせた。
徐々に体の力が抜け、前へ倒れていた身体が沈み、白い肌同士が重なっていく。
したしたと蜜を滴らせ続け、彼の胸板に重なった房の先端が、圧でひしゃげていき、キスの合間に甘い吐息が交じる。
■ツァリエル > 「んっ……」
唇同士が重なり合いお互いの体温が柔らかく伝わる。
どちらも熱く、静かに欲望の熱をたぎらせているのがわかって
少しだけ安堵したように息を吐き、感触を確かめ合う。
顔をそむけて照れるレナーテが可愛らしく、胸の高まりが一層強くなる。
こくんと頷いてそっと相手の手を取り、お互いの指を絡め合い
恋人のように顔を近づけ唇を食む。
次第に薄く開かれた唇にレナーテの可憐な舌がそっと自分の舌へと絡められる。
その柔らかさに夢中になって吸い付いた。
ディープキスも、初めてではなかったからレナーテの動きを真似るように舌を絡ませ唾液を交換する。
お互いの胸がピッタリとくっつきあえば、ツンと尖った互いの先端がキスのように絡み合う。
柔らかな脂肪の房と、先端の刺激に徐々にツァリエルの息も上がってくる。
「んぁ……ぅ……れな、て、さ……っ」
キスの合間に彼女の名前を呼び、繋いだ手をギュッと握りしめる。
もじもじと内股をすり合わせ、彼女の濡れそぼったスリットへ自身の性器を擦り付けようと
無意識に下半身を動かし先走りを彼女の下肢へと塗りつけてしまう。
全身がレナーテの熱に、溶かされてしまいそうだった。
■レナーテ > 手が重なり、指が絡まるとその光景から逃げるように瞳を閉ざす。
恋人とするようなキスと変わっていくそれに、耐えきれぬ恥ずかしさがこみ上げ、耳の内側まで赤くしながら、先の垂れた耳がひくひくと落ち着きなく動く。
舌先が重なり、徐々に絡み始めれば、彼の舌も動き始め、水音が身体伝いにはっきりと聞こえていく。
唾液が混じり合い、舌が擦れるとその合間に滴る蜜が淡く泡立つ。
「っ……ぁ、レナ…で、いいです」
酸素を求め、僅かに唇が離れると、友人たちに呼ばれる愛称を囁く。
繋がった手は相変わらず、恥ずかしさは強まる一方だが、甘い口吻と繋がりに心臓の高鳴りは更に大きくなる。
そして…スリットに感じる肉棒の感触に、ひくんと体が跳ねると、猫のような尻尾も驚きにピンとなり、唇が離れた。
つぅっと伝い落ちる銀糸は、感触の正体を確かめるように振り向いて消えていき、肉棒を擦り付ける動きにクスッと笑うと、尻尾が楽しげに踊る。
「……避妊薬、飲んでからと思ったんですけど…ね?」
ちらりと棚にある薬を一瞥するも、それに手をのばすことはない。
お強請りに応えるように、そのまま腰を下ろしていくと、ドロドロの蜜を亀頭へまぶしながらクレパスが広がっていく。
狭くも熱く蕩けた膣口がきゅっと亀頭をしゃぶり尽くしながら、皮を綺麗に胎内で剥いていく。
「んくっ‥…ぁ、は……っ、ぁぁぁ…っ…」
皮がつんのめる感触を確かめながら、徐々に、徐々に押し込んで痛くしないように亀頭を剥き出しにさせてしまう。
こつんと子宮口に亀頭がぶつかるまで押し込むと、臀部が彼の腰に重なる。
掠れた喘ぎ声とともに置くまで向かいれると、ガクガクと身体を震わせながら彼を見つめた。
「…それも、なんだか……無粋な、気がしますから」
じわじわと下腹部から込み上がる快楽の波に、瞳を潤ませながらつぶやくと、腰を前後にスライドさせていく。
恥骨同士がこすれるような動きで身体が揺れれば、その度に亀頭をザラ付いた天井と子宮口の合間で弾くように扱き、擦れる感触に心地よさそうに鼻にかかった吐息を溢れさせていた。
■ツァリエル > 猫の耳がせわしなく揺れ動く様にくすりとつい笑ってしまった。
もし余裕があれば猫にするようにその耳を撫でてしまいたかったが
そんな考えも互いのキスの感触に溶けて消えていく。
ちゅうちゅうと雛鳥が親鳥からエサをねだるように舌と唾液を味わってゆく。
「っはぁ……ぼくも、……ツァリで……」
愛称を教えてもらえたことに密かに胸の内で嬉しさが広がった。
自分の愛称も相手に伝えると下肢に視線を落とす。
恥知らずにも女性の大事な部分に自分の粗末なものを押し付けていることに
かぁっと顔が熱くなり慌てて退けようとするも下に押し倒されているのでうまく動けず。
そうこうしているうちに、レナーテが下半身を落とし自分のものをゆっくりと飲み込んでいく。
「あっ、レナ、さっ……ああっ、んぁ……」
くちりと柔らかく割り開いたそこに包まれていく感触。
熱くぬめるように自身を導き、胎内で敏感な部分が優しく露出してむき出しにされていく。
思わず甲高い嬌声を上げながら、それでもぐっと腰を浮かせて相手の内側へと自身の肉棒を埋めてゆく。
最奥に達して、こつんとぶつかった子宮口。
その感触に敏感な先端が震え、思わず今にも射精してしまいそうになるのを必死で我慢した。
「んぁ……っ、なか、っ出さないように、しますからぁ……!」
避妊をしていない、というのはレナーテへひどく負担をかけてしまうだろう。
なるべくそうはならないように、中で出すことだけは避けなければならない。
レナーテの腰が前後に揺れる度にツァリエルは快感に腰を揺らし女のように喘ぎ
自分もまた腰を上下へ突き上げて彼女を悦ばせようと健気な努力をする。
しばしの間少女の蜜壺の蕩けそうな感触と締め上げ扱かれる内側を堪能していたが
やがてひときわ甲高く鳴くと、苦しそうに音を上げた。
「レナさん……も、ぼく、でちゃいそ……。
抜いてぇ……!あかちゃ、できちゃうっ……!」
ふるりと頭を振り、レナーテの胎内のツァリエルのペニスが今にも弾けそうに固く膨らむ。
■レナーテ > 「ツァリさん……」
彼の名前を繰り返し、そして腰を落としていく。
今まで男に散々踏みにじられた膣内に感じる彼のイチモツは、小さい方だがとても心地よく感じる。
自ら受け入れて交わるのと、強制されるのでは雲泥の差というところか。
びくびくっと身体を震わせながら、奥底まで導くと、前後に腰を動かし、こりこりと亀頭を膣内で捏ね繰り回してしまう。
中に出さないようにすると、健気に此方を気遣う彼がとても愛らしい。
その言葉を突き崩すように腰の動きは強まり、時折左右にねじり、ぐりぐりとザラザラとした天井に亀頭の表皮を擦り付ける。
きゅ、きゅっと、その度に膣内が収縮し、張り付くように彼の肉棒を扱き上げると、溢れる唾液のように白く濁った蜜が溢れ、結合部から泡立ってこぼれ落ちる。
「……ください、ツァリさんの…」
その言葉も、本当なら自分が言うべき言葉なのに、可愛らしい制止の言葉に、思わずくすっと笑ってしまう。
出されたら結合してしまうかどうかは分からないが、初な彼の熱を体の奥に欲していけば、小さく呟きつつ腰の力を少しだけ抜く。
ごりっと子宮口と先端が擦れれば、強い刺激が溢れるだろう。
身体を倒し、肌を重ねながら、自らは全くそこから降りるつもりはなかった。
■ツァリエル > 結合部から溢れて溢れる蜜がレナーテとツァリエルの下肢を汚していく。
レナーテの容赦のない膣内の動きに初なツァリエルは翻弄されるほかない。
ひぃん、と思わず背筋をのけぞらせ慌てて腰に力を込めて射精しないように我慢をした。
「だ、だめぇ……あっ、レナさっ……ほんとに、もぉっでちゃうぅ……!」
潤んだ瞳でレナーテを見上げ、はぁはぁと息も絶え絶えに懇願する。
だがレナーテが呟いた小さな言葉と、力を抜いた腰の加減に
子宮口と亀頭が擦れ、ぐちりと密着し合って。
さすがにその刺激に初なツァリエルが耐えられるはずもなく
「ひ、ぃっ……イ、くぅ……!イッちゃ……んぁあああああっ!」
ぐんと腰を突き上げレナーテの最奥へと自身の子種を吐き出した。
二度目の射精ゆえ、先程より量は少ないものの勢いは衰えず
膣内へと熱い奔流をとぷとぷと注ぎ込む。
ちかちかとツァリエルの目の前が真っ白になり、ぶるぶると射精の余韻に震えた。
■レナーテ > 射精を堪える彼に、それを崩す腰の動き。
それでも堪らえようとする彼の瞳が濡れ、本当に襲っているような心地にすらなる。
自分を踏みにじった輩も、泣き叫ぶ自分を見て興奮したのだろうか。
そんな事を頭の片隅に思いつつも、彼を壊すことには喜べそうにない。
ただ、愛らしいと思えば我慢が崩れていく瞬間に、口角が上がり、安堵したような微笑みを浮かべる。
弾けた刺激に腰が崩れそうなほどに震え、白濁が子宮口に絡みつく感触に、きゅうっと膣が彼の肉棒を締め付ける。
「んぁっ……ひ、ぁ……ぁぁ――っ!……ん、く…っ」
もっと、もっとと強請るように腰が小刻みに揺れ、その度に子宮口の窪みへ無意識に鈴口を擦り付けるように動いてしまう。
溢れる熱の感触が広がると、身体が弛緩する程に快楽が脳を焼き、くたりと体の力が抜けていく。
下腹部に広がる熱の感触が、普段ならばすることのない禁忌を犯したのだと実感する。
絶頂の瞬間、控えめながらもその声を高く響かせ、きゅっと身を縮こませるようにして絶頂に沈んだ。
「……ツァリ、さん…気持ちよかった…ですか?」
繋がったまま快楽に力なく微笑むと、片手を彼の頬へ添える。
じゃれるようなキスと、快楽の余韻を味わうような身体の重ね合わせを繰り返し、互いの熱が冷めるまで重なるのだろう。
彼の遺伝子が身体に根付いてしまったかどうかは、今は知る良しも、知る気もなく、ただ綺麗な彼に溺れていった。