2017/11/06 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 王子としての勉強に王族の務めにと、日々忙しく過ごしていたせいか
疲れが溜まったツァリエルに侍女長が温泉でのリフレッシュを許してくれた。

あいにくと混浴の露天風呂しか空いていなかったが
それでも湯の温かさが日々の疲れを癒やしてくれる。
さて、体も洗ったし芯から温まったからそろそろ上がろうかと
脱衣所へ行って自分の衣服が入った籠を探す。

ない、どこにも衣服の入った籠が無いのである。
誰かが間違えて持っていってしまったか
あるいはイタズラで持ち去ってしまったか。

代えの衣服が無いと温泉から上がれないと
ツァリエルは弱りきって、仕方なく温泉にもう少し浸かることにする。
侍従の誰かがツァリエルがなかなか上がってこないのに気がついて
様子を見に来てくれないかと期待しながら。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にレナーテさんが現れました。
レナーテ > 仕事疲れの癒やしと立ち寄ったのは、少々如何わしい噂もある宿の風呂。
とはいうものの、何度か立ち寄っても視線は気になれど、悪い目にあったことは少ない。
脱衣所へ入ると、ケープを解き、戦闘衣を脱ぎ、綺麗にまとめて籠に入れていく。
ヘアゴムで長い髪をアップに纏めていくと、メガネを外し、一緒に籠の中へ。
フェイスタオルを手に身体を軽く隠すようにしながら扉を開き、念のため中を覗き込む。
人の気配は少しだけあるものの、嫌な感じはしない。
大丈夫そうだと安堵の吐息を零し、表情を緩めるとそのまま湯煙の中へ足を踏み入れた。

「……こんばんわ」

掛け湯の後、湯船に近づけば少しぼやけて見えるが、女性のような、少年のような……そんな印象を覚える姿を視野へ捉える。
少しだけ言葉に躊躇ったが、此方から挨拶を掛ければ、タオルを湯船の縁へ置き、ゆっくりと浸かっていく。
普段は隠している耳と尻尾だが、流石に隠しようもない。
だが、それをみて態度を変える輩がいるのも現実で、少し警戒気味にご挨拶をすれば、少し距離を置いて腰を下ろした。

ツァリエル > のぼせる前にどうにかしないと、と考えていると人の気配。
思わず自分の体を隠すために深く湯に浸かってしまう。
湯けむりに混じって現れたのは自分と同じか少し年上くらいのミレーの少女。
タオルで隠したその裸体のラインを見て、慌てて視線を逸し彼女に背を向けながら

「こ、こんばんはっ……」

顔を真赤にして挨拶を返しドギマギとした様子で。
混浴だから仕方がないのだが、相手にも失礼だし衣服さえあれば
すぐに上がって風呂場を譲るのだがあいにくと衣服がない。

彼女が少し距離を置いてくれたのが幸いだった。
もしも男だとバレてしまったらどうしよう。そもそも少女は混浴だと知って入ってきたのだろうか?
どきどきと心臓が早鐘を打ち、湯の温度も相まって頭に血が上ってゆく。
このままのぼせてしまいそう……。

レナーテ > 身体が湯に浸かりきっていたのもあり、相手の体付きはみえない。
故に顔立ちと雰囲気で、性別を確かめる他無いのだが…ぼやけた視野では、一層どちらか分かりづらい。
しかし、此方に向けられた気配はいつも感じる様なものとは全く違う。
同性の無意識感だったり、異性の性的な張り付くような視線だったり、どれとも噛み合わない。
どもった声に背中を向けられたのもあって、キョトンとしながら首を軽く傾けつつ、湯船の縁へ背を寄りかからせた。
まさか、発育途中気味ななだらかな身体に、初な反応をされたとは夢にも思わず。

(「変わった人ですね…」)

混浴というのは分かっていても、向けられるのは欲望か無意識、あっても耳と尻尾への侮蔑ぐらいか。
どれにも当てはまらない彼が少々気になり、ちらちらとそちらへ視線を向けてしまうのだが、なんだか様子が変だ。
目を凝らすように目元に皺を寄せて、彼を一瞥すると、湯の中を移動して彼の方へと近づいていく。

「……大丈夫ですか? のぼせてるとか」

意識が朦朧として、向けられた意識も朧気になったのだろうか。
そう思えば、念のためと彼の様子を確かめようとする。
距離が近づけば、皺を寄せるほど無理矢理ピントを合わせなくても済むようになっていく。
金色の瞳がじっと後ろ姿を見やりながら、どうしたものかと掌を伸ばしては触れられず、彷徨う。

ツァリエル > ちょっと湯あたりして意識がくらくらしかけたところに
じゃばじゃばと湯をかき分けて少女が近づいてくる。
まずい、このままだと相手の体も、自分の体も見られてしまう。

「わひゃぁっ……!だ、大丈夫ですっ……!」

そう言って近づいてきた彼女から距離を取ろうと屈んだ姿勢で
後ろに下がろうとした時、のぼせて足元がおぼつかなかったことと
生来のドジのせいで足をもつれさせ思わず前につんのめる。

「わっ、わぁっ!」

声を上げてあたふたと姿勢を正そうとするがもう遅い。
二歩、三歩とつんのめってそのまま近づいてきた少女の方へ
ばしゃんと湯を跳ねさせながら飛び込んでしまう。

レナーテ > 近づいていけば、素っ頓狂な悲鳴が上がり、思わずビクッと身体が跳ね上がる。
丸まった耳が少しだけピンとなるのも合わさり、さながら驚いた猫のようなリアクションだ。

「ぇ、ぁ……こちらこそ、何か…気に障ったのであれば…」

寧ろ、驚かすような無礼でも働いたのかと、少しばかり申し訳ない気分にすらなり、眉をひそめて手を引っ込めた。
礼儀には事気をつけているはずだが……まだまだ未熟なのかと思いながら、意識がそれた瞬間。
視野を埋め尽くす黒い影に、瞳を丸くする。

「ひゃっ!?」

倒れてきた身体を受け止める暇もなく、そのまま押し倒されるように湯の中に崩れ落ちる。
バシャァッと派手に湯が飛び散り、ヘアゴムが外れて色の混じった長い髪が広がっていく。
庇い手で少しだけ身体を斜めに起こした状態となった中、胸元から下へ感じる圧力。
膨らみが少し足りぬ胸元に、くびれた腹部のライン、柔らかな下肢が彼の身体に重なっていた。
だが、彼が『彼』であるとはまだ気付かず、苦笑いのままそちらを見やる。

「のぼせてたみたいですね」

ぐらぐらした頭の状態で無理に立てばこうなる。
責めはせず、困ったように笑いながら囁くと、起き上がれますか?と軽く首を傾けながら囁き、問いかけた。

ツァリエル > ほとんど覆いかぶさるように少女に飛び込んでしまったのを
ぼやけた意識で認識するまでに数瞬の間が必要だった。
肌に触れる、少女のすべすべとした柔らかな裸体。
あろうことか彼女の胸元を手で押し付けるようについてしまっている。

「……ひゃ、ひゃぁあああああ!ご、っごめんなさいっ!!」

怯えた小動物が飛び退るように慌てて少女から離れる。
ぺたんと尻餅をついて湯の中に座り込み真っ赤になってうつむいた。
起き上がれるかの問いかけにも、あわあわと口元をわななかせて声が出ず
むしろ少女の柔肌に意図せず下半身が興奮してしまい
必死に湯の中で隠そうと前かがみになって、内股と両手で性器を隠した。

レナーテ > 戦いに身を投じる事が多い割には、白く絹のような触り心地の肌だが、ところどころ過去と戦いの爪痕として、薄っすらと膨らんだラインが残る。
幸い、胸元は傷はなく、ビーズクッションの様に沈む房に小粒の先端が掌に淡く食い込んでいただろう。
流石に掌で胸元を触られたのに気づけば、此方も徐々に頬が赤くなり、飛び退いた彼を見やりながら、そっと胸元に腕を寄せて隠す。

「い、いえ……不可抗力、ですから」

慌てふためく彼と異なり、恥じらいが徐々に胸を叩くのを抑えるように、きゅっと唇を噛み締めながら視線を落とす。
反応といい、失礼かもしれないがなよなよとした雰囲気と体躯に、同性と認識しかけていた。
それを叩き伏せるように、落とした視線の先に膨らんでいく象徴が見えると、呆気にとられて唇が開く。
隠す仕草が、男であることのなによりの証拠といったところか。
同時に、先程までの自身の行動を振り返れば……危機感なく男に近づきすぎていた。
耳の内側まで赤くなるような心地で羞恥がこみ上げると、視線を散らしながら唇が蠢く。

「ごめんなさい……逆に気を使わせていたみたいで……えっと、その、怒ってない…ですから」

寧ろ追い詰めるようになってしまった現状に、淡い罪悪感を覚えれば、ゆるゆると頭を振って呟き、苦笑いを見せる。

ツァリエル > 彼女の反応からとうとう男であることがバレてしまったようだ。
彼女の言うとおり不可抗力では合ったのだが、
それでも婦女子に裸で覆いかぶさるなどあってはならないことだし
怒っていないとしても恥ずかしく、嫌な気持ちにさせてしまったかもしれない。
そう考えると己が情けなく感じられて、みるみるうちに目に涙が溜まっていく。

「ご、ごめんなさい……こっちこそ……」

ぐすぐすと鼻をすすりながらこちらも謝罪する。

「本当は……あなたが来た時にすぐ出て行きたかったのですが……
 脱衣所に置いた衣服が……無くなってて……」

か細い声ですすり泣くようにこちらの事情を話してみる。
とはいえ、今となっては言い訳じみた理由になってしまったようで
罪悪感が一層増してしまう。
いっそこのまま服のことなど気にしないでタオル一枚で飛び出してしまえればよかったが
起ち上がってしまった性器がそれを邪魔する。
彼女の柔らかな肌や胸の膨らみの感触が脳内で繰り返され
一向に静まる気配が無いのだった。

レナーテ > 「いえ……その、泣くほどのことでは…」

なよなよしい と思っていたが、それ以上に妙に女々しく思える。
此方を気遣い、女性として接してくれる心遣いは嬉しい。
しかし、感情のあまり涙を溢れさせながら謝罪する姿は、男子として大丈夫だろうかという妙な心配を誘われるが、涙を流す様子に苦笑いを浮かべ、頭を振る。

「なるほど……それは出るに出れない、ですね」

中性的な体付きに顔立ちとは言え、裸で外に飛び出すのはまずい。
タオル一枚であっても、色々危ういだろうと思えば、彼の語る理由に、仕方ないと理解を示しつつ変わらぬ苦笑いのまま頷いた。
視野には、変わらず膨らみきった部分を抑え続ける掌が映る。
普段なら行わず、考えもしないこと。
弱々しい彼が自分を女と見た反応は、くすぐったい感じを覚えながらも、嫌な感じはしなかった。
だからか、呪文を小さく呟くと自身の目元を軽く撫でる。
魔力の膜を目元に纏い、屈折させてレンズ代わりにする応急処置を施すと、はっきりとした視野の中、自ら彼へと近づいていく。

「後で服、探してきてあげます。でも……それ、辛いでしょうから」

ちらりと股座へと視線を向けてから、青い瞳を見つめる。
することは知っているが、自ら手をのばすことはなかった。
すればいいという感じでもない相手に、思考が一巡し、少し動きを止めると……片腕を伸ばし、彼の頭を抱き寄せようとする。
胸元に抱き寄せながら、片手で軽く背中を撫でていき、まずは安堵させようと試みる。
子供扱いかもしれないが、やりようがこれしか浮かばなかった。
様子を伺うように彼を見やりながら、背中を撫でる掌は逃げる様子がないなら、彼の下肢へと伸びていき、白く細い指が、彼の手の中に潜り込み、その中にある茎をそっと包むだろう。

ツァリエル > 苦笑を浮かべる少女に呆れさせてしまったかとますます落胆する。
体つきも、心の芯も男らしいとは言えない自分。
それでも律儀に男として反応する股座の物がうらめしい。

と、彼女がふいにこちらへ手を伸ばしてくるのをびっくりした顔で見つめた。
びくりと一瞬体が震えた、叩かれるという手つきではないようだが
何をされるのか一瞬身構えてしまったのだ。
その手がそっと自分を胸元に抱き寄せ、背をあやすように撫でてくることに
信じられない思いで身をすくませる。
再び触れた柔らかな肌、体温、少女特有の甘い香り。
それらがすぐ近くで存在を主張するとふるりと我知らず背筋を震わせて
ますます幼い性器は硬くなってしまう。
彼女のたおやかな手がそっと自分のそれに触れようとする。

「あっ……い、いけませんっ!汚いからっ……」

包み込むような柔らかな白い手を、自分の褐色の細い手が押しとどめようとする。
とはいえ強い静止ではなく、その手に触れるのもおっかなびっくりというような弱いものでしかなかったが。

レナーテ > 抱き寄せようと手を伸ばせば、粗相をした子供のような反応にクスッと微笑む。

「怖がらないでください、その……誰にでもするわけでは、ないです…から、可愛いって思えたので」

男の人にいう言葉としては似合わぬ褒め言葉かも知れないが、感じるままに囁きかけながらも、硬直する様子に庇護欲すら覚えた。
髪になじませたシトラス系の香水が、湯の熱に淡く蘇り、自身の香りに混じっていく。
未発達気味ながらも、女の特徴がある身体を押し当てながら、羞恥に高鳴る激しい鼓動が彼にも聞こえるかもしれない。

「汚い人は、そういう事言いませんよ」

それに…と口にしそうな音をぐっと飲み込む。
こんなことを言う彼が汚れているなら、自分はもっと穢れていると、自嘲の言葉を心のなかで呟く。
それが溢れないように苦笑いで誤魔化しつつ、重ねてきた掌に応え、その手を優しく握っていく。
湯の中から掬い上げ、その手を肩の辺りへ導くと解き、掛けていった。
改めて主張していく肉棒へ掌を重ねれば、程々の圧力で握り込みながら、根本から先端へ向かってゆっくりと扱いていく。
じっと金色の瞳が、可愛らしい顔立ちを見つめつつ力加減を確かめていく。
痛くない程度、けれど心地よく欲望を加速させやすい圧力を掛けながら、湯を淡く波立たせながら扱き上げる。