2017/10/28 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリンさんが現れました。
■リン > 「あ゛~~~。極楽極楽~~。」
機嫌の良さそうな声。
ざぶざぶと湯に波音を立てながら誰かが近づいてくる。
風が吹いて、その誰かとを隔てる湯気の幕が払われる。
藍色の髪をタオルターバンでまとめた少年が緩んだ表情で風呂に浸かっていた。
こちらも中性的な容姿ではあったが、雰囲気や仕草や輪郭で男とわかるだろう。
「ってうわっ! こんな近くに人いたんだ。
失礼しました……。」
相手の姿を認め、気まずそうに笑う。
どうやら近くに誰かいるとわからず、温泉の気持ちよさに油断した声を出してしまったらしい。
■コニー > 湯をかき分けるような足音。湯気に覆われているものの、ぼんやりと目を向けて……湯気が払われたあとに見える姿に、笑みを向けた。
「謝らなくても大丈夫。ふふ、温泉は、気持ちいいですね?」
くすくすと肩を揺らしてみせる。即座に両家の子女然とした、余裕のあるふうを演じてみせつつ。ひらひら、軽く手を振る。
白い湯に胸まで浸かった状態で、そばまでやってきた相手の姿をさりげなく眺める……小柄だけど、いくらか年上だろう。
さて、面白いことになるか……あるいは、ちょっかいをかけて面白いことを起こすか……笑顔の裏で考えていた。
■リン > 「え、あ、はい」
思いがけず余裕と気品のある様子に戸惑う。
リンはこの国で何人も自分含め性別がわかりづらい相手を見てきた。
一瞬女性かと思ったが、男性のようにも見える。
しかし性別を問いただすのも、もし女性であった場合
あなたは女性的な柔らかさに欠けていますねと告げてしまうことになることだなあ。
「よく見れば麗しいお方だ。ひょっとしてどこかのお姫様ですか?
ぼくはリン。勝手気ままなしがない楽器弾きです」
近くの岩にもたれかかり、紳士を気取って微笑みを返す。
■コニー > 問いかけられて、ここでノー、と言ってしまうのも嘘をつくことになる。
人をからかうにも、嘘をついてはいけない。アンフェアだ……だから、こくん、っとうなずいた。
「そうですね、そのようなものです」
何も身につけていない胸元。鎖骨の形が見て取れる場所に手を触れながら、
「コニー、とお呼びください」
微笑んだまま返し。岩に寄りかかる姿を見ると、くすくすと肩を揺らす
「まあ。楽器を持っていない演奏家の方は、初めてお会いしました」
甘い声色。細い肩を揺らしながら、やはりからかうような返事。
■リン > 「そのようなもの、と来たか」
便利な言い回しだ。からかわれている気がする。
まあ、こんな美少女にからかわれるならそう満更でもない。
無意識に、手を添えられた胸元に視線を向ける。
「あはは。お風呂場に持ち込んだらたちまちだめになってしまいますからね。
でもわたくしめの耳に心地よく響くあなたの声こそが、
天上の音楽でございますよ、コニー姫」
頬を掻く。男だてらに短く切り整えられた爪は提琴弾き故のものだった。
■コニー > 「ええ。だいたいは……おおよそは、ほとんど、そんなものです」
くすくすと小さく肩を揺らす。彼がどういう意味で受け取ったのかはわからないけど……王族ではあるのだから、もちろん、誤解ということはあるまい。
視線を感じるものの、薄い胸元は湯の中。詳しい体格までは、わからないはず。
「まあ。ありがとうございます。……ふふ、それなら、もっといろいろな声を、聞いてみますか?」
からかうように問いかける。指を頬に添え、じ、っと目を細めると。
「もちろん、勝手に変な声を出したりはしませんけど、ね♪」
■リン > 「誘っていらっしゃる……?」
細い手首に手を伸ばし、掴んで自らの傍に引き寄せる。
近づいた青の瞳には、確かな熱が篭っていた。
「ぼくの楽器になってみたいってこと? お転婆な方だ」
もう片方の手の指先を、湯に沈んだコニーの腰に触れさせ、
背筋をすべやかになぞりあげようとする。
■コニー > 「そう聞こえました?」
からかう口調は変わらず。どことなく、試すような、面白がるような視線を向けて。
「まあ。でしたら、鳴かせるのも上手なのかしら……や、んっ」
手首を掴まれて、驚いたように。湯の中で身を寄せる。
わずかに起こした胸元は、白くなめらかなものの、膨らみは見られず。
撫でられる背筋は、細いが女性らしい丸みは薄い。
「ん、っ……♪ さて、どうなさる、おつもり、でしょう……?」
■リン > 「上手かどうかは、姫様が見極めてくだされば。
……こういうのはどうです?」
細く滑らかだが柔らかいばかりでなく、硬い芯が通っている身体の感触。
身をかがめて、まとめられた金の髪の下、首筋に口づけを落とす。
腕に力を込めて抱き寄せ、肩まで登っていた手指を、
再び下らせながら脇腹を愛撫し、やがて尻へと。
されるがままでいるなら、胸や腹、そして腰同士が正面から密着するだろう。
湯の下に隠れているリンの雄は、昂奮にゆるやかに起ち上がっていた。
■コニー > 「ん……っ、っふ……♪」
撫でられる体。ぴく、ぴく、っと不随意に筋肉が震えて反応を返す。
背筋から降りていった腕に抱き寄せられると、硬いものが触れる感触。ふにゅり、っと感じれば、
「あ、……ふふ。声だけで、感じてくださったんですか?」
ささやきつつ。こちらから腰を触れあわせて、「それ」を刺激するように。
湯に隠れた下半身が、ぬめりを感じる白濁湯の中ですりあわされる。
「……にしても、もう少し驚いてくれると思ったのに」
ぽそり。反応が小さいことには、不満げにつぶやいた。
■リン > 「…………驚いてますけど。
でも薄々そうじゃないかとは思ってましたから。
く、くっそ~~また騙されたわけだが~」
気取った表情を崩して、うっへぇ~とジト目を相手に向ける。
「今は美少女の気分だったんだよね~。はぁ……」
などとぼやくものの、忌避したり愛撫を止めたりする様子はなく。
ますます硬度を増しつつあるそれが、腰や太腿や相手のものにぐにぐにと押し付けられる。
伸ばされた手が、尻をゆるく揉む。平たい胸同士が、擦り合わされる。
「っふぅ……。もっと聞かせてよ。コニーの声」
■コニー > 「……あ、そう」
過剰に驚いて見せてくれたのかも知れないけど。
くそ、だとか、気分が違った、と言われて、喜んでサービスしてあげよう、という気にはなれず。
押しつけられるそれをぴし、っと軽く指ではじくと、するりと腕の間から抜け出した。
「それじゃ、気分に合った美少女が来るといいね」
にこ、と笑みを向けて、体を起こし。ひらひら、手を振って浴場をあとにした。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からコニーさんが去りました。
■リン > 「いてっ!」
痛みに驚いて離れる。
どうやら不興を買ってしまったらしい。
「なんだよまったく~……。
人をからかったと思ったら急に機嫌を悪くして、も~」
ひとりぶつくさとつぶやくが、フラれるのには悲しいかな慣れている。
目下の問題は、頑張ってしまった下半身をどう始末するかということだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
■ジード > 真昼間というにも夕方というにも少々外れた時間帯。
だからだろうか、他に好き好んで風呂に入りに来る人も居ないらしく
滞在している宿の中でも一等大きな岩風呂を一人占領している男の姿があった。
「こういう時は極楽っていえばいいのかな。どっかで聞いた言葉だったような」
機嫌よさそうに湯に全身を浸かった状態で全身に染み入る熱を享受し、
小さく声を漏らす。吐き出す吐息が熱っぽい。
■ジード > 「さあ、って。倒れる前に風呂からあがろうかね」
眠り込んだが最後目が覚めないまであり得そうな心地に体に鞭打って立ち上がる。
のぼせないうちにと脱衣所の方向へと足を向けるのだった。
最後に一つ強めに吹いた風にくしゃみが漏れたとか。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
ご案内:「」にエズラさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。