2017/10/01 のログ
■ジード > 「さあ、って。倒れる前に風呂からあがろうかね」
眠り込んだが最後目が覚めないまであり得そうな心地に体に鞭打って立ち上がる。
のぼせないうちにと脱衣所の方向へと足を向けるのだった。
最後に一つ強めに吹いた風にくしゃみが漏れたとか。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシュカさんが現れました。
■シュカ > 平民地区にあるギルドで仕事の報告を終えて、温かい懐にほくほくしながら街を歩く。
このままメシでも食べて帰るもよし、おねーちゃんたちと遊ぶもよし。
「さてと、どーすっかな。食欲、性欲、どっちを満たすかなー」
欲望ダダ漏れな呟きを零していたが、ふと視界に入ったのは古ぼけた旅館。
しかもここは温泉を引いているという。
となれば、一仕事終えた後の身体を癒すべく、その暖簾をくぐって。
とりあえず温泉、何はなくとも温泉、と案内を乞うたが、そこで思わぬ情報に足取りも軽く、
嬉々として露天風呂へと出てきた赤毛の男は、一切合財を脱衣所に残し、
いざ露天風呂へと続く扉を開けて外へ。
「やったね、混浴~!!」
勢いよく外に出てみる。仲居情報によれば、ここは混浴露天風呂。
趣きのある岩風呂、故郷の庭園によくあった獅子脅し、ふわりと香る硫黄の匂い。
そんな情緒豊かな景色よりも、まずは混浴!と鼻息荒い。
「………いや、解ってますよ。この時間ですし?おねーちゃんはいませんよね」
誰もいないその場所に、不幸のどん底みたいな顔をしてがっくり肩を落としながら、ひたひたと歩み、広い露天風呂まで歩む。
ある意味、貸切、というぜいたくさではあるのだが。
■シュカ > 岩風呂傍の桶を手に、ざばーっとお湯をかぶって、湯船に浸かる。
ゆっくりと顎先まで湯に浸かり、やや視線を上に。
明るい青空が望める景色はなかなか癒される。
それに、温泉だというだけあって、肌に吸い付くような泉質である。
「ふー…」
満足そうに息を吐き、ゆったりと湯船の縁へと背を預け。
混浴目的ではあったが、それはそれ、やはり疲れた体に染み入る温泉は格別。
「あー…宿にもひいてくんねぇかなぁ、温泉」
平民地区の安宿を常宿にしている現在、そんな事をつい零してしまうほどの心地よさに目を細め。
異国を思わせる…己にとっては故郷、でもあるが、その獅子脅しの音が響き、確かに風情がある。
■シュカ > 温泉に浸かって寛いでいると、まるで欲という欲がすべて流されるような、そんなまったり感。
先ほどまで腹の虫がないたり、おねーちゃんやらおにーちゃんやらにちょっかい出す気も、聊かしぼんだような。
「…となると、睡眠欲求ってやつが残るかねえ」
くあり、と欠伸を一つ。身体が温まってきたこともあって、心地よい眠気が襲い始めて。
両手で顔をぬぐい、息を吐いたのちに立ち上がる。
まだ夏の名残のような日中ではあったが、火照った身体を撫でる風は心地よい。
そのまま、のんびりとした足取りで露天風呂を後にして………。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシュカさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 「あぅ、くぁ――ん~~~…はふぅ」
喘ぎにも似た高めの声、その後、伸びをするような声になって。
露天の温泉に浸かる一人の天使。背の翼も、髪もバサバサで、天使らしからぬ雰囲気だが、これでも立派な天使だ。まだ、幼さの残る顔立ちだが、目つきの悪い少年が温泉を一人、身体を伸ばして楽しんでいる
「いいねエ温泉ってのは。一日の疲れが取れる取れる。」
まあ、地上での査察もだいたい終わったので仕事なんかしてない放浪天使ではあるが、そこは無視である
■グラスシエル > 「それにしても――だ、やっぱこれだけ広いとそうそうは見つからねえかー、あーめんどくせ、死ね、死んでしまえ」
面倒事は嫌いだ、少年としてはのんべんだらりと何もしないで毎日を怠惰に過ごしたいのである。過ごしたいのであるが――身内がここにいるとわかってる以上、放っておく訳にも行かないのも事実で。
まあ、焦ってもしょうがないので、今は温泉だ。この時間を無駄に思考に費やすのは惜しい。
と、岩場にはキンキンに冷やされた氷水の中に小瓶。アルコールは好きでないので、ソーダ水である。それをぐいっとひとのみ
■グラスシエル > 「っくぅー、うまし!温泉浸かりながら飲む冷たいモンサイコー!」
なんというか、オヤジ臭い。いいのだ、自分一人のときぐらい自由に生きさせてくれ自由って素晴らしい。魔法でしっかりと瓶は冷たいまま、氷水に戻す。やはり魔法って便利、カミサマ天使に産んでくれてありがと――いや今の無しで、プラスマイナスつりあってねえや
そんな感じで、少年は温泉を楽しむ。やや、ぬる目の温泉なのでじっくりと身体を温めるのには最適だ。陶磁のような白い肌も、すっかり桜色。普段の険しい顔つきも、弛緩してふにゃーっとしてる
■グラスシエル > 「あーー、サイコー、温泉サイコー。俺このまま温泉になりたい、いや温泉と結婚するね。」
そんな適当な事を言いながら温泉にだらーっと浸かる。空は満天の星。右手を伸ばせば冷たい飲み物、そしてぬるい温泉。クソみたいな天界より此処のほうがよほど天国じゃねえかよ、と毒づく
少年の年相応とは思えない態度だが、それとは裏腹に弛緩した表情は幼い。ゆったりと寛げる一人の時間
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からグラスシエルさんが去りました。