2017/09/10 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 露天の小さな温泉の一つ。やや深めで、滑らかな岩が多い温泉に、小さな足音一つ。まだ、幼いと言える少年は器用に滑りそうな岩場を駈ける。そして、そのままひょいっとジャンプして、温泉にばしゃー、と飛び込んだ。上がる大きな水しぶき。顔をだすと、気分良さげに背の翼をぱたたっと揺らして
「えへへー、今日もおふろー♪」
人懐っこそうな子である。栗色の髪、素肌は女の子のように白く顔立ちもどっちかといえば可愛らしい方に入るだろう。そんな少年はちゃぷちゃぷと嬉しそうに温泉を楽しんで
■シャルティア > 「ぽかぽかー、最近涼しいからぽかぽかきもちいー♪
でも退屈、誰かと一緒ならもっともっと一緒に気持ちよくてたのしーのになー」
温泉に浸かりながら、ゆっくりと右手でお湯をかき混ぜる。透明な温泉に波が立ち、ゆっくりと消えていく。 温泉の暖かさを楽しみながら、でも少し退屈に不満を漏らす。人懐っこい性格は、いうなれば人寂しさにもつながる。だから一人の温泉はちょっと退屈で、寂しい
■シャルティア > 十分湯に浸かったのでちゃぷ、と温泉から出て、平坦な岩に腰掛け、足だけを温泉に差し入れる。両手を腰のあたりに立てるように置いて、夜空を見上げる。
今にも零れ落ちそうな満天。きれいなものが大好きな少年はその満天の空に満足そうに目を細める。もう少しすればコレも白みがかかって、薄白い朝になるだろう。陽光も、夜天も大好き。世の中は綺麗で、楽しくて幸せ。でも
「ちょっとだけ、さびしーなー…」
と零す。天界からここにきて一人ぼっちの時間が増えた。だからそれは少年にとっては寂しい
■シャルティア > 空が白み始めたのを見て、温泉から完全に出る。虚空からタオルを出し、身体を拭うと、また虚空から出た服に身を包んで
「しょーかんのおねーちゃんたちのとこいこっと♪」
こういう時間にいるのは、客を取り終えた娼館のお姉ちゃんたちである。それを知ってる少年はふわっと宙に舞うと、そのまま街の方へと飛び去っていく
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にライムウェルさんが現れました。
■ライムウェル > 九頭龍の水浴び場に存在する数ある露天風呂の1つ。
普段は一般の利用客に開放されている風呂であるが、本日はその入り口に「貸し切り」の看板が立てられていた。
広く開放的な露天には熱気溢れる男たちがひしめいており、それをオペラグラスをした男が一段高い位置から見下ろしている光景が。
「皆様、ようこそお集まり頂きました…!
普段中々外に出ない、やる気が無い、働いたら負け…!そんな方々がこうして足を運んでくれた事に私、感激を覚える次第であります…!」
喧嘩を売っているのかと言った具合の台詞だが、込められた感情は本当に感激なのだからどうかしている。
所謂引きこもりと呼ばれる人たちを中心に募集した今回。
日々にモチベーションを持てぬ人々にやる気と希望を、という名目で今回の催しを企画した次第。
「はい、はい、焦らずに、焦らずに…!もうすぐ女性の方もいらっしゃいますので。
えぇ、えぇ、素晴らしいお方がご協力頂けることになりまして。皆様を是非!元気づけてやりたいと。
皆様におかれましては今日を糧に是非、明日から頑張って頂きたいと思う次第で御座います…!」
スキンシップ沢山の、女性との混浴企画。
そんな字面につられて参加した男達はもう、待ちきれぬとばかりにギラギラとした目をしていた。
都合10人程の人数なれども、その熱気たるやかなりのもので。
―――そんな野獣たちの居る元へと、人助けのお仕事です!と耳障りの良い言葉でお仕事を頼んだのだから詐欺くさい。
さて全てを理解しているかどうか定かではないが、声をかけて了承を得られた女性がそろそろ、入ってくる頃だろう。
皆様、ご注目下さい!という声と共に、浴場の入り口を指し示し。
期待に満ち満ちた視線がその入り口へと集中するのだった。
■ライムウェル > そして女性が姿が現すと、途端、熱気が爆発した。
モテ無い男達も束となれば自己主張できると言うお話。
そのお風呂にて、いったい何が行われたのかは、参加者だけが知る事となる。
皆様お帰りの際は一様に、満足げな顔であったことは此処に記載しておくことにしよう。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からライムウェルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
■ジード > どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに立ち寄った宿の湯に魅了されて数日、暫し足止めを食っていた。
あまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。
「良い湯加減だ、こうやって体をいたわるってのたまにはいい物だね」
■ジード > 「む。あまりに入りすぎるとこれは体に毒っぽいね」
眠り込んだが最後目が覚めないまであり得そうな心地に体に鞭打って立ち上がる。
のぼせないうちにと脱衣所の方向へと足を向けるのだった。
最後に一つ強めに吹いた風にくしゃみが漏れたとか。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。