2017/09/09 のログ
ボブ > (湯上り姿の女性客の姿を見ているとそんな男の背後から声を掛けてくる人が……振り返るとそこには
ここに勤めているであろう女性仲居の姿があって)

『お客様、こちらの方に佇んでいられても特に面白い事はありませんよ。
もしよろしければこの私と宿の催し物に参加してもらえませんか?』

(女性仲居はそのように男に語り掛け、何らかの催しに誘ってくるのを耳にしていけば)

「まぁ、詳しい話を聞かせてもらおうかな?
話し次第では俺では手出しできない事柄かもしれないから、今は返答を避けるがな」

(自分に出来る事と出来ない事があるという至極当たり前の事を口にし、手助け出来るなら前向きに検討するという
考えである事を女性仲居に示していけば、女性仲居は実に柔らかな笑みを顔に浮かべていて)

『大丈夫ですよ、男性であればおそらく出来る事であると思いますから。
では詳しいお話をさせていただきますのでこちらへ』

(女性仲居はそう言い、男を別室に案内するかのように廊下を先導し始め、男は彼女に従い、
後をついていって、休憩室から姿を消していった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からボブさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
ジード > 「相変わらず良い湯加減だねえ」

どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに立ち寄った宿の湯に魅了されて数日、暫し足止めを食っていた。
あまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。

「お酒でもあれば最高だけど流石に持ち込むわけにもいかないしね。残念だ」

ジード > 「む。あまりに入りすぎるとこれは体に毒っぽいね」

眠り込んだが最後目が覚めないまであり得そうな心地に体に鞭打って立ち上がる。
のぼせないうちにと脱衣所の方向へと足を向けるのだった。
最後に一つ強めに吹いた風にくしゃみが漏れたとか。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にライムウェルさんが現れました。
ライムウェル > 今日も多くの利用客が行き交う九頭龍の水浴び場。
ロビーから続く道を歩くのは、風呂の利用客かはたまた泊まりに来た人か。
そんな中で一人、異質な格好をした男がニコニコと口元に実に機嫌良さそうな笑みを浮かべながら道行く人々を眺めていた。

尚、先ほどから女性が通りがかる度に声をかけ、何やら交渉している光景を見ていた人も居るだろう。
実のところ、幾人か勧誘には成功しており、本日の成果としては上々といった所。
それでも本日予定している催しや、他日の興行もあるから時間があれば勧誘は常に続けるべきだ。

そんな訳で酷く機嫌良さそうに笑みを称えた不審人物が廊下の壁際に佇み続けているという事態と相成っていた。

ライムウェル > そして見かけた女性に対し、また声をかける。
朗々と、朗々と。テンション高く語りかけるその男に対し、応えた女性が増えたかどうかは―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からライムウェルさんが去りました。