2017/08/26 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ウボァー……」

夜。
湯煙の立ち込める広い露天風呂で、変な声を漏らしながら湯に浸かっている金髪の男が一人。
湯船を囲う岩にぐでりと背を預け、頭には畳んだタオルを乗せて。
身を浸した熱い湯の中で四肢を投げ出し、すっかり寛ぎモード。

「ふぃー……見事な湯加減だと感心するがどこもおかしくはないな」

心地よさげな吐息とともにそんな事を呟く。

男はこの旅籠の常連であり、温泉の湯加減など百も承知である。
それでもなぜだか毎回言いたくなってしまうのだから仕方がない。

そんな些末事を頭の隅で考えつつ、頭のタオルを手に取り軽く顔を拭う。
その手首には、不思議なブレスレットが月光に照らされ鈍く輝いていた。

エレイ > タオルを頭に戻し、なんとなく己のブレスレットに視線をやる。
ブレスレットというよりは腕輪とでも呼んだほうが良さげな、シンプルな太い金属の輪。
それには何故か、継ぎ目が全く見当たらなかった。

「……。便利といえば便利なんだよにゃあ……」

そう呟きながら、反対の手の親指で右耳のピアスを軽く打ち鳴らす。
すると、ブレスレットからキュルキュルと音を立て、同じぐらいの幅の銀色の帯が上に向かってうねうねと緩慢に伸び始めた。

男の顔の高さまで伸びたその帯は更に変形を始め、先端が5つに分かれ人の手のような形に変化。
グーチョキパーとか、サムズアップとか色々なハンドサインを繰り出し始める。
どう見ても金属なのに、まるで生物のように形態が変化したり動いたりしているその光景は実に奇怪だった。

そんな妙な光景を、男は無表情でぼんやりと見つめている。

エレイ > やがてフンス、と男が鼻を鳴らすとブレスレットはキュルキュルと元の形に戻る。
男はおもむろに立ち上がり、湯から上がるとタオルを肩に引っ掛け、ふらりと温泉を後にした。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にゾエさんが現れました。
ゾエ > 暑いのにお風呂、けれど躰は洗い流したい―――と言う事で、九頭龍の水浴び場の中で広めの露天風呂へと足を踏み入れ、
その中でも天井があるタイプを選んでは、躰にタオルを巻いた状態で足だけを浸からせる。
洗ったばかりなのにまた額や項あたりからじりじりと汗が浮かぶようで、谷間にも汗だか雫だかが溜まっていくのが分かるから。
もうタオルも取っちゃおう、と巻くのを止めて拡げたタオル、畳んで傍に置いておけば、
桶で時折軽く掛け湯したり、貌を洗ったりして気を紛らわし。

「っはぁ…あ、つ―――ぅ。
 お風呂上がったら、何か……冷たいモノ…」

アイスがいいかな、きんきんに冷えたジュースが良いかな。
入浴後の冷を愉しみに、ぱしゃり、と足を蹴るように飛沫を飛ばしたりして。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 自宅に織り込まれていた広告。行きつけの宿の入浴施設が値引きサービスだとか。
たまには熱い日光によって出た汗を、温泉で流すのもいいかな、なんて。そう思って少女は宿に足を運んだ。

「ん~。相も変わらず。この宿はいいわね。
 ふたなり相手だと手を出してくるやつも少ないし」

呪いで変化した身体も、こういう時は役に立つ、などと鼻歌交じりに言いながら。少女はさてどの湯に浸かろうかな、などと思案し。

「そういえば、露天風呂、とかいうお風呂があるんだっけ。
 ちょっと試してみよ~っと」

まだ入ったことの無い露天風呂初体験。ウキウキしながらそのエリアに行けば。
なんと、先客がいたようで。少女は、あら、などと言いながらゆっくりと近づいていく。

「ふふ、こんにちはお嬢さん。ご一緒してもよろしいかしら?」

あまり驚かさないように言いつつ、少し離れた位置から湯に足を浸ける。
先客の女性と違い、こちらはタオルを纏わぬ全裸状態だ。当然、男性器と女性器も見えたまま、である。

ゾエ > 「あ、いいですよぉ……って、ふぇっ!?」

暑い暑い言いながらもまったり入浴していると、少し遠いところから声を掛けられ、
女性らしいと分かると肩越しに振り返って気前良い返事を、と思ったら。
ロリというのかショタというのか、己より身体つきが小さいらしい彼女?彼?の。
隠しもしないその股間部分を見て驚きの声を上げ。―――ついてる、なんて余計な独り言を漏らし。

「ぁ、ぁっ…す、すみません、突然大声出しちゃって、あ、あの、気にしないで下さい…っ!」

ふたなり、という存在を聞いたことはあっても実際にお目に掛かったことはまだ無かった。
直ぐに我に返った少女は、若干慌てふためきながらも愛想よくを心がけ、へらりと笑い。
広い湯船だから自分が動く事はない筈なのに、ちょっとだけ端の方へ移動していき。

セイン=ディバン > 「どうも。……ふふ、驚いた? そう、私付いてるのよね」

入浴することを快諾してもらい、少女は太腿までを湯に浸け、はふぅ、と息を漏らす。
それと同時に、相手の驚いた声に気付き、少女は身体を相手に向け、薄く笑う。
相手の小声での呟きをしっかりと聞き、更に笑みを強める。

「いいのよ。普通驚くでしょうしね。こちらこそ、びっくりさせちゃってごめんなさい。
 私、セイン=ディバン。冒険者よ。ねぇ、良かったらアナタのお名前、教えてくれない?」

あたふたと、慌てる様子の相手に、少女は気にしていない、とでも言うかの様に手を振る。
向き直ってしっかりと観察してみれば、若くはあるが、なかなか抜群のプロポーションの持ち主だ。
少女は、内心舌なめずりをしながら、少しずつ相手へと近づくように身体を移動させていく。
発情の呪いは今は大人しいものの、解消できる機会があるなら利用しようという魂胆だ。

ゾエ > 「っい、いいいいえっ、こ、こちらこそご、ご、ごめんなさいっ!」

パニクるとどもってしまうのは、少女の癖と謂うか条件反射。
アレがついてるから男の子と見ていいのか、けれど女性器も胸もあるようだし女の子と見ていいのか、
何もかもが少女には初めてで、どう接したら良いのか分からなくて若干固まっていると。
彼女―――彼女の方から友好的に話しかけてくれたので。

「せ……セイン、さん?あ、わ、わ、わたし、ぞ、ゾエって言いますっ…!」

傍目には彼女の方が年下に見えるが、年下だろうと敬語になってしまうのがこの娼婦。
というか「ちゃん」付けや「くん」付けより、「さん」付けの方が遥かに当たり障りが無くて良い。
此方へと近づいてくるのにも特に警戒心は持たず、娼婦やってますぅ、と軽い自己紹介を述べ。

「ぼ、冒険者さんなんですか…?凄いなぁ、わ、わたし、貧民街から出た事もないし…」

出ようとも考えてすらいなかった、と気恥ずかしげに照れ笑いを浮かべながら頬を掻いた。

セイン=ディバン > 「あぁ、謝らなくていいわよ。こんな身体だけど、私本当は30代のオッサンだから。
 ちょっと呪われちゃって、こんな身体にされちゃったのよね」

凄まじい慌てぶりの相手に、緊張感や警戒心を持たせないよう、自身の肉体の事を殊更に軽く伝える。
実際、中身は男、というのを知ってもらっておいたほうが、いろいろとやりやすいからだ。
ここで逃げ出すようなら、まぁ手を出すのは少し骨が折れるだろうが。

「ふふ、ゾエちゃんね。よろしく。
 今日は一人なの? 誰か一緒の方とか……」

相手の名前を無事に聞き出せたので、クスリ、と笑ってみせる。
中身こそ男だが、喋り方や肉体は少女のそれだ。まあ、股間に多少違和感はあるだろうが。

「ふふ、凄くなんてないけどね? 子供の頃、親に売られそうになって、家を出て。以来一人で生き抜くしかなかったから冒険者やってるだけだし。
 ……娼婦、ね。ねぇ、どうして貧民街から出ようとしないの?
 何か事情があるなら、助けてあげられるかもしれないわ」

照れたように笑い、頬を掻く相手。歳相応の可愛らしい仕草だ。
少女は、相手が娼婦だと聞き、これはしめたもの、と考える。
そのまま、互いの肩が触れそうな距離まで接近し、相手の瞳を覗き込みながら。
まるで親身に相談に乗るかのように。そう尋ねてみせる。

ゾエ > 「オッサ……ええっ!?」

なんと、年下と思わしき彼女は年下ではなく、そして彼女ではなかった。
呪い、だなどとは無縁の少女。故にどうしても大仰な反応となってしまう。
相手も相手で悲観に喘ぐでもなく、どちらかといえば楽観的な印象だ。
ますます彼と呼ぶか彼女と呼ぶか、大いに悩むところである。

「の、の、呪いでそんな、ぇと、な、何か凄くややこしいですね…!?
 っぁ、あ、い、今はわたし、ひ、一人ですぅ。お仕事は夜からだから、今はオフなんです」

喋りも見た目も、如何見ても年下の女の子にしか見えない。
だからこんなにも近く、互いの肩が触れ合う程の近さでも警戒心など微塵もなく。
また妙齢の男性であっても、職業柄相手を拒む事は稀な事で。にこにこと笑い。

「えーでも、やっぱり凄いですよぅ。だってわたしには真似出来ないですもん。
 ん?んー…出ようとしない、というか、出る気がない、というかぁ。
 …えへ、わたし、学がないから。難しい事はよく分からないんですぅ。
 気持ちいい事は普通に好きですし、特に現状に不満はないかなぁって」

無学と無知故の視界の狭さ。
それでもやっぱり照れくさそうにはにかみ笑い。

セイン=ディバン > 「見えないわよね~。まぁ、気にしないで。
 今は気楽なフタナリ女の子人生を満喫してる、タダのお子様だから」

再度驚く相手の様子に、少女は相変わらず気楽に言い、声を上げて笑う。
実際は、呪いを解く為に苦心しているのだが。それはまたこの相手には関係の無い話しだし、不幸自慢などするつもりも無い。

「本当にね。でもまぁ、この身体も悪く無いわよ? 女の子のオシャレも経験できるしね。
 へぇ、そうなの。じゃあ、お仕事前のリラックスタイム、ってわけね」

逃げ出すでもなく、会話を続けてくれる相手。少女はニコニコと笑いながらも、少しずつ、相手を自分のペースに巻き込もうとしていく。

「あら、そうかしら。そう言われると照れちゃうわね。
 ……ふ~ん。そうなの。それは、幸せとも言えるし、不幸せとも言えるわね。
 ……ふふ、何か困ったことがあったら、冒険者ギルドに私宛で以来を出して?
 ゾエちゃんなら、格安で助けてあげるから」

照れたような笑顔が、非常に好印象の相手。気持ちいい事は好き、と聞き。いよいよ少女が動く。

「気持ちいいことが好きなら……ここでゾエちゃんにお金を払ったら、エッチなこと、させてくれるのかしら?」

今までもかなり近い距離だったが。更に距離を詰め。本当にかすかに、肩を触れ合わせるようにする。
そのまま、まるで誘うかのように目を細め。相手の反応を窺う。

ゾエ > 「た、愉しんでいるんなら、良いですけど…」

相手の心の内など、出会ったばかりの少女に分かろう筈も無く。
少なくとも己の目にはそう切迫しているように見えないから、早く元に戻れると良いですね、なんて所詮、他人事。
逆に自分が男にでもなったら、挿入する側の気持ち良さを知ってみたいとすら。

「女の子はぁ、愉しいですよぉ♡
 じゃあじゃあ、えっと、キモチイイ事もぉ……女の子の方、経験あるってことですよね?」

腐っても娼婦なので、自ら下の方に話を振ったりもする。
慣れてきたのかどもることも少なくなり、困ったことになったら力になってくれると聞き、
ふわぁと嬉しそうに両手を合わせた。

「頼もしい…!やっぱり仕事柄、困ることも多いから…そう言ってくれると嬉しいですぅ♡
 えっちなことはぁ、お金を払ってくれたら、もちろんセインさんでもお相手しますよぅ。
 ……あれ?うん?それって今?のお話です?」

少女に困った事があったら、という話だったから、相手の言う「えっちなこと」も、いつかのお話とばかり。
疎いのだか鈍いのだか、相手を女性と見てしまっているせいか、誘うような眼差しに気づかず、頸を傾げ。

セイン=ディバン > 「あっはっは。まぁまぁ。人生楽しんだ者勝ちよ?」

本当は楽しいことばかりでもないのだが。まぁそれは置いておく。
早く元に戻れるといいですね、と言われれば、まぁその内ねー、と返すだけ。
本当に雑談、と言ったような感じだ。

「その分、ちょっと服の代金が高いわよね。どこか安いお店知らない?
 ん、ん~……まぁ、ね? コレ付いてても怯まない屈強な男の人に、犯されたこともあるけど~……」

雑談に応じていれば、いきなり直球な会話の切り出しに、少し面食らう。
だが、隠す必要も無いかな、と。正直に経験について話す。
思い出すだけでも、苛立ちとか照れとかが蘇るが。

「うん。娼婦の皆さんには私もお世話になってるし。ゾエちゃんの力になれるなら嬉しいわ。
 へぇ、そうなんだ……。それはそれは。嬉しいわねぇ。
 ……えぇ、そうよ。今、ココで。アナタにいくら払えばいいのかしら、ゾエちゃん?」

相手は、そこまで深刻に考えていなかったのだろう。あるいは、警戒の無さのせいか。
しかし、少女は言質を得た、とばかりに。ずいっ、と距離を詰め、相手が逃げられないよう、両腕で相手の身体を囲んでしまう。
その瞳は爛々と輝き、獲物を前にした狩猟動物のようであった。
もしも相手が視線を僅かにでも下に落とせば、すぐに気付くであろう。
先ほどまで大人しかった一物が、雄雄しく勃起し、そのサイズたるや恐ろしく巨大であることに。

ゾエ > 「わたしはぁ、わたしの人生も、それなりに愉しんでますぅ。
 んーと、貧民街なら安いお店もいっぱいあるけど…でも貧しいトコだから、質は期待出来ませんよぅ?
 高くても、しっかりしたお洋服を着た方が良いと思います♡」

そうは言っても少女自身、服装には特に頓着無く、普段の身なりは質素だ。
今は素っ裸だから、そこまで相手に言う話ではないが。
正直な相手の経験談に、やっぱりあるんだぁ、と何故か貌を輝かせ。

「いいなぁ。どっちの気持ち良さも、知ってるってコトですよねー?
 フタナリさん、ゾエには羨ましいかもぉ…♡」

少女の笑みが、ちょっとだけねっとりとしたものになる。
凡庸ではあるけれど根っからの淫乱なので、心底羨ましそうに蕩けた笑みとなり。
話が「今」「ここで」相手に一時買われる話となると、此方へと詰め寄る近さにきょとんと目を丸くし。

「…そ、ぉですねぇ?んー……セインさんはご新規さんになるしってふぇっ!?」

正規の値段より安くしようかなぁなどと考えていたところに、本日二度目の素っ頓狂な雄叫び。
それだけ規格外サイズの肉棒を前に、こんな至近距離で少女が気付かないはずがなく。
はわわ、と再び少女は落ち着きを失くし始めた。

「ちょっ、あのっ……さ、さ、流石にデカ過ぎません…!?ああああのっ、これも呪いなんですかぁ!?」

あ、やばい逃げられない―――漸く悟ったちょっとした危機感。
えっちなことをさせるさせないの前に、挿入できるのかそれ、と突っ込めそうなほどの。

セイン=ディバン > 「ふふ、お互いに人生を楽しんでる人間。ってことね
 ん~。質はまぁ、富裕地区でお店を知ってるから、ね?
 こぅ、分かるでしょ? 部屋で着るだけなら、安くて肌触りがいいのがいいのよ!!」

相手の言葉には、強く意見を言う少女。そう、衣服は用途に合わせて。
というか、家計を圧迫している服の金額は、少女自身の無計画な買い物のせいでもあるのだが。

「ま、まぁ、ね? ……確かに。どっちも気持ちいいのは気持ちいいけど。
 私は、入れられるのは慣れないわねー。なんか、自分が自分でなくなっちゃいそうで」

楽しげに、実に興味津々、という様子の相手に対し、少女は微妙に困惑したような表情だ。
実際、犯されれば気持ちいいのは確かだが。淫らに乱れる自分の姿を行為の後に思い出すのは辛いようで。

「んふふふふ、どうしたの、ゾエちゃん?」

今の今まで、危険を察知していなかった相手。そのうろたえる姿に思わず笑みがこぼれた。
そのまま、更に身体同士を近づけていく。

「ふふふ、大きいでしょ。自慢のペニスなのよ、これ~。
 残念だけど、これは、自前。んふっ。で? ……アナタの体は、お幾らなのかしら?」

逃がさない。逃がすわけが無い、と言うように。相手の腹部に、そのいきり立ったペニスを、ぴとっ、と触れさせる。
そのまま、耳元で変わらず金額を聞き続け、ちろり、と。耳たぶを軽く舐め上げた。

ゾエ > 「んー、部屋着かぁ、部屋着程度なら……貧民地区のお店、今度教えてあげますよぉ」

今の時代、安くても多少は質の良い店というは幾らでもある。
今度一緒にお買い物しましょう、と客としてではなく知人として次に出会うお約束を取りたがり。
そこばかりはどこかしら、年相応にはしゃぐ様。

「ええー、そういうのが良いんじゃないですかぁ。
 でも、そのお気持ちも分かりますぅ。ゾエも気持ちよくなりすぎると、
 何て言うんですか、下品になっちゃうって言うかぁ…」

えへ、と今度は若干の苦笑い。自覚や記憶がある分、時に吾身を振り返るととても気恥ずかしい。
だから時に自制したり、あまりに危険な時は拒否的な態度もとるけれど。
とるけれど。

「…ぁ、あっ……っお、お、大きいっていうか、大きすぎですよぉ…っ。
 こ、こんな大きいの、は、挿入ったら、ゾエのおまんこガバガバになっちゃう…っ!」

しかも自前とか、相手の真の姿はどれほど大きいんだろう。
少女の柔らかな腹部ににいきり立った肉棒が触れ、その熱さと硬さが紛れもない本物であると知らしめ。
緊張が少女の感度を跳ね上げるのか、耳朶を舐められるだけでも「ひゃんっ♡」と甘やかな声が漏れてしまう。

「…ぁ、ぁぅぅ……っさ、さっきの話はやっぱりなかったことにー…とか。とか、な、ならないですよねぇ…?」

お金を払ってくれたら相手する。そうのたまった自分を殴りたい。
ぷるぷると小動物のように震え、涙目で相手を窺うも何やら、己を手放すつもりはなさそうで。
せめて正規の倍以上とらないと割に合わない、と恐る恐る一晩の値段を伝えてみた。
とはいえ貧民地区の賃金なんてたかが知れているから、決して高値とは言えやしない。

セイン=ディバン > 「えぇ、そうしてもらえると助かるわ。ありがとうね」

ちょっとした約束ではあるが。そんな買い物のお約束を取り付けた少女。
年頃の女性と買い物に行く。考えてみれば、あまり経験の無いことなので、それはそれでちょっと楽しみにしてみたり。

「いや、私元々男だからね? 呪いが解けたときに女みたいになってたら困るわよ。
 へぇ、そうなんだ。意外ね。ゾエちゃんは、お淑やかな感じに見えるけど?」

目の前の相手は、若くて、大人しいような見た目。娼婦をやっているのが、本当なのか。
そんな風に見えるのに。隠された一面があるらしい。それは、少女の興味を掻き立てた。

「ふふ、大丈夫よ。今まで結構な数の女を抱いてきたし。
 中には、まだ10に満たないような相手にも入れたことあるから。
 イケるイケる♪」

うろたえ、怯えるように言う相手の様子などどこ吹く風。
腹部に触れさせた肉槍を、ぴくぴく、と揺らし、その熱を相手に伝えさせる。

「あら? プロが言葉を反故にするの? それは信頼に関わるんじゃない?
 ふん。ふんふん……。え、何それ。安すぎない?
 ゾエちゃん。もっと稼げると思うわよ? ……イイわ。
 じゃあ、ここで提示されたお金の3倍払ってあげる。だから……。ね?」

涙声に涙目。必死に訴えかけられるも、少女はそれをわざと無視し、意地の悪い言い方をする。
そのまま、提示された値段を聞けば、逆に安すぎる、と憤慨する。どうやら相手の身の上を心配する優しさはあるらしい。
そして、さらに支払いを上乗せするから、と言い。
いよいよ我慢ができなくなったか、ペニスの先端を、相手の唇へと近づけていく。

ゾエ > 「あ、そっかぁ。男の人に戻っちゃったら、女の子の経験、出来なくなりますもんねぇ。
 ……えへへ。わたし、おしとやかに見えますかぁ?」

ありがとうと言われて、いえいえ、なんて答えつつ。
おしとやか、というのがどういう女性をさすのか何となく分かるから、
褒められてはいるのだろうと、嬉しそうにはにかみ笑んだ。
…そそっかしいとはよく言われるけれど。

「…そ、それはその人たちが丈夫なんであってー、わたしがイケるかはまた別ですよぅ…。
 ――――ぅぐ。で、でも三倍、にばいの、さんばい…」

それって幾らだ、と頭の中で計算してみるも、学のない娘に暗算は難しかった。
兎に角その値段ならば暫く食うにも困らない、ということだけは大まかに読めた。
金に目が無いわけではないが、此方も生活がかかっているし、どうやら己の代わりに憤慨してくれているようだし。
相手は悪い人ではない、と謂うのは頭では分かっているのだけれど―――などとつらつら考えていると、
焦れったくなったのか、膨らんだ亀頭が唇へと近づいてくるのが分かり。
いよいよ逃げられないと悟ると、こうなったらもうええいままよ!

「……わ、分かりましたその値段で、う、売りますぅ…っ!」

諦めの境地というか、なるようになれと自棄になっているというか。
亀頭だけでも咥え込むのに精一杯そうなその先端を、はぷ、と柔な唇で挟み込み、鈴口を咥内へと誘い。
これで交渉成立とばかりに、咥えたまま上目で相手の反応を窺った。

セイン=ディバン > 「しなくていい。それは、しなくて、いいのよ。ね?
 うん? うん。見えるわよ。というか……娼婦なんかやってない。普通に、普通の女の子に見えるわ」

楽しそうに言う相手に、ちょっと凄んで念を押す少女。
既にアナルも拡張済みの身。流石に元の体に戻ってから……というのは恐怖だった。
照れたように笑う様子には、頭を撫でつつ。そう、この相手は。
普通に。人生を謳歌している少女にしか見えないのだ。

「その気になれば赤ん坊だって出てくるんだから。イケるでしょ~。
 ……あ、吹っかけてたんだ。ふふ、案外抜け目ないわね」

イケるイケる~、と根拠の無いことを言いつつ。ちゃっかり相手の呟きが聞こえてしまう。
どうやら、提示の時点で倍の額を提示していたらしいが。少女としては、正規価格の6倍だろうが、払うつもりであった。
それだけの魅力を感じていたし、女性を買う時はケチケチしない性分だからだ。

「んふ、交渉成立~、っと。
 んあっ!! ……あ、あぁ……流石に、上手なのね……。
 ねぇ、ゾエちゃん? お口といっしょに、そのおっきなおっぱいも、使ってみて……?」

内心ガッツポーズ。叫びだしたくなるほどの喜びを隠しつつも。
柔らかい唇で先端を咥えられ、奉仕を始められれば、ぶるり、と身体を震わせる少女。
あどけないうら若き乙女が、自分の規格外の物を咥える風景は何度見ても興奮するもので。
そのまま、少女は胸を使った奉仕をも要求する。

ゾエ > 「えーでもぉ…勿体無いですよぉ。女の子はぁ、いっぱいイけるしすっごく気持ちいいんですよぉ…?
 …んー、ふつう、普通………………ゾエは、普通の娼婦ですぅ♡」

娼婦であることは普通の女の子とは言わないのか。普通の定義がよく分からない少女。
普通に人生を謳歌しているつもりだし、その「普通」に娼婦と謂う仕事が含まれている。
天職、かどうかは分からない。気持ち良い事が好きなのだって、そう躾けられた可能性だってある。
考えることを放棄した少女は、にぱっと笑い。

「えへ。セインさんが太っ腹な人で良かったぁ…♡ もー、こうなったらゾエ開き直っちゃうんだからぁ。
 大っきぃセインさんのおちんちん、イタダキマスしますぅ…………ん、ゅ」

娼婦としてのスイッチが入れば、少女の表情が熱を高め。目の前に饐えた芳馨漂う先っぽを、あむ、と咥えこむ。
歪み軋んだ精神に、甘い灯火が添えられるのが──ありありと分かる、そんな痴態。
さも美味しそうに、口中に埋もれさせ。
けれど到底根元まで咥え込むなんて不可能だから、要求通りにたわわに実った乳房で根元を挟み込み、
たぷたぷと上下に揺らして肉棒に刺激を与えていく。
汗とお湯とで濡れた肌はローション代わり、膣とは違う圧と柔らかさを肉棒に伝えようと。

「っふぅ、んむ…っ♡ んっんっ♡ や…っは、おっき、しゅぎぃ…♡
 ゾエのお口とおっぱいれも、埋めきれないれしゅぅ…♡ ン♡ んぷ♡ っふぅ、ん、んー…♡♡ 」

セイン=ディバン > 「それも判った上で言ってるんだけど。あの、エンドレスにイきまくるの、身体に負担凄いから嫌いなのよ……。
 ……う~ん。いや、ゾエちゃんがそれで良いなら、良いんだけど」

ココ最近相手にした男性は、タフな人ばかりだった。必然、少女もメチャクチャにされることが多かったわけで。
明るく笑う相手の様子。そこで、少女も思考を打ち切った。
そもそも娼婦とはイコール不幸でもない。相手の人生を、少女は肯定も否定もできる立場にいないのだから。

「こう見えても、ベテラン冒険者で稼いでますから。 あら、大胆……。
 んっ、あ、あぁっ! すご、柔らかくて……んくぅっ!!」

金払いの良さを誇りつつ、少女は奉仕を受けていく。
先端を口に導かれ、更に要求どおり、胸をも使って奉仕される。
熱くぬめった粘膜の感触がカリまでを包み込み。
ハリのある双丘の柔らかさと圧力は、優しくも心地よい刺激を与えてくる。

「ああっ、くひっ!! く、咥えたままで、喋らないでっ……。
 刺激、良すぎるぅぅ……んあああぁぁっ……。
 凄っ……ぃ……ゾエちゃんのお口とオッパイ、とっても素敵……!!」

喋りながらも奉仕の手を緩めない相手。その喋る際の舌の動きすら、ジクジクと快感を与えてくる。
そのテクニックに舌を巻きつつ、少女は更に胸を張るようにし、腰を前へと突き出す。
これまでも十分な屹立ではあったが。まるで胸との設置面積を増やし、その感触を味わいたい、とでも言うかの様にペニスは更に膨張し、固さと熱を増した
相手が経験豊富な娼婦であれば気付くであろう。既に、少女のペニスは一度目の爆発寸前。どうやら、よほど相手の肉体を見て欲情していたようであった。

ゾエ > 「……負担?です?私からしたらぁ、男の人の方が動かなきゃだし、出さなきゃだし、
 負担っていうなら男の人の方が凄そうだなぁって、思いますけど」

そこは男と女の思考の差、だろうか。
一体どんな相手にどのように犯されたのか、少女には知らないことだけれど。
…ちょびっとだけどんな様子か、見てみたいなぁなんて欲も。

「…ふ、っふ♡ んぷ、んふぅ…っ♡ …感度、イイんですねぇ?
 すっごく溜まってるって感じでもなさそですのにぃ…♡」

そんなに気持ち良さそうにしてるとご奉仕甲斐があります♡と。
喋るときはちろちろと、舌先で鈴口の窪みを穿りながら悪戯っぽく笑う。
大きいと感度も凄いのだろうか、と思いつつ舌で相手の弱いところを探り、
相手の反応を見ながら相手が気持ち良いだろうと思う場所を重点的に舐め擦っていく。

「っんー…♡もぉ、イきそう…?っいい、れしゅよぉ、お口でも顔でも胸でも、
 お好きなトコにぃ、ぴゅっぴゅひて♡ くりゃさぁい…♡」

腋を締めて乳圧で肉棒を締め付け、躰ごと前後に揺すりたててじゅっぽじゅっぽと卑猥な音を奏でていく。
これだけ大きいのだから、さぞや射精量も期待できそう、と仄かに少女も欲情し始め。
先ずは一発目、ぢゅぅ、と音を立てて強く亀頭を吸い、相手を煽り立てて。

セイン=ディバン > 「……あ~、なるほど。そういう考え方もあるのね……。
 確かに、それだと、どっちもどっちなのかしら」

言われるまで、そんなこと気付きもしなかった、とでも言うように。
愛、あるいは肉欲。どちらでもいいが。溺れている時は負担に気付かないものなのかな、などと。
そう考えつつも、やはり攻められるのは苦手意識があるようで。

「ふぁ、あっ! だ、だから、しゃべるの、禁止……ぃ……。
 その、呪いで、発情するようになっちゃってて、ね?
 後は、単純に……ゾエちゃんが魅力的だから。興奮してるのよ……」

先ほどまでの様子とはうって変わって、淫らにして魅力的な娼婦の一面を見せる相手。
少しずつ、男性器の弱い部分を見つけられ、的確に攻められていけば、少女の呼吸は荒々しいものになっていく。

「んひぃ……み、みっともないけど。確かにもう、ダメかも……。
 んっ……!? あ、だめ、それダメっ、あ、あ、あっあっあっ……!!
 出る、出るぅっ!! 飲んで、ゾエ!! 私の精液、飲んでっ!!
 ~~~~~~~~~~ッッッッ!!」

自身の限界の近さを見事に看破され、一気に攻め立てられる。
揺れる豊かな胸。音を立てられれば、その音もまた卑猥で。
ついに我慢できず、少女は、相手の頭を両手で押さえつけたかと思えば、そのまま口内へと欲望を吐き出した。
並の男性とは比べ物にならない。熱く、濃く、大量の精を、遠慮なく飲ませようとする。
コップ一杯どころか、ジョッキすら埋まるのではないか、という程の量の白濁が、びゅるびゅると音を立てて吐き出されていく。
その間、少女は蕩けた顔で射精の快感に浸るのみだ。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からゾエさんが去りました。
セイン=ディバン > 【継続予定です】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。