2017/07/16 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にホウセンさんが現れました。
ホウセン > とある温泉付きの旅籠の中、宿泊の為の部屋とは別に大小の座敷がある。
用途は宴を催すもよし、会談の場にするもよし、芸者遊びをするのもよしといった具合。
今宵、この部屋を借り上げているのは小さな妖仙ではなく、その同好の士。
商売の取引相手ではなく、好事家仲間だ。
何でも暑気払いという名目で幾人かが集まり、酒食を堪能し、芸者遊びやら連れて来た”所有物”のお披露目やらで盛り上がった。
そして、それらが一段落すると各々宿の中に散って、思い思いに遊び惚けている…ようだ。
ある者は寝室にしけこんで、娼婦やら宿の従業員やらを味わっているだろうし、逗留客を物色する為に風呂に向ったも者もいる。
妖仙はといえば、宴の繰り広げられた座敷に隣接する控えの間で一休み。
二十四畳程の部屋は、二方向が壁、一方向が外を望む窓、最後の一方が廊下に繋がる障子。
部屋の中央で行儀悪く大の字に寝転び、何をしようかと思案に耽る。
この宿に出向いている事は、己の奉公人達に告げている。
故に、用のある人間ならここを探り当てるのも容易かろう。
また、この座敷の並んだ区画は、入り口がどれもこれも似通っており、馴染みのない客なら誤った部屋に足を踏み入れてしまうことも珍しくはあるまい。

ホウセン > むくり、と身体を起こす。
小さな欠伸と共に、両腕を頭上に伸び上がる。

「くぁ…ぁ。
 さて、如何したものかのぅ。」

呟き一つ、控えの間を出る事は確実だが、その後は気分一つ。
宿の中を徘徊するか、思い切って夜の街に出るかは――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ふぅ~……こういうのもたまには悪くねぇな……」

今日は昼で仕事も終わり、炎天下の中働いた身体を癒やそうと行きつけの九頭龍の水浴び場へ。
すると、夏季限定解放中という露天水風呂なる施設があると知り、早速足を運ぶ。
幸いにして今は独占中、水着を着用することは禁じられているらしく、普通の温泉施設と同様に一糸まとわぬ姿でほどよい温度の水風呂に浸かる。

「おお~……気持ちいいもんじゃねぇか――」

ご多分に漏れずこの場所も一応は混浴――
少し期待をしつつ四肢を水中に伸ばし、照りつける太陽をまぶしそうに見上げた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にチルユキさんが現れました。
チルユキ > 季節感無視の長袖の服を纏い、ひたりと床を裸足で踏む
水着禁止の触れ込み処か着衣の儘。

照り付ける日差しに眉間に皺が寄るものの汗一つ零さずに
涼やかな空気とただひとつの人影が見える方へと。

エズラ > 「ふぃ~……んん?」

身体から疲れが抜けていくのを感じていると、視界に入る人影。
はて、その姿はどこかで――ぴん、と合点がいく。
いつであったか、突然の豪雨に逃げ込んだ海辺の洞窟でのこと――

「……よう、また会ったなぁ~……そんな格好で暑くねぇのかい」

水中から片手を出して、軽くかかげて。

チルユキ > 熱、だ。欲しい。懲りずに手を伸ばそうとして―――行き先がぶれる。

そういえば、火精に弾かれて逃げられた気がする。
薄暗がりで曖昧に浮かんでいた顔と強い閃光と、頼りない記憶力を手繰った結果、

「―――――……………………暑くはない。陽の光に灼かれる方が、にがて………」

中途半端に差し伸べた儘、水風呂の縁で立ち止まる。
即座に手を出したら嫌がられるんだろうとなけなしの学習力が働いて男を見下ろす。

「お前はいつも裸だ…………」

エズラ > 陽の光――やはりか、と心中で納得する。
以前遭遇した時も感じたとおり、相手は普通の人間ではない。
そこで、水中を器用に泳ぎ、建物の影となっている場所まで移動。

「こないだはビックリしちまったもんでよ、つれねぇ態度で悪かったぜ」

そうして、露天風呂の縁に背を預ける。
ちょいちょい、と手招きして――

「ほら、ここならいいだろ――見てるこっちが暑いぜ、入ってきなよ」

むっふっふ、と以前とは打って変わった笑みを浮かべる。
もう一方の指で、「水着着用禁止」の札を指し――

「でも……分かってるよな?」

どうやら男は――衣服を脱いで入ってこい、と言っているらしい。

チルユキ > 緩く頭を傾げる。

「血、くれるの」

余り多くは感じないのか、緩い謝罪を受けると伺いを立ててみる。
移動する男を追い、縁に足指を掛け、男の手から糸でも伸びているかのように
行こうとした時、男自身から静止させられる。

呼んだ癖に、と言いたげに眉を寄せながら其方に視線を寄せ、
又緩く頭を傾ける。

「そうすれば、良いの」

くれるんだろうか。思考はすれ違うが。
左脇に取り付けられたボタンを指先が外して行き、
光を集めていた黒から青白いと呼んでも差し支えない薄い肌が覗く。
腕を抜くと、すとんと黒い布が足元へ落ち去る。他に身に着けていなかったのか一糸纏わぬ姿になり、
伏し目がちに拾い上げると、長い黒髪が流れて柔らかく膨れた乳房を覆い隠す。折り曲げた太腿から奥は翳り。
畳むでも無く後ろへ放り、とぷんと水に沈む。肩までも。波紋が男の方へ拡がり

「―――………つ、めた…… く無いのか……」

これ。がち、と歯が鳴った

チルユキ > 細波が縁にぶつかり、外へと零れた。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からチルユキさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタマモさんが現れました。
タマモ > 月も星も見える綺麗な夜空、点々と設置されたいくつかの風呂。
まだ人も疎らな頃合か、この風呂場には静かな雰囲気が…
先程まで漂っていた、はずである。

突如現れた少女が、駆け足と共に微温湯を張った風呂に飛び込んだのだ。
豪快な水飛沫を上げ飛び込み、まぁ、その後は静かになった。
頭に濡れタオルを乗せ、ご満悦である。
周りの視線なんてものは、意に介した様子もなく。

「ふむ…やはり、風呂はこれくらいの温度に限るのじゃ。
熱過ぎる風呂なんてもの、もってのほかじゃろう、うむ」

ちなみに、少女にとっては普通の温度も熱過ぎるの類に入るが、それを知る者は居ない。

タマモ > 掛け湯?入る前に洗え?気にしたら負けである。
さて、と…ふと湯船に浸かりながら、手元でごそごそと何かを準備する。
手元に見えるのは、何の変哲もない石鹸、ただし使い込まれて残り少なくなったものだ。
ここへ来る前に、そういったのを目敏く見付け、そのいくつかをくすねてきていた。

「これも、また久しいものじゃが…はてさて、丁度良い狙い目となる者が現われるじゃろうか?」

準備という程のものではないが、その石鹸が側に置かれる。
立ち込める湯気ではっきりとは見えないが、少女の表情は悪戯っ子のそれであった。
その視線は、じーっと入って来た脱衣所に向けられている。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシトリさんが現れました。
タマモ > 狙い目の相手とは、脱衣を終え、入ってくる者の中に居る。
その中でも、自分の体や、目的の風呂へと視線を向けて入ってくる者。
そこまで、足元に注意を払って居ないような者達である。

…何でそんな相手、待っているのかって?
それこそ、この手元にある石鹸がヒントとなる。
ここまで伝えれば、もはやそれ以上の言葉は不要であろう。
もし分からない、なんて者が居るならば…まぁ、うん、誰かが入って来れば答えは分かる。

時折、少女は辺りへと視線を巡らせる。
耳やら尻尾やら、もはや見慣れたものか、自分を気にしている相手はいない。
誰かが出て行くのと、誰かが入ってくるタイミングが合わない事を、祈るだけだ。

シトリ > カララッ……と小気味よい音を立てて、脱衣所の戸が開く。
現れたのは、全身を紅茶めいた褐色に染めた少年。小さな手ぬぐいで股間を隠している。

「……はぁ、今日も暑かったぁ。こんな日はやっぱりぬるめのお湯にながーく浸かるに限るよな……」

その皮膚はつやつやとテカっている。汗をたっぷりとかいているのであろう。
人気の少ない浴場をひとつ見回すと、少年はいつも最初に浸かることにしているぬるま湯の湯槽へと歩みをすすめる。
……湯気のせいか、その湯槽に浸かった先客にはまだ気付いてない様子。傍らにある石鹸にも……。

タマモ > ぴくり、少女の耳が揺れる。
辺りへと巡らせる視線を脱衣所に向ければ、何者かが入って来たのは一目瞭然だ。
相手の視線は…うん、足元ではない、どうやらこちらに向けられているようか?
にやーっと少女は意地悪そうな笑みを浮かべれば、その手が石鹸の一つに素早く伸びた。

そう、これこそが少女が狙っていた瞬間だった。
しゅっ、と手にした石鹸を、相手の足元に狙い定めて投げ付ける。
その石鹸は、しゃーっとそう音も立てず、的確に次の一歩を踏み出す少年の下へと滑り込む。

シトリ > 浴場の床は濡れて滑りやすい。しかしシトリの足並みはやや早足だ。
昨今の王都は暑い盛りなのに祭りのムードで一層浮かれており、砂漠生まれのシトリにも堪える蒸し暑さなのだ。
一刻も早く適温の湯に浸かって、溜まった疲労を安らげたい、その一心。当然、飛来する石鹸にも気付かない。

「………っ!!?」

突然、その足の裏から摩擦が失われる。先客の放った小さな石鹸はシトリの足にぴたりと嵌ったのだ。

「わっ、わわわわっ、な、なんで、うわああああっ!!」

悲鳴が甲高く響く。その声色は男とも女ともつかない、第二次性徴前のものだ。
少年は手を大きくバタつかせ、転倒すまいと懸命にもがいている。
身体がのけぞってバランスは崩しているが、とりあえず後ろに倒れるのだけは堪えている様子。
しかしその分、湯槽へと向かっていた動きの慣性を止める余裕はなく、むしろスケートの要領で速度は徐々に増し……。

「とめてっ、とめ、わ、あああああっ!!」

当然、股間を覆っていた手ぬぐいもはだけられる。歳相応の小さな男性器がぷるぷると震える。
……タマモへと向かって、そのおちんちんがまっすぐ滑ってくる!
避けなければ彼女の顔面へと踊りかかってくるであろう。どちらにせよ、褐色の少年はそのまま湯槽に放り出され飛び込む運命だ。

タマモ > さすがに、湯煙のせいで事の成功をはっきりとは見て取れない。
だが、どうやら石鹸は狙い通りに足元に嵌ったようだ。
それは、投げ付けた相手の反応ですぐに分かる。

「ふっ…さすがは妾、狙いは完璧じゃ…!」

浸かる湯から身を乗り出し、ぐっ、と小さくガッツポーズを取る少女…だが、それは少々早かった。
揺らぐ気配は感じるのに、声を上げた相手…少年は、まだ転んでいないのだ。
いや、それどころか、その姿は段々とはっきりと見え…あれ?これってこっちに滑って来てないか?
そう思った時には、時既に遅し、である。
手拭いを失い、素っ裸となった少年が、今まさに少女へと激突を…

「………は? え? ちょ、ちょ、ちょっと待つのじゃっ!?
待っ…ぎゃああああああああぁっ!?」

わたわたっと両手を慌しく振り回すも、それで少年が止まる訳がない。
しかも、慌てた拍子に並べていた石鹸の一つで自ら足を滑らせた。
激突は回避出来ず、勢いよくぶつかる少年の勢いで、二人は見事に湯船に落ちた。
どぼーんっ…また、派手に辺りへと水飛沫が散ってゆく。

シトリ > 「……ぷはっ! はひっ、ひっ……な、なんでいきなりオレ、滑って……」

先客へと勢い良くぶつかり、2人して勢い良く湯槽へと飛び込んでしまった。
女体へと覆いかぶさり、つんのめるようにして頭から湯へと突っ込むシトリ。
飛び散った水しぶきや荒ぶる水面が落ち着き始めるころ、褐色の頭とレモン色の髪がざぱりと持ち上がる。
水に沈んでいた時間はほんの数秒だが、彼の呼吸は荒く、きょろきょろとせわしなく周囲を見回している。
突然の出来事に軽くパニックに陥っているようだ。

「………っ!? わ、わわわっ!!」

数瞬後、さらにとんでもない事実に気付く。
未だ揺らめく湯の下に、白い肌をした少女の姿があるではないか。しかもシトリが顔に跨り、組み敷く形で。
おちんちんや陰嚢も無遠慮に顔面へと押し付け、鼻や唇の造形さえも敏感に感じ取れる。
もちろん、その背徳的な感触を堪能できるほど豪胆ではない。
シトリはあわてて少女の頭から飛び退き、彼女を湯の底から引き起こそうと手を伸ばす。

「な、なんで、オレ、女の子に……ま、跨っ……つーか、なんで、女の子が……」

伸ばした手は震えており、空色の瞳もしきりにパチクリと瞬かせている。
そもそも今の浴場が混浴であるという認識すらなかったのだ。シトリのパニックはさらに加速する。

タマモ > ぶくぶくぶく…湯船の中から姿を現わす少年とは違い、少女は沈んだままだ。
おのれ、よもやこのような流れが待っているとは…
湯の中に沈んだまま、少女はそんな事を考えていた。
それよりも、顔に当たる感触が、何とも心地良…いや、今はそれどころではないんじゃないか?
どう見ても湯船の中、視界が歪んでいる、息が出来ない。
慌てふためく少年とは違い、無意味に冷静な感じだ。

さっさと出よう、そう思ったところで、別の力が働き少女は湯の中から引き出された。
引き上げた相手へと視線を向ける…うん、少年だ、ここに来て二人目の褐色の肌をした、人間…いや、少し感じが違うか?

「………ぷあっ…ふぅ…まったく、酷い目にあったのじゃ」

湯船の中でそれなりに冷静さを取り戻していただけに、軽く息を整えるだけで済む。
こう、自分が原因だろうに、他の要因で災難が起こったような言葉を少年に掛け、じと目を向けた。
耳に届く言葉から、混浴だとは知らなかったようか?
何とも、そんな慌てた少年の様子に、くすりと笑う。

「妾が居って、おかしいか?ここはそういう場所じゃろう?
それよりも、妾に言う言葉の一つもないのか?ん?」

自分より小柄な少年だ、ぽんぽんと肩を叩き、じーっと顔を見詰める。
ちなみに、こちらはそもそも身を隠すようなものは無い。
軽く少年が視線を下げれば、少女の肢体は今の距離ならはっきりと見えるだろう。
もちろん、ゆらゆらと揺らめく尻尾も…濡れてない?本物とは違うのだ、湿りはするが、その毛並みが張り付いたりはしていない。

シトリ > 少女を湯の中から引き起こすのを手助けする。どうやら彼女のほうも平気そうだ。
落ち着いた様子の少女を目にして、シトリのパニックも徐々に収まりつつあるが、未だ動悸は激しい。

「あぅ……だ、大丈夫……? オレ、床に石鹸が落ちてることにまったく気付かないで、それ踏んじゃって……。
 怪我とか、打った所とかなければ、大丈夫なんだけど……」

震える唇を懸命に諌めながら、相手を気遣う台詞を吐く。
怪我や打撲がないか心配するように少女の身体を見つめるが、いの一番にふくよかな乳房が目にとまると、とっさに目を反らしてしまう。
そして反らした先でまた目に止まったのは……束になって生えている尻尾、そして獣めいた耳。

「………おねーさん、ミレー……?」

耳を見つめながら、ぽつりと呟く。嫌悪感などはなく、純粋に興味を持ったような口ぶり。
そして、さらに彼女の表情へと視線を落とすと……先程その鼻や唇へと押し付けた、男性器への淡い刺激がフラッシュバックする。
シトリの褐色の頬は今や、真っ赤に染まっている。

「……………えと、その………ご、ごめんなさい。ごめんなさいっ!」

いよいよ少女を直視できなくなり、ぎゅっと目をつむりながら、吐き捨てるように謝罪の言葉を放つ。
どうやらこの少女がこの衝突の原因であること、石鹸を投げた張本人であることはまったく気づいていないようだ。
そして、湯に沈めた太腿の間で、皮被りの陰茎がむくむくと鎌首をもたげるのも見えるだろう。生理反応だ。
シトリも自分の股間の変化に気づいているようで、そのことも含めて繰り返し「ごめんなさい」とつぶやき続ける。

タマモ > 湯気のせいで、犯人特定は難しいのは想定済みだ。
少年がそう思っているのは、仕方のない事だろう…が、残った石鹸を見られるのは少々まずい。
死角にある尻尾が一本動き、ぺちんっ、と並べたままの残りの石鹸を払っておいた…うん、これで証拠は一切なくなった、はず。

「ふむ…まぁ、何とか大丈夫ではないかのぅ?
そうじゃのぅ…まぁ、ちと違うが、面倒じゃ、そう思うておくが良い」

こう、少年の問いに、一応は自分の体を確かめてはみる…大丈夫そうだ。
そんな中、同じように心配してこちらを見る少年の視線が逸らされたのには、にやにやと笑みを浮かべているが。
後の問いには、軽く考えるも…説明が面倒なので、その判断は少年に任せる事にした。

「うん?もう済んだ事、何を改まって謝っておるのじゃ?
それとも………それとは別に、何かあるかのぅ?」

少年が謝る理由は、何となく予想は付いている。
こちらへと向ける、その顔が真っ赤になっているからだ。
言葉を返しながらも、こう、意味深にぺろりと舌を唇に這わせてみせる。
言葉の終わりに合わせ、するりと伸びる手が、無造作に変化を見せる陰茎をぎゅっと掴んだ。

シトリ > 「ふぁ…っ!!? あ、うあぁぁぁ……」

膨らみかけのおちんちんを少女の指が掴んだ途端、褐色の少年は甲高く鳴いた。まるで生娘めいた声だ。
びくりと全身を痙攣させるも、逃げようとはしない。いや、一連の騒動におけるパニックの余韻でまだ脚に力が入らないのだ。
手の内ではペニスがなおも脈打ち、大きさと硬さ、熱気を増していくが、やはりそのサイズは歳相応。

「な、なにを謝ってるって、その……おねーさんが謝れって言ったから……いや、オレもほんとに悪いと思ってる、けど…。
 えと、えと、これ……その、おおきくなってるのは別に、変な意味じゃなくてっ……跨っちゃったのも間違いだしっ…!
 ……うう……もう堪忍して……ごめんっ……ごめんなさい、おねーさんっ…っ! ………ああ!!」

落ち着き払うタマモとは対照的に、急所を握られたシトリはどんどんテンパっていく。
言い訳めいた、あるいは取り繕うような言葉を必死に紡ぐ。
そうしないと気持ちの整理が付かないのだが、取り留めのない言葉によってさらに自らパニックを加速させる始末。
そうしていよいよ堪えられなくなったのか、ペニスを掴む手を振りほどくようにシトリは湯の中で立ち上がろうとする……が。
震える脚はまたも湯槽の中で滑り、ぐらりとバランスを崩す。再びシトリは転倒する。
彼の頭が飛び込む先は、タマモのふくよかな乳房の中……。

「…………うっ、ぐ……ううう……」

シトリはそのまましばし、タマモの胸とあたたかな湯に頭を着けたまま、起き上がらない。
その上体は嗚咽するようにときおりぶるりと震える。度重なる失態の不甲斐なさに、半泣き状態なのだ。
他方で、いまだタマモに握られたままのペニスは硬さを失わない。

タマモ > 「ふふ…何とも可愛らしい声を上げる男子じゃのぅ?
抵抗もせんとは、こういう事に興味津々といった感じか?」

手を抑えるなり、身を捩るなり、何かすると思えば少年は無抵抗。
ずぃっと更に顔を鼻先が触れる程に近付け、真っ直ぐに瞳を見詰める。
その手は陰茎を握ったまま、ぐにぐにと、時折指を動かし弄ぶ。

「そう、何において謝っておるのか、ちゃんと伝えねばな?
して、ここを大きくしておるのは、どんな理由なのか説明が欲しいのぅ?
それが出来たのならば、考えんでもないぞ?」

少年の慌てようが面白く、より追い詰めるように身も寄せる。
思考をより乱すように、手は握るだけでなく扱き始め、指先がぐりんっと先を軽く穿った。
立ち上がろうとする様子に、握る陰茎で腰を落とさせようとするが…するまでもない、少年は自ら足を滑らせ、胸へと顔を押し付けさせてくる。

「おやおや…まだ湯の中だから良いものの、こんな公衆の場で、こんな真似をするとは…
なかなかの度胸じゃな、お主は?」

自分もそうだろう、そう問われそうな言葉だが、気にしない。
しゅるりと尻尾が揺らめけば、内二本が少年の足に絡み付き、立てないように拘束してしまう。
更に一本がお尻を振れ、撫で回す。
そうしている間にも、陰茎を弄ぶ手は握る力を強め、より激しく扱くようにしてしまって。

シトリ > 「………っ! ぐ………ふうううう……んっ!」

タマモの胸の谷間に褐色の顔を埋めたまま、しばし嗚咽めいた戦慄きをつづけるシトリ。
握られた陰茎を苛む刺激はよりいっそう激しくなり、シトリの身の震えもそれに同調していく。
……やがて、彼は両頬を乳房に挟まれたまま、彼女を見上げる。
空色の瞳は潤み、桜色の唇は艶めき。顔全体が薄い紅茶めいて紅潮している。
熱く湿った吐息が早いペースで吐かれてタマモのデコルテを撫でる。しばし水没していた割に、水を吐く様子はない。

「……うう、ごめん……なさい。でも、わざとじゃないから。
 滑って転びそうになって、おねーさんに跨っちゃったのも、胸に抱きついちゃったのも。オレ、そんな人間じゃないから……信じて。
 ……でも、でもよぉ。おねーさんみたいな綺麗な人がお風呂にいたら……こんなことしちゃったら……うう……。
 おち……おちんちん、大きくしちまうのも、仕方ねーじゃん……よ……。……っああああ……!」

説明を求められれば、褐色の少年はたどたどしい口調で、素直に答える。
口に出して言葉にすることで、なおも興奮が駆り立てられるが、シトリに逃げ場はない。
いつの間にか脚を尻尾に縛られ、湯槽の中で浮くような体勢。これ以上転ばなくて済むのはむしろ僥倖か。
しかし、ふさふさの尻尾がシトリの大きなお尻を撫でれば、そのたびごとにシトリは感極まったように嗚咽し、目を細める。

「………ふぁ♥ あっ、あああ……おねーさんっ……! おねーさんっ………きっ、きつい……からっ!
 もっと、やさし……くっ……っ♥ あっ♥ あああああああ………あーーーー……♥」

扱い慣れたような手つきで、シトリの未熟なペニスが激しく弄ばれる。ぬるいお湯が乱流となって、たわわな陰嚢をも揉みしだく。
尻尾に戒められた両脚ががくがくと震え、その震えが背から肩まで伝わると、タマモを見上げる少年の顔が束の間色情に歪んだ。
びゅ、ぶ、びゅくっ。握られた肉棒の中を粘体が遡って放たれる感覚が、タマモの掌の中に感じられるだろう。
湯の中に、半固形化した白濁の筋がぷかりと浮かぶ。タマモの胸の間で、シトリの桃色の唇から涎が伝い、白い肌を汚す。

「………あっ………う、ううう………おねー……さぁん……」

射精の余韻が終わったあとも、シトリの身体は軽く震え、脱力したまま。そして性器の硬さも失われない。

タマモ > 「何じゃ、そこから顔も離さぬとは、妾の胸が気に入ったか?」

逃げられない状況にしておきながら、まるで少年の意志でそのままでいるような言葉を紡ぐ。
軽く体を揺らせば、乳房の感触をより強く少年の両頬に伝えるだろう。
見上げる視線には、なおも真っ直ぐに瞳を見詰めたままだ。

「そうかそうか、それならば、その件に関しては仕方がない事じゃったな?
ふふ…綺麗か…なかなかに、嬉しい事を言うてくれる。
いつもいつも、誰もが妾を可愛いとか言ってくれるのじゃが…
よし、ちゃんと言えたご褒美じゃ、もっと良い事を教えてやろう」

少年の言葉に、少女の笑みは深まる。
手の動きも、尻尾の動きも、少年が精を放つまでそれは続けられた。
上げる声をBGMに、その手に湯とは違う温もりを感じるまで、声に合わせ扱き続けてやって。
そして、それを感じ取れたのならば…一度、その手は止まる。
見詰めている少年の表情は、快楽に蕩けたものとなっているだろうか?

「いつまでも、おねーさんではあれか…妾はタマモじゃ。
覚えて得も損もない、覚えるのも忘れるのも自由じゃろう。
さて…こんな場所で、こんな可愛らしい姿を見せてくれるお主の名は…何じゃ?
まぁ、せっかくじゃからな、もう少し付き合って貰うがのぅ?」

言葉の終わりに、見詰めていた瞳が、すぅっと細められる。
名前を問うと同時に、止まっていた手が再び動き出す。
が、それだけでは終わらない。
お尻を撫でていただけの尻尾が、その毛並みを捻るようにして形を変える。
ぴたりと、お尻の谷間…窄まりに触れれば、それがぐにぐにとその感触を確かめるように入り込む。
まずは浅く、入り口を解すように…解れれば、または元々入り易いものならば、遠慮なく深く捻じ込んでゆくだろう。
徐々に、徐々に、それは深く…そして、次第に抜き差しという動きも加え、擦り上げ始めた。

シトリ > まだまだ子供のシトリから見れば、背も高くて胸もあるタマモは十分に大人。
綺麗という感想は出ても、可愛いと形容するのは難しい。確かに他の成人女性に比べれば小柄な体躯だろうけれど。
……もっとも、今のシトリはそういった難しいことを考える余地もなく、ただただこの女性の白くやわらかな肢体が愛おしかった。
胸が気に入ったのか?と揶揄されても、もうそれを否定する素振りは見せない。一種の魅了状態だ。

「んっ……タマモ……タマモさん、ね。オレはシトリ。冒険者……っぽいこと、やってる」

度重なる失態と無礼を働いたうえで冒険者を名乗るのは、シトリの誇りめいたものが許さなかったようだ。少しだけ言葉が濁る。
そして、そんな成り行きから今はこうしてタマモに弄ばれている体勢だが、己から受け入れるのもこれまた癪というもの。

「……う…ん。最初はオレが悪かったんだから、タマモねーちゃんの好きなようにしてくれよ。どうせ逃げられないし。
 ねーちゃんの気が済むまで……っ!? ふっ……く………うううううっ!!?」

仕方ないという素振りでタマモに主導権を委ねる様子を見せるシトリだが、その身体が突如、がくがくと震える。
これまでお尻を撫でていただけだった1本の尻尾が、いよいよアナルを責め始めたのだ。
ツンツンとした毛並みの先端がシトリの菊穴を突けば、快感にわななきつつも柔らかく拡がり、咥え込もうとする。
中に潜り込めば、粘膜はとろとろに濡れ、湯のごとき暖かさと柔らかさで尻尾を包むだろう。
尻穴の中を満たし、分泌されているのは、腸液ではない。ほとんど愛液といっても差し支えない、透明でヌルヌルとした粘液だ。
とても歳相応のそれとは思えない、開発済みの気配が伺える穴だ。

「っあ♥ や、やらっ、そこぉ……♥ タマモ、ねーちゃ……そこ、尻尾、きつっ……い……!!
 だめっ、だめぇ……っ!! っふうううううう♥ くうううぅ……んっ…!」

柔軟に尻尾を受け入れる穴とは対照的に、シトリはタマモの胸の間で歯を食いしばりながら悶えている。
まるで全く弄られ慣れていないかのように。先程までの愛らしい発情顔から一転、どこか苦しそうな表情を向けてくる。
しかし、湯面でばしゃばしゃと踊る大きなお尻や、直腸の粘膜の震えなどは、確実に快感を表現している。
むしろ強烈過ぎる快感に狂い悶えているのかもしれない。

タマモ > どうやら、少年からの否定は無いようだ。
一応は自慢すべきものの一つなのだから、否定されたら、それはそれで…という感じだったりはしたが。
それならば、もっと堪能させてやろうと続けるのであった。

「ふむ…呼び方も好きにすれば良いじゃろう。
シトリか、冒険者…っぽい?なるほど、小さくとも己が仕事を持てるとは、立派な事じゃな?」

どう思おうが、名乗り難かろうが、職を持っている事でも十分なもの。
うんうんと頷いてはいるも…相変わらず、手も尻尾も動いたままだ。

「ふふ…シトリ?ならば、逃げられるようならば、逃げるのか?
出来るならば、妾は気の済むまで楽しませて貰うが…さてはて、どうじゃろう?」

くすくすと、楽しげに笑う。
それが無理だから、逃れる事はない。その口実を閉ざす為に、あえて尻尾の拘束を緩めてみる。
そして掛ける言葉には、逃げれるのに逃げないならば続ける、そんな意味合いを含めさせて。

片手はそのまま、また射精へと誘うように扱き続ける。
もう片手が少年の腰に回され、抱き寄せられる…ただ、腕の力は大した事はなく、逃れるのはやはり簡単な程度だ。
そして、尻穴へと入り込む尻尾は…その孔が、十分に受け入れられるものだと、その確認を終えた。

「そうかそうか、本当に駄目か?止めて欲しいのか?
こんなに柔らかな尻の孔をしておるのに、のぅ?
ほれ、面白い事をしてやろう…」

見詰め合う瞳を一度外し、その唇を少年の耳元へと寄せる。

『シトリのここは、妾のする事を何でも受け入れてしまう。
一突きごとに、今まで受けた気持ち良さを一つずつ思い出すじゃろう。
そして、気持ち良さを思い出せば、それは本物の快楽となるのじゃ』

紡がれるのは、力ある言葉。
開発済みならば、それを行った際に受ける快楽も残っているはずだ。
それを思い出させ、腸内を犯される刺激と共に、その時の快楽をも同時に感じるようにさせてしまう。
…そうしたところで、一度尻尾は抜かれるも、それは再び形を変え、成人男性よりも僅かな膨張を持つものとなる。
ぴたりと、それが宛がわれれば…ずぶぶぅっ、と躊躇無く、直腸の奥まで捻じ込み、肉壁を叩く。
それだけでは終わらず、ずるるぅっ、と逆に一気に引き抜かれ、また、深くまで捻じ込まれて…その動きを繰り返し少年へと与え始めた。

それは、少年を徹底的に快楽の底へと叩き落す行為。
何度精を吐き出そうが止まらず、少年の意識が快楽に塗り潰され、途切れるまで、続けられる事だろう。