2017/04/12 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にノエル・ベネトーさんが現れました。
■ノエル・ベネトー > 昨日うっかり捻った右足首は放っておいても近日中に痛みは引きそうだったが、
直後に浸かった温泉はかなり効いたように感じたので、今日もお仕事帰りに寄ることに。
どうせ足首だし金額も安く済むしと、選んだのは足湯。
素足でぺたぺた歩き、つま先からそぉっと入る。右足、左足。
似たような場所が出身集落にもあったけれど、あれに比べると温度は高く、
きちんとした施設なので快適さは段違い。
足だけでも馬鹿にできない。
身体全体に熱が伝わり、夜気との寒暖差もあって瞼すら重たくなってくる。
他に利用者がいないのをいいことに、足湯に浸かったまま仰向けに寝そべった。
「はあ~ん……さいっこうですねえ。」
意識が生ぬるくなっていくのを覚えながら、しばらくだらだら。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ぺたし、ぺたしと足音を響かせ、異国の軽装である浴衣に身を包んだ金髪の男がのんびりと歩いてくる。
やがて足湯の近くまでたどり着けば──仰向けに寝転び寛いでいるエルフの女の姿を見つけ、思わず目を丸めた。
「……。やあやあコンバンハ、起きてますかねぇ?」
やや間を置いた後、直ぐ側まで歩み寄れば、しゃがんで顔を覗き込みながら声を掛けてみた。
反応を確かめるよう、彼女の顔の前で手をひらひらと振って見せたりしつつ。
■ノエル・ベネトー > 顔を覗き込んだのなら、瞼重たげにまばたきしていようとも、
寝ている――わけではないのが見えるかと。
青い瞳は目の前で動く相手の手の平をきちんと見上げている。
ただ1テンポ遅れての反応にはなるけれど。
「んぅ…?こんばんはあ。
えーと……邪魔ですか?」
他に利用者がいないので場所がない、ということはないと思うのだけれど、
声を掛けられたということはここが定位置の常連だとか、そういう類いだろうか。
そんなことをぼんやり考えつつ動かないのは、やっぱり暖かくて腰が重くなっているからである。
■エレイ > 些かテンポが遅いながらも反応が見られれば掌をどけ、へらりと眉を下げた笑みを見せる。
邪魔か、との問には首をゆるりと横に振り
「いや邪魔ではないのだがな、こんな所で倒れているのでちょっと僅かに心配をしてしまったのだがどうやら大丈夫のようだったな。
というわけでちくとお隣失礼するます」
独特の口調でそう答えると、軽く断りを入れてから隣に腰掛け、湯に足を浸してゆく。
足から染み渡る湯の熱さにぶる、と軽く震えてふへぇ、と吐息を漏らし。
「……とはいえもう暫く放っといたらマジで寝てしまいそうに見えるが大丈夫かね?」
そして改めて彼女の顔を見下ろし、瞼の重たげな様子に軽く笑いながらその頬を指先でふに、と軽くつついてみたりして。
■ノエル・ベネトー > 心配されていたとは思わなかった。
傍目から見ると行き倒れか何かに見えたのだろうか。
一応行き倒れにしてはかなり気持ちよさそうな顔をしていた自覚はあるのだけれども。
隣に座る相手に戯れに頬を突かれると、目をぱちくりとさせた。
ゆっくり起き上がるとあくびが出る。
たしかにとても眠い。
「このままここで眠れたら幸せでしょうね~。
30分くらいならお昼寝しても怒られなさそうな気がしますし。」
根っからののんびり屋なのである。
「今日からお泊りですか?」
改めて、浴衣姿の彼に世間話程度の質問を。
自分も宿泊した経験があるので、馴染みはなくとも浴衣姿=宿泊客と理解している様子。
■エレイ > 「その意見は『確かにな』と認めてはいるが……30分で済むんですかねぇ、キミの場合」
漂うのんびり屋オーラに苦笑しつつ。
身を起こした彼女の姿を、ジロジロと上から下まで無遠慮に眺めていって。
「……ン、いや2、3日前からだな。こっちにいる間は大体ココが俺の拠点だから──おっととその前に自己紹介がまだだった感。
俺はエレイ、謙虚な旅人で冒険者なのだが呼ぶ時はさん付けで良い。ヨロシクだぜ」
彼女から投げかけられた質問にふむ、と小さく唸ってから答えかけ、その前提として自分が何者かを明かす必要があると思い出せば、
いい笑顔で自己紹介を繰り出した。ビシ、と勢いの良いサムズアップも添えて。
■ノエル・ベネトー > 「それ以上だときっと足がふやけてますね~。」
1時間でも3時間でも、寝させてくれるならいくらでも、といった雰囲気である。
品定めするような視線は慣れているのか、あまり気にする様子はない。
特に、動くたび、たゆんと揺れる胸元を見る人は多いので視線が合わないこともままある。
「んんん?――――…あ、ノエルです。」
独特な自己紹介に理解が追いつかなかった様子で首を傾げたが、そこはのんびり屋。
深追いすることなく名前を名乗ると目尻下げ、にこぉと微笑む。
「じゃあここら辺の方じゃないんですねえ。
遠くからいらっしゃってるんですか?」
自分の生まれ育った森と、王都の一部しか知らないエルフ。
長い耳をぴくぴくさせて、興味を示し。
■エレイ > 「足よりももっと心配するべきことがあると思うんじゃが……俺だったらキミが爆睡してたら部屋に連れて帰っちゃうよ?」
ご立派な胸元とのほほんとした彼女の顔を交互に眺めながら、彼女の返答にケタケタと可笑しそうに笑い。
それから悪戯っぽく目を細めて一言付け足し。
「ノエルちゃんだな。──そうだな俺の国は此処からだと結構遠い感。この国に来たのはほんの最近だが、それまでにあちこち旅してきた実績があるのだよ」
名乗り返してもらった名前を咀嚼するように復唱してウム、と頷き。
続く問いには何故かドヤ顔でまた大きく頷いてみせる。
興味深げな耳の動きが見えると目を細めつつ。
「……ってゆーか、ノエルちゃんはエルフ、でエエんだよな?
俺の知るエルフは大体が閉鎖的で余所者嫌いだった記憶があるのだが……キミは随分フレンドリーだなと驚き顔になる」
それから、こちらも疑問に思ったことを彼女に問うてみた。
顎に手を当てふむむ、と唸りつつ。
■ノエル・ベネトー > 「わたし、寝ると結構気づかないタイプなので連れて帰ってもきっと寝てますよ。」
おっきな胸の分、スリムな女性より幾分も重いし、置物にしかならない。
決して自慢できる話ではないのだが、ちちち、と唇の前に人差し指立て、堂々と言った。
「あ、お国も違うのですかあ。
そういう方は初めてお話しましたねえ…。」
と言っても親しくしてくれている人々がどこの出身だとか、
聞いたことはなかった気がするので正確には違うのかもしれないけれど。
物珍しそうに観察される最中、それを返すような視線となる。
他国出身といっても、知った人々に比べて特別外見に差異がないようだ。
―――これが獣人や魔族や、そんな種族であったなら違った感想になったのかもしれない。
「わたしの村もエルフ以外はだめーって風習でしたよう。
でもここでたまにエルフの方見掛けますけど、特に警戒してる様子もないですし
むしろ王都の場合、エルフの方との接触だけで過ごすのは無理がありますねえ…。」
たまには現実的なことも言う。