2023/06/25 のログ
セレンルーナ > 「ま、女がいいんならいいんでないの?」

違いねぇやと同じようにケラケラ笑い、酒を煽る。

「楽な儲け話ってぇのは、なかなか見つからないもんだしなぁ。あー、楽して儲けてぇ。コール」

分かる分かるといいつつダレながら、銅貨10枚の山をついっとテーブルの中央近くへと寄せてコールをしていく。

「いやぁ、流石にねぇだろ…ねぇよな?」

あっはっはっは、何を冗談をと言いつつぐるりと背後を見渡し。
その際に店内全体を視界に入れて、様子を観察し。

「そういう話だぜ?ほら年頃の娘が親父を嫌うって言うだろ?あれは血が近すぎるから臭く感じるって話だぜ?
 どうなんだろうなぁ?実際その話が本当かどうかもわからねぇからなぁ。」

食うかと差し出されたつまみを、サンキューと言いながら自らも摘んで口に入れ。

「っへぇー、スカウトっていやあれだろ?罠とか探ったりするんだろ?リスク高ぇじゃねぇか。
 学院つーと、コクマー・ラジエル学院か。先生さまって奴だな。
 お、じゃあこの酒場で一番高い酒飲ませてくれよ。」

といいつつ、手札を手元へ。
カードを見て

「コール。相場の五割増し…めちゃくちゃいい話じゃねぇか。
 しかも、外で受け取って運ぶだけ?なんて美味しい仕事だよそれ。
 あー、俺もギルド近くぶらついてみるかなー、帰ってきたやつもちゃんといるってことだろ?あ?名乗ってなかったか?俺はセレンてゆうんだ。」

じっと見てくる瞳に気づきながらも、それに動揺することもなく名を名乗っていく。

(真偽は不明ながらも、取っ掛りになりそうな情報は得られたか…そろそろ引き時か…目的の人物も現れないようだし、別の日に出直すか)

手元に来た札を眺めつつ、引き時を考えて

コルボ > 「でもそういうの食いつくなよー? ここにゃ大体裏がある話バッカだからなぁ。」

 コールを受けてこちらもコールし、銅貨を10枚テーブルの中央に寄せて。

「まあ追いかけてきてたら教えてくれ。俺がもらうわ。
 あーでも、国越えてまで来たってなら、それだけ入れ込んでんのは野暮ってもんか」

 ちゃんと腹くくれよ? などとニヤニヤ笑いつつ。

「だったら俺にゃ関係ない話だなぁ。子供は作るつもりもねえしよ。
 ちゃんと娼館じゃなくても避妊薬飲ませてるしな。」

 譲歩ではなく、抱くうえで流れを作るのだろう、その中で望まぬ子を孕まぬ信頼関係を築いた上で、なし崩しをするにも仕込みを既にしているらしく。

「そーそー。あーでも 解除だの偵察だのは慣れさ。
 慣れりゃこれほど楽な仕事はねえよ。
 汗もかかずに援護するだけで金がもらえる。

 その人の良さっつか要領の良さ、お前さんも案外向いてるんじゃないか?

 んじゃあ次は勝負すっかね。コール。」

 次の手札を手元に受けて、目を細めて。銅貨を30枚更に載せてくる。
 随分と、強気に賭けながら。

「帰ってきた奴の方が大体だからな。まー、なに運んでんのかは知らないけどな。
 あ、声かけるのは平民地区と貧民地区の境目ぐらいが多いんだとよ。
 前はギルドの近くが多かったんだけど、流石に目ぇつけられたの気づいたんだろなー。
 つか普通に営業妨害だし。

 セレンな。つーかそういや髪色といい耳といいエルフはいってんのか?
 顔立ち良く生まれてる時点であやかりたいね。まー仲良くやろうや。
 だからマージで火傷するようなことこの国ですんなよー?」

 などと言いながら、手札のオープンに入るだろうか。

 それと共にこの店で一番良い酒、度数の高いグラスをショットで人数分頼んで

セレンルーナ > 「ははは、美人局なんかにひっかかると悲惨だからなー。やっぱ商売女が後腐れなくていいや。」

商売女でもタチが悪いのは、美人局だったりするが質のいいのを選んでいればその心配も少ないと手札を眺め。

「もらってくれんなら助かるぜ。いやいやいや、国を越えてまで刺しに来るとか怖すぎだろ病みすぎだろっ」

ニヤニヤするのにブンブンと首と手を振り。

「ま、避妊は大事だわなぁ。望まぬ子供ほど不幸なもんはないからな。」

うんうんと頷いていく。
女癖が悪い分、そういうのはしっかりしているのか…、無責任に女を孕ませる輩よりはマシなのかもなと思いながらコルボを眺め。

「慣れねぇ。でも冒険者ってのはやっぱ命の危険がでかいじゃねぇか。
 あー俺はダメダメ、先生さまやれるほど頭よくねーからなぁ。」

コールが帰ってくると、お互い銅貨30枚のベット。

「いやー、まじでうまそうな案件はねぇか。次の仕事も斡旋してもらえるなら、しばらくは生活も安泰ってことだろ?
 平民地区と貧民地区の境目な…今度行ってみるぜ。
 あー、早いとこ接触できないとその場所も騎士団なんかに抑えられちまう可能性もあるもんなぁ。
 ん?ああーご先祖のどっかにエルフが入ってるって聞いたことがあるなー。
 お陰様で商売女にもモテモテだぜ。まー、調子乗ったお陰で切られそうになっちまったからな、この国ではおとなしく日銭を稼いで商売女に捧げるだけにするさ。」

と返しつつ、ぺっと手札をオープンしていく。
結果は、セレンの手札はフォーカードである。コルボの手札は…

コルボ > 「美人局は見分けるの簡単だよ。あいつ等も長く搾り取れる奴狙うからな。
 だからアホなくらい同情誘うしアホなくらいおだててくるもんな。

 そもそう言う奴等はあんまヤッても気持よくなかったから勘弁だわ」

 そっち方面の火傷はしてたらしい。

「まー、もらうっつったって帰るってか帰すように仕向けるかねえ。
 勢いだけで来るにゃこの国面倒事多いからな。

 お前さんもよくこっちにきたもんだ。」

 なんのかんのと女の身を案じて後腐れない振り方が出てきながらも、探す素振りは途絶えていて。

「実入りが良い仕事はそんなもんだよ。それに命の危険ったって、
 逆にゴブリンのほうが面倒なだけで、そういうの相手にしなくていい頃まで来た方が楽だぜむしろ」

 群れを成すゴブリン。騎士団にとっては討伐を任されるのは不名誉というほどに雑魚だろう。
 だが冒険者、装備が整ってるとは言い難い、隊列も揃わない、最悪地の利で負けてあえなく、という差は大きく。

「まー、数が合わねえ奴等は何回もやってるうちに見ちゃいけないもの見て、
 ってオチかもしんないけどな。

 だからま、やるなら言う事聞いて余計なもの見ない、ってのがベターじゃないかね。

 騎士団は、多分無理だろな。多分巡回してる担当が金握らされてるわ。
 まー、金握らされてなくても、上から圧かかれば動かねえだろうよ」

 オープンした手札はストレート。ダイヤの10、スペードの9、ハートの8、クラブの7、ジョーカー

「この国は王もいないし女王も同じく。その下の貴族も騎士団も当てにならない。
 いろんな奴等が入り交じって、みんながみんなひしめき合って我が身のことだけ考える、ってな。

 だからま、セレン以外も流れ着いた奴は多いしそれだけ馴染みやすいのはこの国の取柄さ。」

 そう言うとショットグラスを差し出して

「つーわけでここは俺の奢りだ。モテる男に乾杯ってな」

 差し出されて口にすれば、喉が焼けるような強い酒が臓腑に駆け巡るだろう。

セレンルーナ > 「最近は手がこんでるぜ?普通の安い商売女に見せかけといて、うちの女に手をだすたぁって押し入ってくる輩もいるからな。」

こういう男でも火傷をすることがあるんだな…今後の演技の参考にしようと考えつつ

「この国まで追ってくるってことはないと思いたいぜ…まー、俺は面白おかしく暮らせたらそれでいいくらいの感覚だなー。
 こういう国のほうが、楽に稼げる仕事なんかも多かろうとな。」

実際に探したとて、そんな女は存在しないのだがいかにもその女が存在するかのように語り。

「そんなもんかねぇ。聞いた話じゃ、ゴブリンなんて雑魚って話だったけどな?」

まあ確かに、強さはともかく大勢の群れを成すからあれはめんどくさい部類になるな。
とゴブリンの生態を思い出して。

「そういうのは、見ざる言わざる聞かざるってのが鉄則よ。
 その辺のことはわきまえてるつもりだぜ?
 あー、そんなもんか、じゃあ枠が埋まるのを心配するくらいでいいかねぇ。とりあえずは、平民地区と貧民地区の堺をぶらぶらしてみっかな。」

相手がオープンした手札はストレート。

「ちっ、俺の運もここまでだったか…。負けたぜ。」

銅貨30枚、それでも今日他の男から巻き上げたぶんの半分ほどだったけど、負けたことに悔しそうにして。

「よそ者も入りやすいし、それなりに自由にできるからなぁ。よそ者からしたら天国みたいな国だぜ。
 ま、永住するとなったら、ちょっと考えどころではあるが…。お、いいのか?サンキュー。じゃあ女たらしに乾杯」

差し出されたショットグラスを受け取って、一気に煽っていく。
喉が熱く、それから少し遅れて臓腑へと熱さが染み渡っていく。

「っっくーーーーっきくぅっ!」

コルボ > 「お互い貧乏暮らし同士、むしり合わなくてもいいのにな。
 つかやだね、女に股開かせて稼がせてる男ってな」

 女ひとり養える身分になりたいけどな、などと笑いつつ

「やばい仕事の引き際さえ見極めたらまあまあ稼げる仕事は多いぜ?
 力仕事はしたくないだろうし、いっそ店の手伝いとかでもいいんじゃねえか?」

 女の足取りを気にしている割には、手伝いという定点の仕事を上げてきながら。

「普通のも根城にしてる洞窟だの縄張りの森でやりあうときは面倒だし、
 こっちじゃマグゴブリンってのもいる。後は亜種の群れてる小鬼とかな。

 女を犯す目的に集約してるのと搦め手ありきだから統率取れてる上に面倒くさいんだよ。
 そういうのが普通のゴブリンに交じってるからな。」

 散発的に動くからこそ対処しやすい。だが一つの目的に集約された種が潜んでいて、
 噂や話に惑わされて一緒くたに扱われることが被害が増えている原因なのだと伝えて。

「お、良い飲みっぷりだな。やっぱノリがいい奴のが女にモテるよなあ。
 勝たせてもらったし奢ってやるからもっと飲めよ。」

 グラスを打ち合わせてこちらも煽るが、喉がひりつく感触を静かに楽しみながら
 ボトルごと女中に頼んで。
 それこそ宵越しの銭は要らぬ、と言わんばかりにグラスに注いできて

セレンルーナ > 「不毛だよな、全く。それな!自分の足で稼げってんだ。」

女ひとりじゃ足りないだろうと、からかって笑い。

「その引き際が難しいんだよな。誤れば死っていうのは勘弁だぜ。
 色男、金と力はなかりけりってな。力仕事も無理だなぁ。
 どこか一箇所に縛られるっつーのも性にあってねぇんだよなぁ。」

あくまでも自由業といった感じに、無理無理と手を横に振り。

「マグゴブリン?そんな亜種までいんのかよ。やーっぱ冒険者は無理だなぁ。」

(マグゴブリンの話も最近はちらほらと、耳に入るようになっているな。討伐も間に合っていない状況なのだろうな)

と情報を更新しながら、コルボの話を聞いていく。

「そういうこったな。商売女も案外酒に強いからな、こっちも強くなけりゃあ楽しめねぇよ。お、サンキュー」

グラスに注がれる酒を見て、またきゅーっと一気に煽っていく。

「ほらほら、スポンサーも飲まねぇと」

といいつつ、コルボのグラスにもボトルを受け取って注ぎ返して

「ふー、久しぶりにうまい酒だった。この酒に比べたらエールなんて牛のしょんべんだな。」

ボトルを空にすると椅子から立ち上がり。

「今日は楽しかったぜ、美味そうな仕事の話もサンキューな。色んな場所で飲んでるから、またどっかでであった時はよろしく」

酔った風もなく、けろっとした青年はジャラジャラとテーブルに残っていた分を革袋へと収めていくと、そのまま酒場から去っていくだろう

コルボ > 「お前その体で美人局ひっぱんなよ? ったく。
 まあなんかいい仕事とか面白い話があったら持ってくるからまた飲もうぜ。」

 今のうちに約束を取り付けておくのもいいだろうと。
 ……正直な話、まだ確定的ではないが、話してる内容が真実であれば、
 どこか軸を感じられない。
 演じている。それも国内の人間。

 どちらにせよ、敵にはならない。協力関係は結べそうに思えて、また会うのもいいだろうと。

(諜報機関なんてないしな……。スターチェンバー……?
 まさかな……、あそこは飼い殺されてるから維持するのも苦しいだろうし……)

 酒を酌み交わしながら、こうして駄弁るのも悪くはなく、内情を探るのも野暮に思えて。

「男は普通に襲って来るだけだから安心しな。
 いくら顔が良いからってあいつ等も嗅覚とかでちゃんと見分けてくれるよ。」

 などと、どちらにせよ物騒なことを言いつつ。

「誰がスポンサーだよ、顔役になれそうなのセレンのほうだろーがよ」

 金はなくとも人当たりの良さではそちらがそういう役割だろうと話してるうちに
 ボトルは瞬く間に空になって。

「エールもちゃんといい奴作ってるところじゃフルーティで捨てたもんじゃないぜ。
 街中じゃその辺は望めねえけどな。

 今度なんだったらいい酒出す店教えっから一晩中飲み明かしてみるか?」

 などと笑いながら

「おう。気をつけて帰れよ。危ない橋もほどほどになー」

 などと声をかけて、相席になった貴女が帰るのであれば見送るだろう。

「……ケツの張り方。重心……、女か」

 帰っていくのを見ながら、誰にも聞こえない小さな声でそう呟いて。

セレンルーナ > 外にでると、夜風を感じつつ平民地区の道を歩いていく。

「ふむ…やはり、変装時は髪と瞳の色を変えて耳の形も変えるべきかな…。」

普段関わる者たちは、それほど気にする様子もないがこうやって気にしてくる者もいる。
今日あったコルボという男は、なかなか勘が鋭いようだ。
改善点は多いなと思いつつ、尾行を気にしつつ遠回りをして富裕地区のほうへと歩み去っていく

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からセレンルーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からコルボさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキールさんが現れました。
キール > 巨躯の男がぶらぶらと平民地区の大通りを進む。
週の終わりの夕暮れ。
賑わう大通りも巨躯の男を見れば人波は自然と割れる。
その割れた道を退屈そうにぶらぶらと歩く男は気を引かれる女やらいい女でも歩いていないかと、人より高い位置にある視線を時折左右に揺らす。

日もだいぶ傾き陰も伸びている、穏やかなその日常の中にいる異物。
気を引く女がいなければ退屈気に自身の顎を摩りながら、酒場にでも行くか、娼館にでもいくか。
それとも、帰り道の女をナンパするか拐してみるか。

溜まっている鬱憤でやや気が立っている。
喧嘩でも売られれば喜んで買うが、自分から売るというのも面白みに欠けるそんな事を考えつつ、何か面白いトラブルでも起きていないかとサイド視線を滑らせていく。

トラブルがあれば嘴をつっこみ、突きまわして漁夫の利を得るか、総取りでもするのに、等と考えればややもぎらついた獣のような笑みを浮かべてしまう。

キール > 肉付きの良い嫋やかな女や、筋肉質な女だったり、気の強そうな女であったり、少しばかり陰のある未亡人やら人妻とかが落ちていないものかと思うも、中々出会えるでもなく。
目的も無く歩く男。
やはり今日に限っては大通りも平和なのか、面白みに欠ける。
チンピラに絡まれてる女やら逆にチンピラを食い物にしている女を横からかっさらうのが一番手っ取り早いがなかなかそうもおらず。
退屈な心がややささくれ立ってくる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロージィさんが現れました。
キール > 自然と男の脚は馴染みのある平民地区の寂れた方へと足が向けられる。
そちらであれば大通りよりも面白い事が起きるであろうと。
闊歩する巨躯の大男。
都市は若いが分厚い胸板に太い腕、常人離れした膂力が見るだけで分かるだろう。
そんな大男故、絡まれることはめったにない。

ロージィ > 宵闇せまるそんな街の中、雑踏を縫って歩く一人の女が居る。

俯き加減に、足早に、不器用に人波に揉まれながら、
歩く女の姿は、さほど、衆目を集めている様子はない。

ただ、少しばかり違和感を覚えるとするならば、
決して寒くなどないこの宵に、マントなど羽織っていることか。
更に近づいてみるのなら、女がそのマントの襟元を、神経質に掻き合わせていること。
若い女でありながら、どんどん人気の無い方へ、無い方へ、
まるで人目を避けるように進んで行くところも、あるいは逆に、人目を引くものかも知れず。

女は逃亡奴隷である。
今しがた、此度の主の許から逃げ出してきたところだ。
だからできるだけ早く、人の居ない方へ、居ない方へ、身を隠す場所を探しているのだった。

キール > 退屈さに彷徨っていた視線、一人の女を捉える。
書架だというのにマントの襟元を掻き合わせ、人気の無い方、
つまり男が立つ路地の方へと向かい逃げるように進んでくる。
視線を落とし俯き加減に足早に、人波に揉まれながら歩く女の視界に入らぬように先回りして路地を少し深い方へと進んでいく。

声を上げても雑踏に紛れてしまう程の距離まで相手が足を踏み込んできたところで男は女に向け声をかける。

「よう、嬢ちゃん、隠れる場所を探してんのか?」

等と声をかける。
相手が司会を上げれば2m程離れた場所に佇む巨躯の男。
筋肉で太い足に分厚い体、広い肩から延びるのはやはり太い腕。
ヒトよりもオーガに近いという者達もいる。

そして、男も相手を観察する様に足先から頭へと上げていけばマントの上から出も分かる肉付きの良さ。
俯いた顔は良く見えないが、白初のロングの髪。
それでもそのマントの隠れた中が興味を引くのかじっと静かに見据える。

ロージィ > 細い路地へ紛れ込むよう、足を踏み入れ歩き出した頃。
かけられたその声に、反射的に足が止まった。
声のした方を振り仰ぎ、女の白い顔は刹那にこわばる。
そこに佇む男の姿に、何か、不穏なものを感じ取ったからだ。

たとえるならば、それは血の匂い、暴力の気配。
きっとこの男は顔色ひとつ変えず、他人を傷つけられる類の人間だろうと思った。
知らず、マントの前を掻き合わせた両手に、ぎゅっと力が籠り。

「――――――――――」

迷ったのは、ほんの僅かな間。
何か答えればヤブヘビになる、そう思って口をつぐんだまま、
女はくるりと踵を返し、路地を引き返そうとする。
粗末な木靴を履いた、女の足であるから、
相手に追う気があるならば、逃げ切れる確率は高くないだろうが。

キール > 巨躯の男をちらりと見上げ、強張り固まる女の身体。
マントの前を掻き合わせる女の手に力がこもってくる。
僅かに香る怯えた香り。
一瞬視線がぶつかる僅かな間。
男は楽し気に口の端が持ち上がる。

引き込んだ甲斐があった。
踵を返し向けられる背中、逃げようと路地を引き返す度に振り出された足、逃げる獲物を追うのは半ば本能的な物であった。
「!─」
木靴の脚が二度ほど地面を叩いたところで巨躯の男は太い足に力を籠め後ろ足で地面を蹴り、一瞬だけでも離れた距離を詰め、太い腕を女の腰に回して苦も無く抱き上げてしまおうとする。
相手がその片腕に捕らえられ、足をばたつかせ、踵で男の脚を打とうがむしろその足が痛んでしまうだろう…。
どちらにしろそれは一瞬の事であった。

ロージィ > 女なりに、素早く対応したつもりだった。
まだ大通りの喧騒はすぐ向こうにある、今ならすぐに戻れる。
そう思って踵を返し、ほとんど小走りで一歩、二歩、

三歩めは、虚しく空を蹴った。

「――――――きゃあ、っ……!」

細腰に男の腕が絡まり、抱え上げられたのだと理解するや否や、
女はその腕を両手で掴み、じたばたと足をばたつかせて抗い始める。
しかし、男の体はどこもかしこも鋼のように硬く、女はいたずらに体力を使い、
踵や踝を痛め、しまいには木靴が脱げ落ちてしまう。
恐怖と緊張に女の体温が上がり、男の鼻腔に花の香りが色濃く届く。
抱きあげればその身が柔らかく起伏に富んでいることも、一瞥した時より良く分かるだろうか。
マントの襟元が乱れ、細い首にはめられた、無骨な首輪も覗いている。

「は、なして、何するの、離し、て……!」

高く張りあげたつもりの声は、大通りまではきっと届かない。

キール > それなりに素早いが男が普段相手にしている魔物や動物に比べればその動きはすべて遅い。
ほぼ本能のままの男は女の後で動き始めたが振り返り、駆けだしたところですぐに腕の中へ。
そのまま地面から足が離れればばたつかれても小動もしない男。
恐怖や緊張と、暴れたことにより上がる体温と、色濃く香る花の香り。
男の脛を打ち下へと落ちた木靴が固い音を立てながら石畳を転がっていく。
腰に巻き付く男の巨木のような腕、引っ掻いたところでその分厚い皮膚に傷がつくか…、そして布の服の下の分厚く硬い男の胸板が小さな女の背中を包み込み、男と女の違いを、容赦なく突きつける。

「随分と可愛い声で啼くなぁ…」

腰を掴んだ腕にたゆんっとぶつかる豊かな胸に細い首に不釣り合いな無骨な首輪。
それに気づけばクツリと笑いながら艶かな女の髪が流れる側頭部に顔を寄せ、すぅっと深く息を吸う。
鼻腔を擽る花の香りを楽しみながら、男は女を更に暴れても構わないとばかりに自由にさせている。

「あぁ?逃亡奴隷を助けてやろうとしたのに、いきなり逃げられて傷ついたぞ。そのマントを剥いで真っ裸で奴隷商の元に持ち込んだっていいんだぜ?」

低い声で女の耳元で囁かれる男の低い声。
男の嗜虐心に塗れたその言葉。
遊んでいた片手はマントの上から豊かな胸のふくらみを一度揉んでから細い首筋へと滑らせ、喉を掴むように軽く締めながら指先で無骨な黒革の首輪を指先でピンと弾き、女の谷場の弱さをも突き付ける。

ロージィ > 露出した腕に五指を絡ませ、渾身の力で爪を立ててやる。
そのまま容赦なく掻き毟れば、微かに筋を描く程度にはなったろうか。

しかし、それだけ。
その程度が、女の身にかなう限界である。

着衣越しとは言え、背中をすっぽり包み込む、男の硬い胸板の感触。
低く腹に響くような声、首筋に纏いつく息遣い。
それらすべてが恐ろしく、ますます女はじたばたと暴れたが、
逃亡奴隷、のひと言に、ぎくりと肩をこわばらせ、

「っ、―――――――――!」

反射的に手を浮かせ、慌てて襟元を掻き寄せようとするも、
マントは既に大きく乱れ、肩から二の腕辺りまでが露出しており。
男の手にも余るような、柔らかな膨らみを無遠慮に掴まれ、
痛みに顔をしかめたところへ、その手がぐ、と喉へ食い込む。
呼吸が堰き止められるほどではないが、その硬い指に潜む力はきっと、
その気になれば女の細首ひとつ、片手で容易く締め上げてしまえるだろう。
――――目に見えて、女の四肢が竦み、震え始めた。

「そ、んな、言葉……信じ、られる、と、思う、の……?」

助けてやる、なんて、本気だとは思えない。
喉を捉えた男の手首を引き剥がそうと、今度は両手でそこを掴み、
渾身の力を籠めてみるが――――やはり、びくともしないようで。

キール > 未だ男の腕に腰を囚われたままじたばたと暴れる女。
そのイキの良さを楽しむ巨躯の男、太く血管が浮かぶ分厚い皮膚をがりっとかきむしられても皮膚が裂ける事も無く僅かに赤い筋を残す程度。

そんなじたばたと藻掻く女を背後からのぞき込むような大男。
花の香りを楽しみ、まとわりつく男の息遣い。
逃亡奴隷と呟いたところで腕の中、ぎくりと肩を体をこわばらせる。
そして、反射的に襟元を掻き寄せ隠そうとするが、乱れたマント、露わになる豊満な乳房を掴んでから手を女の細首にかける。
指を食い込ませ軽く頸動脈を圧迫しながら脳への血流を搾り喉を僅かに潰せばかすれた声が呟く言葉。

「さてな、ありえた未来だったが…すでにその未来の道はすでに潰れてしまった。 可哀そうにな。」

引きはがそうと両手で手首を掴まれてもびくともしない男の太い手首。
その抵抗によって細首に食い込む男の指は少し深く沈み込む。
「奴隷商に突き出されて俺の酒代になった上でご主人様の折檻か、俺に食い物にされた挙句に捨てられて浮浪者達に可愛がられるか、それとも、俺の暴力の傘で守られるか、どんな未来を選ぼうともお前の選択と俺の選択次第だ。」

首を絞められたことにより生まれるであろう思考の隙に差し込む数多の未来。
くつくつと低い声で喉を鳴らし女を笑いながら花の香りを楽しむように深く息を吸ってから、まるで果物のような女の頬を軽く噛み柔らかな頬を舐りながら弄ぶように掴んだ腰上下に揺らせば重々しく揺れる胸、上下に動くその体は否応も無く男の暴力にさらされ犯される未来が示される。

何はともあれ男は捕らえた女を路地の陰に引き込んでいく。
暴れれば暴れる程、懸命に抵抗すればするほど、女の体力は容赦なく奪われていく。

ロージィ > 女の喉へかかる手指に、更にと力が籠った気がした。
声はおろか、呼吸すら、文字通り、男の手の内に握られている状態。
ひゅう、ひゅう、喉が引き攣れたような音を立て、女の顔は苦しさのために赤らみ始める。

きぃん――――――耳鳴りにも似た音が、男の声を遠ざけるが、
その台詞に女が怯えるには、充分すぎるほどだった。

「け、ほ、けほ、っ――――――… は、な…… して、あたし、あたし、は、あなた……の、」

玩具じゃない、と言うつもりだったが、揺さぶられて声にならなかった。
たぷたぷと揺れる乳房、力無く蹴りを繰り出しては、宙を掻いてもがく足。
色づいた頬にねっとりと這いずる舌のおぞましさに身震いしながらも、
なお、男の腕から逃れよう、抗おうとしたのだが―――――

人通りのない裏路地の奥、完全に物陰へ引き摺り込まれてしまう頃には、
非力な四肢からはぐったりと力が抜けつつあり。
女は息も絶え絶えに、疲労困憊の有り様で、男の気紛れに委ねられることとなり―――――。

キール > 女の白い肌、男の指がその細首に食い込んだことにより、赤みを帯び始める。
酸欠でもうろうとする中にさしこむ男の言葉。
そのどれもが女に襲い掛かる未来である。
生きのいい女を逢えて暴れさせ、上下に揺らしていけば男の玩具ではないと否定しようとする言葉も、息絶え絶えに。

それがまた男の嗜虐心を妖しく煽る。
色づいた頬を舐り、なおも抗おうとする女の心をくじくのは裏路地の奥、人気のない物陰へ引きずり込んでいく男。
大声を出して助けを呼んだところで、まっとうな人間なんぞ来ないであろうその場所は日も落ち濃くなる闇によって全てが飲み込まれていく。
そんな原始的な恐怖すら相手に与えるだろうか。

ぐったりとした体、ようやく細首からは男の腕が離れ、酸欠であった脳には一気に血流が流れ込みある種の快楽が女の脳と精神を犯す。
首元から離れた男の手はそのまま滑り落ち女の豊かな乳房に差し込まれ太い指が食い込ませ、軽く絞るように揉みながらその指を滑らせ、胸の先端を指ですり潰していく。
腰を掴んでいた腕が緩み降りる女の身体、足裏には冷たい石畳のざらりとした感覚と、太腿や内腿を這いずる男の手が暗緑色のワンピースの裾をたくし上げていく。
暴れ、抵抗した事により自然と汗ばむ女の匂いを楽しむ男の鼻先。 項や肩に軽く噛みつきながらチリっとした刺激を送り女の体を弄んでいく。

「残念ながらお前は既に俺に囚われた獲物だ。どう料理して喰らおうが…俺の自由だ。分かったな。」

疲労困憊の有様の相手の揺れる女の心に擦り込もうとするかのように、低い声、ゆっくりとした口調で囁きかけていく。

ロージィ > 暴れれば暴れるほど、呼吸が苦しくなるのは道理である。
そして呼吸が苦しくなれば、女はますます追い詰められて、
必死に逃れようともがいて―――――そうして、更に消耗する、苦しくなる。
悪循環だと気づくゆとりは、しかし、今の女には無かった。
それは先刻の囁きで、男が奪ってしまっていた。

日暮れの街は蒼く昏く、男に引き摺り込まれようとしている先は、ひときわ暗く。
深い奈落の奥底へ、引き摺り込まれていくような―――――気が、遠くなりそうだった。

「いや、……ぃ、やっ、……… は、ぁ、 はぁ、っ、―――――……」

声が途切れて、呼吸が途切れて。
月明かりも届かない物陰に、女のか細い息遣いが蟠る。
ふ、と喉を締めつけていた力が消え失せ、女の意識がふわりと撓んだ、
そのすきを突くように、背後から大きな掌が、たわわな果実を鷲掴みにした。

「やっ、…… ぁ、あ、やめ、離し、て………!
 い……や、いやっ、さわ、ら、ないで……ぇ、んぁ、っ、
 いや、いや、やめてぇ、っ―――――…!」

そも、主が容易く脱がせられるように仕立てたようなドレスは、
男が無遠慮に揉みしだけば、たぷりと無防備な膨らみが露わになってしまう。
薄桃色の先端は、甘い疼痛を伴う刺激にあうと、すぐにぷっくりと充血し、
熱の籠ったような手つきが、裾をたくし上げて内腿へ忍び込む頃には、
下着をつけていない女の秘処は、その奥に淡く蜜を湛え始めていて。

色白の肌に男が噛みつけば、鮮やかに散る朱色の刻印。
幾度か繰り返すうちに、いや、と繰り返す女の声が甘い震えを孕み出す。
長い髪を振り乱し、女はそれでも懸命に、男を振り切るように頭を振って、

「いや、よ…… あ、たしは、……獲物、でも、玩具でも、奴隷でも、ない、っ…… あ、あ♡」

必死に否定し、拒絶したというのに、男の手指が腿の付け根へ辿り着けば、
女はびくりと腰を跳ねさせ、ひときわ甘い声で啼いてしまった。

キール > 消耗する愚を選ばざる得ない相手、男の言葉が余裕を削り取り尚も窮地に追い込んでいく。
がっちりと食い込んだ男の指、血流を遮り体中の酸素を無駄に消費させていく。

そして、町が作り出す深い奈落の底へと男はゆっくりと女を引きずり込んでいく。
か細く、荒く乱れた浅い息遣い。
月の明かりさえ届かぬ闇の中、女の視界は闇に包まれ、手を伸ばした先すら見る事は出来ない。

その中で首を絞めていた指の力が緩めば一気に流れ込む血流によって撓んだ女の意識の隙をついて差し込まれる男の手。
容易く脱がせるように仕立てられたドレスとは知らないも、乳房を揉み指を滑らせ、先端をすり潰せばその人動作でぷくりと充血し硬くなる乳首。
一方下肢に絡みつく手、裾をたくし上げ直に太腿を撫でまわしてから、足の付け根へと指先が触れれば僅かに感じる水気。

見えぬが男の刻印を残す様に噛みついたその場所、擽る様にねっとりと舐めれば滲み始める甘い声、そして、汗ばむ肌から香る花の匂い。
視覚を闇に飲まれ、自然と鋭敏になっていく女の嗅覚すら刺激していくだろう。

振り切ろうとかぶりを振りな重みをよじる女、胸の先はその度に大きく暴れる様にゆさっと揺れ男の大きな手が背後から左胸を鷲掴めば心臓を握り込む様に指を食い込ませ押しつぶしていく。
濡れた秘所に触れれば甘く零れる吐息に、男は愉しそうに笑いながらその秘裂を人差し指と薬指で広げ、中指で押し込みながら秘裂を撫で上げる。
くちゅり─糸を引くような水音が女の荒い吐息の中に混じる。

「なんだ、犯されたかったのか? くく。俺好みのいやらしい女だ…。」

濡れたことを突き付ける様に男の中指は女の狭い秘所の中に沈み空気を混ぜ込む様にクチュクチュリと浅い場所をかき回し中で指を折り曲げ入口を内側からカリカリと中の壁をひっかきまわし、指先で摺り上げていく。

「じゃぁ、獲物でも玩具でも奴隷でもないなら、お前は何だ? 恐怖におびえながらも濡らして、乳首までたたせてよがる変態女か? 違ったとしてもお前は牝だ。 雄に食われ犯されよがり幸せになる牝だ」

肉付きの良いお尻が男の腰の上で暴れれば男のズボンの中の男根に血が集まり熱と固みを帯び始め、その存在感を相手に伝えていく。

「言葉でどういい繕っても、本当は雄に組み伏せられて蹂躙されて、犯されたいんだろう? 認めちまえば楽になるぜ。」

秘所と乳房を男の掌で蹂躙し、お尻から腰に男根を押し付けながら、男は暴れる女の顔を押さえる様に即答から耳元に唇を寄せ、低く甘く囁きかけ、暴れる女の尻を使い男根を扱かせていく。

ロージィ > 肉体的にも精神的にも、追い詰められ、無駄に消耗させられたあげく、囚われた闇夜の底。
女が呼吸を乱し、鼓動を跳ねさせ、恐怖と恥辱に身を火照らせるほど、
その暗がりに立ちのぼる花の香りは、男を煽るように深く、濃密になってゆく。

「ぃ、あ、んぁあ、っ! ぃ、たい、いや、あ、ぁ、
 さわ……ら、な、 んくぅ、ふっ…! やめ…… て、やめて、んぁ、っ…!」

この期に及んで、なおも逃れようとする女を罰するよう、男の指が乳房に深く食い込んだ。
痛みに上体を前へ屈め気味にすると、自然、腰を後ろへ突き出す格好になってしまう。
下肢の付け根に忍び入る手指から逃れようにも、背後にはぴったり男が密着していて。
卑猥な音を響かせながら、濡れた秘裂を割り拡げ、震える割れ目を擽る指。
つ、と引いた銀色の糸が、男の指を生温かく濡らして伝い落ち。
犯されたくなんてない、そんな筈はない―――――追い詰められるほどに、女の股座はトロトロと蜜を溢れさせるようで。

「ち、が……… や、めて、いや、 んぁあ、っ♡
 違う、の、あたし、あたし、そんなの、じゃ…… ぁ、んっ♡」

違う、と繰り返す声の端々に、どうしようもなく甘さが滲む。
抗う意思とは裏腹に、女の体が刺激にとろけ、雄を迎え入れる準備を整えつつあるのは、
ぬち、ぬち、と男の指が弄りまわすたび、モゾつく腿の間から零れる水音からも明らかか。
その指がうねる泥濘を搔き乱し、腹側のざらつきを擦り立てた途端、
女はひときわ高く啼いて、きゅう、と痛い程に男の指を締め上げた。

「ゃ、ぁっ―――――… みとめ、な、い、そんなの、違っ、から、ぁ……、
 や、ん、何、してっ……、 へ、へんなも……の、擦り、つけない、で、ぇ……♡」

耳朶を擽る囁きを振り払うよう、いやいやと頭を振ってみせる。
しかし、背後から双丘の狭間へ押し込まれ、抽挿めいた動きで熱いモノを擦りつけられると、
女の腰はへこへこと、はしたなく揺れ動いてしまう。
男の指で嬲られている雌孔は、ますます熱くとろけきって、無骨な異物にしゃぶりつき―――。

キール > 徹底的に追い詰め消耗させていく男、追い込み捕らえた深い闇の井戸の底で、互いの顔も姿も見えぬままに女を容赦なく蹂躙していく男。
その体から立ち上る花の香りは男の嗜虐心を煽り、甘く刺激していく。
乳房を大きく広げた手で鷲掴み揉み潰していけば掌の中で滑るコリコリとした乳首、そして、食い込む指が滑り男の存在を刻み込めば自然と突き出す様に押し付けられる女の臀部。
逃場の無い秘所を指で押し広げ中をかき回せば、あっという間に指を濡らし、男の掌を濡らし、太腿へと愛液が溢れていく。

「闇の中で見ず知らずの男に胸までもみ潰されてマンコの中に指を捻じ込まれてるだけで、漏らしたように濡れているのによく言う。 ほら、お前も聞こえてるんだろう?」

等と、意地を張る女の心と言葉を揺らす様に水音をたて泥濘をかき回す指、腹側にあったざら月を擦り上げれば跳ねる体ときつい締め付け。
その場所を擦り上げながら耳元でさらに囁きかけて見れば、はしたなく揺れ男の物を扱く豊かな臀部。
疑似的な挿入めいたその動きを味わうと、武骨な男の指を抜き、かわりにズボンから自身の男根を取り出す。
巨躯の大男の男根双丘の間を滑らせ、太腿に挟ませてみれば、常人離れした凶器のような肉槍、股座を擦り上げるだけで太腿を擽るのは盛り上がり肉槍を彩る太い血管。
子供の握りこぶしもある男の先端、は女んの股座から伸び鳩尾の舌に亀頭を擦り付け先走りを合わせて擦り付けていく。

「くく。あぁ、その変なものでお前のだらしない雌穴穿って抉って、犯して、お前が何かをしっかりと擦り込んでやるからな。」

くつくつと笑うと女の肩口に顔を埋めがっちりと抑え込む様に噛みつき、反対の肩の上から女の体をがっちりと抑える男の太腕、その掌は乳房を潰す様にこね回したり扱くように揉みこね回し、もう片手は女の腰を掴み3点でがっちりと抑え込み始める。 ずるりと腰を引き、突き出された女の秘所、其れに亀頭を宛がうと、またに挟み込ませた手お気に塗した愛液を潤滑に使いながらも、肉槍がひくつき熱く蕩け切った秘所の入口をミチミチと押し広げ、先端が潜り込んだところで勢いよく内側から突き上げる。
ずむっと鈍い音が響き、腹側のザラザラとした膣壁を亀頭で舐ってから竿が滑り、浮き出る血管が複雑な感触を送り込みながら最奥の場所まで貫ぬき、子宮口に亀頭で口づけしながら子宮を押しつぶしていく。
がっちりと抑え込まれた相手の体を快楽と鈍く強い衝撃が駆け抜けた。