2023/05/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミルフィリアさんが現れました。
ミルフィリア > 平民地区の市場通り
様々な露店や商店が軒を連ねるそこは旅人はもちろんのこと、
王都に住まう者たちの生活にも欠かせない場所だった。

その多くは朝早くから店を開き、早ければ昼頃には店仕舞いする。
店舗を構える商店はその限りではないけれど、
新鮮さを売りにする食材を扱っている店の多くは、仕入れのこともあって凡そそんな営業時間で。
客の方もそれは重々承知の上だから、お昼を過ぎたこんな時間にやってくることはないはず。

「こんにちは、いつもお世話になっています。
 今日は……ありますか?」

けれども、普通ではない客というのも中には当然いるわけで。
修道服に身を包んだ少女もまたそんなひとりだった。
少ない寄付をやりくりしなければ食べ盛りの子どもたちは養えない。
となると、当然売れ残りの屑野菜や切れ端などを買い求めることになり。

邪険に扱う店もあれば、気前良く分けてくれる店もある。
どちらにしても、こうして一軒一軒回らなければならないのだけど。

ミルフィリア > とはいえ、売れ残りがあるかどうかなどは時の運
今日はその運には巡り合えなかったらしく、どの店に行ってもハズレばかり。
野菜や魚を扱う店は店仕舞いをしているものの、他の店は開いている。
それも昼下がりともなれば、人手は多い。
少し気を抜くと、人ごみに流されてしまいそうで。

「わっ……お、押さないで、ください……」

小柄なだけに、踏みとどまるのも一苦労で。
こんな場所ならば、ひったくりやスリも頻発する。
少ないとはいえ持ち出してきている食費の入った財布をしっかりと握り締め。

ミルフィリア > そして少女の姿は人ごみの中に消えていき―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミルフィリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/娼館通り」にサマベルさんが現れました。
サマベル > (まだまだ日の高い中、いつも世話になっている娼館の前。
仕事着である胸元の開いたドレスを身に纏い、にこにこと愛想を振
りまいて、道行く人々へと微笑みかける)

「……こんな日の高いうちから、この通りを歩いている人っている
ものねぇ。まぁ、だから私もここに立ってる訳なんだけど。昼日中
からするエッチっていうのもいいものですし」

(日中なので夜中よりは客足、人の波は小さいもののいない訳では
なくて。誰か引っ掛からないかしら、と思いながら道行く人へと微
笑みかけ続ける)

サマベル > (娼館の前に立ち始めて暫く。
道行く女性の一人に声を掛けられ、もちろん女性も大歓迎ですわと
返し、腕を組んで娼館の中へと入っていく。部屋を使う手続きの諸
々を終えてから、部屋へと上がり客を案内して……後はお楽しみと
書いてお仕事と読む楽しい時間を過ごすことに)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/娼館通り」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリシェスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリシェスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリシェスさんが現れました。
リシェス >
 平民の喧騒で賑わう奴隷市場となる広場。
 王都ではここで奴隷の売買が行われていると聞く。
 その場ではひと際目を引く豪奢な装いをした金髪の美女が、手に煙管を持ちながら、複数の執事服を着た男の奴隷を引き連れて市場の見学をしていた。

「相変わらず小規模ねぇ……掘り出し物は期待できないかしら」

 バフートにある男奴隷の男娼館を経営するオーナー。
 けれど王都ではその顔も名も知る者はあまりいないかもしれない。
 今日の目的は奴隷の買い取りではあるものの、まだ奴隷に堕ちて間もないような、他の魔族に手の付けられていない淫魔を探しにきた。
 雌雄を自在に変化出来る淫魔であれば当たりだけれど、そうでなくてもいい。
 男を喰うことが好きな淫魔なら大歓迎だ。
 そんな彼女の要望を叶えてくれる奴隷商は果たしているのかどうか────。

リシェス >
「アレと、アレ。買うわ」

 手に持っていた煙管をくるりと回し、ピッと差した先には若い娘の奴隷。
 上手く隠蔽魔法で隠しているが、魔族の気配が隠せていない。
 奴隷の内の一人が契約に向かうのを見た後、彼女はさらりと周囲を見渡して。

「規模としては、バフートの方が大きいけれど…王都の方が"混じり物"が来ていていいわね」

 一服、唇に押し当てて吸い、ふぅ、と白煙を吐く。
 煌めく金貨のような金色の瞳が楽し気に細められた。

「久しぶりにショッピングでもして帰ろうかしら」

リシェス >
 その後、購入した娘二人を連れて広場から踵を返す。
 豪商らしき美女が奴隷を引き連れるという目立つ一団は、富裕地区の高級宿へと姿を消した。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリシェスさんが去りました。