2023/03/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/市場通り」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > 夜が近づいた市場通り。
口をへの字にして歩く男が一人。

「何もないとは思ってなかったが、厄介なことになったなぁ」

平民地区を歩くので普段着姿。ジャケットを着用しているのにシャツをズボンから出しているのが不格好だ。
男が見て回っているのはどうやら薬品関係のようだ。

「近いうちに顔を出そう。『穏やかな話し合い』をしなくちゃな……」

どうやら、何かトラブルを抱えているようだ。解決策を持ってはいるが、それはそれとして対症療法が必要らしい。
薬品類を見て回る。店員から何を探しているのかと問われても、曖昧に笑って返す。
あまり公言できるものではないらしい。

ヴァン > 男は薬品・ポーションの類から、マジックアイテムへと興味が移っていったようだ。

「身代わりの護符か。事前に使っておけばよかったかな」

顎に手をあてて唸るが、後の祭りだ。
とはいえ、唇の端に浮かべた笑みは困難な現状を楽しんでいるようにも見える。

露店のコーヒー売りの前で立ち止まると、一杯注文する。
昼間は暖かくなってきたが、陽が落ちてくると少しだけ肌寒い。
ぼんやりと通りを行き交う人々を眺める。男は本調子ではないようだ。

ヴァン > 「……大人しく帰るか」

ゆっくりと頭を振って、市場通りから立ち去っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/市場通り」からヴァンさんが去りました。