2023/01/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 一寸した依頼の帰り道、宿へと向かう道すがら。
ふと気になる光景を目にして、立ち止まる。
剣を使えなさそうに見える少女が、剣を抱えて一角に盾居る光景。
服装的には、精々護身用の短剣を持っているであろう少女は、持つのはバスタードソード。

傭兵や冒険者なら違和感のない武器、白い少女がもっている事を不思議に思って。

「こんな時間に、そんん場所で突っ立ってどうした?
そんなでかい得物持って、お嬢ちゃんには合わないだろ、それ」

重さもサイズも、服の上から見た限り其処まで力がありそうには見えない。
魔法で強化できる衣しても、サイズの合わない武器は振りにくく、使いづらい。

それと、ぽつんと立っている少女が、何処か気になったのも理由の一つで。

ソティ > どこかに腰掛ける訳でもない、突っ立った状態ではあるが、それも少女にとっては体を休める事となる。
一見すれば休息とはなってない様に見えるも、これが少女にとっては休息になるのだ。
このまま休息を取ろうとした時に掛かる声。
自然とそちらへと顔を向けた。

その先に見えたのは一人の男性、掛けられる言葉には覚えがあった。
こんな時間というのは、今の夜間との意味だろう。
合わない獲物を持っているというのは、きっと抱えてる自分の本体である剣の事。
ここに来てから何回も言われているだけに、それは直ぐに理解出来るもので

とりあえず行う行動は、彼をジッと見付ける事。
その格好から冒険者であろう中年の人間の男性で、雰囲気から心配をして声を掛けてきているソレであろう。
見詰めていた後に少し考える様な仕草をして。

「……ここで、休息。
合わない…とかは、よく分からないけど、この剣の事…?」

そこから更に少し間をおいてから、そう男性へと言葉を返す。
先ずは突っ立っていた理由を簡潔に。
次いでは、一応自分の見解が合っているのかを確かめる為のもの。

クレイグ > 少女の言葉に、ふむと頷いて。
少女の足先から頭までみて、剣の長さと比べ直す。

「休息、ね…宿とかは取って無いのか?
あと、そうだな、剣の事だな…お嬢ちゃんが使うなら大きくてもその半分とかの方が良いと思う」

武器を使うなら、恐らく最初に覚える自分の体に合ったサイズの物を扱うという事。
大きすぎ、重すぎならば、武器に振り回されて。
小さすぎ、軽すぎれば、武器に自分の力を伝えられない。

よく言われる腕で振っている状態が、小さく軽い武器での状態。
武器を扱うなら、体の動きと連動させ、余すことなくその力を威力に変えるのが理想で。
…と、其処まで考えて、少女の気配が、こういった問答に慣れているような気がして。

まずは剣の事と、もう一度頷き。、それから。

「というか、休息でもこんな場所じゃ、見てる方が心配になるぞ。
何処か行く場所は?」

頬の傷をかきながら、はぁと息をついてから、少女に問いかける。
ほぼほぼ純粋な心配が多いらしく、困ったという気配をにじませながら。

ソティ > 男性は頷いて、こちらを何か確かめる様に見る。
続いて掛けられた言葉に再び思考を巡らせる事になった。

「……宿…宿…取ってない、要らないし…
剣を、半分…?…この剣は、折れないから、無理」

宿自体は知っているが、宿を使った事がないので正直にそれを答える。
休むなら宿と聞いた事もあったが、特に必要と感じてなかったからしなかったのだが、そこまでの説明には頭が回らない。
そして、剣を半分にした方が良いとの意見には、純粋に半分に折る、と勘違いしたのか、そうした答えが出てくるのだった。

「……大丈夫、なんだけど…どうしよう…?」

頬を掻きながら続いて問い掛ける男性に。
逆に困った様に首を小さく傾げ、そう聞き返すのだった。

クレイグ > 「…いや、要らないってな、お嬢ちゃんみたいな小さい子がそこら辺で居たら。
立ちんぼと…は勘違い流石にしないまでも、おかしな事を考える馬鹿が出るぞ」

特に酔っ払いなんかは、理屈も通じないし、持っている剣も気にしないしと、苦笑を浮かべ、ため息をつき。
此方の説明不足かと、頭を捻り。

「いや、その剣を折るのはあれだ、剣に悪い。
お嬢ちゃんに会ったサイズの剣を手に入れたらどうだッて、話だ」

例えばと、マントの後ろに手を回すと、小剣を取り出す。
この位のサイズの剣を、って…いいながら。

「それ以前に、お嬢ちゃん剣は戦いで使うのか?
それとも、何かのお使いか?」

お使いにしては大きすぎるし、少女には重いだろう。
大丈夫という少女の言葉に、うーんと唸って。

「…お嬢ちゃんがいいなら、宿代位は奢るか、俺の取ってる宿に来てもらっても良いけど。
なんか、そういう雰囲気ではいよな、それに知らないオッサンの宿にってのもお嬢ちゃんはこまるだろ?

ん、そうだな…お嬢ちゃんとしてはどうしたいか、教えて食えると俺も多分納得できるんだが」

小女の前に屈みこむと、視線を合わせて、どうすると、問いかける。
ある程度は余裕にある生活をしているので。ここで一晩奢るのは簡単。
とはいえ、それ以降を考えると、それで終わりにするのは後味が悪い。

ソティ > 「……立ちんぼ…?」

聞き覚えの無い単語が男性の口から飛び出した。
だからか、首を傾げたまま鸚鵡返しに問い掛けてしまう。

「それは、無理……私、これ以外は、使えないから。
お使い…じゃなくて、私、旅をしてたから…旅人」

そして自分に合った武器の話、例えで取り出された小剣を見た後にそう答えてみせた。
その答えは、次に聞こうとした言葉の回答にもなっただろう。

ただ、宿の話になると少し考える事となってしまう。
不要だけど、このままでは目の前の男性の様子を見ると、余計な心配をさせてしまうだろう。
宿を取るとはいうが、そのやり方さえもまだ分かっていない。
そうした考えを纏めるのに、もう少し時間が掛かってしまい。
結果、また間を空けてしまった後に。

「……任せる、よく、分からないし」

そうした事をさせない一番の手段として、宿とかを男性に一任する事に決めた。

クレイグ > 少女のたちんぼとはという疑問を聞いて。
其処からというか、そう言う言葉知らないのかと、余計に心配になって、

「ふむ、それしか使えない理由があると。
魔力とか全く判らないんで、それが魔剣かどうか判らないが」

一旦前置きして、本人がそういうなら、そうなのだろうと頷いて。
旅人と言う言葉に、結構知識が抜けている気もするが、と困り顔をして。

少女が考えている間は、声を掛けず。
考えを纏めているのを待ち受けて、問いかけの答えに。

「…判った、とりあえず一回俺の取ってる宿に行くか。
で、休んだ後で宿に関してとか、ここら辺で動くために要りそうなこと教えるから」

大きく息をつく、自分の取っている宿はアパートタイプの宿で、寝室以外に物置にしてる部屋もあり。
自分はそっちで寝る事を考えて。
任せると言われて、頬の傷を掻き、少し考えてから、暫く面倒を、見ると告げる。
その間に、教えれることは教えるからと、苦笑しながら告げて。

「それじゃ行くが、問題ないか?」

立ち上がって、手を差し出して、一応確認の言葉を告げて。

ソティ > 自分の言った言葉に何を思っているのか。
そんな考えも感じさせない程に表情は変わらない。
ただ不思議そうに見詰めている、そう見えるだろうか。

「魔剣…は、違うと思う。
私、だから…だから、他のは、無理」

魔剣が何を指すのかは分からないが、そう呼ばれた事はなかったから違うと答える、ただそれだけ。
そして抱き締める鞘に収まった剣に視線を落としながら、そう付け足すのだ。

「……分かった」

その知識はあって損はない、そう考えたか男性へとそう答えて頷き。
立ち上がり自分へと差し伸べられる男性の手に、片手で剣を抱き直してから自分の手を添えるのだ。
それが男性への問いの答えとして。

クレイグ > 少女の魔剣では無いと言う言葉に、また首を捻りながら。

「そうなのか、どちらにしても剣自体の良しあしはまだしも。
その他の何かがあっても俺は感じ取れないからな」

みた感じで、剣の拵えは古く感じるが、質は悪くなさそうで。
少女の言葉に、本人が言う事を否定しない程度には、不思議な武器なども知っていて。
だからこの剣もその中の一振りなのだろうと、整理をつけて。

少女の手を、ごつく何度も武器を振り硬くなった手で掴み。
歩幅の違いを考慮し、ゆっくりと歩きながら。

「それじゃ行くか…色々覚えて貰う事になりそうだけど」

そうして、少女を連れて自分の定宿へ、考えていた通りに少女にしてみれば大きすぎるベッド毎、寝室を貸して。
自分は冒険時に付く道具から、毛布とマントに包まって隣の部屋で寝て。

そして、翌日から数日、少女に簡単な薬草採取や、依頼の報告方法。
王都内で普通に歩いていても危険のすくない場所などの知識を教えていく……―――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からソティさんが去りました。
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