2023/01/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──くぁーああぁぁ……」
まだ日の高い時間帯。
大欠伸を漏らしながらふらりと冒険者ギルドのロビーに足を踏み入れる、金髪の男が一人。
周囲を軽く見渡してみるが、ピークの時間は既に過ぎたか人影はまばら。
現れた男に幾つか視線が向くも、特にこちらに用向きがある者もいないのか、
程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景にフンス、と小さく鼻を鳴らしながら、とりあえず依頼やパーティ募集等の
貼り出されている掲示板の方へと足を向けた。
「さぁーて……なんかおもろそうな依頼とかはありますかいのぅ……
時間的に、時既にめぼしいところは持ってかれてそうだが……」
顎に手を当てて独りごちながら、掲示板の前に突っ立って掲示物を暇そうな顔をして眺めてゆく。
■エレイ > しかしコレといったものも見つからず、頭を掻きながら掲示板から離れると
小腹を満たすべく併設の酒場の方へと足を向け──
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にリサさんが現れました。
■リサ > 昼間に受けた依頼を終えてギルドに戻れば早速受付へ。
受け取った報酬を相方だった新人冒険者に渡せば、またよろしくと言って別れ。
「簡単な依頼だったけど成功してよかったです。
もう一つぐらい受けれそうですよね」
夕刻にはなってきているが今日が期限の依頼でなければ大丈夫だろうと考えて再び依頼を探しに。
そして新人向けの簡単な依頼が張り出された一角に向かい目を凝らし。
「3日後まで必要量の薬草を揃える…大通りの夜警……村への配達ですか。
どれも悪くないですよね……はい?」
どれも地理を覚えるにはとても良い依頼だと思い考えていればかけられる声。
振り返るとそこには中堅ぐらいの冒険者、良かったらと依頼に誘ってくれるのだがこの辺りに慣れていないのと、難し依頼はまだ早い、何より視線や雰囲気や雰囲気に良からぬものを感じてお断り。
その場を少し離れて再び掲示板に目を向けて単独で浮けるか、もしくは先ほどのように新人でも捕まらないかなと考えていて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にクレイさんが現れました。
■クレイ >
少し周りの冒険者とは毛色の違う姿をした男が入ってくる。何が違うかと言えば雰囲気だ。
堂々としながらも周りにしっかりと警戒を飛ばす雰囲気。そして目つきや髪型等から見ても冒険者のそれより幾分か荒く見えるかもしれない。
それはまっすぐに受付に向かう。
「朝に受けた仕事終わったぞ。とりあえず治療師の所に叩き込んどいた。ほれさっさと出すもの出せ」
ホラホラと要求する様はやはり冒険者のそれより柄は悪く感じる。そしてゴルドの入った袋を差し出され、それを開く。
しばらく中を見て。
「……確かに。報酬も貰った。じゃあ……あぁ?」
去ろうとしたのをマスターが引き留める。なんでも仕事をもうひとつ頼みたいとか。
仕事内容を聞いて、男は顔をしかめた。
「あのな、この仕事は無理だ。危険地帯を1人で歩ける訳ねぇだろ魔物の餌だ。最低でも誰か見張りを付けるのが条件だ」
そうじゃなかったら受けないからなと言うが、マスターはリサの方を指さす。
一応仕事ぶりなどを聞いて。
「……普通の新人の御守りだったら報酬倍貰うからな」
と店のマスターに釘を刺してから。リサの方に歩いてくる。
「マスターに聞いたが、仕事探してるんだって? マスターの推薦だ。少し話きかねぇか?」
■リサ > 自分の受けれそうな依頼は夜警か時間をかけて薬草を集めるのがよさそう。
そのどちらかなら最悪は一人でも如何にかなりそうと考えて。
そう考えていれば受付の方が少し騒がしくなる。
何かあったのかとそちらを見れば、先ほど声をかけてきた中堅冒険者とはまた違う空気を纏う人。
人のざわめきの中で聞こえたのは治療院という言葉、誰かを運んだのだろうかと。
何時かはそんな依頼を受ける事もあるのかなと思い依頼に視線を戻して、どっちにしようかと悩むのを再開して。
していたのだが声をかけられては振り返り。
「はい?えぇと…探してますよ。
マスターのですか?どういった話でしょうか?」
自分のような新人にマスターの推薦と聞いてもピンとこず。
どういう話だろうと聞こうと思って頷いて。
■クレイ >
「簡単に言えば見張りだ。とある地点まで薬の材料を取りに行く。でもそこは危険地帯でな、流石に1人じゃ無理がある。野営の問題もあるからな、徹夜でぶっ通し出来る距離でもない。馬で2日はかかる」
とだけ伝えてから、少しだけ考える素振りを見せて。
「その前に俺の紹介がいるな。俺はクレイ。まぁ傭兵だ。今回は冒険者でさばけなかった依頼を解決してくれって事でマスターから依頼を受けた形になる」
冒険者の宿も依頼を達成できなかったとなると信頼が落ちる。だから依頼はこなしたことにしたい。だけど依頼を達成できる冒険者がいない。だから傭兵にまで話が回ったというわけだ。
マスターの方に軽く目線を送る。
「で、お前に話を聞きに来たのはマスターの推薦……大方、新人だから安値で雇えるとかだろうけど。報酬はマスターと相談だからよ」
本来の依頼料はそのまま自分の報酬になる。だから冒険者の宿から直接リサに支払われる形になる。
とはいえ、新人だから足元を見られる可能性もあるが。
「ま、でも簡単な仕事だ。夜に俺と交代で番をすればいい。敵が来たら起こせ。お前の護衛も込みで仕事らしいからな」
本来は新人が行っていいレベルの地帯じゃない。
実際依頼書を見せれば場合によっては上級の魔物が出る地帯であった。
■リサ > 聞き逃さない様にと話を聞いていけば危険地帯へでの採取の見張り。
自分よりもはるかに強い人が一人で無理があり、馬で2日かかると聞けばそれなりな距離とわかり。
その説明を聞いてから名乗られると軽く頭を下げて。
「クレイさんですね、私はリサっていいます。
傭兵も冒険者の依頼を受けたりするんですね」
冒険者で達成できない依頼とはどれだけ難題なのだろうかは想像も出来ず。
それを達成するために傭兵に依頼という事で2度の驚き、思わずマスターを見てしまう。
「まだここで依頼を受けたのは一度だけなので推薦と言われてもピンとこないですよ。
新人を推薦する依頼じゃないって事は私でもわかりますけど」
ギルド所属の冒険者で達成できない依頼を腕利きの傭兵に頼むのは理解できる。
ただ腕利きに頼んだうえで新人を推薦するのが判らず、普通ならばギルドで腕の立つものを勧めるはずではと。
「全然簡単じゃない様に思いますよ。上級の魔物が出るかもってありますし。
私が見張りに立っても起こす前に死んじゃいますよ」
依頼書を見せて貰えば上級者が受けるような依頼。
しかも行く場所も新人なら自殺でしかない場所。
この依頼は流石に無理ですと顔を青くして首を横に振ってしまって。
■クレイ >
「売り込みかけたんだよ、処理できない仕事あるなら代わりに処理してやるぜってな」
傭兵とは名ばかりの半分何でも屋。こういう売り込みの手段もありだ。
ピンとこないと言えば肩をすくめる。
「まぁさっきも言った通りマスターが安値で雇えるからだろ。新人ならやっぱり安いし。更に言えばある程度勉強して来いって所じゃねぇの? 俺が教師だって知ってから新人ばっかりつけてきやがる」
教育料取るぞとマスターにジトっとした目を向ける。
ただ逆に言えばこの言葉を読み解けばこの程度の依頼ならば新人付けても達成して見せた。しかも複数回。という意味にもなるが。
「別に寝ないで回り見て置けばいいだけだから問題ねぇよ、最悪寝てる間だけ俺とお前の手を縄かなにかで縛っとけばいいしな。声が出せなくても食われかけたら目が覚めるぞ」
手が持ってかれるしと冗談めかした言い分をして。
「ま、不安なら他の奴に声かけるが。実際安値だっていっても……この辺の仕事よりは高額の報酬貰えるはずだ。お前にとっても悪い仕事じゃないと思うが」
■リサ > 傭兵で冒険者の依頼に売り込みをかけるのが凄いと思い。
同時に所属冒険者で捌けない依頼を置くギルドに難とも言えない顔となり。
「なんというか……達成できない理由がそこにある気がするのは気のせいでしょうか?
流石に行き先が凄すぎて何かを勉強する余裕はないと思うのですけど」
勉強なら普通は簡単なところからではと別な視線でマスターを見てしまい。
この人は同じような状況で依頼を達成しているからこその提案なのだとは分かったが。
「それはそれで大変じゃないですか…?それですと今度は対処できそうでも対処できませんよ」
それはもう食べられてませんか?と縄が引っ張られた時点で遅い気がして。
「報酬はよく貰わないと割に合わないですよ。申し訳ないですがちょっと…」
流石に不安が大きいですと申し訳なさそうにして。
■クレイ >
「ん、そんなに凄い行先でもないぞ。上級っつってもドラゴンとかが闊歩してるわけじゃないし」
そんなのだったら流石に拒否するわと笑う。
いくら金にがめつくても無理な依頼までは受けない。
しかし冗談に大真面目に返されれば肩をすくめる。
「冗談に決まってんだろ……まぁ、よっぽどの相手じゃない限り接近すれば目は覚めるぞ」
真面目な奴だなぁと苦笑いをする。
しかしその後の言葉に関しては。
「報酬に関してはマスターと相談になるから、俺はしらねぇぞ? 報酬の金額含めてな。ちなみにいくら位は欲しいんだ?」
と聞いてから少しだけ近寄ってコソコソと。
「店からすりゃこれ不良債権だからよ、俺が少し揺すればある程度は報酬の融通効くぜ? 俺としてもこの依頼の報酬は悪くないし。お前が報酬を釣り上げたって俺の懐は痛くねぇ。もし報酬だけが問題なら協力してやる」
どっちでも構わないぜと改めて聞いてみた。
「それ以外の不安点は……まぁ何とも言いにくいな。参考までに俺の予想ではお前込みでも9割以上は生存できると思うぞ。人間相手じゃあるまいし、回避する手段なんていくらでもあるしよ」
■リサ > 「ド、ドラゴンなんて小さいのでも、もうこりごりです」
そんなのが居るなら猶の事遠慮しましと更に首を激しく横に振り。
上級な魔物がいる可能性にそこまでいかなくても危険なものはいるのだからと。
「冗談になってませんよ。驚かせるような事を言わないでください…」
本気に聞こえましたと苦笑をする男に真っ直ぐに告げ。
声も出せない状況で縄が動くときは齧られた後になるのだと。
「新人に持ってくる時点で出す気はないと思いますよ。
え、いくらかですか?」
それを聞かれると困った顔になり、そして先ほど見ていた少しだけ面倒な薬草採取の依頼の報酬額、新人向けに毛が生えた程度の金額をさして。
「私はこれからもお世話になるつもりですからそんな事できませんよ。
クレイさんが痛まなくても私が来づらくなりますから」
そんな交渉をすれば自分が依頼を受けにくくなると慌ててしまい。
「……ぅぅ……ちゃんと帰ってこれるのでしたら…お付き合いします」
9割以上、それなら大丈夫かなと考え。
凄く戸惑っては頷いてしまって。
■クレイ >
「なんだ? こりごりって、ドラゴンと出会って生きて帰ってんの? じゃあ余裕じゃんか。剣もそれ魔剣だろ。正直新人詐欺だと思ってるぞ俺」
そういう意味でも大丈夫だと思ってんだよと笑う。
装備だけ見れば十分良い装備を着込んでるように思える。
「ほぉ……随分と謙虚だな。まぁあれだ、別にお前が居づらくならねぇように報酬釣り上げてやるよ。あれだ、話を聞いたらガッツリ新人だったから教育料を貰うって言えば1000か2000程度余分に俺に入るから。それをこっそり横流ししてやる」
危険に見合わない報酬は誰だって嫌だろうしと。自分がそうだからその気持ちは凄くわかる。
それでも安い報酬を指す姿勢を見てこっちが一肌脱ぐわけだ。
「了解、そういえば装備とか見た感じガッツリ剣士って感じだが。他に何が出来るんだ? 一応俺はアタッカー寄りの剣士。他には強化魔法等だ」
一緒に行くなら情報交換も大事だろと。
■リサ > 「昔に瀕死のにあったことがあるんです、運がよかったんですよ。
これ、そうなんですけど……普通の剣より少し斬れるだけですから。
昨日登録した新人です、マスターに確認してくれれば判ります」
凄く怖かったんですと、その時を思いだしては身震いをしてしまい。
魔剣ではあるがどういう能力なのかは知らず、少し切れ味が良いとしか思っていなくて」
「お金は大金を持つよりコツコツと稼ぐ方が無駄使いをしないですから。
そんなことできるんですか?新人で安くしようとしてマスターが大赤字になりそうですね」
多く稼げれば良いだろうが、実力以上に稼いでは無駄使いをしてしまいそうと困った顔になり。
一肌脱ぐという言葉に、マスターは赤字ですねと笑ってしまって。
「私はこの剣だけですよ。お金を稼いで余裕が出来れば魔法も覚えてみようとは思っていますが…。
あ、少しだけ怪我が治りやすいです」
剣を振るう事しか出来ない事、そして怪我の治癒が少しだけ早いことを告げ。
これ以上は何もと真面目に答えて。
■クレイ > 「……いや、瀕死だろうとドラゴンだろ? たぶん普通にこの依頼で出てくる奴らより強いと思うぞ? 後期間は関係ねぇよ。10年以上最前線で本のキャラにまでなった英雄が新人冒険者名乗ってた時期あるし」
俺の知り合いだけどなと。つまり新人だろうと強い奴は強いし、逆に大ベテランだろうと弱い奴は弱い。そういう話をしたのだった。
マスターが大赤字になると言えば。ニヤリと笑って。
「たまには痛い目見ないとな。銀鷲を軽く使った罪は重いぜ」
と、その笑みは肉食獣を思わせるような笑みだった。
怪我が治りやすい。そう聞けば。
「じゃあ、あれだな。猶更見張りには向いてるな。最悪即死しなければ報告してもらえるわけだし」
長所をそのまま利便性に言い換える。だからさっきの縄の時みたいに冗談っぽい口調ではなくいたって真面目な口調でそう言葉にだした。
ま。それはおいおい考えるかと言って座る。
「そういえば出発はいつにするよ。期間的には遅くても明日の夜には出ないとって感じだが」
ある程度は合わせるぜと。行こうと思えば今からでも出発できる装備は揃えてあるが、彼女に合わせた方が確実だろうと。
■リサ > 「でもすごく小さかったですから、話に聞いてたブレスとかも吐きませんでしたよ。
そんな人、いるんですか?」
英雄が新人冒険者と聞いても、直ぐにばれそうと思い。
そんな知り合いがいると聞くと傭兵って顔が広いのだと驚き。
「達成できない依頼を他に頼んでいる時点で信用問題がって……思いませんか?」
ニヤリと笑い、銀鷹と聞けば何の事だろうと首を傾げて。
「ちょっとだけですよ?それに痛いのは痛いんですからね」
先ほどの冗談のような口調ではなく真面目な口調で言われると驚き。
大怪我は無理だし痛みもあるのを告げておき。
「私は宿に先払いで宿代を払っておけば荷物も預かってもらえるので、それさえ出来れば出発できますよ」
荷物もほとんどなく、それさえ済ませて最低限の遠征準備をすれば大丈夫と告げて。
■クレイ > 「ああ、元傭兵だったんだが、もう戦争は嫌だって言って傭兵やめて、冒険者になった奴が知り合いにいる」
あれこそ詐欺だぜと笑う。
信用の話になれば少し考える。
「まぁ、でも冒険者の場合はしょうがないんじゃねぇの? 上級冒険者が毎回捕まえられるかって問題もあるし。タイミングが悪くて上級冒険者が捕まえられないってパターンだぜこれも」
一応は解決できるようには努力はしていると彼女の信用を取り戻すように一応フォローはする。
まぁだからって裏で根回しして傭兵に回してる事実は変わらないが。
首を傾げた銀鷲に関しては俺の異名と補足をするだろう。
ちょっとだと念を押されれば少し笑って。
「わかってるって、怪我前提にするわけじゃねぇよ。最悪の想定をした場合だ。普通の奴と比べて死ににくい。それは大きな強みではあるだろ」
それにその方が安心もできると頷いて。
日程に関して聞けば了解と返す。
「じゃあ一応宿教えとくから準備できたらそこ来てくれ。ああ、下で待ってろよ」
何してるかわからないのに上に上がってきて。なんて一昔前の小説のような出来事である。
「とりあえず打ち合わせるのはこの位か。他にすり合わせておきたい事とかねぇか?」
■リサ > 元傭兵がと聞けばそんな人がと驚き、色々とあるんだと思い。
「そういうものなんですか?私はまだこのギルドの上級者に会ったことがないですから。
タイミングだったんでしょうか」
その説明にそうだったのかと一応は納得をしたような顔になり。
それでも傭兵に頼むのだから余程に人が居ないとも思い。
異名と聞けば、そんなに凄い人なのかと感心して。
「本当ですよね?生餌にしないですよね?大きな強みになりますか?」
怖いのが長引くんですよと嫌そな顔になり、なぜ安心できるのかがわからず。
「その宿ですね、分かりました」
勿論上がるつもりはなく、受付で伝えて待っていますと。
そして他にと言われても初めての遠征もあって浮かばずに、無いというように首を振って。
■クレイ >
「しねぇよ、というか生餌ってあれ意外と難しいんだぞ。人間相手ならともかく、魔物とか動物って基本動く奴を狙うから」
生餌にしたくても逃げる側が追いかけられる何てことはよくある訳で。
「だからそれは単純に生存率を上げる強みだ。誇れ
とサムズアップ。
打ち合わせる事がないと聞けば椅子から立ち上がる。
「了解、じゃあそれぞれで準備って感じだな……って新人ならむしろそれが怖いな。準備一緒にやるか? 冬の遠征は結構ハードだぞ。飯は拾いにくいし、防寒着は必須だし」
むしろそっち大丈夫かと。
戦闘や報告なんかはなんだかんだ始まってしまえばなんとかなったりする。けれど準備の段階。始まる前はそうはいかないわけで。
■リサ > 魔物は逃げる側を追いかける、それは良い事を聞いたという顔になり。
しかし怖いだけが生きて帰れる確率が上がると聞けば悪くは思えずで。
「そうなりますね。
大丈夫です、保存食と治療薬、毛布と着替えは用意できますから。
厚めの外套で大丈夫ですよね?」
一応村から出て来た物で行こうと考えていると告げ。
それなりな防寒と野営準備、保存食があれば大丈夫と考えていて。
「それに準備を手伝って貰うほど子供じゃないですよ」
そんなのを手伝って貰っていれば冒険者として活動できません、そう言い切って。
■クレイ >
「まぁそうだな。可能ならコートの方がいいぞ。剣士だとマントみたいなのじゃ邪魔になる。1番良いのは薄手で尚且つ暖かい奴だな。分厚いと動きが鈍るし」
だからベストで言えば魔法のコートとかだが。それは難しいだろう。だから動きやすさ優先でなと告げて。
子供じゃないといえば。少しだけ意地悪い笑みを浮かべて。
「でも新人。なんだろ」
さっき話してたしなと笑ってから。
「なんて、冗談だよ。ここまで来れた時点でほとんど大丈夫だろうし、ドラゴンキラーだしな。信じるさ、それじゃ後で宿にこいよ、まってっから」
と言えば歩き出す。引き留められないのならそのまま外に向かう事だろう。
■リサ > 「コートですか?そう言うのは持ってないので、合流前に買えそうなのを見てみる事にします」
暖かを優先の分厚い外套は戦うことを完全に考えていないもの。
そういう方がいいと言われれば予算内で買えそうなのを買っていくと告げて。
「それでも準備ぐらいはできますから」
それとこれは違いますと思わず声をあげて。
「ここまでなら乗合馬車で来れますから。
あれは偶然で2度と会いたくないですよ。
あ、はい、また後でお会いしましょう」
外へと向かっていく背中へとそう告げて。
その姿が見えなくなれば急ぎ足でギルドを後にして準備に向かう事となって。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からクレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からリサさんが去りました。