2022/10/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクレイさんが現れました。
■クレイ > 夜の屋外の飲み屋。机の上にはエールとつまみ。
そこに座るのは明らかに武人といった様子の男。
だがしかしあちこちに包帯を巻きつけており、服の隙間からも包帯が見えている。
「……時間が余るとこんなに暇だとは」
怪我の様子からして仕事はできない。学校には顔を出したが、紙での講義くらいしかできない。
つまり凄く暇なのである。
だからといって、娼館などへ行こうにも、今の状態では誰かに狙われた時点で色々と不味いわけで、娼館があるような裏町などへ顔を出せば色々と不味い。
狙われてもいいように今もこうして似合わない屋外テラスなどで酒を飲む。ここならまだ逃げやすい。
「……えぇ……」
周囲を見る。ナンパというのも変だが、絡めそうな相手を探す。いくら何でも暇すぎた様子。そりゃほぼ1日座っているような生活をすればさもありなん。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアキラさんが現れました。
■アキラ > (風を切る音が空に響く、次の瞬間。大した衝撃音もないままに、男の前に着地する姿。)
「クレイ、大丈夫!?」
(上司の匂いを道端で見つけた。それに血の匂いが混ざっていれば、珍しく慌てた様子で、建物の壁を蹴り、最短距離をショートカットし、挙げ句の果てには一番近い建物の屋根から飛び降り、見ていれば下着が見えるのも構わず落下してくるけど、明らかに男性者の下着なので色気もへったくれもないまま落下してきたのだ)
■クレイ >
どうしても今は周囲への警戒をしていたタイミング。いきなり音がして降り立つ姿があれば反射で剣に手をかけてしまい、そのまま立ち上がろうとしていたが……姿を見れば。
ふぅと息を吐き出す。
「……アキラか。まったく、びっくりさせんな」
一瞬襲撃かと警戒してしまったが。むしろ仲間だった、逆に安心した。
手を放して椅子に座る。だがすぐに動いたためにいてててとか言うだろうが。
「問題ねぇ問題ねぇ、2,3回死にかけただけだ。戦場じゃよくある事だからよ」
なんて軽くケラケラ笑う。
死にかけるも異常だしそれが2,3回となればあり得ない事なのだろうが、逆に言えばそれだけ生存を最優先に考えた結果ともいえるのかもしれない。
「てか、すっげぇ移動方法してるな。間違えて誰かの頭踏んづけるなよ。怒られっから」
壁を走るなとか高いところから飛び降りてくるなとか言わずそんな事を、何事かと店員が駆け寄ってくるが、気にするなと言って適当な肉料理と飲み物を注文する。
■アキラ > 「いちおう、普段は目立たないように道歩いてる……」
(たまに面倒くさがって屋根から屋根へ飛び移っているのは内緒)
「生きてるなら良いけど……ホントは死にかける前に逃げなきゃ駄目なんだぞ?」
(そう言ってとなりにピタリと張り付くように腰掛ければ、怪我の具合を確かめるようにスンスンと匂いを嗅ぎ)
「クレイに死なれるのは本気で困る……できたらお酒も飲まないでほしいんだけど……今日は側につくからな?」
(嫌だと言っても他に女を探していてもだ、今日は単独行動は許さないとばかりに)
■クレイ >
「ならよし」
普段は道を歩いているといえばうなずく。
あまりに突拍子もない動きをして衛兵に目を付けられればそれはそれで不味いのは種族を知っている自分にはわかる。
隣に座れば特に邪見にすることも無く、剣を外す。
「わかってるっての、でも今回はしょうがないんだぜ。奇襲を受けてな、その上依頼を放棄もできない。傭兵の辛い所よ」
と言いながら酒に手を伸ばして食事を勧める。
酒は残った分を一気に飲んでしまえば普通の飲み物に切り替える事だろう。
傍につくという言葉には少し笑って。
「むしろ今日も来たら正式に頼むつもりだったから丁度いい。正直死ぬほど暇だったしな」
元々暇つぶしの相手を探していたレベルなのだ。来てくれるのなら願ったり叶ったりだ。
そうこうしてる内にさっき注文した肉料理や飲み物が運ばれてくるだろう。
「てか、お前、街で暇つぶしってどうしてるんだ? やる事がねぇって本気で辛いレベルなんだが。下手な拷問の方がまだマシだぞこれ」
忙しいのに慣れすぎたのか、何もないというのが耐えられないと言わんばかりに質問した。
■アキラ > 「奇襲対策ならぼくを連れてけ……君たちに比べたら知覚できる範囲が全然違う」
(戦闘力はさほどでもないが索敵と探索の能力は人間では到達できないレベルまで身体能力のみで到達している種族だ。)
「頼む?……ん~、でも怪我してるし……んじゃ……膝枕とかどうだ?……寝るときは抱っこしてあげるし」
(ちょっと離れて、太ももをポンポンと、「頼む」の頼まれる事柄をなにか勘違いしたようだ。ちょっと照れながら、両手を広げて)
「ここは人目があるから膝枕までだぞ?」
(他の色々で照れないくせに変な所で照れる。一応本気で心配しているのか、視線こそ向けても料理に食いつかない)
■クレイ >
「正直、お前がいれば今回は防げたんじゃねぇかって思う。斥候役の奴ヘマしやがって」
騎士の誰かなのか傭兵なのかはわからなかったが、奇襲を受けたということはそういう事なのだろう。
もしアキラがいれば内緒で向かわせて裏から情報を得るとかで助かってた事態ではあっただろう。
彼女が言い出したことに一瞬、思考が固まったが。その後ブハッと噴き出す。
「いかに俺が今でそういう交流多かったかだなこりゃ。別に話し相手とか、そういうのでかまわねぇよ。そういう意味じゃ色々まかせっきりになりそうだし」
となんとか思考が追いついた。流石に外で甘えるように膝枕とかは少し恥ずかしかったようだ。
だけど、キャスケットの上からポンと頭を撫でるように手を置いて。
「でも、ありがとな。寝る時はお願いするわ。お前暖かいから一緒に寝ると気分良いんだよ」
とだけ言えば飲み物に手を付ける。
それから少し考えて。
「そういえば、お前行ってみたい場所とかねぇか?」
ふと、唐突な話を切り出した。
■アキラ > 「ぼくは仕事以外だと図書館で本を読んでるか、美味しい物を探してるか、君を探してるかだ……暇だったらぼくのことでも撫でてればいいんじゃないか?大きい声で呼んだら割と聞こえるぞ?」
(暇つぶしに関しては、暇なのは素晴らしいくらいに思っている少女は答えに時間がかかった。頭を撫でられるとムスッとした目で見上げて。近づいてくっついて、クレイが頭を撫でた手を誘導して自分の太ももに乗せた。)
「行ってみたい、場所?……行きたかったら勝手に行くけど……そうだな……本が沢山ある場所か、学者?みたいなのがいるところ。学校とか?」
(この国に来て、一番刺激されているのが知的好奇心である少女は、色気のある場所より学びのある場所が好みのようだ)
「