2022/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソティさんが現れました。
ソティ > 知り合った人の案内もあってか遂に王都へと辿り着く事となった。
訪れたのは平民地区、先ず目指すのは寝泊りの出来る所だろう。

「………」

ただ、今居るのは平民地区にあるどこかの広場。
ベンチの1つに腰を下ろし、鞘に収まった剣を膝の上に乗せながら広場を行き交う人々を眺めていた。
宿を探そうという目標はあるのだが、どう見てもそれをしようとする様子は見られない。
それよりも先に、この人の多い場所で、多くの人々を眺める事に対する興味の方が少し勝っていたのだ。

もっとも、表情からも雰囲気からも興味津々である事は感じられず。
何か考えている風でもなく広場を眺めているだけの少女として周りには映っているのだろうが。

ソティ > ちなみに少女に睡眠も休息も不要。
本来ならば宿を取る必要はない。
しかし人らしい生活感を見せる意味では宿に泊まる事は必要なのだと考えていた。
誰かに扱われるべき剣、それに宿る精霊とはいっても普段は人と変わらない姿を見せている。
そうした方が良いと、昔誰かに言われた記憶が少女にそうした行動を取らせているのだが、もうそれが誰だったのはは覚えていない。

そんな遠い記憶を合間に思い出しながら、少女は広場を眺め続けているのだ。

ソティ > そして、そうした時間も唐突に終わりを迎えた。
膝に置いていた剣を胸元へと抱えて立ち上がる。

正確に宿がどこにあるのかは分からないが、歩いていればその内に見付かるだろう。
少々楽観的な考えではあるものの、聞いて回るとかいった行動が得意な訳ではないのだから仕方が無い。
こうして、少女は広場を後にして宿探しを再開するのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソティさんが去りました。