2022/09/14 のログ
■ジュリーノ > 「依頼を受けた後に昼食を取ろうと思ったのに台無しだ。
これから入る店は選ばないと。」
全くもって邪険にし続ける相手に大きく溜息を零して背を翻す。
「対策よりまず接客を学んだほうがいいよ。
きっとアンタが警戒していた客は俺と同じように嫌な目にあって帰ったんだから。」
不躾な扱いに全くやる気の見えない店主に依頼も食事も受ける気も失せた。
バッグを担ぎ直しては去っていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からジュリーノさんが去りました。
■セカンド > 「せやで。うちはガキお断わりなんや。繰り返すが、自分は客やない。
勝手に迷い込んだ犬っころと同じや。表に書いてあったやろ?
それ見て入ってきたんならこの対応は想定しとる筈や。見てなかったら自業自得やで」
背中に向けて言葉を投げかける。扉が閉まるまでは見届けるようだ。
最後に伝えるのは、女なりの助言か。
「ほなな。次はちゃんと自分にあった店選びーや」
■セカンド > とても客商売でやる対応ではないが、女は気にした風もない。
ピークタイムから外れるとはいえ少しは人がいてもおかしくない時間帯、無人なのも頷けようというものだ。
冒険者稼業はいつまでも続けられる仕事ではない。ある程度の若さが必要だ。
それなのに若い男を排除すれば、若い女も来なくなる。若い男は成長しても、自分を排除した店には顔なんか出さない。
「とはいえ、あのぼんの言うことも確かやなぁ。こうやってバリケードやっても誰もが触れられはする。
宿六に引き渡すまで閉店にした方がええかもしれん。逸失利益は要交渉やろうけど……
安全のため、っちゅーて実例を示せばまあ納得するやろ」
実例、の言葉と共に扉を見遣る。
■セカンド > 荷物の受取人をどうやって説得するか、女なりに筋道が立ったのか。
何度か頷きながら入口へと向かい、扉に掛けられた札を「CLOSED」に変える。
扉を閉める女の顔は、どこか嬉しそうだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からセカンドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアキラさんが現れました。
■アキラ > 「……ん~と、この店で最後か?……」
(羊皮紙の書類を広げながら酒場から出てくる斜めがけのカバンを持ち、帽子をかぶった少女。ついでに子供好きの店主に酒場でもらった干し肉を口に加えつつ。傭兵の雇用主に頼まれた依頼書集めの仕事。それなりに歩き回ったが体力は問題ない。)
「しかし……町中は何かと疲れる……」
(買ったばかりの靴をトントン、そして服の襟元を鬱陶しそうに引張、帽子を何度も位置を直す。要は尻尾と耳を隠すことと、彼女にとっては厚着すぎる服。あとはずっと素足で問題なかったため靴が鬱陶しいのだ。)
「……とはいえ、美味しいものも多いし……慣れなきゃいけないね……」
(ガジガジもぐもぐごっくんと、もらった干し肉もなかなか美味しい。と言うより先日まで奴隷小屋にいたので何食べても美味しい)
■アキラ > (時間は夕暮れ時、そろそろ暗くなる。自分で宿をとれと言われたが決して余裕があるとは言いにくい給金は節約したい。匂いを探って、宿ぐらしの雇い主でも探して勝手に部屋に忍び込むことにしようと思ってたりする。)
「色んな匂いと音……声……森よりも、ずっと騒がしい……し……」
(夕飯時だからか、そこかしこから美味しそうな匂いがすれば頬も緩む。どこか店で食べていこうか、やっぱり節約して雇い主にたかるか、悩んでいたり)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクレイさんが現れました。
■クレイ > こちらはこちらで学校の帰り。本来ならば今から依頼書の回収をして回る作業が待っていたが、このまま今日は宿に帰る事が出来る。明日には依頼書を持ってきてくれる……はずである。
「てか迷ってねぇよな」
それが心配。一応店の場所とかは教えてはあるが。とか色々と心配してたら見えてきた姿。
「……おう、順調みたいだな」
膨れたカバンを見ればしっかり回収できたようで一安心。とりあえずそれに安堵すると。
次に目が行くのは干し肉。
「あのおっさんだな。ホント子供には甘いんだから」
今度ひと言礼でもいうかみたいな事をボヤきながら。
「で、もう仕事全部終わったのか?」
■アキラ > (まず匂いで気づく。今のところこの国で唯一名前を知ってる人間だ。それから声で革新すれば)
「うん……渡されたリストの通りなら間違いないはずだよ……」
(先日よりは口調がくだけているが、感情の起伏は大きくない、淡々とした様子でカバンを叩き)
「やっぱり子ども扱いされたたか……子供というがな……ぼくはもう14だし、13ともなれば一族だともう嫁入りを考える年齢なんだが……」
(文化の違い、店主の様子に薄々感づいてはいたが、食べ物をくれる者は良いやつか下心のあるやつだ。たぶん店主は前者なのだろう)
■クレイ >
「人間換算じゃ大人とは言えない年齢だしな。人間だと……あー……何歳からだっけか?」
傭兵世界だと子供が剣を握ってるなんてザラにあるせいでいくつからが成人とか覚えていない。ある意味自身の弱点だ。
まぁいいかと自分を納得させて。
「ま、仕事は十分こなしてくれたみたいだしありがとな。初日だし疲れたろ。ホントなら自分で買えって言う所だが……偶然出会ったのも何かの縁ってな。今日の飯代くらいは俺が持ってやる」
師匠についていった時もこんな事してもらってたなぁなんて薄っすらと思い出しながら。
店を考えて。
「肉が好きそうだし肉って思ったが……折角の街だ。あんまり食べた事なさそうな物にしてみるか。運んでる最中にこれ気になったとかねぇか?」
あったらそれ系統の店にしようなんて言いながら。テクテク歩き出す。
■アキラ > 「体力と精力の旺盛な若いうちにたくさん子供作って、年取って精神が落ち着いたら後進や孫の育成に回るのが効率がいいと思うんだけどな。僕らと寿命は似たりよったりだと聞いていたが、人間は肉体や精神の成熟が遅いのだろうか?」
(獣魔族は魔族的には戦闘力以外は人間に近い田舎魔族だと聞いていたが、現実には細かい違いも多いのだなと頷いて)
「やはりそういうものか、昨夜…君の部屋においてあった小説というのか?勉強がてらに読んでみたが。上司は部下に食い物や酒を奢るものなのだな……フクリコーセーとかいうやつだ。
そうだな……家畜の肉を食べてみたい、柔らかくて脂ののりがいいと聞く……」
(寝る前と早起きなので仕事前に読み切ったらしい小説で覚えた言葉を使う。そして結局は肉が食べたいらしい、以前までは狩猟でとった野生の肉がメインだったので年長者から噂で聞いた人間の家畜の肉とやらを食べてみたいと)
■クレイ >
「人間世界のめんどくせぇルールのひとつって覚えておけばいいよその辺は。つっても、それでも13とかは早すぎるけどな」
流石にその辺は違いがあるのだろう。その年齢ではできなくはないだろうが子供を産む時に結構ダメージが大きそうだ。
家畜の肉と言われれば肩をすくめて見せて。
「つまり脂ののった良い肉を食いたいって訳だな。まったく、とんでもねぇ奴隷を買ったぜ」
主人に良い肉食わせろと集る奴隷など王都広しと言えど数少ないだろう。
いくつか店を思い出して。思いつく。
そしてそっちへと歩きだして。
「まぁ、そういうのは多いな。面子とかがあるらしいぜ? 俺は師匠にしてもらったから返してるだけだ。だから今度ちゃんと貯金して別の形で返せよ」
と腕をヒラヒラ。
この貯金して返せよ。までが全部師匠に言われた言葉であった。
そこでそういえばと話を切り出す。
「……そういえば、お前戦闘とかは結構できるのか? できるならそれこそ魔物退治とか店のガードとかなら任せても良いかもしれねぇなって思ってたが」
■アキラ > 「だいたい15くらいできるからな、クレイは子供いないのか?
うちだとクレイの年くらいなら孫が居てもおかしくないんだが。」
(どうもクレイを30代くらいだと勝手に思っているらしい。教師とかそういう肩書で引っ張られているかもだけど)
「なんだ家畜の肉のほうが高いのか?」
(立ったままでワンピースの裾がワサワサ揺れる。どうも中で尻尾を振っているようだ。顔より表情豊かなのが尻尾)
「それなら仕事で返すとしよう……」
(そう言って、クレイの背中に飛び乗ろうと。おんぶされるつもりのようだ。今日はなれない靴をはいたので歩き疲れた)
「君らがやるケット―みたいなのは不得手かな……狩りと、探索と尾行と斥候ならその辺の人間よりできると思うが。あと血抜きと解体が得意だ……まぁイノシシとかは血抜きしないで腸とかの汚物だけ抜いての丸焼きが一番旨いんだが」
(最後のやつはシカとかイノシシの話だった。料理はお察し。食べ方は骨も内蔵もバリバリいくとかそういう解説も付け加え)
■クレイ > 「まだ21だしそういう事する時にはガキできねぇように気を使ってるっての。できると色々と不味いし」
流石に責任とれねぇしななんて言いながら歩く。
肉について聞かれれば少し唸る。
「というか、大部分家畜の肉だぞ。それこそ最初に食った肉の串焼きも。ただまぁ脂が多いのは良い店の肉だって話」
だから良い店に行かないといけないんだってのと半目を向けるが、足を止めたりしない辺り別にそれを嫌っているというわけではないのだろう。
というよりそれくらい奢れる程度には稼いでいる。
背中に飛び乗れば一瞬バランスを崩しかけるが。
「ったく、主人を乗り物にすんな……ま、立派に仕事できるのを待ってるよ。それこそ商隊護衛とかならできそうだしな。斥候ができるのは滅茶苦茶助かるし」
自分も出来なくはないが……そういうのができるのはありがたい。
「でまぁ、解体とか血抜きとか動物の料理はその時に披露してもらう。結構そのまま焼いただけってのも旨いんだよな」
それはそれで味があるんだよとか笑いながら歩いていると。店に到着する。
2階が宿屋になっている店で1階は普通の食事スペースになっているらしい。
その扉を堂々と開いて。
「2人だ。席はあるな」
と店に聞いて。奥の方に案内される。
店内は食事スペースではあるが、男も女も鍛えているような連中が多い。だが違いと言えば装備は安物ではないという点だろうか。
「それなりに腕利きの傭兵や冒険者が使う肉の店だ。味は保障するし、何より肉がデカい。お前の場合こういう店の方が良いと思ってな」
変に洒落た店よりデカい肉の方が良いだろなんて言いながら奥の席にドシッと座った。