2022/08/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 街の大通り」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイブキさんが現れました。
イブキ > 平民地区、富裕地区を挟むような位置にある娼婦宿。
そこに並ぶ娼婦たちは、檻のような外からその姿が見える部屋で見世物小屋のように暮らしている。
それは籬と呼ばれる娼婦を魅せる為のモノであり、その中の一つに彼女はいた。

「ふぅ……」

片手に煙管を持ち、ひどく無感情にその口から息を吐く。
煙管の先をこんこんと揺らして先っぽから灰が落ちて。
黄色い着物に身を包んで、ひどく幼い体を持つ少女の上半身ははだけて、そのなで肩と白い柔肌が覗く。
幼い体に見合わぬ、白いさらしに巻かれた胸は大きく、もう片方の手で身を支えて座っており、酷く色を見せつけていた。
次に目を引くのはその額にある白い骨のような一本角で、彼女が人間ではないと否が応でも認識させる。

「すぅ……」

煙管をまた口に含んで、外に目を向ければ、見た目からは想像出来ないほど濁った桃色の瞳。
そして提灯に照らされた美しく輝く銀髪。その退廃的な光景がまた惹きつけるかもしれない。
籬と、魅せられる者の間には溝と川が流れており、手を伸ばしても届くことはない。
その彼女の籬には、他の娼婦と比べて桁が2つ、あるいは3つも違う超高額なモノが指定されていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > とんとん

裏のフスマが叩かれる。続いて、女中のこまったような声がする
イブキへの氏名らしいが……相手はずいぶんと小さい子供のようなのだ。
金払いは良い。というよりも1000万ゴルドどころかその倍以上はありそうな宝石の袋をつきだして、代金分もっていって。といわれたらしい。
色々とおかしいが宝石は紛うこと無く本物。中には今残った娼婦を全員集めて一晩遊んてもたりないような魔宝石すら入っているらしく。鑑定もこまっているとか。
現金ではないし、幼子ということでどうすべきか、イブキに伺いをたてたようだ。

―――今は部屋にお通しまたせてますがいかがなさいますか? まだ無邪気な風ゆえ、言いくるめて返すこともできましょうが

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルティアさんが現れました。
イブキ > 後ろで叩かれたその音に億劫そうに耳を傾けて。
聞けば小さな子供が自身を指名しているという、指名する分の代金は用意しているとのこと。

「そのような事、相手が童であろうと、出すものを出している以上相手はするものじゃろう?
……はぁ、まったく。金に換えてからやってきてほしいものなのはわかるがのぅ」

そう言いながら煙管から火を消して、ゆっくりとその体格に見合わないほど長い着物を垂らして。
女中が彼女が歩き出した気配を感じて、襖を開き、彼女が部屋を出る前に、その片足に枷と小さめの鉄球を付ける。
その鉄球を女中たちが持ち上げて、少女の移動を阻害させないように補助する。
そんな女中と並べば、彼女の美しさがまた一段と輝くというもので。
同時に、その年齢が女中とそう変わりないようにも強く見せている。

「鑑定に困るならわえが代わりにしようぞ。ついでに相手するかどうかも話しつつ決めるとするかの」

などと言いながら、自身に付けられた鉄球を持ち上げる女中達の頭を撫でて、その客人と夜を共にするための部屋へと。
そして女中たちが待たせている客人をその部屋の前の襖へと案内して、女中たちが襖を開ける。
同時に、その少女が両手を床につけて、深く弾を下げた姿が目に入るだろう。

「待たせてしまって申し訳ないのぅ、ご氏名に上がったイブキでありんす。
此度はわえのような童を買っていただき誠に感謝を。
客人が望むままに、このわえの体を好きに、そしてたっぷりと可愛がっておくんなまし」

と、非常に改まった、そしてひどく美しい慣れた所作と共に、客人が声を掛けたらゆっくりと面(おもて)をあげる。

シャルティア > じっと少年は座ってる。まだかな?まだかな?というように身体をよこにゆらゆらさせて
娼婦や東方風のしきたりはわからないのであぐらだ。へやにも興味をそそるものはいっぱいある
掛け軸、小さな剥製、絵画、漆器、壺。どれも高級なものだし少年もみたことがない
ほんとうは近づいてさわったりしたいのだけけどこういうのはルールがあるらしい。
だから幼い少年はあぐらをかいたままちょこんと座っている

スゥと、音もなくフスマが開いた
とってもとってもきれいな女中がしずしずと開く襖。その中央に頭を垂れるイブキ
声も美しい。鈴をころがすような……いやもっともっと深い、心にひびき転がる声だ

少年は目を細める。
うわぁ、すっごい綺麗だなぁ。花魁さん?はみんなすごいきれいだけど、このおねえさんは、声や、空気もとってもきれいだなぁ……
なんで幸せそうな顔をしてる

「こんばんはっ♪」

明るく朗らかで――声だけなら少女のようだ。
そして――顔をあげるとわかるが、少年は閨に座っていない。 もう一つ奥にある籐の椅子がおかれた場所のじべたにすわっている。もうすでに1000万ゴルドは払ってるし実際は1300万ゴルドらしい
というのも丁度いい大きさのものが無く少年が、じゃあこれでいいよ♪とだしてきたとか

「えー、と。んと。ボクしってるよ、作法があるんでしょ?
こうやって遠くでお話して、イブキおねーちゃんがいいよ、っていったら買えるの!」

自慢気に胸を貼っている。すごい。とんでもない勘違いだ
籬のことをこれっぽっちも理解してないけど籬のルールだけはわかっている

「だからね、おはなししよ♪」

にこー♪と人懐っこい笑顔をイブキに向けて

イブキ > 童と聞いた自身を指名した少年の声を、その耳で受ける。
高い声、少女かと思えば、しかし声だけで判別するのはこの国では難しい。
まぁ、今のところはどちらを重きに向くにしても客人の言葉をもらうまでは顔を上げず。

そうして、お話をしようと声をかけられると、ゆっくりと顔を上げる。

「承知……そなたの名前を聞いてもよろしいかえ?」

そう甘い声で言いながら、ゆっくりと少年の元へと近づいてくる。
しかしある程度の距離まで近づいてからは止まって、正座で両手を前において、身を乗り出したような姿で。
少年とそう変わらない体躯だが、着物の中から僅かに見える肌。
身を乗り出した姿勢から、少女の幼い顔と、さらしに巻かれた大きな乳房の谷間が視界に収まるだろう。

「ふ……わえとまずしたいのが、会話とはのぅ。じぇんとるまん、というお客人で安心したのじゃ」

そう幼い顔が笑えば、八重歯が見えて……しかしその顔は見た目とは想像できない程妖艶で。
その声には酒を飲んでいくような酩酊感を醸し出す色の籠められた声。
ある程度の距離で、しかし決してお互いのどちらかから動かない限り、その距離が縮まることはない。

「そなたのような童がわえと夜伽を共にしたいとはのぅ。わえのどこが気に入ってくれたのかの?」

シャルティア > シャティアっ! シャルっていうんだよっ♪」

閨の中、敷かれた布団までちかづくイブキを嬉しそうにみつめる。
髪の先やおやかに動く細い指、口紅までじーっと、無遠慮なくらいみつめる。助平心から品見をするというより、子供らしくイブキにすごく興味があるような瞳だ。

「凄いね。お洋服も髪の毛も肌もすっごい綺麗!!」

ものすごく大喜びだ。着物の胸元から見えるようにサラシごしでも巨大な乳房がみえると。そこにめがいく。

「おー、すっごいおっぱいおっきい! そのきものでおっぱいおっきいと、すっごい美人さんにみえるね!」

自身とあまり変わらぬ体躯の少女を褒める。いやらしい褒め方ではない。純粋に綺麗だしにあってるし素敵だと思ったことを口にしてるのだ。

でも―――妖艶に八重歯を見せ、笑うイブキにはじめてゾクっとした表情を見せる。
腰のあたりから脳髄まで甘いけど冷たいものがはしったような快感。みられてるだけでドキドキしちゃう。

「ん、つ、んとね・・・ボク、そのお洋服好きなの」

娼婦――その中でも最上位最高級のものしか着れない花魁がきる着物だ
それを少年は指さして

「でねでね、ここならそういう人と、ぎゅー、ってしたり、イチャイチャできるーって聞いたの。
最初にイブキお姉ちゃん見たときねー、ビビビってきたんだー。
その黄色と黒の着物とー……あとその目!」

少年はイブキのめをじいっと見る。まっすぐ。今まで通り人懐っこそうな瞳で

「そのきれいな桃色もだーいすき♪」だからお願いしたの


イブキの花魁としての評判や価格などは本当に知らなかった様子。見て気に入っただけ―――行きずりの安い娼婦ならありえるがさすがに100万をこえるようなばしょではありえない。ましてはイブキはそこからも桁が違う

「でも、そういう人って一緒にねんねするかはイブキおねーちゃんがきめるんでしょ? ・・・・ぼくだとだめ?

とちょっと上目遣いにきいてきて

イブキ > 「ほう、しやる……というのか……」

じっ、とこちらを見つめるその碧の瞳を見つめ返して。
見事に彩られたその顔は、元の美しさを損なわない程度の薄いものだが、それでも十分な色気を見せていた。

「まぁ、綺麗にするのも仕事のひとつ、じゃからのぅ。
これこれ、あまりこの程度で喜んでもらっては困る、もっとたくさん見てもらうのじゃからな?」

クス、と鈴を転がすような笑い声が少年の耳に響いて。

「まぁ、褒められるのは悪い気分ではないがのぅ。そなたも可愛らしい外見じゃろうて。
それとも、男(おのこ)であればとてもよく整った顔立ちじゃの、きっと他の者らにも好かれる顔をしておるよ」

そう褒めながら、だんだんとその少女は少年へとゆっくりと距離を詰めていく。
そうすれば、ゾクゾクとする笑みが近くなって、さらには非常に香り高い彼女のにおいが鼻につく。

「ふく……このわえの着物のことかえ?」

と、そこまで聞いて不思議そうに。確かに、見慣れないかもしれないが。
かといってべつにまったくみない、というほどではないとは思うが。

「(なるほど……求めたのは、色気もそうじゃが、温かさ、辺りかのぅ?)」

その言葉を聞いて、この少年が求めているものを考える。
このまま夜伽を続けるのは確定として、客人が求めているものを探り当てるのもまた彼女の仕事。
それをするのが当然であり、義務であるとされていて、それ故に彼女が高級とされる所以だった。

「ふ……よかろう。わえも人肌を感じたかったからの。ましてや、しやるは見るからに暖かそうじゃ」

そう言うと、さらに近くへと近づいて行って。
その妖艶な毒すらありそうなほど美しい笑みと、着物をさらにはだけさせて、さらしが緩めて。
その大きな胸の柔肌を見せつけるように、しかしその突起はすんでのところで見えず、僅かな桃色の乳輪が覗く。

「……ひとつ、わえの体を温めてくれるかえ?」

と、耳元で、とても度数が高い酒を飲まされたような音と感覚が、少年の脳髄に染み渡る。