2022/08/03 のログ
■ナータ > そのまま少女は気分よく安宿に戻り、ぐっすりと眠ったという。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からナータさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 公園」にロイスさんが現れました。
■ロイス > 最近、夜の公園に不審者が出るとかでないとか。
そんな感じで、臨時警備員として、冒険者ロイスは雇われた。
受けた時は、「ああ、久々にそんなに厄介じゃない依頼だなあ」
と思って少々喜んでいたが、今は違った。
――何と言うか、普通に周囲の視線が痛かった。
「(まあ、そうだよねー。この状況で一番不振なのは、俺だよねー……)」
マントで身体を覆っているとはいえ、上から下までフル武装の成人男性が、夜中の公園で何の用もなくうろついている。
この状況下で、公園に訪れた他の住人が彼を何と思うだろうか。
――そう、不審者である。めっちゃ不審な者である。
「いや、これで結果的に本命の不審者の行動を抑えてるなら、それは結果として良いのかも
……良いのかな……?」
我ながら無理にポジティブになろうとしていると思うが、しかしそれも仕方あるまい。
なんせ、暑いし、周囲の目は痛いし、何ならちょっと眠い。
こんな環境で平常の精神で居ろという方が無理な話である。
「まあ、水は持ってきてるし、陽が出てないから日射病にはならないだろうけど……辛い時間だなあ」
ご案内:「王都マグメール 公園」からロイスさんが去りました。