2022/08/02 のログ
パッツィ > 「気を付けてくださいね?うちは警備員も居ない小さな店ですから…。
ええ、大丈夫ですよ。ついでに見させていただきます」

男性に謝れれば、身や店の危険があるのでちょこっとだけ注意し。
序と言われればその時に見ますよと笑顔で請け負う。
持って来てもらってもよかったのだが、その時に店が開いていなければ無駄足になるのを恐れてで。

「ヴァンさんですね。私は今のこの店の店主でパッツィです。
分りました、訪ねた時は館長かヴァンさんを呼んで頂きます」

紙束を回収した男性にそう言えば忘れないようにメモをして。

ヴァン > 「パッツィさん、ですね。よろしく。
出張の際はぜひうちの書架も見て行ってください。
お爺さんは来館された際、よく王都外の街や国外を紹介した本を読まれてました」

そう話ながら、先代が旅行を言いだした切欠かもしれぬと思い至りつつも表情は変えず。
一礼すると、静かに店外へと。

パッツィ > 「本は好きなので見させていただきます。
それでおじいちゃん、旅に出たんですね」

男性の言葉に祖父が旅をしたがった理由を知り。
店を去っていけば笑顔で見送って。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔導道具店」からヴァンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔導道具店」からパッツィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にナータさんが現れました。
ナータ > 「~~♪、~~♪」

暑い最中の夜。
平民地区、その歓楽街―――酒場や食堂、隅には娼館までもあるが―――
を満足そうに鼻歌なんぞ混じらせながら歩く少女の姿。
今日は一生懸命働いて、何時もよりやや給金が高かった。
とは言え、安食堂の夕餉に一品付け加えられる程度であったが。

そんな些細なことが今の少女にはうれしくて……
上機嫌なのである。

ちょっとだけご飯を豪華にしようか
それとも、何時もは宿で水浴びのところを湯を借りようか、なんて。
自身の中ではちょっとした「贅沢」に想いを馳せての道すがらで。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にナータさんが現れました。