2022/03/27 のログ
ナータ > やがて少女は一つ大きく息を吐き歩き始める。
そして路地の奥へと消えていった―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からナータさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > 男は野暮用の帰り道、仄暗い通りを歩いていた。
貧民地区と平民地区の境目にあるこの辺りは、警備の兵士が手薄になりがちな場所であり、ともすれば貧民地区よりも治安がよろしくない。
無駄な諍いに巻き込まれるのは御免とばかりに足早に歩いたいたが、ふと喧騒のようなものを聞きつけて足を止める。
それは男と女の声が混ざっているようで、路地裏の暗がりから聞こえていた。

「――ま、遠目から何やってンのか見るぐらいなら、因縁はつけられねェだろ」

男は足音を殺して、静かに路地裏に入っていく。

ラッツィオ > 声の正体はただの酔っ払いだった。
男は来た道を引き返し、自分の塒へと戻っていった――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からラッツィオさんが去りました。