2022/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨商店」にセリアスさんが現れました。
セリアス > 平民地区、大通り沿いにあるストリングス商会の店舗。
店内には品揃えがいいと言えば聞こえはマシだが、節操無くというように色々なものがある。
とりわけ、最近知り合いの研究者から仕入れた其れを置いた一角を眺めながら、
客が居ないのを好いことに、カウンターに肘を付いている商会主が一人。

「……売れなくは、無いと、思うんですけどねぇ」

視線の先には夜の営みをフォローする商品類が置いてある棚があり。
『うすうす新感覚!』との触れ込み――セリアスの発案ではない。
店員一人が考えた投げやりな勧め文句である――……の、貼ってある避妊具が置かれている。
まだ流通量の絞られたものらしいが、スライムのような不定形魔物の素材から
作られた、薄く、伸びがよく、そのくせ破れにくい商品らしい。

避妊には、魔術や、薬のほうが主流であろうか。
けれどそういった素養の無いものでも使用できるし、
耐性や無効化といったことを心配せず物理的に防ぐ手段であれば。
其れなりの需要があると見込んではいるのだが。

如何せん研究者の趣味なのか、スタンダードな青色のものはともかく。
内外に塗された痺れ薬的な薬効で感覚を鈍くして『長持ち』させる、緑色のものだとか。
熱を保持しやすくしてあって、寒いところでも大丈夫とかいう、赤色のものだとか。

元の素材になった魔物の特性を生かしたかったのかな?という方向性は良く解らず。
要るのかそれは、と。眉根を顰めていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨商店」にクル・コービンさんが現れました。
クル・コービン > 「先生こんばんはー」

お店に入ってくる学院の生徒その1。先生の眺めているものを見てかくりと首傾げ

「……溜まってるんですか?」

生暖かい目になった少女。ついでにすすすと後退る。
ちなみにクルはされるときは大体レイプなのでゴムとかわからないのだ。

セリアス > ドアの開く音と、其処についているベルの音。
そして、声の聞こえた方に顔を向ければ、学院で臨時講師をした折に知り合った生徒。
ただ、投げつけられる視線と、言葉とには、頬をひくりと、揺らして。

「いらっしゃい、クル・コービン生徒。
 ……うら若い学生がそんな物言いをするものじゃありません。
 何かお求めで?」

溜まっているかどうかには言及せず。
後退られても、此方はカウンターから飛びつくような真似をするつもりなどないのだから。
避妊具から視線を外せば、やたらと主張の強い胸元の少女のほうに身体ごと向き直り、何か買いに来たのかと問う。

クル・コービン > 「いえ、冗談です」

すすす……と下がったのは本気ではないと釈明して日用品売り場の値段をチェックした。

「これと言ってすぐに欲しいものはないのですが…………お小遣いがあまりないので安いお店の開拓を」

言いにくそうに言った。貧乏アピールしたいわけでもないのだが、お金がないものは仕方がない。
見るものを見た後でこれ安いんです?とゴムを眺めながら聞いてみた。

「あ、安い下着売ってたりしませんか?売っているお店の情報とかでもいいのですが」

エロトークついでに本人にとって深刻な質問をしてみたり。元から規格外な胸は淫虫やら淫紋やらで肥大化しまくり。自分で下着を作ってもあまりうまくいかないしおっきいブラを扱う安い仕立て屋さんとか探しているのだ。