2022/02/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 飼葉亭」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 旅人 放浪の騎士 商人など 馬を共にする者らは宿に滞在する際馬をどこに預けるかも考えなくてはならない
その点を良く考えたのが飼葉亭である
宿ならば一定の場所に預ける間、いろんな場所を行き来するものの、ほんの一時の場合ならばその場で済むだろう
または一夜だけという約束で金を弾めば、店の名前の通り飼葉をたっぷりと与え、水を飲ませ
藁を敷いた寝床を提供してくれるはずである
故にこの場所は立地的にほかの店よりも多く場所をとりながらも、商いを続けられるだけの場所としてよく利用されていた。
その日のメイラは、普段の戦場ならば独特な愛馬を用いる
立ち回る際で前に突き出る首が、携える武器とは相性が比較的に悪いせいだ。
しかしその日は愛馬の機嫌か 冷え込む空気と合わなかったか
逞しい肉をつけた寒気に強い黒馬を連れて外にでも出かけた帰りだったかのように
飼葉亭で腰を下ろすに至っている。
「(バリッ)」
メイラは貴族の身分でありながら、貧民地区を除けば平民地区も富裕地区も自由に行き来する
懐の温かさに目をつけて狙うコソ泥や、何か妙なものを売りつけてくる物売りも
一種の鼻が利いているのかメイラに近づくことはあまりないのだ
触らぬ狂いに祟りはないということだろう
故に、テーブル席の一つを使い、肉料理がいくつも並んだ場所で食事をとっている
甘口の黒ワインや松の葉を用いた発泡果実酒など
小樽で傍に置かれながら、肉の塊や骨無しのアバラ肉
叩いてから広げた肉で巻いたとろりと柔らかい焼き物など
飯を食うところだけに、安い肉で油抜きをされていなくても
味はそこそこ 値段はちょっぴり高めの場所で収まっている。
黒鉄のはめられたグローブを傍に脱ぎ、骨を除いたアバラ肉の一本
葉巻二本分に見える肉一本が、層をつくったまま焼いてから煮られたそれは
メイラが素手で掴んで口元に運ぶと、バリッと肉が歯で割れる音を立てて口の中で咀嚼されていく。
何処に入るんだという程度の量が並んでいるそれは、いくつか視線がくるものの
我関せず 普段使いの黒のガントレットを脱いでいる時点で、今日のメイラは食事に集中している印である
「(ごぎゅっ) 美味いバラですこと。」
残りを口に放り込み、ぐしゃもしゃとギザ歯の鋭さと咬合力で咀嚼している姿。
親指をぺろりと舐め、また一切れ摘まめば バリィッ とバラ肉の煮込みを難なく食いちぎった。
戦場のスープや干し肉 現地調達品に比べれば、王都に戻ってきた日ほど
こうして肉をたらふく毎日食べているのだろうかと。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 飼葉亭」にイリーナさんが現れました。
■イリーナ > きぃ、と。
開いた扉の音と外から吹き込まれる寒風が新たな来訪者がきたことを告げようか。
「あー、もう。 随分と冷えて……」
瞳と同じよく目立つ赤いコートの上から両腕で身体を抱きしめながら入る宿。
久しぶり、やら。 景気はどうだ。といった話を受付でし終えて中へ入ってくるだろう。
馬を持たない冒険者がなぜ飼葉亭へと?
一つ、定宿が開いていなかった。
二つ、馬持ちは懐に余裕のある相手が比較的多い。
三つ……。
「ウマ並みの相手も期待して、とか」
なーに言っているんだかと唇と頬を緩ませながら、足取り軽くまずは自室へと向かおうと隣接する食堂を通りぬけようとするだろうか――。
「あ」
と、声がでたのはその食堂で。
随分と堂に入って肉を貪る見知った顔を見たからだろうか。
■メイラ・ダンタリオ > 戦場ではない王都にいるメイラ
故に今はオフか 王城での雑務や訓練など 戦以外ではだらけているというわけではないものの
その時間は十分に余裕があるのだろう
でなければ、食事処に顔を出したりはしない
スペアリブのような 肋骨を抜いた肉の塊を反って切り分けたそれが食べ終わり
今は巻き肉に手を付け、ナイフと二本歯のフォークで厚く切り分けたそれ
かじるではなく一口で口の中に押し込むと、品のない少し頬を膨らませて
ぐぢり もじゃっ と肉を摂取する そこに穀物や野菜は無い
酒で流し込まれる肉と脂身 味付けの諸々なだけある。
そうして口元を一度手持ちのか ハンケチでふき取っていると
目端で感じる視線に、黒い塊の中で赤を見せる瞳がキロリと動いた。
そこでようやく、赤いコートを纏う顔見知りと目が合ったのだ。
ステイレット使い 中堅 ベテランの赤髪
名前よりも先に武器が思い浮かぶ辺りは、メイラのせいか。
酒場に宿を求めるように ここでも空いている部屋での寝泊まりを希望する者はいるのだろう
イリーナが食事だけを目当てに訪れる場所としては、不似合い。
「……意外な再会ですわね。」
一人ぽつりと漏らすと、互いに視線は外れない
用が今なければ、どちらかが視線をはずして食事を続ければそれまでだ
多少の縁とは、触れ合わなければ始まらない。
故に、どちらかが縁をつなげたのだろう。
「ん。」
クイ、と携えるフォークでこちらに来るよう言えば、互いに黒と赤
再びの出会いとなり、腰を下ろしながら黒ワインを追加で運ばせた杯で注ぎ、渡すだろうか。
「思ったよりも早い再会ですわね、イリーナ。
相変わらず生き残っていたようで、なによりですわ。」
時折間に挟む行いよりも、冒険者としての道のりにそう呟くメイラ
口元をハンケチで押し当てながら言えば、ギザ歯の三日月の笑みは
食べている途中でも白いトラバサミを描いて見せる。
「どうせなら付き合いなさいな。
どこか娼館にでも行きましょう?」
食べ終えてからながら、そこは好きに頼ませるだろう
貴族側のメイラからすれば、此処の支払い程度ならどうでもいいようにしている。
そして小声でしゃべることもなく、真っ直ぐにそう述べれば口内の脂を消すように
濃いめに造られた甘さが目立つ黒ワインをグビリと杯で呷り飲むのだった。
■イリーナ > まさかこんなところで会うなんて。
予想外の出会いだからこそ足も止まるし、目も合う形になってしまったのだろう。
お貴族様、わからせ、十発。
寒村での一晩を思い起こされ――。
「違う違う」
そういうのを思い出させられるということは、あの一夜がそれだけ刻まれたということだろうか。
少しばかり背中を伸ばしたのは、その成果なのかもしれないか。
「――ん。」
ナイフで席を示されれば、座る前に小さく会釈なんかもしてみせて。
「ついでに、これも」
メニュー表から摘まめるものをとチーズを頼む当たり遠慮はなく。
「お貴族様でも、こんな場所使うなんてね。 予想外」
驚きだとばかりに大げさに肩を揺らして見せたあと、注がれたワインを口に運ぼうとし――。
「う、――。 ちょっと」
話が速いのはいいことだが唐突である。
危うく口に含んだワインを吹きこぼしそうになるのを手で抑え込み。
「………一杯、飲んでから。 別に、ここでしてもいいけど――お貴族様にはふさわしくないかしら?」
そのお誘いに断らず、まんざらでもなさそうに頬を緩めてしまうのは……。
肉をがっつくその様子が、捕食されるのが自分にも向けられると期待してしまうからか。
「今夜は当たりかしら、ね」
小さく、呟きワインを一口。
相手の食事が終わるのを待たせてもらうとするだろう――。
■メイラ・ダンタリオ > がつがつと貪るようにではない
切り分けたものを 摘まんだものを 一定の速度で咀嚼する
慌てて貪る者は恐れを知る者 後の出来事を恨む者
大きな虎が 獅子が 化生が 目の前の肉を悠々と貪るのはそれ
せいぜい食事する速度が多少早まっているのは、この先に次の 増えた出来事がなんであるかを
メイラが知っているせいに過ぎない。
イリーナは、甘口の黒ワインを分けてもらい、グビリと冷えた体を温めるように口にする
その最中、狙ったわけでもないもののメイラの、密やかにするつもりもない言葉で酒が
喉に液体のまま詰まるかのような仕草のあとで、この場を綺麗に終えてからと口にしながらも
依然と同じようにどこか口は畏まらず 上に見ず 恐れ知らずなそれのまま。
「ふん、相変わらずですわね。
貴女とここで前の夜のように十発したら、さすがに主も迷惑ではなくて?
黒馬を預けている身としては、ね。」
誰かが、じゅっ?!とつぶやいた
惚けるまでもない アレのことだと ナニのことだと
周りが少し囁いて 目の前の黒づくめが赤づくめを10回 と理解するのは案外早かったろう
そしてそのことを 二人が一々肩を縮ませることもない
メイラの言葉は、王以外は皆平等 どう扱うかはメイラが決める
主を気遣う素振りは、肉を糧にし 愛馬を扱う場所として 多少機嫌良く気遣いがそちらへ向いたのだ。
そして巻き肉を片付けると、いまだペースは落ちぬまま
気分を変えるようにしゅわりと泡立つ酒を飲み干すと、頬が多少緩む様子
メイラは ふむ と一瞬察し。
「貴女も好きですわね。」
フッと笑みをこぼす
経験上 売り言葉に買い言葉と言えど、10回されてまた訪れた先で再会し
同じ卓に着くというのはなかなかいない者だからだ。
せめて回数は値切るだろうか?
でも目の前のイリーナは、それをまだ口にしていない。
だからメイラは言ったのだ イリーナはセックスが大好きですわね と。
メイラ自身も、こうして栄養を蓄え消化が早いかのように、右腕をグッと曲げてみる。
ギヂリッ、と力に満ちた腕の感覚が間接曲げを邪魔するかのような膨らみを感じて
体の調子は良さそうだと確認した。
それを目の前のイリーナが、10回するかを体と相談しているように見えたか否かは、本人次第である。
■イリーナ > 「ちょっと……」
さすがに面前の場でそういうことを言われるとは思っておらず面を喰らう。
「……お貴族様と違って、たまーにはここを使う私の外聞ってものをね……お互いのために、ここで十発はなし、と。」
くい、と聞こえてきた声のあたりを親指で示しながら行儀悪く甘いワインを口へと。
温まる、と小さく吐かれた息はどこか艶っぽく。
「――……そちらほどでは?」
ない、と言い淀みながら視線が泳いだ。
期待されているのを見透かされたと思ってか誤魔化すようにワインを口へと運んだ。
ちら、と相手のお皿とグラスとに目が移り、身体が落ち着きなくわずかに揺らす。
机の下で、合わせた太腿を擦らせるのは寒いのが理由だけではないだろう。
■メイラ・ダンタリオ > 堂々と言い、広げるでも狭くするでもない
一本スッと通すような事実に、思わず慌てるイリーナ
それに対し、メイラは10回何かをやった者として見られても構わない態度
慌てる姿や、中堅として偶に使う場所で、自身の見られ方を考えてくれというのには
メイラも肩を小さく上げて応えようか。
「安売りや誰にでも股を開くのとは違うでしょうに。」
回数で慌てる辺り、まだまだかわいげがあると述べると食事が終わり
目の前には肉汁がこびりついている皿が重なった。
ハンケチで口元を拭いながら片づけられ、酒とチーズだけとなった場所
今だ動かないのは多少の会話や消化次いでの食休みか。
メイラがグローブをつけなおし、カチリとガントレットを嵌める。
その黒鉄の五指が広がれば、食事は完全に終えたことを知らせるかのよう。
チーズ片手に、どこか落ち着かなくなった様子にイリーナには、視線を向けたところで気づいたかのように。
「わたくしとしても、相手に恵まれて大変結構ですわ。」
そう言ってから、堂々会話の後なのだ
普段なら終えてから外へ出て、黒馬で酒と食熱の火照りを寒気で燻す様に慰めたなら
きっと王城か自身の邸へ戻っていたはずである。
それが、この場所で10はさすがにないとしても、この宿がいいらしい。
「―――ふぅ。」
最後の一杯を飲み終えると、メイラは一息ついた
胃袋の圧迫感は抜けており、すでに下へと得たものが下がりつつあるのを感じれば
主のほうをチラリとみると 相手は平民地区でも平然と訪れる身といえど
貴族というそれである
幾言か交わせば馬の代金と宿代を上乗せで払いながら
イリーナの終わり次第で二階のスペースへと上がっていくだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 飼葉亭」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
■イリーナ > 「変に期待されて、声かけられるのが多くなるのよ」
営業妨害、とでも言いたげに息を吐きながら応えれば。
「お互いにハッピー、と。」
今夜の相手が席を立つのを見れば、自分は残っているワインの瓶と飲み干したグラス。ついでにお皿に残ったチーズも。
両手を塞ぎながら部屋へと持ち込もうとするだろうか。
「ちょっとー、お待ちなさいよお貴族様」
あくまで、大衆の前では舐めた口をききながら。
階段を上る足取りは軽く、まだ残っている客たちに向けられたお尻は期待感を隠さずに揺れていき――会談の向こうへと消えていくだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 飼葉亭」からイリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 大通り」にキールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 大通り」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 大通り」にキールさんが現れました。
■キール > 裏通りから現れる巨躯の男。
男がしばらく去り、育てた裏の界隈には男を知らぬ輩が増えてきた。
今日はそんな輩たちが集めた金の収穫日。
売られた喧嘩に高い代償をつけて支払わせ、仲間がやられていきり立ち集まってきたのから収穫。
入れ食い状態で男の気分は上場手元の皮袋にはぎっしりと重みを増し満足気。
「さて、この金は酒と女と飯にでも使うか。」
裏通りの資金の循環の一環。
輩が迷い込んだり不法な方法で市民から集めた金を男が奪い、それをまた市民に還元する。
そのついでに酒やら女やら美味い肉を味わえるのは一種の役得。
と、人が集まり寒さが幾分か和らぐ大通りを歩いているが、人の頭よりも高い位置にある男の胸や顔は容赦なく風が辺り冷やされていく。
■キール > とりあえず、重くなった財布手の中で弄びながら大通りを悠々と闊歩していく。
さて、何処の店に行こうかと軽く視線を滑らすと、ふと目についた屋台。
ふらりとよれば櫛で肉を刺し、焼いた後に塩やたれで味をつけた焼き物。
香ばしい香りに引かれて何本か買うと、一本を一口で食べてしまう。
「んっ こりゃなかなか行けるな…。」
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 大通り」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にシアン・ファーガーソン さんが現れました。
■シアン・ファーガーソン > 「これで今回は終わり……またよろしく」
何人かで受けた魔獣討伐の依頼、それを無事に終えギルドに報告し報酬を分け合う。
それが終われば今回の仲間に笑みを向けてまたと告げ。
それぞれがギルドを後にし、酒場に向かったりとするのを見送れば自分は邪魔にならない位置にある長椅子に座り今回の報酬を再確認し。
「これだけあればしばらく持ちそう」
これなら薬草採取もしなくていいかも、そう考えては小さく笑みを浮かべて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > 長椅子に座っていると、受付の方から大柄な戦士風の男が近づいてくる。
「よお、シアンじゃないか…この時間に此処にいるって事は、何か依頼帰りか?」
そういう男も、大きなバックパックに独特な武器を背負い、マントを付けてフル装備の様子。
片手をあげて挨拶する時に見えたのは左腕に包帯を巻き、少し乾いた赤が見える所か。
そのことを気にした様子は男自身にはないが、普段色々と準備している男が包帯などを巻いているのを見るのは、以前治療院に治療を単味に来た時以来か。
■シアン・ファーガーソン > 「クレイグさん……?お久しぶり。そう、さっき解散したところ」
数え終えた報酬をしまい込み声の方を見ると知った人。
大きなバックを背負って装備を持った姿にそちらも依頼を終えた所なのかとみて。
「怪我してるみたいだけど……治しておく?」
男の左腕に目が行けば怪我をしているのか乾いた血の色が見える包帯。
包帯を巻く珍しい様子に今は治療院をしている訳ではないが治していくかと問いかけて。
■クレイグ > 「ん…あぁ、そうだな頼んで良いか…ちと、予想外の乱入があってな、ゴブリンの集団にウルフの大群が襲いかかるのは想定外だ」
そして、それらを殲滅して着た後らしく、報酬も多めだったのか素直に少女へ頼む。
しかも、ウルフの中にダイアウルフとか混ざってるとか、洒落にならん。
包帯をはずすと、そでが切り裂かれ、牙の痕がのこり、まだ少し血がにじんでいる。
腕の防具には鉄板を仕込んでいて、これなのでなければ腕が逝っていた可能性もあっただろう。
「とまれ、シアンなら辻で雇うよりも、何度か治しても貰ってるから、安心できるんで、改めてよろしく」
その腕を少女へ差し出す。
■シアン・ファーガーソン > 「今は手も空いてるし…魔力に余裕もあるから。
それは何て言うか…ご愁傷様?」
ゴブリンがウルフを飼っていた訳ではなく乱入。
それは本当に運がないと男を同情するように見上げ。
包帯が外されると服の袖が破れ、腕に残る牙の痕に目を向けて。
「これで済んでよかったね……褒めても何も出ない。
治すからじっとしてて」
男の誉め言葉に何も出ないと返しては差し出された腕を見て。
血は滲んではいるが重傷というようには見えない事に安堵し。
傷口に手を向けては身近な詠唱、向けた手に淡い光が灯り、少しずつ男の腕の傷を癒していって。
■クレイグ > 「全くな硬皮鎧のしたに鉄板、隠しナイフ迄砕いてくれやがったよ、それでもポーション使う前はもっとひとかったんだけどな」
ははは、と苦笑する、もっとひどい傷も負った事はあるし、傭兵時代の初期などは治療も期待できない、そんな扱いだったのだ。
いまは、かなりいい身分になったもんだと実感する。
「ん、あぁ…りょうかいした」
手を伸ばしたまま、言われた通り動きを止める。
唱えられる治癒魔法に、傷が治る感覚にムズムズした感覚を感じるが我慢して。
■シアン・ファーガーソン > 「それで腕が残ってるならいい方…千切れたら流石に治せないから」
苦笑して装備の事を口にする男に腕が無事ならと告げて。
もし千切れでもすれば自分では対処は無理とはっきりと言い切り。
そうなったらこの国で治せるのかは疑問で。
「少ししたら治るから」
男が動きを止めれば淡い光が傷口を包み込み。
少しずつ傷を治していく感覚は不思議かもしれないが動かないように目を向け。
少しすれば引きつった感覚は多少残るかもしれないが傷は綺麗に治ってしまう。
■クレイグ > 「普通のウルフなら、良かったんだがな、ダイアウルフは予想外…仕込みですくわれたよ。
切断治せるなら治療代もかさむしな、ならなくて本気で良かったわ」
鉄板以外に何か仕込むのもありか、鋼とかを、左腕だけでも。
「あぁ、前もそうだったけど…治る時の感覚が、くすぐったいんだよな、はぁ。
樹紛らわせるのに、付き合って貰っていいか」
右手で腰の袋をとって、
「よっと、よかったらどぞ」
器用に袋をあければ、いつもの干したベリー、長椅子において、片手で適当にとって口へ彫り込む。
■シアン・ファーガーソン > 「それ……無事でよかったね。
お金で済むなら良いけど……治せる人、知ってる?」
むしろ繋げれる人がいるかが心配。
お金よりもそっちと小言のように告げて。
「慣れるしかないから……少しだけなら」
それが何を意味するのかと視線を追いかけ。
「集中しないと…駄目だから」
干したベリーは美味しそうではあるが集中しないと治せない。
なので残念だけどと断りを入れ、治癒を続け。
完全に治ったと思えば大きく息を吐て。
■クレイグ > 「いやぁ、多分宗教関係の偉いさんか秘蔵っ子じゃないかね。
一応治せるとか豪語してる、魔術師いるけど、研究対象キメラな時点で信用できないし」
偉いさんは本気で伝手もないしなと、苦笑。
魔術師はどう考えてもキメラ化だろうと、苦笑い。
「ん、そうだな…ちゃんと治るまで、動かさないするな」
そういえばそうだったなと軽く謝って。
「ん、あぁすまん…ん、も大丈夫か…うん、違和感はないし、指もちゃんと動く。
助かったよシアン、んー、お代はどんな感じになる」
ぐう是なったとはいえ、治療をうけたのだから、其処はきちんとしておかないと、なぁなぁは良くないと、男も理解している。
ベリーは男あ出す時は趣味のようなもの、会話の潤滑材程度だ、酒が苦手な相手もいるので、覚えたのと、男が好物だというのもある。
■シアン・ファーガーソン > 「……それ、どっちも絶対に怪しい」
宗教関連にキメラの研究者、どちらも怪しいとしか思えず。
仮に治せたとしても別な意味では無事では済まないのは容易に想像できて。
「そうして……治癒魔術も完璧じゃないから」
それぐらいは我慢してというように見つめて。
「それなら…よかった。でも、無茶は禁物だからね。
お代?……じゃ、それでいい」
その辺りは今は考えていなく、少し考えべリーの入った袋を指差し。
今は懐も温かいのでそれでいいと告げて。
■クレイグ > 「そうなんだよな、聖女とか偶に聞くけど、教会の権威付けにしか思えないし。
キメラ研究者は魔術師としては優秀だがキメラ絡むとおかしいし」
はぁとため息を吐いて、だからこそポーションなんかおも、多めに持ってるんだけどな、と苦笑。
今回はあまりにも予想外な状況で使い切った結果だった。
「完璧なことは、まぁそうそうないよな」
見つめ返し、軽く微笑、まぁ傷やらで山賊なんかにも見えるのだが。
「あぁ、基本マージンはとってるんだよ、ゴブリンだけなら何とでもなったんだけどな…ウルフの数が多すぎた。
ん、いいのか、それじゃこれどうぞ」
ベリーの入った袋を少女へ渡す。
少女がそれで良いというなら、少女自身も納得しているんだろう。
「そういえば、今度良かったら、何か依頼でも一緒に行かないか、採取場所近くに出る、魔獣の駆除とかがあったんだけど、数が多そうで、支援できる相手いるなら受けても行かなと思ってるんだけど」
そんな誘いをしてくる、ちらっと言っていたのは装備の整備や、消耗品の資金を稼ぎたいとの話らしい。
■シアン・ファーガーソン > 男の溜息と言葉にできればどちらも関わりたくはないと思える人種。
特に教会とは関わりたいとは思えず。
ポーションを多めにあってもこれはという顔になり。
「そうない。ないからこそ…」
気を付けないと駄目と見返し。
傷などは冒険者として当たり前なので気にしていなく。
「本当に運がないとしか言えないね、それ。
今日はそれでいい」
袋を受け取れば中を一つ取り出し口に運び。
残りは小さなバックにしまって。
「その時に手が空いてるなら……別にいいよ。
私もそれなりに稼げそうだし……」
その誘いに少し考え空いていればという条件で頷き。
そして窓の外を見ては立ち上がって。
「そろそろ……いくね。今日はもうオフだから」
もし他の知り合いに会えば治療院をやっていると思われるかも。
それは困るしそろそろ戻っておこうと考えて男に告げ、小さく頭を下げるとギルドを後にする。