2021/10/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──くぁーああぁぁ……」
まだ日の高い時間帯。
大欠伸を漏らしながらふらりと冒険者ギルドに足を踏み入れる、金髪の男が一人。
周囲を軽く見渡してみるが、人影はまばら。
現れた男に幾つか視線が向くも、特にこちらに用向きがある者もいないのか、
程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景にフンス、と小さく鼻を鳴らしながら、とりあえず依頼の張り出されている掲示板の方へと足を向けた。
「さーて……なんかおもろそうな依頼とかはありますかいのぅ……時間的に、時既にめぼしいところは持ってかれてそうだが……」
顎に手を当てて独りごちながら、掲示板の前に突っ立ってまばらに貼られている依頼書を暇そうな顔をして眺めてゆく。
■エレイ > しかしこれと言った依頼はなかったようで、頭をかきながらその場を去ってゆく男の姿があったとか──
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店『ビルスキルニル』」にトールさんが現れました。
■トール > 平民地区商店街、そこから続く細い路地、奥まった場所にある小さな魔法具店。
少し斜めになってしまっている看板には『魔法具店ビルスキルニル』の屋号と『何でも承ります』の文字。
夕日が差し込む小さな窓から覗き見える店内には棚が並べられ所狭しと様々な道具や薬品が並べられている。
それでいて雑多な印象を与えないのはこまめに整理整頓しているおかげだろう。
そんな店内には白いボンネット帽をかぶった白いドレスの幼女の姿。
そして、その横にはメイド服に身を包んだ直立不動の銀髪巨乳の少女が一人。
「ふむ、外見の調整は大体こんな所か。」
金髪幼女は銀髪少女の突き出した胸へと無造作に小さな手を伸ばし軽くこね回す。
「感覚のフィードバックは……想定より敏感か。
まあ、誤差の範囲じゃな。」
自らの薄い胸にも手を伸ばし、確かめるよう揉みしだく。
幼女の目の前に立つ少女、それは幼女の本来の姿を模した人形。
コストを抑える為に簡単な造形の人形に外見と触感を誤魔化す幻術を封じた宝珠を埋め込み、さらに簡単な命令を聞くよう低級精霊を憑依させてある。
所有者と魔力のパスを使って感覚を共有させているのは魔力での遠隔操作を可能とする為だが、遠隔操作に関してはまだ実用レベルには至っていない。
それは労働力として、そして、新たな商品として開発中のヒトガタだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店『ビルスキルニル』」にイーシャさんが現れました。
■イーシャ > 「やっほー、遊びに来たよ」
平民地区とはいえ人通りの少ない奥まったところにある魔法具を取り扱う店。
便利なものもあればなんだこれというものまで幅広く揃うそこは、仕事に使えそうなものを調達するのに便利だし、ただ冷やかしにいくだけでも楽しめる。
何より風変りな店主が面白いし、同じミレー族というのもあって気兼ねなく顔を出すことができる。
この青年もそんな来客の一人であり、彼女にとってはたまに現れるマスク顔の同族は珍客の一人という認識ではあろうか。
「おっと、文字通りの乳繰り合いだ…」
店のドアを開けて目に入ったのは、店主たる幼女が無機質な雰囲気を持つ少女の胸を揉んだり、自分の胸を触ったりするところ。
そんな様を目の当たりにしては出てくるのはしょうもない冗談で。
それでも一応ミレーのはしくれだけはあって、その無機質な少女については本当にヒトか?という感覚だけはすぐに感じ取った様子。
■トール > ドアに吊り下げた小さな鈴が涼やかな音を奏で来客を告げる。
そちらへと視線を向ければいかにも怪しいマスクを着けた馴染みの珍客の顔。
「おや、いらっしゃい。
今日は何がご入用かね?」
銀髪のヒトガタの胸を揉みながら顔を向け、営業用の愛らしい笑顔を向ける。
「はっはっは、羨ましいかね?
極上の柔らかさだよ?」
幻術による擬似的な感触とは言え、自分の自慢の巨乳を模したもの。
自画自賛ではあるがその揉み心地はお墨付きだ。
魔術に通じた者が見破ろうと思わない限りは簡単には見破れない程度の幻術は施してある。
■イーシャ > 「もちろん、いつものアヤシ―やつ一式。
あと面白い新商品とかあったら見せて欲しいね。
というかそれがたぶんそうなんだろうけど」
彼が買うものといえば実にろくでもないことにしか使わないだろうというようなものばかり。
いたずら目的にしかならないものもあれば、それ以上のものも。
ともあれ客であることに変わりなく。
面白そうな新商品ということであれば、やはり目がいくのは彼女が胸を揉み続けつつも無反応な少女のこと。
違和感はありつつもしっかりばっちり、少女の姿形そのものなので、やっぱり揉まれまくっている胸に視線は行くし、尻尾は興味深くくねくねと動くのだ。
「なんで自慢げなのかわかんないけど、そりゃ羨ましいさ」
建て前を言うつもりもなく、素直に羨ましいと言い切る、男だし。
彼女の本来の姿については知らないので、なぜ彼女が得意げなのかは見当もつかない。
■トール > 「いつも言っているが、うちに怪しいモノなどないのだよ?」
珍客の言葉に対し胡乱な半眼を向ける。
一応、非合法の商品は扱ってはいない。
もっとも怪しい改造を施した商品はそれなりには置いてあるが、まあ、ぎりぎり合法だろう、多分。
「そりゃ儂の自慢のおっぱいだからね。」
ふふんと鼻を鳴らし両手を使って豊かな両胸を揉み回し、その柔らかさを見せつける。
勿論、その感触は自身にも伝わってしまうわけで、これ公開オナニーじゃなかろうかと咳払い一つ手を離す。
「興味津々のようだが、これはまだ試作段階で非売品だよ。
今は諦めて商品化まで待ち給え。」
座れ、と命令すると銀髪の少女は無表情のまま椅子に腰掛け、両腕を広げる。
そして、金髪幼女はその膝の上にちょこんと座り、その小さな身体を銀髪少女の腕が抱きしめる。
見た目はまるで仲のいい姉と妹のよう。
しかし、表情の変わらない姉の顔がそうではないと告げる。
■イーシャ > 「わけわからんけど…
でもなんか顔立ちとかは近いよね」
まぁ本人の本来の姿なので当然だが、知らない身としてみれば己の未来の姿でも予知夢したのかとか、いろいろと想像が膨らむ。
胸の大きさについてははたしてここまで成長するのかという、懐疑的な目を彼女の胸に向けたりするけど。
なんだかんだで籠を手に取り、綺麗に並べられている商品の中からいつも買う品々をぽいぽいと入れていく。
もちろん新商品やら変わり種といったものも、誰で試そうかなんて思いながら入れていくのだ。
「試作品なら第三者からの意見やフィードバックも大事なんじゃないかなー」
いかにもそれっぽい理屈を言ってみるものの、結局のところそんなに自慢げに言われたら余計触りたくなるじゃないかという純粋な欲から来る屁理屈。
とはいえ商品化を目指しているなら外部からの意見も大事だったりするかもしれない。