2021/09/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 輝く白狼亭」にシンディ・オーネさんが現れました。
シンディ・オーネ > (待ち合わせあり)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 輝く白狼亭」にノウブルさんが現れました。
シンディ・オーネ > (平民地区の商店街に建っている、冒険者ギルド提携の酒場。
 2階屋の看板には白い狼のレリーフとともに『輝く白狼亭』と書かれている。

 その1階、壁の大きな掲示板に依頼の数々が張り出された酒場スペースで、
シンディ・オーネは長い髪をポニーテールにまとめてウェイトレス中。

 お仕着せのマイクロミニに背中が広く空いたメイド服で、着慣れたそれをさして気にするでもなく、
客の入りが隙間のようなタイミングで、せっせと掲示物の整理をしていた。)

ノウブル > (名前だけは聞いて居た場所、訪れたのは初めてだった
元より、店を巡る性質では無い。 今宿を借りている場所も
一番最初に部屋を貸してくれたと言う、ただ其れだけの理由でずっと世話になって居る
故に宿屋に関しては存外、知らぬ場所が多かった。)

「―――――――――――…………。」

(入り口から入れば、何処も変わらぬ活気と言える。
入店者に、いらっしゃいと声は掛かるが、僅かに視線で会釈をするのみ
店内を見回し、其の中に居るらしき従業員の一人を見かければ、其方へと歩み寄る
掲示板の前、相手の隣で、其の掲示物を一度見上げるようにして。)

「―――――……忙しそうだな。」

(掛ける声、客が入らずとも、作業が無い訳では無かろう
休憩中、と言う訳でも無さそうな様子を横目にしながら
ひょい、羊皮紙の袋が差し出された。 ―――中身は、甘味処で売って居た、焼き菓子と、タルト)

シンディ・オーネ > (今日は来客があるかもしれない。
 勤務時間中に「ここにいるから」なんて約束は短時間だとしても倫理にもとるかもしれないが、
改まって顔を合わせるのも気まずい状況。ゆっくりできない勤務中にちょこっとという会い方は、気楽に思えた。

 相手があまり街にいない人だから、なんてのを言い訳に。
 もしかしたら来られないかもしれないと聞いていたので待つでもなくお仕事をしていたら、隣に立つ気配。
 ――ああ、と顔を上げて、努めて朗らかに接しよう。

 しばらくウェイトレスとして雇われ身に着けた、営業スマイル未満の朗らかさである。)

「――間に合ったのね、いらっしゃいませ。
 わざわざ来てもらっちゃって。
 でもギルドの支所としても使い易いし、一度覗いてもらってもいいと思ってた。」

(こんな所よ、施設No:133参照の酒場スペースを見回して。
 お土産を覗き込むと「おお」と食べたそうな顔。
 しかしお店の皆で頂きますするには個人的なお土産な感じで、今開けるのは我慢しようか。

 ――彼が件のアーネストかと、休憩をすすめてくれる同僚にいやいやとちょっと気まずい顔で手を振って。)

「冒険者仲間のノウブル。またお仕事探しに来たらよろしくお願いします。
 あまり街にいない人だから、今日はちょっと用事があって。」

(お店で仕事中の待ち合わせにごめんなさいして、繰り上げの休憩時間をお言葉に甘えよう。
 ――食事は済んでいるか、何か飲むかとノウブルに尋ねながら、
店員同伴になるのでバックヤードに通そうかとも思ったが、職員が女性中心の職場で関係者以外立ち入り禁止となると…
 ちょっと奥まった席に通して、酒類の提供は夜間のみだが、今はその時間か。)

ノウブル > (会う時間や、その状況について、此方は何も口を挟まなかった
仕事中だと言うならば、其れで良いとだけ返した返事
事前に店の事は軽く聞いて居たが、実際訪れてみての第一印象は
「思ったよりも建物が確りして居る」だった。

向けられた微笑が普段とは少々異なるモノでも、今が業務中であるならば当然だ
接客めいた対応は、其れは其れで珍しい物を見る感覚で在ったが、兎も角。)

「――――――……嗚呼、確かに、便利な様だ。
依頼も此処で受けられるのか?」

(ギルド本部と全く同じ依頼、と言う訳では無いだろうが
其れでも、相手が整理している張り紙の件数は多く見える
確かに、場合によっては此方に通う方が、便利な事も在りそうだと頷きつつ
――アーネスト、と聞こえた声に、其方を一度振り返った。
即座に訂正する隣に合わせ、ノウブルだ、と、一声名乗って置き。)

「――――――……飲み物だけで良い、が、御前が食べるなら、少し頼む。」

(休憩の間、或いは相手は食事になるのかも知れない
その際に自分だけ飲み物、と言うのは、相手も居心地が悪かろう
何を頼めるか判らない為、任せる、とか頼んでは
通される席に向かい、そして腰掛けるだろう)。

シンディ・オーネ > (際どい制服は、女性店主のデザインという事でこれが都会派なのだと信じている。
 着慣れた今は堂々としたものだが、ノウブルを前にすると自分がいささか軽薄に見られやしないかと、ふと気になった。

 過ちを重ねているからこそ、あれらは事故で、自分は決してふしだらな人間ではないのだと主張したい。
 ノウブルは分かっていてくれると、変に思ったりしないだろうと当てにしているが、もやもやする気持ちを呑み込んでいる。)

「ええ、募集範囲が広かったり期限が迫っているとか、
ここの住所が理由になったり色々だけど、正規の冒険者ギルド提携店よ。
 女性店主のスタッフもほとんど… というかもしかして全員かしら、女性中心で。
 気安い人が多い気がするし、ちょっとくらい異邦人でも嫌な思いしたりは無いと思う、たぶん。」

(冒険者なんて仕事で異邦人も何もないかもしれないが、
自分は目下戦争中の敵国人めいた外見で、そういう苦労も一応分かる。
 ノウブルも馴染み難いような話を聞いた事があった気がして、肌に合うようならと頷いた。)

「メニューは『本日の』であまり選べないけど味は… 私は好き。
 じゃあ、シチューを試してみて。
 …お酒、飲むんだっけ?」

(じゃあ一緒に少し食べましょうと、一度用意してくる姿勢。
 特に止められなければスムーズに、パンとシチューとお好みの飲み物がテーブルに並ぶ。
 ノウブルがお酒にしても、こちらはお茶である。)

「拠点は落ち着いた?
 …と言うよりも、まだあの辺りは荒れてるの?」

(襲撃が続いてやしないだろうかと、
 戻って来ているのだから一段落しているのだろうけど、ソロであの環境は厳しくないかと気づかわし気に。)

ノウブル > (服装についての反応は、今の所伺えないだろう
元より無表情、ポーカーフェイスが基本値だから、内心までは伺えないだろうが
だが、少なくとも相手に向ける視線は、今までと何ら変わりはない。)

「男は出入り禁止…とかでないのなら、構わない。
元より、ギルドの方でも妙な目では見られる。
……仕事が見つかって良かったな。」

(少なくとも、王都の中では随分と真っ当な仕事先だと、思える。
冒険者稼業の様に、一度で大金、と言う夢は無いだろうが
日々の生活の助けになるのは、己の様な根無し草なら兎も角、重要な事だ

相手がシチューを進めるなら、己もまたその様に。
酒については、飲むには飲むと伝えるだろう。
但し、酒で酔う事は無い、とも、伝えて置くが。)

「――――――……以前に比べれば落ち着いて居る。 が…完全では無い。
魔獣の気配が増えている。 何処かから移動して来たのだろう。
……だから、余計に見張りが必要だ。」

(恐らくは、と、あくまで自然の事、予測でしか無いが。
其れでも、相手の気遣いには、緩やかに首を横に振るだろう。
自然の中で生きるのが己で、其れは昔も今も変わらない
其の上で、己にも成すべき事が在るのだ、と。 ――そう言う伝え方をする、か)。